Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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走り梅雨
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    皆さんから聞かれることで一番多いのは、

    『ラウンドと変形と、どちらが良いのでしょう?』

    というお問い合わせ。

    なかなかお答えしにくいですね。

    それは各々の好みの問題、我々業者がコメントすることではない、

    というのは分かり切ったことではあるのですけども、

    カラーダイヤ・コレクションという遠大とも言える構想の起点に立たれた人も少なからず存在しているに違いない、そんな人に対して『それは個人の好みで・・・』なんて言うのはあまりに木で鼻を括ることでありましょう、やはり何か具体例を出して言ってあげるべきですね。

     

    ウッキーの答えは様々、

    と言うのは、アドヴァイスする相手の人が、本当に何も知らないに近い状態なのか、それとも背中を押してもらいたいのか、また何かと何か二者択一、具体的に検討中なのかなど等、事情は色々。ですから、その状況を読んで、推測いたしまして、ご回答申し上げているわけなんですね。

     

    そもそも、無色透明で石性質優れたダイヤモンドの反射が一番効率良くなる形状として開発されたラウンド・ブリリアントでございますから、これをカラーダイヤに適用するということ自体、少し矛盾を含んでいるということになります。しかし、同時に、ダイヤモンドがからテリというものを除去して彩度だけを追い掛けるということはそれ以上におかしなこと。テリがなくなればそれはもうダイヤモンドでなくなりますからね、ダイヤであってもテリがなければ全然美しくないし、それだったらカラーダイヤではなくてルビーだのサファイアだのというカラーストーンを選択する方が余ほど賢いというもの。

     

    このダイヤの『テリ』というのは、カラーダイヤにとって永遠の課題、

    テリが増せば彩度が落ちる、テリを落として彩度を意識すればダイヤの価値が下がる、

    このあたりの匙加減、なんとも微妙、

    これを絶妙に調整した物がやはり誰が見ても美しい、と言うことになるわけです。

     

    ウッキーの長年の経験で申し上げますと、

    肉眼によるところの実際の色味の見え方は、

    『ハートが一番綺麗』と思っております。

     

    妙艶とも言える色溜まりが多くのハートには存在します。

    これは、綿密に計算されて出て来た(Cut & Polishされた)という訳ではなさそうで、もちろん歩留まり重視の上での産物ということでもなく、

    まあ恐らくは偶然の賜物、

    消費者と直に接することの多い我々業者からの『ハートを研磨してほしい』という熱心な働きかけが研磨業者になされたからであればこそ。

    ですから、少し無理が生じる、

    ひとつ大きな欠点、短所が発生してしまう・・・

    影が目立ちます。

     

    写真撮影するとホント一目瞭然、

    時には、ベッタリと黒いインクルージョンがあるのではなかろうかと思われるほどの影。

    ですから、ハートの画像には全く困ってしまうことが多いし、

    皆さん方も、ハートのPink等をネットで見て、『メチャ綺麗』と感じて、同時に『う〜ん、、?!』と唸る場合も多いのではないのかなと推測いたします。

     

    カラーダイヤにはいくつかの『法則』が存在いたします。

    ピンクダイヤの彩度が優れた物にはインクルージョンの多い物が多い、というのもそうですし、

    そのインクルージョンに色が貯まってファンタスティックな光沢になる、というケースも少なくありませんね。

    彩度や影ということでは、

    彩度が上がるほど影も濃くなると言えますし、

    テリが良いほど影の箇所が多くなる、とも言えます。

     

    ラウンド・ブリリアントは、影が出来にくい分やはり、変形ものよりも彩度が落ちてします、これはもう如何ともしがたいですね。

     

    そして、変形ものの影、これは高彩度であることの証(あかし)、

    決して疎ましく感じることなく、愛でていただきたいと思います。

     

    さてまあ、5月も今日で終わり、

    お天気だけは良かったですね、

    せっかくの好天が戦時下で台無しに・・・

    思い返せばホント酷いひと月、、多くの人にとって史上最悪とも言えそうな。

     

    水無月を前にしまして、大阪は雨模様、

    天気図を見ておりますと、6月になって直ぐにでも梅雨入りなんじゃないのかという気がいたしますが、、

    気を取り直して〜

    ・・・夏至まで約3週間、大阪でも午前4時半にはかなり明るいですから、東の方の皆さんはさぞや早朝から明るい光でお目覚めなんじゃないかと、、ホントしっかりとカーテン閉めとかないと、おちおち寝てられないでありましょうね、、

    夜の明け易き、、

     

        霍公鳥来鳴く五月の短夜も

        独りし寝れば明かしかねつも

          作者不詳(万葉集)

     

    旧暦五月は夏至の頃。霍公鳥(ほととぎす)がやってきて鳴く短夜も、妻も恋人もおらず、ひとり寝だから、どうってことない、夜が早く明けてほしい・・・

    とまあ、ちょっと寂しい歌、ですが、

    本来、短夜は、日が暮れたと思ったらアッと言う間に明けている、ともに過ごした男女が早朝の別れをしなければいけない、ということで、何とも切ない思いの情景の季語なんですね。現代人の我々は単純に、そんなに別れ難いと言うのなら、お昼ごろまで一緒にいたら良いのに、と思うのでありますが、それはルール違反だったのでありましょうか?! 少し勉強の余地がありそうですね。

     

    万葉集や古今集の時代から千年以上経過して、短夜の光景なんてあるのかないのか、定かではありませんけども、

    短夜だろうか何だろうが、

    真夜中に目が覚めて、なかなか眠れないというような折り、皆さんはどんなことを思っているのでしょうか? 

    以前は眠れなくなると焦ってしまってね、余計に眠れなくなって、、となっておりましたが、今では少し賢くなって、『まあこれは、体が疲れてない証拠、あと30分眠れなかったら起き上がって、PCでニュースでも見ることにしよう』なんて考えると、不思議なことに何時の間にやら眠ってしまっている、なんてことはよくあります。

    ウッキーは昨夜また、深夜に目が覚め眠れなくなりましてね、起きようかと思いつつもボンヤリと物思い・・・思考というような大そうなものではなくて、意識が色んなところに飛んで行って、高校時代のクラスメイトの女子のことを思い出して、『ああ、あの時、、何か言うべきだったかな』とかってね、まあこれもよくあることでしょうが、、、、、ちょっと待てよと、『そう言えば彼女の名前は何やったかな?』となりまして、名字はちゃんと覚えているのに、ファーストネームが出てこない・・・・・、・・・我々の世代っておもしろいですよね、小中学校の時には女子とお互いにファーストネームで呼び合っていたケースが多かったのに、高校になると途端に名字で呼ぶ、お互いに初対面のケースがほとんどだから仕方ないのでしょうけども。中学の時に、『真由美〜』と呼んでいた同じ子に、高校になって『おい、黒田』なんて言って、『なによ! えらそうに!!』とかって言われてね、『ごめん、黒田さん』と言って、非常な違和感で、、今さら『真由美』とも呼べないし、困ったなと、、呼び掛ける時には、小さな声で『――』とかってね、、、、、ちなみに黒田真由美はウッキーの従姉妹(いとこ)でございます・・・ってなことで、高校時代にちょっと好きだった女子のファーストネームが思い出せない、、ファーストネームで呼んでなかったから仕方ない、、何となく、「けいこ」だったような気がして、、、どんな漢字? 恵子、敬子、慶子、、違う、桂子、景子、どんどん離れて行くような気がする、、そう言えば、「けいこ」なのに佳子という漢字を充てていた中学のクラスメイトもいたなと、また思考が飛んで、それって正しいのかなんて言ったら失礼だけど、漢和辞典に載っているのかな??とかってまた気になってきて、『いや、ないやろ、佳子は「よしこ」か「かこ」、そうや、プリンセスの名前やったな〜』というところまで行って、ようやくまた高校のクラスメイトの女子の顔が戻ってきました、、、、、高校3年生の今ごろ、ウッキーは教室の一番左の列の前から2番目で、その女子は右端の一番後ろで、休み時間に端と端、対角線でよく視線を合わせていたなと、、全然ベッピンさんというようなタイプではないのに、何故か気になる存在で、、なんでや? 授業が終わる度に『起立! 礼!』、先生が教室の戸をガラっと開けた瞬間にまた机の上の教科書やらを片付けるために座る、片付け終わって、その度に右斜め後ろを振り返って見てしまうのでありましたが、そういう時に彼女はスッと椅子から立ち上がる、その折りの身のこなしにアクセントがあって姿勢が綺麗で、『見逃せない』とかって感じておったのですな〜。

    彼女と視線を合わせるようになったのは、どうしてなんだろう、、

    これが所謂、『魚心あれば水心有り』、『落花流水の情』というものであったのか?

    ほんの2秒か3秒の間、視線を合わせたくらいではそこまで言わないだろうって?

    確かに。

    『落花流水の情』というのは、水の流れの中に落ちた花は流れのままに流されたい、水は落ちた花を浮かべて流れてゆきたい、お互いの心が通い合っていること。相思相愛とまでは行かないのかもしれないけども、その途中という感じ。

    何秒間かのアイコンタクトは、何と表現すれば?

    これかな、、

    『憎からず思っている』、

    これかな、、そう、これでしょう、、、

    好きと言うことは何となく憚られる、でも、心にポッと灯りが点ったような思い、なんですな。そうです、全く自惚れながら、彼女もきっと同じの同じ感情を持っていたに違いない、と確信しております、今でも。

    そして今から思うに、彼女とのアイコンタクト、極めてスリリングでありましたな、、

    そうりゃそうです、授業がひとつ終わった直ぐあとのざわめきの中、お互いに無表情、唇さえも頬さえも全く動かすことなく視線だけをロックダウン、いや違った、『ロックオン』。クラスメイトが皆好き勝手に過ごしている時間に、ほんの23秒とは言え二人だけ凍結した瞬間を持っている。もしこれが5秒以上となったら、さすがに誰かに気付かれたことでしょうし、そんなことは小説やドラマの世界だけでしょうけど、万一、10秒以上となったら・・・徐々に周囲が静まり返って、シーンとなって、それこそクラスメイト全員の注目を浴びることになる・・・それはまたそれで非常に面白い展開になるに違いないですけどね、、、周囲は一体どんな反応になるんでしょう? 多分、『おい、大丈夫か、お前ら』と男子の誰かが言うに違いない、『付き合ってたの? 知らんかった』と、ある女子は言うのだろうし、また別の女子は『喧嘩してんの? どうしたん??』とクエスチョンマークを飛び散らして不審に感じるだろうし、ひょっとしたら、お節介焼きが二人三人いて、ウッキーと彼女を教室の真ん中まで移動させてくれるのかもしれない、、そこまで行ったら異常やろってね。現実には有り得ないことでございましょう。

     

    さてまあ、現実というか、本当の展開はどんなだったのか?

    そのような日々の中、彼女から電話が掛かってきたのでした〜、

    そうです、これが『お互いに憎からず・・・』の根拠。

    3になって初対面、転校生のようにいきなり目の前に出現したような感じだったですな、そして、電話掛かってくるまであまり話した記憶もなかったのでした。

    電話はどんな会話だったのかって?

    ただ、会うことを約束しましたー

    その翌日か翌々日、

    昼休みの図書室、座って待っていたウッキー、

    高校の図書室は何故か非常に古い建物だったですな、どうしてなんだろう、

    校舎は普通の鉄筋3階建てだったのに、その中にはなかったのでしょうな、、あまり勉強した記憶がないのでね、自慢じゃないけど、ホント良く覚えておりません、、、図書室の手前の老化が、、失礼、廊下です、そう廊下が激しく老化しておりましたな、、ナチュラル鴬張り〜って、そんなええもんかよ、ギシギシ鳴っておったのでした、、しかし広かった、本もたくさんあったけど、椅子やデスク、テーブルがあちこちに置いてあってね、150人分くらいの座席はあったのではないのかな、、、

    彼女はどうしたのか遅れて、頭かきかきやってきまして、丸いテーブルだったですな、ウッキーの右手そばに座りました。その時、ウッキーの心臓がドックンと鳴ったのがまだ先ほどのことのように思えます。それを誤魔化そうと、両手を頭の後ろで組んで、両足と背を伸ばして、だらしないとも言える姿勢に。彼女は、おもむろに現国の教科書を取り出してテーブルの上に置きました、そして、シャーペンを持って、その右手をこめかみのあたりにつけておりました・・・・

    ちなみに、おもむろにというのは『ゆっくりと落ち着いて』という意味らしいですな、ウッキーは最近まで、『不意に』と思っておりました〜約40%の人がそう思っていたのだとか、、、れいの「国語に関する世論調査」です、今年じゃないけどね、

    ・・・そんな彼女はまた別の魅力で、ああ、ええ感じ、、と思ったのですけども、、、そこで突然、頭の中のビデオが終了しております〜ざ、残念。リプレイ検証も不可能。

     

    なんとなく今思いまするに、ひょっとしたら、、ウッキーは彼女にロクに言葉を発してないのかもしれない、、、アホやねぇ〜。

     

    しかしやっと、、ウッキーは思い出したのでした、彼女のファーストネームを。

    Fancy Vivid Green Blueをふたたび三たび見た瞬間に。

     

    ひらがな三文字でございました。

    指一本触れてないからこそ今なお“Vivid”

    そんなような気がしております。

     

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