Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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慶祝賀
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    週末に執り行なわれました、天皇陛下御即位祝賀式典と祝賀パレード、

    ご覧になりましたか?

    良かったですね、感動しましたね。

    皇后さまの神々しさと、何度も涙を拭われるお姿に、心を打たれました。

    冥途の土産になったと言うと大袈裟かもしれないけど、一生忘れないであろうイベントでございました。

    何か言葉にならない思いがじわりと心の中に湧き上がってくるのですね。日本人として生まれて良かったと言うか誇りみたいなものと、世界で例を見ない長さ、長い年月を感じさせる我が国の皇統という存在の神秘的な輝きとか、時代は移り変わっても変わらないものがそこにあるという奇跡のような存在への畏敬。これを表現すれば、やはり単純に『よろこび』なんだろうと、思わずにはいられなかったですね。

     

    沿道に集まった国民は約117千人と聞いて、『なんや、少ないな』と思っておりましたら、厳重な警備のせいで、“その中”に入れなかった人が、その何倍もいたのですね。東京都民でさえ‘朝イチ’から良いポジションを確保して待ってないとチャンスはなかったのですな。117千人の方の忍耐には大いに敬服いたします。中には、天皇陛下の“カメラ目線”のお姿をしっかりと撮った人もいたりね、それぞれにまた様々なドラマがあった土日であったのではないかと。

     

    ところで、

    このような折りですから、大いに蛇足をお許しいただきたいのですが、

    『よろこび』という言葉に対応する漢字ね、皆さんはお考えになったことがありますか?

    かく言うUKI氏もほとんど気にしてこなかったのですけども、

    漢字によってかなり意味が変わってくるのですね、

    れいによってお勉強いたしました〜・・・・

     

    まず、一番一般的な『喜び』、

    “喜”という漢字は、太鼓を打って舞い踊る姿が原型なんだとか。

    舞い踊ることで、神様の機嫌を良くさせられると古代では信じられていたのです。秋の収穫を終え、太陽の恵み、神への感謝ですね、与えられたことへの感情の表現。

    “喜び”は、何かを頂いたということがあってのものなんです。

     

    これもあります、『慶び』、

    古代中国では、お祝いの時に鹿の角(立派な角つきの頭部全体)を持って出かけて行ったそうです。それを届けようと歩いている時の姿が“慶”、なんだそうで。おめでたい時に限られるのが“慶び”。

    良いですね、鹿の角、もらいたいですね、角の部分だけで十分ですが。しかし、

    今どき鹿の角を持って歩いている奴なんぞいたら大変ですな、昨日の東京都内でそんなことをしていたら、恐らく5分もしないうちに警官が飛んできて手錠を掛けられること間違いなさそうです。

     

    そしてこれ、『歓び』、

    この漢字もかなり興味深い‘オリジナル型’。『喜』や『慶』は、言われて、なるほど、と感じられるのですが、この『歓』はピンと来ないでしょうから、書家の書いた『歓』の字、下の画像を参照してください。

     

     

     

    古代中国では“鳥占い”がよく行われていたそうです。それに使われていたのが、神聖な鳥とされたコウノトリ、それがこの漢字の左の部分なんですな。そして右側は、人が口を開いて声を出している姿を表現しているということです、お分かりになりましたでしょうか、実に面白い!

    ということで、祈って願ったことが実現した時の感情が『歓ぶ』。前提として“願い”がないとならないとのことです。

     

    もう一つありますね、『悦び』、

    左側は“りっしんべん”、要するに“心”です。そして右側は、衣類を脱ぐという動作を表しているのだとか。“心が服を脱ぐ”、即ち、神かがりして恍惚とすること〜

    しかし、現代においては、そんなことなってたら単にオカルトですからね、まあせいぜいが『♂♀』の時の気持ち?!? 心だけではなくてホンマに服脱いでますな。

    “一人悦に入る”、なんていうこともよくあることで、そういう時の感情に近いのかもしれません。カラーダイヤというある種、特殊なアイテム、自分の気に入ったダイヤを眺めている時の感情は、ひょっとしたら『喜び』と言うよりも『悦び』なのかもしれませんね。

     

    蛇足の蛇足ながら、

    今年も『正倉院展』に行ってきました〜

     

    チケットのほぼ実物大コピー

     

    今年は、“御即位記念”ということで例年よりも気合いが入っておりましたよ〜

    見どころは多いです。

    まず目を引いたのが、赤く染められた象牙のものさし。素晴らしいデザイン。

    次は何と言っても、『鳥毛立女屏風』ですな。中国唐代の影響を大きく受けたと推測されるもの。確かに、あの着衣や、ふくよかな女性の顔は、日本人と言うよりも日中のハーフという感じでね、色々と想像をかき立てられます。

    UKI氏が一番感動したのが、聖武天皇が履いたと推測される靴。

    牛革製で赤く染められております。当時としても非常に斬新なデザインであったことかと。これを見て愚妻が『足の大きな人やったんやねぇ』なんて言ってる。『あのなあ、お前、相変わらずやなぁ、聖武天皇が身長2メートル近い大男やった訳ないやろ!』、という会話が周囲に聞こえてなかったことを祈りたいと・・・ちなみにこの靴の長さは31.5cmでございます。恐らく聖武天皇は、目立つように、この靴の中に足を入れてお立ちになっただけかと。どう見ても歩けるような物ではありませんな。

    大きなラピスラズリが何個も付けられた黒革のベルトも“注目の逸品”でございますね。いやホンマに美しい。現代の技術で磨けば、ラピスはもっと美しく輝くに違いない、なんて思っておりましたよ。それにしても、このベルト、長さ156cmもあるのですよ。太めのウッキーのベルトは約100cmです。156cmもあるベルト、古代の人は小柄で細身に違いないしね、腰の周り2周してたんちゃうか〜みたいな感じがありますね、それともまた別の用途だったのかな?? またまた色々と想像してみたくなりますね。

     

    出口の手前、最後は『お約束』のもの、

    光明皇后の御願経というのですか、

    『皇后藤原氏光明子奉為』で始まる写経、

    これを見て出るというのが決まったルールのようでありますね。でも、毎度これを見て外に出ますと、何か心が落ち着くと言いましょうか、見てどうってことないのに、なくてはならない“必需品”のように思えてくるから不思議です。

     

    奈良国立博物館から出て、池のそばから東大寺の参道を眺めてみれば、来た時よりもまた一段と活気のある人波、、小学生から高校生まで、一体この界隈に何校の修学旅行生が集まっているのか、ひょっとしたら100を超えている?! それでもなおキャパ十分、しっかりと収容しているのがこのエリアの凄いところです。

     

    老若男女、東西色々な国から目の色や肌の色さまざまな人が来訪している広大な奈良公園の景色、これは恐らくシルクロードの終点として栄えた古代の奈良の都そのもの。当時の方がもっと多彩な民族の“吹き溜まり”だったと言う人もおりますしね、1,350年ほどタイムスリップして見たら、一体どんな景色なんだろうと、思わずにはいられませんね。

     

    令和元年のこの時において正倉院御物に色んな時代背景を推測するように、数百年先の日本人が令和という時代をどう見るのか考えることは、非常に有意義なことなのではないのかと、ガラにもなく思っております。ここ500年ほどの間のことを考えてみるに、戦国期からの混乱の続いた江戸初期、平和な元禄、そして江戸爛熟期とも言える文化文政、幕末維新、そして明治と、明らかな‘時代区分’がありますね。その後の時代、大正と昭和が“ひとくくり”にされることが多いように、令和も平成とひとくくりに捉えられるのか、それともまた別の『〇〇期』と言われるようになるのか?

     

    英明な今上陛下は、既にそれが見えておられるのではないのかな、という気もしますね。

     

     

     

     

     

     

     

    | ukitama | - | 17:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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