Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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市況
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    たまには真面目に?マーケット情報を書かないと皆さんからお叱りを受けそうですので、久しぶりに、、、

    とは言うものの、大したネタもなく、

    最近聞きかじった話、断片的なものばかりですが、いくつかを〜

     

     

    苦戦する無色透明市場

     

    10日ほど前、大阪市内の老舗の社長に誘われましてね、ランチに。

    UKI氏が業界に入って直ぐからの取引相手、売買ともにあった関係ですので、緊張するようなことはございませんが、先方はウッキーよりも一回り以上年上で業歴も同様に長い大先輩ですから、下らぬ冗談は言えません、一生懸命にお話をお聞きしておりましたよ〜

     

    昔ながらのBridalアイテムの輸入卸を柱にしている会社で、このところの無色透明のハイグレード商品の値下がりは頭痛の種とのこと。なんせRapaport Price List(以下Rapa)のほぼ全ての価格が値下がりしている上に、実勢価格はそのRapa3割下なのだとか。Rapaがまたいつなんどきに値下げされるか不明ですし、日々動いている市場価格の動向も全く読めず戦々兢々の毎日。でありますから“在庫は悪”、とばかりに輸入しては即売という‘超高速回転’、とのことで・・・

    2crts3crtsなんて持てまへんでぇ〜、2crtsひとつ、3crtsひとつ、これで十分や、売れたらまた仕入れる』とのこと。

     

    ちなみに、と価格をお聞きしますと、

    いやいやビックリでんな、

    かつて、何年か前には150万円/crtほどであり、インドのネット市場ではアップされて数秒後に『Sold Out』の表示が出たという1crt D VVVS1 3EX GIA鑑定書付きが、

    な、なんと、約$10,000/crt

    ざっと110万円、約40万円も値下がり!!

    古い在庫を抱えていたら大変だ。

     

    そんな調子だから、あとは推して知るべし、日本のBridalアイテムも軒並み大きな値下がり、特に0.5crtのハイグレードものは大変・・・その日の午前にちょうど売り込みがあったそうで〜『〇〇氏が来てな、、』と、我々共通の知人の名が出てきましたので、『ほう』と身を乗り出しましたら、『0.5crtD IF 3EXが安くで入荷したから、如何ですか〜と言うから値を聞いたら、うちの在庫より高い。うちの安い商品売ったろか(売ってあげようかと)言うたら、ガクッと肩落として帰ったわ〜』、なんてね、ホンマ喜劇、そして悲劇。

     

    昨日の午後、香港に行ってるバイヤーから電話がありましてね、、、

    ご参考までに言いますと、最近はもうAntwerpTel Avivに出掛ける日本人バイヤーは皆無なんだそうで、ほとんどの者がMumbaiと香港でダイヤを買い付けしているようです、時代は変わりましたね〜詰まらん時代になった、アジアで事足りるなんてね、夢がないよね〜・・・まあ要するに、インドと中国なんですな、彼らの大量消費によってダイヤモンド業界が成り立っているからという時代の趨勢。

    アメリカは?

    アメリカはちょっと特殊だと思います、アメリカ市場を支配しているのは現在においてもユダヤ人たちですから、古くからの同胞たち、AntwerpTel Avivのユダヤ人たちが、Mumbaiや香港でせっせと仕入れまして、それをアメリカに送っている、、、恐らく100%委託、売れたら送金、売れなかったら返品、楽な商売や〜その代り価格はインド人や中国人が買っているよりも高くなりますね、当たり前のこと、、、

    閑話休題、

    香港にいるバイヤー氏に『香港にいて身の危険は感じないか?』と問いますと、それは何ともない、騒いでるのは土日だけやから〜とかって言う。へ〜そうなんや、分からんもんやねって。

    それよりも、『中国市場は大変やで』と。

    米中の貿易戦争ですな、ダイヤモンドの世界まで影響大となってきたと。

    香港のダイヤマーケットの取引額は、ひところの半分くらいではないかなと言う。それがホンマだったら大変ですよね、本当にそこまで減少しているとしたらとんでもない事態。その数字はどこから来ているかと言うと、DTCDe Beers)の香港の業者向け出荷がかつての半分くらいなんだとか。そう言われるとあながち間違いではなさそうですな、恐ろしい!そりゃ日本に来るBridalアイテムも大いに値下がりするはずだ。

    ところが珍現象も・・・・

    De Beersが供給制限し過ぎた影響で、香港市場の0.3crt D VVS1 3EXが足りなくなって値上がりしだした!

    な〜んじゃ、そりゃ?!

    景気の良かった頃の中国本土のBridal市場は0.5crt超のハイグレード物だったのでしょうな、それが景気悪くなって小さくなって、日本並み?に0.3crtとなって・・・ということかと。

    となると、、

    瞬間的に日本でも0.3crtのハイグレードが値上がりする!?

     

     

    堅調なカラーダイヤ市場

     

    さてまあ、値下がり懸念がほぼ皆無と言えそうなカラーダイヤ、

    その理由はこれまで何度もお話してきた通りです、あえて言うまでもないことですが、一番の理由はArgyleの閉山ですね。

    それと、純色Blueの枯渇。

    これらがカラーダイヤ市場に皆が群がる大きな要因。

    ボーっとしていたら、カラーダイヤを一粒たりとも手にすることが出来なくなる〜と真剣に心配している海外業者は非常に多いと聞いております。

     

    23日前に海外の業者が言っていた自慢話〜

    重量を正確に記憶してないのですが、多分0.13crt、、

    Fancy Vivid Blue GIA鑑定書付きを$180,000/crtで売った!』

     

    はい、おめでとう、

    凄いね、ホント。

    円建ての価格にいたしますと、

    2,574,000$ = 110円、税抜)、

     

    0.1crtの物で、Price/crt10万ドルを超えたら『メチャ高い!』と感じていたのが一昨年の年末くらいだったでしょうか、それから2年未満で18万ドルと言われても『まあ、しゃあないのやろな』なんて思っている自分が恐ろしい! 

     

    ところで、GIAFancy Vivid Blueというカラーグレードを出すのを非常に躊躇っているというウワサがあります。せっせ、せっせとGIABlueダイヤのグレーディングを依頼している大手の業者でさえ3年に1個くらいの割合なんだとか・・・

    これも純色Blueの価格高騰の大きな要因であるようですね。

     

    純色Blueの価格が高騰すれば、つられて青緑系(Blue Green, Green Blue系)の価格が上昇するのが誠に自然な流れ。

     

    最新の価格情報〜

     

    0.1crt未満 Fancy Intense Greenish Blue GIA付き、

    $40,000~45,000/crt

     

    唸るしかないね。

     

     

     

     

     

    | ukitama | - | 16:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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