Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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立秋?!
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    “夏の甲子園”開幕!

    今年もさまざまなドラマが起こることでありましょうね。

     

    去年は“金足旋風”、

    男前で真っ直ぐのキレが抜群の吉田君の投球が注目を浴びましたね。

    大阪桐蔭との決勝では大阪府民でさえ判官びいき、『大阪桐蔭はもうええやろ』と、金足を応援する人が圧倒的に多かったようです。

    去年の吉田君のような爽快感あふれるスターが現れることを期待したいですな。

     

    しかしこの暑さ。

    ウッキーも元高校球児の一人でありますけども、残念ながら甲子園の土は踏んでおりませんし、ン十年前は猛暑日なんてほぼ皆無でありましたし、夏の甲子園が終わらないうちに秋が来た〜なんていう年も珍しくはなく、昨今の暑さは甲子園のグランドレベルでどんなものなのか皆目見当もつきません。さすがに、何年か前まで流行したハイネックのアンダーシャツを着用している選手は極少数になって安堵しておりますけども、午後の熱い太陽が燦々と照りつける甲子園の映像を見ているだけで恐怖感!ホンマようやってるなと。早朝5時くらいからスタートして、午前11時で一度中断、続きは夕方6時から〜なんていうようなことにできないのかな、なんて思ったりしております。

    しかし・・・

     

          今やかの三つのベースに人満ちて

          そぞろに胸のうちさわぐかな

             ―正岡子規―

     

    ですよね〜、

    9回裏、11の同点、2死満塁』、なんてところで、

    「はい、11時。続きは午後6時から〜」

    となると、相当に白けることでありましょうから、

    ちょっとUKI案は難しいのかもしれませんな。せめて、毎日2試合くらいは午後5時くらいの開始にしてあげられないのかなぁ〜

     

    高校野球が始まると、UKI氏は自動的に、正岡子規、

    野球をこよなく愛した子規の短歌や俳句を読み返したくなり、このページで何度も子規を取り上げておりますけども、今日はやめときます〜・・

    な〜ンじゃそりゃ?!

     

    最近知ったのですけども、子規はこんな大胆なことを述べているのですね・・・・

    『古今和歌集は“くだらぬ集”だ』

     

    その理由は、

    古今集が、文学としての真実性と直観性が乏しく、調べの上で欠くことの出来ない荘重さも雄大さもない、、。

     

    難しいですね、どういうことなのか良く理解できませんな。

    そもそも文学に真実性は必要不可欠なものなのか??

    ほとんどの文学が虚構とは言わないですけども、虚構こそが戯作者、文人の生きる道だと思いますけどね。

    『直観性が乏しい』に至っては、そんなことないやろ、と。

     

    古今集に収められている歌の多くが、科学的根拠によるものであり感覚を排除して推測や考察によるものであったら、全く感動もないし、共感もありません。また、荘重さと雄大さを求めたら、日本的な繊細で微妙な美しさが損なわれることは間違いのないところ。

    子規は一体何を言いたかったのか??

    相当に“へんこ(偏固)”、偏屈、頑固であったに違いない子規の何を、古今集は刺激してしまったのか、ちょっと理解不能です・・

    というところで??

    子規ほどではないけど“へんこ”なUKI氏は、古今集の成り立ちを調べてみたのですね・・・・お疲れ様〜

     

    これですけども、

     

           茜草指 武良前野逝 標野行

           野守者不見哉 君之袖布流

     

    何か分かりますか?

    ヒントは、万葉秀歌のひとつ。

    ここで、ピーンと来る人も多いかと。

    そうですね、

    額田王の歌のオリジナルです・・・

    ウッキーも長いこと、以下のものをオリジナルと思っておりました〜

     

        あかねさす紫野行き標野行き

        野守は見ずや君が袖振る

     

    古代においては、万葉集の歌のみならず多くの文書が漢字のみの記述、しかも“当て字”。平仮名はほとんど使用されてはおりません。

    皆さんよく読めてたね、と感心いたしますね。

    実のところ、現代中国でも同じ悩み?!欧米の地名などの表記に非常に苦労しているとか、、、

    パリ(里棃)、ベルリン(伯林)、リスボン(里斯本)あたりは我々日本人でも大丈夫ですけどね、

    しかし、、これ分かりますか?

    莫斯科

    維也納

    比律悉

    士篤恒

    雅典

     

    中国語を知らない日本人は多分わからないでしょう。

    5つ全て欧州の国の首都。

    さあ、どうだ!

     

    正解は、上から、

    Moscow

    Vienna(ウィーン)

    Brussels

    Stockholm

    Athens (アテネ)

     

    ちなみに、Antwerpは“安土府なんですな、これはまだ難易度低いですが、『アンドフ』かよってね、言いたくなりますな、ちょっと変。

     

    ほぼ毎年、正倉院展に行っておりますが、展示されている古文書ね、綺麗な漢字で感動するけどまるで読めませんな、漢字only、難しい漢字も一杯!

    奈良時代に字書いてた人たちってどんだけ賢いねん!

    平安時代になりますと、“漢字文化”は男性社会専用のものとなって女性が漢字を書くことはタブーとなったのですな。なんでやねん、ようわからん。

    しかし、皇族や貴族に連なる女性たちは御殿の奥に引っ込んで何をしていたかと言うと、それはもう歌を詠んだり手紙を書いたり。自然な流れとして“仮名文字”に心情を託するようになります。

     

       《男・漢字・漢詩》 VS 《女・仮名文字・和歌和文

     

    という構図に。

     

    平安朝の都(みやこ)に似合うのは上記のどちらだと言えば、、

    もう決まっておりますね、硬く武骨な漢字、漢詩よりも、柔らかくやさしい仮名文字と和文和歌。

     

    でありますから、そうこうしているうちに、野郎どもの中に軟弱と言っては語弊があるけもしれませんけども、“秘かに”仮名文字の魅力に取りつかれて習う者が出てきた・・・

    誰や!

    紀貫之、紀友則、壬生忠岑たち。

    ・・・こやつらが中心になって仮名文字の和歌が相当数詠まれることになって、『これは行ける!』と、調子に乗って?編集されたのが古今集なんですな。

     

    古今集に収められた短歌は1,111首。

    作者は約130人なんですけどね、そのうちの約100人が男という・・・

    紀貫之の歌は100首あまりも、ホンマ軟弱お調子者。

     

    さて、UKI氏はこのページで非常に多くの短歌をご紹介というか、カラーダイヤにシンクロさせようと使っておりますね。中でも多いのが与謝野晶子と古今集でしょうか。

    どうしてか?

    “乗りやすい”

    これに尽きると思います。

     

    なぜ乗りやすいのか?

    美しいカラーダイヤは、その色味が仮名文字的であり、その光沢は漢字的であるから、ではないかと。

     

    例えばこの歌、皆さん良くご存じ、古今集を代表するような美しい調べ・・・

     

          天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ

          をとめの姿しばしとどめむ

            ―僧正遍照―

     

    この歌は、天武天皇が吉野山で天女の舞いを見たという伝説に基づいて詠まれているのですね。幻想的、劇的、そして妖艶。カラーダイヤと重ねあわせることが誠に自然とも言えそうな優美。仮名文字がこれほどまでに活きるのかというほどに。

    古今集のオリジナルは、ほぼ全て仮名文字の記述、我々が知るところの漢字交じりではないのですが、そのオリジナルの流麗な筆の運びによる仮名もまた格別の味わいがあるに違いありません・・・やさしく、まろやかな光沢が全面に現れているようなカラーダイヤを想像いたします。

     

    古今集は『やまとうたは、人の心を種として、よろず(万)の言の葉とぞなれりける。』という文章で始まり、この序文がまた長ったらしい! こんなものを全部読む現代の一般人はいないでしょうね。

    でも、以下のような『オッ!』と思わせる文章もある〜(現代語訳)・・・

     

    『花間にさえずる鶯、清流に住む河鹿の声を聞いてください・・・・・・力ひとつ入れないで、天地の神々の心を動かし、目に見えないあの世の人の霊魂を感激させ、男女の間に親密の度を加え、いかつい武人の心さえも和やかにするのが歌なのであります・・・』

     

    文中の“歌”を‘カラーダイヤ’と置き換えても十分に、すんなりスッキリとゆきそうです。

     

     

     

     

    | ukitama | - | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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