Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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We are NAGOYAN !?
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    この前の日曜、NHKBS1の『Cool Japan』は、“日本の空港”を取り上げておりましたね。

    海外の空港どころか、日本の空港さえもメチャご無沙汰のUKI氏。海外出張しなくなったら飛行機にも乗らなくなってね、日本の空港もさぞや変わっただろうなと推測しておりましたら案の定ですな。何が違うってね、入国審査官の愛想の良いこと!20世紀末、21世紀初頭には考えられない!! あの当時と言えば、愛想も何も全く無表情で、というか、こちらもそんなことは全然期待してないし、日本人は入国審査がすぐ終わるからどうってことありませんでしたけども、外国人は一人一人のチェックが簡素ではないから、今のようにたくさん外国人が来ている訳でもないのに、長いこと並ばされて大変だったろうと思いますね。今もそんなにスイスイとは行かないだろうけど、係官が笑顔で接して、来た人その国の言葉で『Welcome』を言っている、、、ウッキーたち“歴戦の勇士”??にしてみれば、『なんだこれは!?!』って感じでございます。

    まあ、いずれにしても、日本の表玄関が清潔で綺麗で心地良くて、気分良く入れるのは本当に大事なことですし、これが‘おもてなし’日本と日本人の真骨頂とも言えますね。

     

    成田や関空(関西空港)が日本の表玄関なら、東海道新幹線は日本の“中廊下”と言えるのではないかと思いますが、最近はこの中廊下にも外国人が多いですね、いやもうウンザリするくらいに。東海道新幹線の利用者は、朝の早いうちこそ、ほとんど日本人ですけども、正午くらいから午後の23時あたりの東京駅の新幹線ホームは、4割近くが外国人では?!という感じで、そのような時間帯にホームに突っ立っていると、彼ら‘異邦人たち’が、あっちからこっちから“突進”してくるような勢いで迫ってくる、、、こちらはそれを‘よける’と言うよりも‘逃げる’みたいなもので〜、『ここは日本やろ!』ってね、時おり叫びたくなっておりますね。

     

    ところで、先週、新幹線乗って大阪―東京を往復したUKI氏でありますが、

    いつの頃からかな?ちょうど1年くらい前からですかね、新幹線の車内アナウンス、日本人乗務員による英語バージョンも加わりましたね〜・・・・

    ええことやとは思うけどね、あれは英語とは言えまへんな、英語らしきもの。まあとにかく酷い発音の、いわゆる“日本語 English”、下手くそ度合いも甚だしくて、聞く度に辟易、『やめてくれ!』と、列車内でもまた叫びたくなる!

     

    『お前かて下手くそやろ。偉そうに言うな!』と言われそうですけども、

    UKI氏の英語はとにもかくにも外国人に“通じて”おりますよ〜十分に会話が成立しておるのでございます。現在の新幹線車内の乗務員による英語のアナウンスは、外国人には分からんのではないのかな。何故なら、まず発音が英語“らしくない”、日本人には良く分かる英語だけど、あまりに日本語英語、あれでは日本語のアナウンスの続きに聞こえて外国人の注意を引かない。また、多少、“それらしい”と言うか、英語らしきものを喋っている者もおりますけども、それぞれの単語の発音が非常に不明瞭。これは一番ダメですな、誰にも理解されない。

     

    But, 上記のようなことが全く“どうってことない”と勘違いしてしまうような、‘超逸品’の英語を聞かされましたよ、先週の帰途。

     

    名古屋到着少し前のこと、『ああまた、下手クソな英語が始まる』と思うやいなや、聞こえてきたアナウンス〜〜

    We are Nagoya soon. After Nagoya, we will be Kyoto.

     

    今日びは小学生でも英語の授業があると聞いております。こんな酷いのは小学生でも言わんぞ、ってね。

     

    ウッキーは一瞬、『We are NAGOYAN(私たちは名古屋人です)』とでも言うたんかなと思いました。

     

    幸いにして、ウッキーの座席の周囲に外国人らしき人影はなく、彼らの反応を見なくて済みましたが、当然ながら同じ列車には多数の外国人乗客もいる訳でね、ウッキーの責任ではないけど何とも居心地悪い恥ずかしい思いをいたしました。

     

    ロクに英語知らなくともJR東海に入社して新幹線に堂々と勤務できるのですな、JR東海って、そんな会社だったの?!

    世界に冠たる新幹線なのに、、、

    こんな乗務員がいるというのは、新幹線の安全性自体も海外から疑われることになるという気がします。

     

    こんな英語のアナウンスなら完全にない方がマシ。従来通りに録音したnativeのアナウンスだけ流しておけば良いのです。どうしてもやりたいと言うのであれば、そんな人いるはずないと思うけども、ちゃんと研修して簡単な英語アナウンスの試験でもやって合格した者だけ新幹線に乗務させろと言いたいですな。

     

    さて、ウッキーが何故にそこまで新幹線乗務員の英語を非難するのか?

     

    国語の語彙と知識は、外国語の能力と、大いに相関関係があると言われております。片方だけがダメということは有り得ない、ということですね。メチャクチャな英語使っている者が正しい日本語知っているはずがない美しい日本語をしゃべれる訳がない。『We are Nagoya.』なんて言うてる奴は恐らく、いい歳して何でもかんでも『ヤバいっす』って言ってるのだろうと思うわけ。

     

    日本語は現在でも発展途上と言われております。それは、明治政府が富国強兵という目的のために日本人全てが理解できる国語の創出を図ったからですね、国家の関与によって江戸の口語を元にして“標準語”が作られて広められてきたという歴史がある。そして、大正昭和平成と月日を経るごとに、“篩(ふるい)”に掛けられるようにして、美しい言葉が生き残ってきたのです。

     

    今の若い子は、『ヤバい』『マジ』『ウケる』と、3つの言葉しか使わない、なんて言われているけども、こんなことは平安時代から言われていることでしてね、清少納言も吉田兼好も「枕草子」「徒然草」の中で嘆いているし、言葉の乱れなんて若者の専売特許でもなんでもない、我々から上の世代の何割かは言葉の乱れと言うよりも、使う言葉の数そのものが非常に少ないと感じますな、認知症予備軍だ、これは遺憾ともしがたい。

     

    ある人が冗談っぽく言っておりました〜

    『艱難辛苦(かんなんしんく)』と言ったら、若くない人が『それ英語?』と聞いてきたと。『Can none think?』ちゅうわけですな。We are Nagoyaよりはちょっとマシやけどね、艱難辛苦と聞いて日本語と認識できないのは情けないですな、正確な意味は知らなくても一度や二度は見聞きしているはず。さもなければ、よほど読書量が足りないか、ロクでもないテレビばかり見ているか。

     

    言語、言葉は、自分の感情をハッキリとさせて心をコントロールする道具であるのにね、今どんな気持ちでいるのか当てはまる言葉も探せないとなると、自分を相手に理解してもらえないだけではなく、自分の心の状態も分からず、自分自身が制御不能となってしまう、、、最近の事件事故はこのあたりから来ているのではないのかな。

     

    “或るひとが恋しくて、恋しくて・・・・両足の裏に熱いお灸を据え、じっとこらえているような、特殊な気持ちになって行った”

          ―太宰治『斜陽』より―

     

    “激しい情欲が迫り、煮えたぎる太陽のなかへ、遮二無二躍り込んで行く体をかんじた”

          ―永井龍雄『冬の日』より―

     

    上記のような優れた文章を読んでおりますと、自分の感情を正確に表現するのは簡単ではないと、逆に思わずにはいられませんが、

    それでも、優れた文章を多少なりとも知っていれば、何かを見て『ヤバい』のひと言で済ませることはないでありましょう・・・・・

     

    言語と言葉に敏感でないと美しさも表現できないと思います。美しさを表現できない人がどうして微妙な美しさを掬い取ることが出来るのか、そんなこと有り得ない。

     

    新幹線の乗務員にカラーダイヤの話をしても仕方ないのかもしれないけど、

    英語とも言えない英語らしきものでアナウンスしている者がカラーダイヤの美しさを理解できるとは思えまへん。

     

    英語なんて少しレッスン受ければ直ぐに喋れるようになる。念のために言いますが、英語を問題にしている訳ではない。言語に鈍感なことが問題と言うてる訳です。言語に鈍感であること即ち日本語が不適切。不適切な日本語で美しい物を表現できるはずがない。

     

    美しい物を表現できる語彙があってこそ、美しい物を本当に愛でることができると信じております。

     

     

     

     

    | ukitama | - | 17:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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