Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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端居して
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    今日は朝から雨模様で、気温も2223℃。半袖のシャツではちょっと寒い。

    お天気情報を見ますと、東京や埼玉では最高気温の予想が18℃!? 3月かよってね。関東地方の人、風邪ひかないように注意してください。

     

    6月になったら梅雨になるだろうけど、雨の合い間には強い太陽でかなり暑いだろうなと思っておりましたから、ここ数日の気候は、安堵とともに何やら肩すかし。UKI家の居間にはずっとカーペットが敷いてあったのですけども、5月の末にそれを茣蓙(ゴザ)に替えましてね、土日にその上にゴロリとなっておりましたら若干冷たくて、これだったらカーペットのままで良かったな、なんて勝手なことを呟いて。そのうちに、『暑い暑い』を連発するのが目に見えているのにね。

     

    近年ますます不快な“日本の夏、金鳥の夏”。

    ウッキーの少年時代は家にエアコンなんてなかったですから、炎暑に帰宅すると常に“熱中症状態”で、よくまあ今まで生きてこれたなと思いますね〜・・当時は涼を求めるために、家のあちこち開けられるところは開け放って、障子や襖(ふすま)も取っ払って、網戸も付けずに、やたら“金鳥蚊取り線香”の煙が漂っておりました。それでも、午後から夕方にかけて、北側に面した座敷の畳の上に‘ひっくり返って’過ごしておりましたら、1時間もすれば回復したという、、、まあ皆ホント動物的!

    そうですね、あの頃は夕刻になれば、それなりの涼が感じられ、本当に“夕涼み”だったですよね。

    竹製の縁台、竹床几(たけしょうぎ)とかって懐かしいですね、見るからに涼しげで、座るとヒンヤリとした感触の心地良さ、、

    夏の宵、ゆったりとした時間が流れて行っておりました。

     

    そういう光景、団扇を持って縁側に出たり、縁台で“くつろぐ”ことを『端居(はしい)』なんて言いましてね、そういう情緒ある言葉を聞くだけで体感温度が23度下がったような気になります。

     

         端居して明日逢うひとを思ひけり

     

    なんていう句を‘端居して’思い出しますと、もう暑さなんて全く感じない?!

    これは、高浜虚子の次女、星野立子(1903 – 1984)の作。

    Storyがしっかりと感じられ、非常に気になると言いますか、誰と、どんな約束したの?明日の展開は??なんてね、どうでもいいことながら一生懸命に想像したりで。時おり、風鈴の音も重なり、なにやら打ち水の乾いた跡も見えるような気がいたします。

     

    こちらの“端居”も涼やか。

     

           昼がおの陰に鯉きる端居かな

     

    江戸期の俳人、江左尚白(えさしようはく、1650 – 1722)の作。

    鯉を切る、なんて言いますと、現代ではプロ野球の話かなとかって思ってしまいますね。活きの良い鯉をしっかりと切ってくれたらホンマ涼しく良い気持ち〜なんて思いますが、なかなか現実は難しい〜

     

    こちらは高浜オヤジの作〜

     

           浴衣着て少女の乳房高からず

     

    あまりに色っぽい浴衣姿はかえって熱くなりますから、夏の夕刻はこのくらいの方が良い?

    句のモデルになった女の子にすれば、『ほっといて!』でしょうけどね。

     

    でもやっぱり、ウッキーはこういうのがいいですなあ〜豊かな胸の張りも見えそうです・・・・・

     

            張りとおす女の意地や藍ゆかた

     

    これは杉田久女(ひさじょ、1890 – 1945)の作。

    夏は“藍”。これでピシッと全てが引き締まっている観です。

    藍は、インドシナがオリジナル。中国経由で日本に渡来した世界最古の染料と言われておりますね。藍はタデ科で防虫として大きな効果があることが古くから知られております。ですから、『タデ喰う虫も好きずき』なんていう諺もあるのですな。

    藍染めの浴衣着た女性を見て“そそられない”のは男じゃない!って言われるくらいに、藍色の浴衣は魅力的。

    何が魅力?

    やはり白い襟足が引き立つからではないのかな。

     

    Fancy Blue, Fancy Intense Blue, Fancy Vivid Blueが引き立てる女性の魅力。

    小さなダイヤモンドでも、やはりBlueはいいなあ、と思う瞬間、確かにあります。

     

    最後にもうひとつ杉田女史の句を。

    “花衣”は、春の季語、花見の時の衣裳(着物)ですので、季違いではありますが、色彩が誠に豊かな句であり、鑑賞の仕方?によっては非常に官能的。

     

         花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ

     

    カラーダイヤの官能、

    夏もまたしっかりと感じていただきたいと思います。

     

     

     

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