Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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Review of 平成
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    早や4月なかば、

    大阪の桜もほぼ終わりかけ、“なごり雪”ならぬ“なごり桜”?!

    正直なところ、あまり綺麗とは言えないけれど、

    まだわずかに残っている花びらが枝から離れて、ふわりふわりと漂うのを見るのは、胸が少しキュンと鳴りますね。桜のすぐそばではなくて、10メートル以上の距離があるのに、それが朝陽に輝いてハッキリと視認できる、、桜の木の下で見ているよりもFantastic、今朝のちょっと意外な発見です。

     

    平成も最終盤ですね。

    今年の51日から新元号、ということが決められた時には、元旦からではなく新年度と同時に41日から始まるのでもない、ということに何かちょっとした“心理的抵抗”があったものですが、直前になってみますと、桜とともに平成が終わり、初夏の萌える新緑とともに新元号が始まる・・・これはホント‘絶妙感’ですね〜・・特に計算されていた訳でもないでしょうけど。

     

    『平成最後』という表現には、「もういい加減にしてくれ」と言いたくなっておりますけども、テレビや新聞では相変わらずの『平成特集』ですな、、、

    ・・・というところで?!?

     

    なんやねん、ウッキー、お前もか!

    と言われることを覚悟の上で、

    平成ReviewUKI版〜・・

     

     

    ・・・・ウッキーが昭和の終焉と平成の最初の日を迎えたのは、千葉・幕張のマンションでした。当時は商社勤務のサラリーマン。大阪本社から転勤して約1年半。幕張から東京・丸の内、皇居が直ぐ目の前に見える東京海上ビル5階のオフィッスに通勤しておりました。しかしながら、社内のゴタゴタと言いますか、ウッキーが所属していたダイヤモンド輸入卸のセクションは、前年の1988年から大揺れ。問題山積で、12月中旬からほとんど仕事らしい仕事をしていなかった・・・・

    結局この騒動は、ダイヤモンド輸入卸のセクションの長が、ウッキーたち部下のほとんどの者を引き連れて退職、新会社を設立、というクーデターめいたものに発展したのでした、、

    皆、若かったねぇ〜ホント、今から考えると『ようやるわ』という感じ。若さと景気の良さ、それだけだったね、追い風は。

     

    とは言っても、商社の方も、『はい、そうですか、サイナラ』とはなりまへん、当たり前のことです。

    すったもんだして、ようやくウッキーたちが退職できたのが331日。

    前年の12月半ばから3か月半、ほとんど仕事してなかった!

    毎日いったい何して過ごしてたんやろね。ほとんど記憶にございません。給料だけは普通にもらえていた、これは良く覚えております、素晴らしい!

     

    ところで、この年は日本国民にとって、平成のスタートとともに、もう一つ大きな出来事がありましたね、

    消費税のスタート。

     

    税率わずか3%のことながら、ダイヤモンドを含む宝石貴金属業界にとっては画期的とも言える“事件”でございました、、

    ウッキーたちのようにゴタゴタなく全く普通に商売やってた業界の卸売の連中は皆この時期に、とんでもなく大儲けしたのでした〜

    なんでや??

    それまで、1989年の331日まで、消費税導入前は、ルースだろうが何だろうが宝飾品全てに“物品税”というものがあってね、これが税率15%で内税。消費者には税金額も税別売価も全く表示されてなくて、業者間取引においては適用されてなかったものだから、かなり脱税が多かったという欠陥税制。

    ということで、

    聞いた話だけですけども、

    消費税導入直前の業者間の“駆け込み売買”の凄まじかったこと・・・

    そりゃそうだろう、41日からは全ての商いに3%であるし、小売店にとってみれば15%⇒3%なんだから3月末日までは“ひたすら仕入れ”。

    ウッキーたちの新会社は全く蚊帳の外、儲け損ないました。

    もう少し早いめに動いていたらね、ホント残念ですな。

     

    消費税とともに!

    平成元年41日からウッキーたちは新会社(A社といたしましょう、実際に頭文字がAだったから。過去形〜)、ダイヤモンド輸入卸専門企業の社員となりました。ベンチャー企業と言えば少し違うのかもしれないけども、商社のダイヤモンド輸入卸部門を退職した“バイヤー集団”、ひとりひとりがダイヤモンドに関する特殊技能者、業界でも特異な存在でありましたね。A社の社長は商社時代の上司だけど、“金主”を見つけてきたから社長になったというだけで、ウッキーたち社員は、実際のところは自分たちが会社を動かしているという実感がありました。社員それぞれが独自の路線、各自好みのアイテムで、自身で開拓した市場、めいめいの卸売先を持って仕事していたという訳で。

     

    当時のウッキーは、何を、どんなアイテムをやっていたのか?

     

    今から考えるとホント不思議なことに、カラーダイヤ以外全部!

    全く皮肉なものですな、若かりし頃のUKI氏は“オールラウンダー”を誇っておりましたのに、カラーダイヤだけは知らなかった〜

    今は、カラーダイヤだけしか知らない!

     

    当時、オールラウンダーとは言え、やはり得意アイテムと不得意アイテムは厳然?!として存在いたします。

    自慢やないけども、Bridalアイテムは苦手でございました。

    VVS1と思って買ってきたのがソーティングに出したらVVS2となり、VVS2のつもりがVS1になり〜ということが少なからずあってね、極小のインクルージョンを見落としているのですな、『こんなアイテムは好かん、向かん!』と、そのうちに自粛。

    一方で、得意アイテムは、0.3crtから3crtsあたりまでの無色系のインクルージョンの比較的多い物。グレードで言いますと、GHIカラーのSI2, I1というレンジ。

    何故にこのアイテムがUKI氏の“得意種目”となったのか?

    自分でも良く分かってなくて、この文章を書くにあたってずっと考えておりましたら、カラーダイヤとの類似性があることに気が付きました。

    それは何ぞや?

    人によって評価が極端に別れるアイテムであるということ。

     

    Fancy Intense PinkFancy Pinkを見ても特に綺麗とは思わないと言う人もいるし、Fancy Pinkの色自体が分からないと言う人も珍しくはありません。

     

    また、テリの良い1crtのラウンドのGカラーのI1を見て、少しインクルージョンが見えるけど、大きいし迫力満点、価格を考えると非常に魅力的、と思う人もいれば、そんなキズが見えるダイヤなんて安くても絶対にイヤ!と言う人もいますね。

     

    Bridalアイテムを見て、『こんなの嫌い、綺麗じゃない!』と言う人は皆無。選択の基準は、高いか安いか。大きくてハイグレードで高くても良いのか、あるいは適度なところで大きさもそこそこが好みか、なんてことしかない。必然的に、輸入卸売価格はほぼ決まってくる。買い付けの結果の優劣は、グレードを正確に判断できるか否か、それだけのこと。だったら、極端な話、鑑定屋のグレーダー、AGTでも中央宝石研究所でもいいから、そこの信頼置けるグレーダーを買い付けに連れて行って判断させれば良いだけ、となる〜

     

    カラーダイヤが、ストレートで素直な色やグレードばかりではないのと同様に、

    UKI氏が得意としたアイテムは、誠に千差万別。同じSI2I1であっても、インクルージョンの位置によって、インクルージョンの種類によって見え方が凄く変わってくるのですね、だから全く同じグレードであっても価格は何割も違ってくることがよくある、これが楽しい、そして、『これで生きてこそトッププロ』と感じたのではないのかなと。

     

       ― 続く ―

     

     

     

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