Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
<< 誰にか見せむ梅の花 | main | 黄鶯睍 >>
東風解凍
0

     

        袖ひぢて むすびし水の こぼれるを

                春立つけふの 風やとくらむ (紀 貫之)

     

    ―夏の頃、袖を濡らして遊んだ水際が、冬の寒さに凍っている。今日、早春の風が少しずつ溶かしているのであろうか―

     

    立春を迎え、陽ざしが少し強くなっているのでは、、と思わずにはいられませんね。

    『二十四節気』とともに、古代中国で考案された季節を表現する方式である『七十二候』、立春の後の数日は『東風解凍(とうふうこおりをとく)』。

    冒頭の紀貫之さんの歌はそれを意識したものか。

     

    東風は、春の予感ではなく春そのもの。

    東風と書いて、『こち』と読むだけで、もう春になった気分の人も多いのではないでしょうか。

    水辺の張りつめていた氷が緩んで動き始める、水辺が動き始めるがゆえにキラキラと輝くように見える、、まさに『風が解く』風景を発見する喜びは今だけのことでありましょう。

     

    1月の末頃から2月にかけては、世間が静かと言いますか、イベント等が少ないのが普通なのですが、今年は“大坂なおみの快挙”、そして、“サッカー・アジアカップ”がありましたね。

    サッカーの方は、せっかく苦戦しながら決勝まで勝ち上がったのに、“楽勝”と思われていたカタールに“完敗”。まだまだ課題山積というところでありましょうか。

    少々時期遅れではありますが、

    大坂選手の全豪V2大会連続のメジャー制覇の偉業は、何度ニュースを見ても素晴らしいですね。日頃ほとんどテニスを見ないウッキーまでも“にわかファン”に! 最後の“Vポイント”までの遠いこと遠いこと。野球に喩えれば、『4点差で勝っていて、9回表2アウト・ランナーなし、というような場面から同点にされたなぁ〜』みたいな展開に、ようやく尋常でない舞台を痛感いたしましたね。大坂選手の動揺激しく、『これは相当にヤバい』と大逆転負けを想像しましたが、そのような苦境を跳ね返すところが豊富な練習量による自信と若さのスタミナなのでありましょうね。ついに、世界ランクNo.1に昇りつめた彼女、あの力強いサーブと正確なリターンは、まだまだこれから伸びしろがありそうで、今後も変わらぬ活躍が期待できそうですね。

     

    しかしまあ、色んな製品の『なおみモデル』が注文殺到、品切れ続出とのこと。ウェアやラケットを始め、トーナメントで付けていた時計、超高額のスーパーカー・日産GTRまで、全く羨ましい限りでございます。ジュエリー業界もね、もう30年以上昔に同様のブームがございましたね・・・1989年に引退するまで全米オープン4連覇などの偉業を成し遂げたクリス・エバート。彼女がウィンブルドンのセンターコートでプレー中に落として拾い上げたダイヤモンドのブレスレットをテレビカメラが大映し。直ぐさま日本国中に『テニス・ブレス』として大ヒットになりました・・・

    その“二番煎じ”じゃないけども、商売柄、女子テニスプレーヤーをテレビで見ていると、プレイそのものよりも、アクセサリーに目が行って仕方ありません。

    “テニス・ブレス”は、‘あれ以来’もう永久的とも言えそうな女性の必須アイテムになった観、なんですが、近ごろはその種の物がありませんな。聞くところによりますと、テニスファンは、他のスポーツファンに比べて、野球やサッカーのファンに比べて圧倒的に可処分所得が多いのだとか。これは、改めて言われなくとも容易に推測できますな、ウッキーを含めて阪神ファンの8割、いや、9割はあまりお金とは縁がなさそう〜

    ダイヤモンド業界は、何か斬新なデザインのジュエリーを開発して、“なおみモデル”として彼女に着けてもらわないとダメですよね。

    誰か、考えろ!

    と言いたい。

    他人まかせかよ?!

     

    ところで、Brownの肌のなおみちゃんが、コートの上でみせる“さりげない日本人らしさ”、軽く頭を下げて‘おじぎポーズ’したり、ちょっとした正座などの姿を見ますと、改めて人種とは国籍とは、というようなことを思ってしまいますね〜母国という言葉の意味、母の国が“母国”であり紛れもなくその人が帰属すべき国なのだと。

    かと言って、母親の国でもない他国生まれの人が日本国籍を取得するということに関してnegativeな意見を持っている訳では全くありません。

    なおみちゃんのように“諸事情があって”も、自然な振る舞いから『あなたは日本人』と言えることは素晴らしいことだなと、また新たな視点から気づかせてくれました。

    いわゆる『立ち居振る舞い』。

    この言葉は恐らく、日本語特有のものではないかと思いますね。

    なおみちゃんのお蔭でまた日本女性特有の美しさを思い出しました。

     

    さて、東風が氷を解くように、早春の陽ざしがカラーダイヤの中で冬籠りしていた色香の“縛め(いましめ)”を解いてくれる日もすぐそこという気がいたします。

    毎日、感性を全開にしてご覧になってください。

     

      

     

     

     

    | ukitama | - | 17:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://blog2.colordiamond.co.jp/trackback/878
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << June 2019 >>
    + SELECTED ENTRIES
    + ARCHIVES
    + MOBILE
    qrcode
    + LINKS
    + PROFILE