Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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削り氷
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    炎暑と災害の7月も、今日、明日でようやく終わり・・・

    8月になったら涼しくてマイルドな気候になるのかと言うと、全くそんなことなさそうですけども、なんとなく月が変わったら気分も変わる、、

    少しはマシなんじゃないかなと期待しますね。

     

    こういう折りに、熱の籠った商品紹介をすると、かえって“暑苦しい”のではないかと思いまして、結構控えめを心掛けてきた? 単にやる気がないだけ!? う〜ん、どうなんでしょう、、皆さん方‘受け手’の反応も大いに疑問??!

    そうなんですな、

    愚痴るわけではないけども、少々愚痴ってるかもしれんけども、

    かなり力入れてるつもりなのに、それに対しての反応がほぼ皆無〜なんてことも珍しくなかった7月でございました。

     

    反応がない、少ないとなりますと、商品をご紹介する側としましても、どうして良いのか分からないというのが正直なところ。

    お前の品揃えが根本から間違ってるからや、、と言われましたらもうグウの音も出ませんけどね。本当にそうだったら、どなたか率直にそのように言っていただけましたら幸いです。

     

    これは海外業者も同様でしてね、

    海外から箜櫃って来て、『〇〇どうや?』ということをウッキーもしょっちゅう聞かれております。そのような時に色々と気を使ったりして自分の考えをハッキリと言えない、、、いえ、英語のボキャ不足で明確な回答ができないのが普通の日本人。ウッキーも例外ではありません。『It’s not easy to say・・・』という表現になってしまいがち。電話の向こうのイラたつ顔が目に見えそう〜・・・・たまに、『〇〇は・・・・やからアカン』というようなことをウッキーが言いますと、喜ぶではないにしろ、『よう言うてくれた』と、そういうことを聞きたかった、というような反応が返ってきます。

     

    商品を紹介する側に立ちますと、大きなnegative反応はやはり嫌ですが、ある程度“大きめ”のnegative反応は分かりやすいし受け入れやすいというところがありますね。改善すべき点がよりハッキリしているということが言えますから。

     

    皆さん方には、日ごろから誤字脱字や、下らんミスをご指摘いただいたりして深く感謝しております。加えて、もっと様々なご意見等を頂戴できればホント嬉しいです。

    どうかよろしくお願いします。

     

    さて、Antwerpのダイヤモンド街も先週末から恐らくゴーストタウン、820日ごろまでの長い夏休みです。日本市場に活気があった時は、ダイヤモンド街の夏休み直前までAntwerpにいて、820日過ぎのOpenとともにまた戻ってというような買い付けだったですが、近ごろはそんな元気のあるバイヤーはおらんでしょうな、、、と言うか、日本人のダイヤモンドバイヤーがAntwerpに行っているのかどうか甚だ疑問、インドやら香港ばかりではないのかという気がします。インド、中国の購買力がその他の国々を圧倒しておりますからね、当然ながら、MumbaiHong Kong市場の興隆、取引規模の拡大は目を見張るどころか、驚愕すべきこと。無色透明のハイグレードの物はもちろんのこと、カラーダイヤの“ちょい優れ”から超美品まで、かなりの部分がインド、中国の大陸深く行ってしまって、日本に入って来る物は、以前に比べて一体どのくらいの“減”になっているのか見当もつかないくらいです。

     

    まあでも、自由市場とはホントよく言ったもので、

    仮に、0.3crtのラウンドPinkの超逸品が入荷してきたといたしましょう・・Argyle 1PPで、GIAFancy Vivid Purplish Pink VS1のグレードが付いている・・・、、恐らく1,000万円を軽く超える価格になると思いますが、

    それを、『やったーーー! ずっと探してました! 買います!!』と直ぐに言える日本人がいるのかどうか?

    直ぐに言わなくとも、近い将来に『買い!』と決められる人が存在するのか??

    いたとしても、タイミング良く、その人にうまく繋がるかどうか???

    とかって考えますとね、

    やはり業者は仕入れることに二の足を踏む、となります、、

    そしてそのような商品は二度と日本に入ってこなくなる〜・・

    これが自由市場の“掟”。

    この種のことが現在の日本のダイヤ市場で頻繁に起こっている訳です。

     

    1,000万円でなくとも、100万円でなくとも、10万円や5万円の世界でもしょっちゅう起こっております・・・現在売れている5万円や10万円の商品は、その本来の価値がその1.5倍〜2倍ということは全く珍しくなく、本来の価値が5万円や10万円の商品がその価値の通りの価格で売れてゆくことは本当に稀・・・・

    こういうこと、即ち“海外市場の値上がりに付いてゆけない日本市場”ということが常態、ある種の‘ガラパゴス’になりかけますと、そのうちに『自由市場的鎖国状態』となることは必至。ピンクダイヤやブルーダイヤなどは“全く不要の日本”になりますね。

     

    だから買え、とは言いません、

    皆さん方の“無関心の度合い”が恐ろしい、ということを申し上げたいだけ。

     

    一期一会、なんて言って惑わすつもりも毛頭ありません、

    ただ、熱の籠った“語り”を簡単に無視されますと、その瞬間にまた日本に良い商品が入って来る確率が少し下がる、ということを強調したいだけ。

    自由市場はまさに生きているのです、どんな安い商品にでも一つ一つ神経が通っているというのが自由市場ですよ。

     

    相変わらず暑い本日の最後は、、

    軽妙で涼しげな『枕草子』で〜・・・

     

    第三十九段「あてなるもの」

    薄色に白襲ねの汗衫(かざみ)。かりのこ。削り氷にあまづら入れて、新しき金まりに入れたる。水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪の降りかかりたる。いみじううつくしきちごの、いちごなどを食ひたる。

     

     「上品なもの」

    ― 薄紫に白を重ねた(貴族女児の)正装。かるがもの卵。“削り氷”に、あまづらを入れて新しい金属製の器に盛ったもの。水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪が降りかかった風景。たいへん可愛い子供がイチゴなどを食べている様子。

     

    な、な、なんと、清少納言は“かき氷”を食していたのですな、驚き。奈良の山奥にある氷室から切り出して都(みやこ)に急ぎ運んで、まず帝と中宮、皇統の者たちに行き渡った後、大臣やら清少納言などの高級女官に〜・・・なんてやってたら融けてしまう!! “削り氷”と言っておりますから、小刀で削って細かくしたのでしょうね、“かき氷”作る方も大変、時間との勝負。色々と想像して笑ってしまいますね。

    “あまづら”とは、葡萄科の蔦植物の樹液を煮詰めて作るシロップなんだとか・・、千年前と今と、かき氷の食べ方には何ら変わることがない、というのも興味深いところ・・・・・千年前の今ごろ、京都御所の清涼殿では氷を削る音が“激しく”聞こえていたのかもしれない、なんて思うとちょっと体感温度も下がる気がいたします。

     

     

     

    | ukitama | - | 15:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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