Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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Argyle Diamonds Not Forever -2
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    Argyleマネージャー氏の『Bittersweet moment』という表現は非常に興味深いですね。可愛い娘が嫁いでゆくという感じなのでしょうか、、誠に複雑な心境。そして、その正直といも言えるマネージャー氏の心境の吐露から、『嗚呼・・本当にArgyleは閉山されてしまうのだ』という“真実”を汲み取ることができそうです。

     

    それでは昨日の続きを・・・

    今日は直訳を避けまして、分かりやすい日本語を優先いたします。

     

    Perth-based Linneys Jewellery owner David Fardon said there had been an increasing awareness among collectors that the global supply of pink diamonds was running out, which had reflected in their steadily increasing value.

     

    David Fardonという宝石店のオーナーが言うには、ピンクダイヤの大規模な供給というものが不可能となったことによって、ピンクダイヤの価値が堅調に増大し、それがコレクターの間に広く認知されることとなった。

     

    まあ、当たり前のことですな。言うまでもありません。

    UKI氏が今世紀初頭に大阪・南船場で輸入卸を生業としていた頃というのは、南船場の宝石問屋のオッサン連中というのは全くと言って良いほどカラーダイヤの知識がなくて、『Very Light PinkとFancy Light Pink、どっちの色の方が濃いのや?』、なんてね、アホなことを言うておりました。そんな業者はもういないでしょうけども、当時、カラーダイヤを取り扱うなんていうのは愚の骨頂と考えていた小売店主も多くてね、そういう輩が今さらピンクダイヤでもないでしょうし、また、今さらこの時期に及んでカラーダイヤを取り扱えるはずがないですな、、そうです、日本の従来の小規模な宝石店の経営者よりも一般消費者の方がはるかにピンクダイヤを始めとするカラーダイヤの知識がある。全く笑えぬ事実ですな。

     

    "What we've seen is the pink diamonds have been appreciating in the order of 10 to 15 per cent per annum," he said.

     

    『ピンクダイヤは毎年10%から15%値上がりしてきたことを我々は見てきた』

     

    ・・・この十数年を‘ならして’言えば、そういうことになるのかもしれませんね。しかし、そんな単純なものではありません。例えば、0.2crt0.3crtのラウンドに関して言えば、まずVividが消え、続いてIntenseが消え、最近ではもう0.15crtもかなり難しい情況。一度消えて、『アッ、久しぶり!』と思って見ると、もうとんでもない価格になっている、、値上がりどうのというような生易しい情況ではないですな。

    更に言えば、0.2crtのラウンドのFancy Pinkと言って主な日本国内の輸入屋数社に注文を出して、さて何個見ることが出来るか?

    恐らく1個か2個ではないのかなという気がしております。

    こういう情況がそのうちに変形ものにも・・・・

    一体どれほどの人がそう考え、“危機感”を持っているのか、

    甚だ疑問ですね。

     

    "With pinks we're normally talking about a factor of being 25 to 30 times the price compared to white diamonds.

    "But once you get into the larger vivid stones, you might be talking about a factor of 30 to 50 times above the price of an equivalent-sized white diamond."

     

    『ピンクダイヤの価格が無色透明のダイヤの25倍から30倍であるということの要因を常に話しているけども、貴方が一たび大きなVivid クラスの物に入れ込んだならば、同じ大きさの無色のダイヤの30倍から50倍の価格ということに関して話しているかもしれない』

     

    まあ確かに彼の言っていることはその通りかもしれないし、そういう会話もなきにしもあらず、、

    でも、カラーダイヤにドップリと浸かってしまったせいでしょうか、、

    そういう感覚をUKI氏は全く感じておりません、無色の何倍どうのというようなことをもう何年も考えたことはない。意味がないですよね。カラーダイヤはカラーダイヤであって、天然100%のダイヤモンドであるけども、明らかに無色のダイヤモンドとは“別の宝石”と思っております・・・

    カラーダイヤは、ある人にとってはUSJでありディズニーランドであり、また別の人にとっては大きなスポーツイベントのスタディアムや人気アーティストのコンサート会場、、疲れた男にとっては不夜城の歓楽街であるかもしれない・・・・そうなんですな、天然の無色のダイヤモンドが日常に見る大都市の顔であるとしたら、天然カラーダイヤモンドは、まさしく大都市の“彩り”の部分であり、入り口を探して“別料金を支払って”入場しないといけない世界です、“その気”がないと絶対に入れない、入らない、、

    USJに行こうとしている人が、『USJに行ったら、近所のゲームセンターに行くお金の30倍から50倍使うだろう』なんて考えませんよね、そんなこと考える人はUSJには行かないでしょう。

    カラーダイヤと無色のダイヤを比較すること即ちカラーダイヤをNegativeに感じているということではないかと。

     

       ― 続く ―

     

     

     

    | ukitama | - | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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