Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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レインコート
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    北海道、東北、沖縄を除いて雨のようですね。

    久しぶりの雨も良い、なんて言っておりますと、そのうちにウンザリするほどの雨になります。

    しかし、梅雨どきに雨が少ないと真夏になって水不足の心配もしないといけないし、ホント雨との付き合いは難しい!

     

    ウッキーは三重県の山間部の日本でも有数の多雨エリアで生まれ育っておりますから、雨の思い出は豊富、、、

    雨の思い出に『豊富』という言葉を使うのが適当なことなのか、ちょっと考えてしまいますけども、まあ色々ありますよ、ホ〜ント。

    一番強烈なのが、小学校1年生の時のズブ濡れ・・・

    当時の田舎道は舗装されてないところが多くてね、雨が降りますと、穴ぼこだらけの道路には水溜りが一杯で、大雨の後なんかには数メートルにもわたって大きな水溜り〜なんてことも珍しくなかったですな。そんな或る雨の午後、、

    ディック・ミネの歌に『或る雨の午後』ってありましたな、古〜〜〜〜、

    全くそんな良いもんじゃない!

    重いランドセル背負った幼いウッキー、下校途中で一人とぼとぼ歩いて、大きな水溜りのそばに来た時、背後から大型ダンプが!

    もう一瞬のことで何が何やら、

    悪路にも関わらず全く速度を落とさず突っ込んで来たダンプが水溜りの泥水をほぼ全部跳ね飛ばし、幼いウッキーはそれを全身に浴びたのでございます、嗚呼―

    全くね、なんというクソな運転手!

     

    そのあと数分間の記憶が飛んでおりますが、メソメソと泣きながら歩いていたら同級生が後ろから追いついてきまして、『どうしたん?』と優しく声を掛けてくれました、、あいつは今頃どうしてるだろう〜

     

    昔はそういうアホなことが起こりがちでしたから、田舎ほど、大人の女性はレインコートが必需品でね、現代では見られないようなお洒落なレインコートの記憶があります〜・・“夜目、傘の下、レインコート”なんてね、三重県では言われておりましたよ、ホンマか?!

    いやまあこれはウッキーの作でありますが、

    お洒落なレインコート着た若い女性が魅力的に見えたことは事実。

    雨がシトシト降っている時に、傘さしてレインコート着て軽い足取りで水溜り避けながら歩いているから、どんなベッピンさんかと覗き込んだら良く知っている姉さんで、『な〜んや、、』とガッカリ!?したことも。

    今日びは、そんなこと感じませんよね。

     

    雨の日、梅雨どきの記憶って、何か鮮烈な色のものが一つあって、それ以外はGrayなんですよね。薄暗い雨の中の紫陽花であったり、青梅の緑であったり。

    また、“それ”を見ていないにも関わらず感じる色も非常に‘鮮’なことも・・・・

    ・・・梅雨どきになるとIntenseなカラーとともに真っ先に思い出すのは、自分が経験したことではなくて、叔母から聞いた話、というのは何か妙なことですが、“現物”を見ていないが故にいっそう想像をかきたてられるのかもしれません、、、

    いえ、そんな大そうな話ではありません。

    7年前に鬼籍入りしたオヤジが二十歳過ぎの頃、大戦が終結して間もない頃、オヤジが働き始めた頃のこと。

    平和な世の中になったとは言うものの、物資が全く不足、いえ、無いということの方が多かった時代ですね、いくら当時のことを聞いても我々から下の世代ではあまりピンとは来ないですね、ちょっと可哀想と思う程度でありましょうか、、そんな物のない折りに、、オヤジより十歳ほど年下の妹であった叔母は、オヤジから梅雨どきに“黄色のレインシューズ”を買ってもらったそうな・・・・

     

    今の若い人たちは昔のレインシューズを想像できないでしょうね、片方に両足が入りそうなブカブカで、デザインも何もあったものではない“ズン胴”。

     

    それでも、その時の叔母の弾けるように喜ぶさまがすぐ前で展開されているシーンのようにVividに目に浮かびます。黄色と言っても当時のこと、冴えた高彩度Yellowではなくて、ちょっと“くすんだ”ようなクリーム色がかった浅い黄色だったに違いありません。しかし、何度もその話を思い出しているうちに、ウッキーの頭の中では極めて“ピュア度”の高いFancy Intense Yellowでしか有り得ない! なんてね、思えてくるのですよ。

     

    しかし、ひとしきり喜んだあと、叔母も11歳か12歳でしょうし、ある程度の常識は持っている、、ちょっと心配になってきて、オヤジに『兄さん、ホンマにええの?』みたいなことを言ったらしい。

    オヤジは、それに対して笑って『靴屋が職場に売りに来た。安かったから』と照れて言ったそうな。

    オヤジがどのようにして叔母のレインシューズを手に入れたのか、それはオヤジだけしか知らない秘密。オヤジの性格からして不正なことは絶対にしていないことだけは確かだけど、少ない給料で物資のない時のこと。手に入れるのは簡単ではなかったでありましょうね。しかし、オヤジは可愛い妹のために買ってきた・・・きっとそこには、やっと平和な時代がやってきて小さな幸せを感じたいというオヤジの気持ちがあったことだろうと容易に想像できます。

    “妹の黄色のレインシューズは幸福のしるし”みたいなね。

     

    そのレインシューズ、叔母は雨の日にしっかりと履いたのかな?

    勿体無くて履けなかった〜なんてことが最初の頃にあったに違いないですね、

    これも容易に想像できます、、

    今度、叔母に会ったら聞いてみよう〜

     

    6月は、5月よりもカラーが“鮮”であるような気がします。

    それはきっと雨のせい・・・

    6月の雨は目に優しい!?

     

     

     

     

    | ukitama | - | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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