Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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ギリシャ
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    最近の海外からのニュースと言いますと、米中貿易戦争、シリア、これらがほとんど。欧州からの話題が何か非常に少ないように感じますね。日本に影響力の大きいアメリカと中国関連はほとんど良いニュースはなく、いちいち棘のようにチクチクと肌を刺激されるように感じます。欧州のニュースは、あまり日本に関係ないと言えば言い過ぎでありましょうが、利害関係が極めて少なくて、ちょっと笑ったり少し驚いたり〜という感じ、知的な側面のあるものとか、興味をそそられたりするものとか、なんですが、かなり稀、全く残念なことです。ここ何日間の欧州発のニュースと言えば、ドイツのメルケル首相がやっと新しい政権を発足させてEU改革論議の進展が期待される、というようなものだけ。UKI的には、どんどん欧州が遠い存在になっていっているような気がしております。長いことAntwerpへの出張、買い付けから遠ざかっているとは言え、20世紀末や21世紀初頭のヨーロッパはこんな存在ではなかった・・・との思いがまたいっそう強くなっている観があります。

     

    ギリシャの財政破綻の問題、難民問題など等、難問山積の現在のEU

    拡大EU、ユーロの導入、、西暦2000年前後のヨーロッパは、年に何度も行っていて肌にも感じたけど、それこそ今の日本のような、いえ、活気ある日本社会という意味ではなくて、初夏に向けて“萌え”出している緑が美しい日本のような、潤いと新鮮快活、平和な雰囲気が満ちておりました。それがわずか十数年で、常に初冬のような空気が充満しているかの様子。

     

    EUは、前身のECの時代から、2度の大戦で凄まじく疲弊した経験をもとに2度と欧州を戦場にしないということが目的で始まった共同体ですから、その意味では大きな成功を収めていると言えます。しかし、他の問題に関してはあまりにもドライな対応、どうでも良い感じ。なんせ、二十数か国の全会一致でないと、一か国でも反対すると、どのような政策も不成立、遂行不可、なんだそうで。一体どういう経緯でそんなアホなルールが出来上がったのか不明でありますけども、これでは先々どんどん難問が増えて決められない事項が増えてゆくばかりですな。

     

    このところ落ち着いているように感じる、と言いますか、報道がないので検索してみるしかない、というところで、ギリシャの財政問題についてPCを叩きますと、嗚呼〜やはり案の定ですな、EU2015年に『期間3年、最大で850億ユーロ(約12兆円)』のギリシャ支援パッケージを決定して実行中なのですな。ところが、これが終わるのがこの夏・・・

    この3年の間に何か変わったのか??

    まるで同じ〜

    危機の再燃必至!

     

    我々が不思議に思うのは、ギリシャをどうしてEUに留めておくのか、ということ。放り出したらええやないかいな、とシンプルに感じますよね。

    ところがそうはゆかない、

    なんでや?

    歴史的、文明的、文化的な見地からだそうで・・・

     

    “ヨーロッパ”という言葉からして2,500年前のギリシャ人によるもの。言語に関して言えば、古代ギリシャ語を受け継いだのがローマ人で、そのローマのラテン語から生まれたのが英語、仏語、独語の60%の言葉。言葉を創造したということは理念も創造したということ(塩野七生氏)。

     

    ギリシャがEU内にいるということは、京都が日本の古都であるということとイコールではないけども、多くの部分で同じということらしいですな。

     

    最近の“ダイヤモンド事情”もまた欧州を離れて、インドや香港が主戦場であるようですが、我々古いバイヤーにとってはやはりいつまでもヨーロッパの香り付き〜Antwerpの現場の芳香が、大袈裟に言えば“心の支え”。まさしくEUがギリシャに対して思うのと同じですな。

     

    さてこのダイヤモンドの語源もまたギリシャ語ということをご存知でしたか?

     

    『アダマス』

     

    日本でこれを社名にしているところもあったようで。

     

    『アダマス』がどうしてダイヤモンドの語源になったかと言いますと、

    ギリシャ神話、大地および農耕の神であるクロノスの武器が、万物を切り裂く“アダマス製の鎌”だったということなんですな。

    この“アダマスの鎌”がどのように使われたか?

    聞きたいですか?

    クロノスが、傍若無人な父親・ウーラノスとの戦いで、ウーラノスの性器を切り落とした!

    い、い、痛い!!

    痛いではすまんやろ。

     

    ちなみに、海に捨てられたウーラノスの男性器にまとわりついた泡から誕生したのが最高の美神・アフロディーテ(ヴィーナス)なんですな、

    何かもう訳分からんね。

     

    まあとにかく、

    どんな物も刃が立たず、加工できない、征服できない、何ものにも負けない、

    それが古代のダイヤモンド、

    『アダマス』、

    日本でも古来より、“金剛不壊”、極めて堅固、決して壊れない、ということで、

    『金剛石』と呼ばれますね。

     

    カラーダイヤを見ておりますと、その色味の素晴らしさや優れた石性質ばかりに意識が行ってしまって、本来の『アダマス』ということを忘れがち。

    堅固なアダマスに色が付いているということもFantasticなことながら、

    石性質とともに、アダマスということにも思いを馳せるなら、また新たな発見があるかもしれませんね。

     

     

    | ukitama | - | 17:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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