Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
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ゆかしい
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    花水木の季節になりましたね。

    桜花とはまた違って、異国情緒の何とも華やいだ色味が、またいっそう春の気分にさせてくれそうです。

     

    ソメイヨシノの季節が過ぎて、今は枝垂れ桜が見頃というところもあるようですね。

    まず思いつくのが、平安神宮・神苑の紅しだれ桜。

    今年はソメイヨシノが早く咲きそろって、何もかもが全体的に早い‘進行状況’ということで、平安神宮の紅しだれも終わりごろなのかもしれませんが、

    416日が川端康成の命日ということで、『古都』の名文、美文を思い出した次第で・・・・

     

    ・・・紅しだれ桜たちの花むらが、たちまち、人を春にする。これこそ春だ・・・・八重の花の紅には、ほのかなむらさきがうつっているようだった。

    「こんなに女性的とは、今まで思わなかった。色も風情も、なまめかしいうるおいも」・・・

     

    しだれた細い枝なのに、花が豊かで優しい、、

    そのような紅しだれ桜の様子を川端康成は『女性的』と言ってる訳ですね。

     

    日ごろ、Pinkダイヤの色味を色んな花に譬えておりますが、

    どうも、『薔薇のよう・・・』とかって言うと、言いながらも違うのやないかなと感じたり、秋になって『淡いコスモスの色味が・・・』なんて言いますと、似通ってはいるけど何かニュアンス違いがあるなと思います。

    桜や桃の色と言えば、極めて“しっくり”とくる、

    不思議と言えば不思議、当然と言えば当然?!

    いずれにしても、嬉しいことではないかと思います、

    もしこれが逆だったら、、、

    ピンクダイヤの色味の中にある“情緒”が半減、いえ、九割減に違いないだろうってね、感じてしまいます。

     

    さて、紅しだれ桜が女性的であるように、ピンクダイヤもまた女性的であることは間違いのないところです。

    “そんなもん、色だけやないかいな”と、あなたが感じていたとしたら、

    それはまだまだピンクダイヤの本質から非常に遠いところにいる、と言わざるを得ません。

     

    可憐であれ、華麗であれ、優美であれ、ピンクダイヤの色味のベースにあるのは『色香』であり『艶』。

    これらに何が加わるか、、

    “瑞々しさ”、あるいは“たおやか”、“ゆかしさ”、そして、“気品”や“あでやか”“きらびやか”、等でありましょうか。

     

    カラーダイヤの画像は、どんなにリアルにしたところで、色味やインクルージョン以外の物、質感や量感といった物がなかなか写ってくれないものでして、それらが肉眼やルーペで見た時と同じような画像が常に得られれば、この商売はもっと簡単、と常に感じております。

     

    ですから、

    そのいう意味で言うなら、

    インパクトのある画像は、そのような点、質感や量感までもがある程度リアルに感じられるということなのでありましょう。

     

    “きらびやか”や“あでやか”というような言葉の使い方は、ほぼ色味に起因しているように思いますね。

    これに対して、

    “瑞々しい”や“たおやか”は、質感でありましょう。

    ところが、“瑞々しいピンクダイヤ”、“たおやかなピンクダイヤ”は、彩度とは関係のないものかと言うと、そんなことはないですな、瑞々しい色香のFancy Deep Pinkがあるとは思えませんし、たおやかな光沢のFancy Vivid Purplish Pink?!?

    まあせいぜいFancy Pinkの少し上、Intenseの下の方という感じか?

    “瑞々しい”は、活き活きした感じ、

    “たおやか”というのは、女性の動作や所作が‘しなやか’で優しく美しいということですから、

    “瑞々しい”も“たおやか”も、テリの良さ、Cut Lineの美しさが決め手。

    生地良く、先端の尖がりが非常にsharpで、曲線の出し方が絶妙なペアシェイプやマーキースのFancy Pinkがあったら、もう瞬間で惚れてしまうに違いありません。

     

    ところで、

    “ゆかしい”という言葉、形容詞が似合うピンクダイヤ、

    探してみましたが、これがなかなか見つからない。

    誠に意外と言うか、『えっ?』という感じ。

    どうして??

     

    『ゆかしい』とは一体?

     

    『ゆかしい』を辞書で引きますと、

    上品で優れている、

    人柄に引き付けられる感じがする、

    しとやか、

    懐かしさ、

    というようなことなんですな、

    上品で優れているというだけではいけない、

    プラス、人柄と懐かしさも必要不可欠!

     

    しかし、人柄ってダイヤに言ってもね〜

    石性質が良いということだけではなくて、性格が良さそうなダイヤ・・・

    素直な生地ということで言えば、石性質が良いということと同じ、

    それではまだ不十分。

    プラスSomething・・・

     

    それと、懐かしさ、

    「懐かしい」と書いて、“ゆかしい”という読み方もあるのですね、

    そう、時間軸もまた重要。

     

    母性的なものとか、懐(ふところ)に抱かれている感じ、なのかもしれません。

    そう、会った時に分かるような気がいたします。

     

    当分、“ゆかしいPinkダイヤ”を探す‘精神的な旅’に出てみたいと思います、

    どうぞご一緒に。

     

     

     

     

     

    | ukitama | - | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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