Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
プレイボーイ!?
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    『世界で四つ存在しないものがある。アメリカ人の哲学者、英国人の作曲家、ドイツ人のコメディアン、日本人のプレイボーイ。』

     

    これは、国際政治学者の永井陽之助(1924 – 2008)がアメリカで聞いたジョークということなんですが、さもありなん、言い得て妙と感じますね。「キャッツ」や「オペラ座の怪人」等など数々のヒット作を生み出してきた英国人のアンドリュー・ロイド・ウェーバーが聞いたら怒るでしょうけども、永井氏の言葉は恐らく40年も50年も前のこと。またこれは、比喩であって、言っているのはそれぞれの国の外交官、外務大臣等の外交責任者のことであるのだとか。そう聞かされますと、ますます上記の言葉に大きく頷いてしまうと言いますか、これはマジやなと、ジョークではなくなってくる〜・・・・超大国のアメリカの外交が哲学的であるはずはなく、かつて7つの海を制覇した英国の外交は作曲家と言うよりも指揮者であろうし、いまだ日本同様に第二次大戦の負の遺産を背負うドイツ外交に笑いがあるのは不謹慎で、常に他国から多額の金銭を‘むしり取られる’ように支払わされている日本はプレイボーイとは真逆の存在!

     

    ・・・ところで、(ところが?)

    日本の外交官には哲学者や作曲家やコメディアンがいるのか?!

    と問われますと、これまた返答に困りますな。

    日本にはシビアな意味での外交は存在するのでありましょうか?

     

    大多数の日本人は、

    外交とは外国語(英語)を喋って友好的に接することである、

    と、考えているのではと感じますが、如何でしょうか。

     

    そりゃもう、英語はしゃべれないより喋れる方が良いに決まっておりますけども、日本の外務省の人間は“単なる英語屋”が多いと聞きますし、チャイナ・スクールというような言葉もあるほど中国ベッタリの奴も少なくないそうで、そんな奴らに外交を任せたって日本の国益に適うはずはありませんな。

     

    韓国は、慰安婦の問題やらで言いたい放題やりたい放題、竹島の要塞化はどんどん進んでいるというのに、日本はこれらに対して“犬の遠吠え”で応じているだけ。尖閣諸島には、中国の顔色を窺って未だに灯台すら設置せず、毎日のように中国の艦船に領海侵犯されているというのにも関わらず、守備隊を置くなんてとんでもない、という雰囲気が大勢を占めている・・・

    ・・・塩野七生氏が言うてました、守備隊を置けぬのなら巨大なガンダムの像を置いとけと。ガンダムに守ってもらえと。そして、島にすくっと立つガンダムの姿の映像を世界に発信しろと。もし中国軍が上陸してガンダムを破壊したならば、世界中の物笑いの種になるから、中国も簡単には手が出せなくなる〜・・

    まあこれこそ彼女独特のジョークでありますけども、これくらい柔軟性ある、ユーモアある思考こそが本当の意味での外交である、という訳ですな。

     

    さて、ダイヤモンドのバイヤーが、哲学者であったり作曲家であったりコメディアンであったりプレイボーイであったりする必要性は全くないのではありますけども、時にはこれらの才能が大きく‘モノを言う’というケースがあるように感じております。ウッキーが頻繁に海外買い付けに出掛けていた頃は、『俺だってちょっとした外交官、日本の良さを外国人に分かってもらえるよう努力している』とかっていうような気概があったのも事実。そのためには、もう少し英語が上手ければ良かったのでしょうけども、先ほど申し上げたように、単に英語が上手であってもそれだけでは大した武器にはなりません、日本の歴史や文化、渡航した国の歴史や文化、これらの知識の程度が本当の武器。つまらぬ自慢をするようですけども、、まだ30歳にもならない頃、日本を良く知るインド人のダイヤモンド輸出業者から『神道とは何ぞや?』と問われた折り、拙い英語でもって『神道は、日本特有の宗教であり、同時に、日本の国体(国の体制、成り立ち)そのものである。天皇は、いわばその“日本教”のトップであり、キリスト教のローマ法王のような存在なのだ。』というようなことを一所懸命に言ったら、『凄く良く分かった。長年の疑問が解けた。』と言ってもらったことは、今でも自画自賛できる(小さな)誇りであります。

     

    何にしろ、日本人は、外国、外国人との付き合いにおいて、外国語(英語)偏重、英語さえ喋っておけばという意識が強過ぎると思いますね。それは大きな間違い。我々の世界、肝心のダイヤの買い付けにさえ、英語は全く武器とはなっておりません。極端な話、欲しい物の望ましい価格を電卓で叩いて見せれば話は済むこと。実際、ホントnativeかと思うほど英語が上手だったバイヤーほど“短命”でね。英語のレベルと買い付けのレベルは、ひょっとしたら負の相関関係があるのでは?! ― それは有り得ますね〜、、英語が上手だと哲学者や作曲家やコメディアンやプレイボーイになる必要は全くないと勘違いしてしまう傾向にあるのではないでしょうか。

     

    もう10年以上、海外買い付けには行っておりませんが、海外業者との付き合いは欠かさず続け、3日空けずに電話やメールで海外とコンタクトしております。我々の仕事は、単に海外勢と友好的にすれば済むという話ではないことは皆さん方にも十分にお分かりのことでしょうし、良い物を安く買うために、それこそ様々な戦術を駆使していることも事実。ダイヤモンドのバイヤーっていうのは、ある意味ホント有能な外交官なのではないのかなと、誠に手前味噌ながら思うこともあります。

     

    1970年代や80年代は、輸入品を取り扱っておれば問題なく売り上げと利益が上がった順風満帆の時代でした。今は輸入商にとっては嵐と言うよりも“無風”の状態。港に入って“風待ち”していたら、ずっと動けぬまま朽ちてしまうやもしれません。風を感じぬまま、なんとか漕ぎ出してこの手で獲得してきた商品の数々。

    どうか皆さん、今一度、しっかりとご覧になって“感じて”いただけましたら幸いです。

     

     

     

    | ukitama | - | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    あさのあつこ
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      先週、二人の女流作家の“時代物”を読み比べました。

      一つは‘女優ではない’あさのあつこの『冬天の昴』。これは彼女のヒット作、『弥勒シリーズ』、ウッキーが最近で最も“はまっている”と言えるシリーズの4作目か5作目、作者がもうノリノリの作品。八丁堀同心の木暮信次郎、信次郎に仕える岡っ引きの伊佐治、元武士で商人の遠野屋清之介、、この三人の男が、懐(ふところ)に刃(やいば)を飲んだまま火花を散らし激しく対峙するさまには、読む側も強い緊張を強いられながらも、ある種の小気味良さと、時には爽快感を感じるという、なんとも鮮、これまでほとんど感じたことのなかった自分の内面のある部分が激しく動揺しているのを自覚してしまうほどの秀作です。

       

      もう一つは、松井今朝子の『家、家にあらず』、

      これは、大名の江戸屋敷の内側を描く“御殿もの”とでも言いましょうか、、

      江戸時代には、参勤交代があって、大名は江戸と国元を12年おきに行き来しておりましたね。国元には大名の正妻は連れてゆけませんでしたから、江戸に上屋敷があって奥方はそこに何人もの側室とともに“常駐”、また別邸である下屋敷には大名が生母を住まわせるというようなことをどの藩でもやっておったそうで、まあ言ってみれば、各藩の“上下屋敷”は、江戸城大奥の縮小版、多数の御殿女中が仕える‘女の苑’。彼女たちは幾派にも派閥を作って日々、権力闘争に忙しかったという訳ですな。そういう世界に八丁堀同心の娘、瑞江が嫁ぐまでの行儀見習いということで女中奉公し、ほどなく始まる血なまぐさい事件の数々・・・

      ホント怖いですね、恐ろしいですね、気味悪いですね、、嗚呼〜〜

       

      これら二つの作品は、登場人物は決して少なくないのに、何故か狭いエリアでの話の展開で、そのあたりが誠に女流作家らしいと言えると思いますが、それだけに、各(書く)人物の内面の描写が凄い!

       

      あさのあつこは女性でありながらどうしてここまで男の内側を鋭く描写出来るのか?? 不思議という思いを通り越して、極めて不可思議?! 男性作家ですら書けない男のある種“美しい部分”と“汚れた暗い部分”を激しく顕著なまでに浮き彫りにしている文章のなんと凄絶なこと・・・

      ・・・・Fancy Vivid BlueFancy Vivid PinkFancy Vivid Greenが同時に揃っているとも言えるし、極めて闇のFancy Blackと、曖昧模糊としたFancy Gray、そして白濁不透明のFancy White3つが並んでいるとも言えそうで、また、それぞれが誰なのかと言うと、誰とも決められず、燃えるように凍っているFancy Vivid Blueが次の瞬間にはFancy Blackになり、また、次の場面ではそれがFancy Whiteになり、また瞬時にFancy Vivid Pinkの如くの華麗な姿を見せるという、、さまざまなカラーダイヤが競演して織りなすようなStoryは、ホント秋の夜長に相応しい読み物と感動しております。

       

      これに対して、松井今朝子の文章は、ちょっとしたミステリー仕立てになってはいるものの、読みどころは、“母娘もの”と言いましょうか、、娘から大人への道を歩む瑞江が、自分の本当の母親が誰なのか、母の姿を追いながらも、それを知った瞬間、実の母に対して強い嫌悪を感じ、いっそうの孤独感にさいなまれる中、最後は“血は水よりも濃い”という真実、母の愛によって命を救われ、やはり自分は母の娘であったという誇りを感じるという・・・・広い江戸の中でありながら、極端なまでに隔絶され、華麗な色艶に隠されたドロドロした腐臭、御殿の中であるが故の独特のStory、本来は現代の我々には想像もできない世界のことでありながらも、現代の女性たちにも十分に通ずる見事な描写。

       

      女が男の心理を洞察する、これはもっともっとやってもらいたいですね。是非とも他の女流作家の方にもお願いしたい。案外、皆さん方の中には、我々男の心理が手に取るように分かるという“ツワモノ”がいらっしゃるのかも、とかって思ってもおります。

       

      女が女の気持ちを描く、これは当たり前のことであって、日常的にそのような文章に接しているに違いありませんし、男が父親に対して抱く感情と、女が母親に対して持つ気持ちは、やはり似て非なるものと推測しておりました。しかし、松井今朝子の書く“母と娘”は、かなり特殊な事情とは言うものの、“父と息子”の間の感情とはかなり別次元と言いましょうか、まさに現代の一般企業と江戸の大名屋敷ほどの違いがあるのかなと。これも新しい発見。

       

      ところで、

      女がダイヤモンドを文章で描写する、、

      これはあまり見ませんね〜

      ダイヤモンドやジュエリーに関しては、女は女性自身が思っている以上に受け身ではないかという気がしております。人類の長い歴史、人類が誕生して一番最初に始まった“商売”は、娼婦と宝石屋だった、と言われております、恐らくその頃から、女は宝石に関しては『私買う人、あなた(男は)売る人』と決めてきたのではないのかなと。

       

      紫式部の名を出すまでもなく、日本は女流文学者の宝庫。世界に冠たる優れた作家や歌人は両手にあまるほどおります。そんな中で、ウッキーが、あさのあつこや松井今朝子の存在を知るようになったのは遅きに失している観もあるやもしれません。しかし、ここにおいて、このようなことを書こうと思ったのは、これだけ優れた女流作家がいるのにも関わらず、ダイヤモンドに関する女性による著書はほぼ皆無。これはホント面白い現象と言えるのではないかと。

       

      色んな方がこのようなページ、ブログ等でもって色々と書いておられることであろうことは容易に想像できるけども、ちゃんとした本になっているダイヤモンドを扱った女性の手による物が見当たりませんね。一つは、ダイヤモンドの業界には女性バイヤーや仕入れ担当者は本当に稀という現実があるからなのでしょう。これは遺憾ともしがたいし、数年のうちに大きく“改善”される見通しもなく、二十年経ってもどうかなと思いますね。

       

      さてまあ、そのような中で、本として出版はしなくとも、女性の皆さんの鋭い感性でもってカラーダイヤを是非とも美しく描写いただければと常に思っております・・・単に『可愛い!』とか、『なんだかとっても心地良い』とかっていうような、ありきたりの表現ではなく、貴女自身が感じて自然に紡がれたような表現を、たとえ一文でも、コレクション一つずつに与えてあげてくださることを期待しております。

       

      たまには、ウッキーの描写に対して、『それは違うんじゃないの、・・・・でありましょう〜』なんてね、言っていただけたら超嬉しい!

      売買、値段が高い安い、綺麗イマイチ、、、それだけではなく、もっと皆さんと言葉で遊びたい、、

      常にそんな風に思っております、

      言葉の遊びを馬鹿にせず、ウッキーとキャッチボールを楽しみましょう〜

      お便りはいつも大歓迎です。

       

       

      | ukitama | - | 17:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      奇貨おくべし
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        先月の残暑が全くウソのように、朝夕の気温が下がり、寒さを感じるほどになりましたね。

        さあ、いよいよ、天高く馬肥える秋〜・・・

        ということで、、えらいこっちゃ、また体重が気になると若干憂鬱になっている方もいらっしゃるのではないかと。

         

        ところで、この‘天高く馬肥える秋’という言葉、

        食欲の秋で、日ごろ走り回っている馬でさえ食べ過ぎて太ってしまうほどだから、人は言うまでもないこと・・・と、単純に思っておりましたが、実は、中国の故事名言のひとつなんですな、、ご存知でした?

         

        ・・・紀元前3世紀ごろから紀元後2世紀ごろまで、頻繁に中国に侵入して荒らしまわったのが騎馬民族の匈奴。秦の始皇帝が万里の長城を築いたのも匈奴の侵略を防ぐためですね。その遊牧民の匈奴の生活圏は広大なモンゴルの草原。厳しい冬を越えて、モンゴル大平原に春がやってきますと、一面の草地に。その大原野で、春から夏にお腹一杯に食した馬は、秋になって肥え太り動けなくなる〜、、ではなくて、その反対なんですな、秋になって肥え太った時に、しっかりと乗り回すことによって、ほど良く調子が上がって来る〜。ということで、匈奴がまた万里の長城を越えて中国に侵攻を始める季節がやってきたと。また難儀なこっちゃ、準備しろよ、警戒しろよと、いうのが本来の意味なんだそうで。

         

        総選挙の公示が近づいて来まして、連日連夜の報道に目が離せませんな。小池代表がどうするのか、希望の勢いはどれほどなのか、立憲民主党のあり方は、迎え撃つ自民党の態勢は、、etc・・・もうホント、政策論争は二の次三の次、国民不在、人間の本能を剥き出しにした戦いが切って落とされて、目まぐるしく変わる戦局(選挙区)の様相、見ているこちらもあまりレベルが高くなさそうで、お恥ずかしい限りではありますが、まあホンマに下らぬドラマよりも選挙関連の報道の方が格段に面白いと感じる日々ですな。

         

        こういう折りに、興味深いのは、選挙関連の報道の中で、誰ともなく、中国古代からの故事成語や故事名言が盛んに口にされること。そう難しいことは言ってないけども、そう言えば、、まだまだそういうのがあったよなと、その種の成語や言葉を集めた本を開いて見ていると、こんなに色々あったのだなと、改めて驚かされますし、‘天高く・・・’のように、オリジナルの意味を初めて知ったという言葉も。

         

        ・・・というところで、ちょっと二つ三つ並べてみましょうか〜

         

        『嚢中の錐(のうちゅうのきり)』

        “春秋戦国時代、趙の国の宰相・平原君(へいげんくん)は、食客1,000人を養っていた。強国の秦が趙に攻め込んで来るというので、平原君は楚に援軍を頼みにゆくことになり、食客の中から文武両道に優れた者を20人選抜することになった。19人まではすんなりと選べたが、あと一人がなかなかいない。その時、毛遂(もうつい)という男が「是非とも自分を」を名乗り出た。それに対して平原君は「役に立つ男は、ちょうど錐(きり)が袋の中にあるようなもので、その先が直ぐに現れるものだ。キミは私のところに三年もいながら、何の評判にもならなかったではないか」と問うた。毛は、「自分を袋の中に入れてくれないからですよ。入れてくれたら、先が出るどころか、全部突き出てご覧いただけるでしょう」と豪語した。平原君は、頼もしく思って毛を加えた。毛は、言葉通りに、楚国で大功をたて、平原君は彼を上客にランクした。”

         

        日本に内戦がなくなって150年ですか、代わりに選挙がある。

        嚢中の錐と感じるような者が今回登場するのかどうか、それもまた見ものという気がしますね。まあでもそれは、立憲民主党を含めた“左側”からは絶対に出現しませんな。“左”というのは、それ自体が宗教やからね、行動に制約が付く、端から範囲が限定される、ですから、有能な錐は左側の袋から飛び出して二度と帰ってこないとなりますな。左の袋の中にあるのは、小さな穴も開けられない錆びた物だけ〜

         

         

        『奇貨居(お)くべし』

        “戦国時代末期、趙の都・邯鄲(かんたん)に立ち寄った商人の呂不韋(りょふい)は、秦の太子・安国君の庶子の子楚が人質としてこの都に住んでいることを知った。全く不遇をかこっている子楚を見て、呂不韋は、「これはBig Chance!!」と感じた。自分が子楚を支援することによって、子楚が太子となり王となることも可能。そうなれば、自身も大きな出世が出来ると、子楚にお金を掛けることを厭わなかった。後に、秦に戻って王位に昇った子楚によって呂不韋は宰相に取り立てられ、見事にその野望が達成された。

        呂不韋が子楚を見つけた時に発した言葉が『奇貨居くべし』“

        ‘な、な、なんと、こんなところに掘り出し物が!’

        とかっていうことでありましょう〜

         

        さ〜て、皆さん、

        日ごろ、カラーダイヤの数々を単に、綺麗か、イマイチか、高いか、安いか、それだけのことを考えて見ておられませんか?!?

         

        たまには呂不韋のように、

        『奇貨居くべし』、

        将来、“大化け”の可能性に賭けても面白いかと。

        いえ、高彩度の物、色香優れた物は、その可能性が非常に大きいと思いますよ。

         

        当店の逸品ラインナップ、

        “子楚”のオンパレード、と言っても過言ではありません!!

         

         

         

         

         

         

        | ukitama | - | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        盗人上戸
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          神無月・・・

          今日は朝から雨模様、秋の雨、時雨を感じさせる降り方、これもまた典型的な穏やかな秋の日と言えるのかもしれませんね。

           

          先週末は、暴風雨、強烈な『小池台風』に襲われた日本列島でありましたな。

          今日の“野分のあと”、「いみじう、あはれに、をかしけれ〜」と言えるかどうか、甚だ疑問、、

          ‘すったもんだ’はまだまだこれからのようです。

          一部の民進党候補の“排除”、それに対して「話が違う!」など等、まあなんとも表現に困る〜・・・前原代表始め民進党の連中の情けなさと言ったらもう、クソ下手な喜劇を見ているようですな。

          ・・しかし、キミらねぇ、簡単に『踏絵』なんて言うなかれ。

          「踏絵は踏まない」と偉そうに言っている連中、あんたたち、どんだけポリシーがあって安保法制に反対したり、改憲阻止を唱えてきたと言うのか?! 単に反自民、反安倍のための“対決軸”のパフォーマンス、茶番でしかなかったものを大そうに『踏絵』と言うな。“排除”する方も、される方も、全くレベルが低過ぎて、噴飯もの、我々傍観者が恥ずかしくなるくらいでっせ。

           

          本物の『踏絵』、見たことありますか?

           

          ウッキーは長崎で見ました。

          大浦天主堂の展示室のようなところでだったと思います。

          想像していた物よりもかなり小さくて、大きければキリストの姿を外して踏めるからでしょうね、想像以上にキリスト像が磨り減って、ほとんど何か分からなくなっている物もあり、心に痛みを感じましたね。と同時に、、

          遠藤周作の『沈黙』にも当然ながら思いが飛んで。

           

          遠藤周作の『沈黙』は今さらながら凄い純文学作品だと思いますね。いよいよ今週来週は“ノーベル賞週間”でございますが、遠藤氏が存命なら受賞してもおかしくない“超重量級”の文学、、村上春樹の最近の作品が軽量級どころかミニマム級に感じるほどの作品です。

           

          お読みになった方も多いかと思いますが、

          ‘さわり’は、

          島原の乱が収束して間もない頃、キリスト教の弾圧が一番厳しい折り、

          イエズス会の司祭が日本で棄教したという知らせを聞いたその弟子が、日本に密入国して長崎奉行所に追われる身となったのですな。そして、頼っていた隠れキリシタンの裏切りによって捕われ、獄につながれるわけです。神に召される栄光の殉教を期待して待つ獄中で、自分が踏絵を踏まない限り、殉教が許されず、日本人のキリシタンたちが拷問され続けると聞き、ついに踏絵を踏むことを決意するのでした。

          磨り減った銅版(踏絵)に足を近づけた時に、足を襲う激しい痛み。

          その時、踏絵の中のキリストが、「踏むがよい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがよい、、・・」と語りかけ・・・

           

          このようなことが実際にあったのかどうか、もちろん知らないですけども、

          磨り減った『踏絵』には、たくさんの“真実”が磨り込まれているに違いありません。

           

          離合集散、合従連衡を繰り返して自らの保身を図って来た連中に果たして『踏絵』という表現が適切なのか、言わずもがな。『踏絵、踏絵』と言っている連中は恐らく、本当の『踏絵』を知らないはず。

          『踏絵』を踏まなかったら処刑された時代があったことを頭に入れて、政治活動していただきたい。もうホント、こいう奴らの“甘さ”にはウンザリいたしますな。

           

           

          さて、政治とは何の関係もない四字熟語、

          この前の続きです。

           

          『春蘭秋菊』(しゅんらんしゅうぎく)

           

          春の蘭と秋の菊、花の時期は異なるものの、どちらもそれぞれに美しく、優劣がつけ難い ― いずれが菖蒲か杜若、というような表現もありますね。菖蒲と杜若は見た目も良く似ていますから、両方とも好きか、あるいは二つとも嫌いか別段どうでもいいか、ということになりますが、春蘭と秋菊はまるで違いますからね、優劣つけ難いと言っても、ちょっとその意味は違ってくるのではないかという気がいたします。この四字熟語は、中国古代、春秋戦国時代の『楚辞(そじ)』という詩編からの出典・・・

           

          「・・・・

           美しき巫女(みこ)は、のどかに歌い遊ぶ。
           春蘭と秋菊と、長く絶ゆることなく終古(シュウコ)ならん。
           春蘭と秋菊と、祭りは長く絶えることなく、

           とこしえまでも変わらないであろう。」
           

          当時の中国では、春蘭と秋菊が、それぞれの季節で一番重要な花、宗教的な行事(恐らく、日本の彼岸にあたるもの)に欠かせなかったとのこと。

          現代日本では、菊はもちろん大事な花ですが、そもそも春蘭を知らない人が圧倒的なのでは? ウッキーも残念ながらone of them〜っていうことで、どうもピンときませんな。

          全く異なる姿の、二つの『美』を並列するという捉え方でありましょうか、、

          こんな感じ?

           

           

          どうも我々は、ふたつ並べる(並ぶ)と、瞬時に優劣をつけてしまいがち。世の中の物っていうのは、かなりの部分で“そういうもの”なのかもしれませんが、カラーダイヤにおいては常に『春蘭秋菊』、優劣をつけずにご覧いただきたいと強くお願いしたいと思います。

          Lovelyな色味のFancy Purplish Pinkを愛でるのと同じ心で、

          是非とも高彩度のYellowをご覧いただければと常に願っております。

           

           

          『盗人上戸』(ぬすびとじょうご)

           

          涼しくなって、ビール以外のアルコール類にまた手が伸びる季節。皆さんは、日本酒派? それともワイン派でしょうか。ハイボールもいいですね。

          1990年代、イスラエルによく買い付けに行っていた頃、

          ウッキーが買い付けに行くと必ず売り込みに来るブローカーがおりましてね、商売だから当然なんだけど、それはもう熱くて、一生懸命。色が浅黒くて、典型的なスファラディー・ユダヤ(中東系のユダヤ人)、イランからイスラエルに移住してきたと言っておりました。素朴で熱心だから、人の良いウッキーはついつい彼から買ってしまう〜という訳で、いつの間にやらTel Avivに行けば必ず一緒に夕食を食べるほどになってしまったという・・・、時には奥さんも一緒だったけども、たいていは彼一人、その方がこちらも気楽で良いしね。こいつがもう強烈に酒強くてね。レストランでの食事は、まあやはりビール、次にワインで、『もう1軒行こか〜』というのは日本と同じ。BARのようなところで、ウィスキーを飲むのだけれど、やつはストレートでしか飲まないのです。水も飲まない、ナッツ系さえもつままない、ほんとにウィスキーだけを、ひたすらに飲む。ウッキーなんてね、弱いですから、最初はロックでも、それがダブルの水割りになり、シングルになり、彼が5杯目を空にしかけた時、ウッキーは炭酸水をボトルに口つけて飲んでいる〜というようなことで。しかも、彼は全く酔った様子がないのですな、商売している時とほとんど同じ口調。もし仮にウッキーが同じように強かったなら、二人で朝まで飲んでいるのではないかと思われるほどで〜〜・・人種の違いというのはホンマ恐ろしいものだと、つくづく思い知らされました、、、

          こんなのが盗人上戸っていう訳で。

           

          動物行動学の竹内久美子氏の著書にあったと記憶しておりますが、

          超古代において、人は皆、普通に酒が飲めたんだそうですな。ところが、2万年くらい前に、中国大陸で遺伝子の突然変異が起こって、酒を受け付けない人が生まれるようになり、その遺伝子が東アジア全体へと広まったのだとか。古い話ながら、毛沢東や周恩来も全く飲めなかったようです。我々の周囲にも必ずおりますね、全く飲めないという人が。インド人は宗教的に飲めないというケースが多いようですが、そこから西、アラブからヨーロッパでは、酒に弱い強いとは言わない、好きか嫌いか(飲むか飲まないか)という表現のみ、のようです。

           

          盗人上戸が良いとは言わないけども、

          『下戸ならぬこそ、男はよけれ』(徒然草)、

          男はもちろん、女も、多少の酒くらい飲めなくてどうする!

          秋の夜長ですから。

           

          ほろ酔い加減で見るカラーダイヤは一体どんな色なのか、

          実はウッキーは知らないのです。

          カラーダイヤを生業としている者ですから、酒飲んでダイヤを見ることはしないでおこうと、自分を諌めておりますから。

          しかし、本当のところ、酔ってダイヤ見たら、結構また違った色味が見えるのではないのかなってね、真剣に思っております。

          皆さんにそれをお聞きしたいですね、マジで。

           

          そしてまた、

          是非とも、一人でも多く『カラーダイヤ上戸』となっていただきますよう、

          大きな期待をしておりますよ。

           

           

           

           

           

          | ukitama | - | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          女人禁制?!
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            今日明日と雨の予報ですね。

            この雨が上がると、大陸から冷気が入って来るとか、、

            本格的な秋の訪れ、

            楽しみです。

             

            昨日の続きです。

             

             

            『隠公左伝』(いんこうさでん)

             

            「左伝」は、「春秋左氏伝」という古代中国の歴史エッセイ風の書のこと。30巻もあるそうです。「隠公」は、その第1章。

            「春秋左氏伝」を“さあ、読むぞ!”と力み込んだのは良いが、第1巻の第1章で早や挫折〜・・・よくある話ですな。

            読書や勉強が長続きしないことを言う四字熟語です。

            そう言えば、

            54帖もある「源氏物語」、

            “いざ!”と長い闘いをスタートした人も多いかと・・・ですけども、「須磨」(第12帖)や「明石」(第13帖)で“終戦”を迎えた「須磨源氏」や「明石源氏」という話はよく聞くところですね、、なんの、そんなのまだまだ優秀でっせ。ウッキーなんぞ、「桐壷源氏」になりかけ〜・・お恥ずかしい!

             

            さて、これからカラーダイヤのコレクションを始めようとお考えの方、

            万が一にもこのページをお読みでしたら、『隠公左伝』や「桐壷源氏」にならないように、お願いしたいことが・・・・

            最初に何をSelectするか、これは非常に大事です。手軽で安い物から始めようと考えることは、ある面、自然なことで、またリスクの小さいことと思われがち。しかし本当は大きな危険を孕んでいるのです。

            安い物は当然ながら“それなり”。色が薄くて“見えない”ということが往々にして起こります。その時、『まあ、こんなもの』と割り切って、やる気が削がれなければ良いのですが、やはり落胆が大きい人も多いのではないでしょうか。

            そうなると、次のStepに行くことに高いハードルを感じて当たり前ですし、ちょっとした時間の経過でもうカラーダイヤのことなど頭から消えかかり、そのうちに、あれほど意気込んでいた数々の美しいカラーダイヤとの出会いが、まるっきり色褪せた夢の話ということに!

             

            最初からトップグループの物を、とは言いません。

            しかし、、

            ある程度ハイレベルと言いますか、高彩度でClearな光沢の物を選択することが“王道”。

            色の淡い物、手軽な安物は、いわゆる“通”、“玄人”、“粋人”が感じてコレクションするものなんです。

            もちろん、“王道の商品”は安くはありません。しかし、後日、それだけの価値があったと、強く感じる日が必ず来ます。

             

            また、カラーダイヤ・コレクションにおいて「須磨源氏」や「明石源氏」になりかけの人も結構いらっしゃるのではと案じております。それは結局、手軽なところである程度満足できてしまって、カラーダイヤの“本格的な領域”を知る前に、カラーダイヤに飽きてしまったというケース。

             

             

            いずれの場合でも、このように優れた色香の物の魅力を知りさえすればきっとまた新たな局面に移動がスムーズ。

            何にしろ、楽しむためには、時間とエネルギーが不可欠。

            そして場合によっては決して少なくないお金も!

            それをどうかご認識ください。

             

             

            『女人禁制』

             

            「禁制」は、“きんぜい”と濁って発音するのが正しいのですね。今、書き始めて初めて知りました。

            そんなことはどうでもよろしいですが、

            大事な女性の皆さまを蔑ろにするつもりは全くございません、念のため。

            高野山や比叡山は、かつて女人禁制。賛意や同意の気持ちは皆無ながら、何となく理由は分かります、色々と矛盾がありながらでも、世の中の秩序を維持するために、そうせざるを得なかったのでありましょう。

             

            女人禁制となってはいないだろうけども、女性がいるとは思えない職場が未だに存在してそうなのがダイヤモンド業界・・・ダイヤの研磨職人に女はいないのでは!?

            職人以外でも、ダイヤ業界はホント女性が少ないですね、皮肉なことです。少ないからよく目立つ! 20世紀の終わりごろでしたか、(現在もあるのかどうか知らないけども)中央宝石研究所のAntwerp支店のグレーダーに日本人の女性がおりました・・・・ウッキーよりも6つか7つ年下だったのかな、通りですれ違ったら多くの男が『オッ!』と思うような細身のベッピンさんでございましたね〜・・・今ごろはもうオバサンだろうけどね。彼女はAntwerpのダイヤモンド街で一番有名な日本人だったに違いないですが、それはベッピンさんグレーダーという他に、いっとき、ダイヤモンド街で名の知れたベルギー人(ユダヤ人)ダイヤ業者の恋人であったことも大きな要因、、常にと言っては大袈裟ながら、当時、日本人バイヤーの間ではウワサ話の中心でございましたね〜

            そして、彼女はどうなった?

            悲劇か喜劇か知らんけども、ほどなくベッピンさんがベルギー人を振ったようで。

             

            女性バイヤーも少なかったですな。昭和の終わりごろ、インドのとあるオッフィスで若いアメリカ人の女性バイヤーと一緒になったことがあって、『どう?』と聞いたら、『とってもexcitingfantastic、また来たい』と言ってましたが、二度目はなかったような・・・。若い日本人の女性バイヤーにも会ったことがありますが、これも1度だけ。

            どうやら、ダイヤモンドの世界は女人禁制ではないのに、それに近い状態らしい・・。

             

            ところで、

            女人禁制でもないのに、女性が全く買わないアイテムがあるのだろうかと、ふと考えました。色々と思い浮かべ、思い返ししますが、それはないだろうという結論に。

            女性の皆さんは男より数段逞しい!

             

            女性専用車両ではないけれど、

            男子禁制、女性占有Dayなんていうのがヤフオクにあったらどうだろうかと、

            ふと思っております。

             

                (続く)

             

             

             

             

            | ukitama | - | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            言語道断
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              秋分が過ぎて、暦は神無月へ。

              天高く、空気の色まで青いと思う季節、

              山の彼方の空遠く、ずーっと向こうのことについつい思いを馳せてしまう季節、

              そして、眉目秀麗、眉目俊秀、眉目清秀のカラーダイヤが、ますます美しく、切れ味良く、Clear & Cleanに感じらえる季節ですね〜・・

               

              ・・・・というところで?!

              今日は久しぶりに四字熟語とカラーダイヤ、

              たった四つの漢字で、カラーダイヤの心とカラーダイヤの奥底をピタリと表現できましたら、どうか“拍手喝采”お願いいたします。

               

               

              『単刀直入』

               

               

              『単刀直入』とは、たった一本の刀でもってただ一人、敵陣に斬り込んで行くことを言うのですね。準備が整ってないであろう敵に対する『奇襲攻撃』。

              転じて、回りくどい前置きなしに直ちに本題に入ること。

              色々と感じて考える間を与えないから相手の素直な反応を見ることができるし、言い出しにくいことをいきなり言うことによって、こちらの素直な思いもダイレクトに伝わりやすい、ってこともありそうですな。

              思い起こせば34年前、古い話やねぇ〜・・ウッキーが結婚する前のこと、

              家内の両親に単身で、『お嬢さんをください!』とお願いに行ったのですね。行く前に、我オヤジ殿に、「なんて言うたらええのかな?」と聞きましたら、「そんなもんお前、自分の言葉で言うしかないやないか、考えろ」と言われ、さあ困ったと思ったら、「どう言うにしても、会った瞬間に、いきなり言わなアカンぞ。ダラダラ世間話しとったら肝心のことが言えんようになる」と続けて言ってくれて、それなら何とかなるやろと、変に安堵したものでした。あまりの緊張で、何て言ったのか、まるで思い出せませんが、、結果は悪くなかったようで〜

              単刀直入Vivid Pink

              単身、敵地に斬り込むような勢いのある光沢、

              敵の刃も跳ね返す輝きです。

              単刀直入に、『このダイヤ、ください!』と勢い良く言ってくださる人、お待ちしております。

               

               

              『言語道断』

               

               

              『言語道断』は、非常に強いネガティブなイメージですが、

              オリジナルの意味は全く反対。

              “言葉”で表現する“道”が“断”(たたれている)というほど、

              真理は言葉で言おうにも表現できない、表現しようとしても言葉では言えない、適切な言葉が出てこない、

              という意味の仏教語だったのですね。

              ですから、出典は相当に古くて、「平家物語」にも、、

              “時々刻々の法施祈念、言語道断の事どもなり”、言いようがないほど立派というような記述があるそうですな。

              それが何時の間にか、マイナスイメージOnlyの、それも極めて否定的な使われ方のみとなってしまったのは、この濁音だらけの発音と、道が断たれたという漢字の感じによるところが大きいのでありましょう。実際、テレビなどで『言語道断』と誰かが言っているのを見ますと、まあホントこの人“キレてる”なと、思わざるを得ませんな。

              そんな四字熟語をわざわざ選択するなってね。

              でも、この強い調子と勢いを、逆にプラスイメージで捉えることが出来たなら、とてつもなく強烈なインパクトを与えることができると思った訳なんです・・・

              ・・・そうですね、あまり見ることが出来ないほどのカラーダイヤというのは、ホント形容詞に困る、なかなか言葉が出てこないというのは紛れもない事実。

              感極まった時の感動詞としても、これから陽の目を見ませんかね?!

              感動で言葉がない時に、強い調子の四字熟語がない、という事実、ご存知でしたか。言葉が出ない時、「絶句する」「息をのむ」「ハッとする」等しか適当な表現がありません。

              カラーダイヤの世界だけでも、Super褒め言葉としてこの『言語道断』を使いたいと思っております。

               

               

              『規矩準縄』(きくじゅんじょう)

               

               

              『規矩準縄』なんてね、ほとんど使わないでしょう、馴染が薄いと言うより、全く聞いたことがないと言う人も多いのではないかと。

              法律や規則のことなのですが、漢字の意味を知ると「なるほど」と膝を叩きたくなるのが50代から上の世代でありましょう〜

              コンパス(規)、物差し(矩)、水準器(準)、墨縄(縄)ということで、ウッキーたちが子供の頃の大工さんの道具ですな。家を建てている現場によく遊びに行って飽きもせずに大工さんの仕事を眺めていた御同輩も多いことかと。ウッキーは、墨縄が不思議でならなかったですな。使う現場を見ようと「虎視眈眈」?となっておりました。今は、工場でキッチリと出来上がった部品が現場まで運ばれてきて大工さんはそれを組み合わせるだけ、というような家が多いようですが、昔の大工さんは本当に凄かった〜、今の建築設計士顔負けの知識を持っていたことでありましょう。それを支えていたのが、しっかりとした『規矩準縄』と言う訳で。

              この四字熟語の成り立ちを知った時、Cut & Proportionに優れたダイヤが思い浮かびました。ダイヤモンドの世界も、機械化、コンピューター化が進んで、我々のような古いバイヤーが馴染んでいた時のダイヤ研磨ではもうないのかもしれません。しかし、今でもやはり、『Cut & Polish in Belgium』のブランド、Antwerpならではの職人技が生き続けていると信じたいですね。

              そういう意味でも、『規矩準縄』という熟語がもっとポピュラーになればなと思わずにはいられません。

              ところで、

              『規矩準縄』が行き過ぎると『杓子定規』になりますが、

              『杓子定規』とは、曲がっている杓子の柄を無理やりに定規に使うというのが本来の意味。

              ご存知でした?

               

                   (続く)

               

               

               

               

               

              | ukitama | - | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              目が点に
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                いつものことながら、あまり「ぞっとしない」話で恐縮でございますが、

                毎年、文化庁が行っている“国語に関する世論調査”、今日の朝刊に載っておりましたね、皆さん、ご自身の国語力、如何お感じになりましたか?

                ウッキーは、まるで駄目と、今年もガックリ〜

                「存亡の危機」と信じて疑ってませんでしたし、

                「足元をすくわれる」だってね、普通に使っておりました。

                「話のさわり」は、どうでしょう、これも微妙、意味を聞かれて『要点』だとハッキリ言えたかどうか、自信がないです。

                「ぞっとしない」くらいですね、誤用してなかったのは。

                でも、毎年、この発表がある度に少しずつ“賢く”なってゆく〜と、ちょっと悲しいけれど僅かな喜び・・・

                 

                同時に発表されていた“慣用句の年代別使われ方”も興味深いですな。

                「心が折れる」は、20代の使用頻度が高くて、年代が高くなるほど低いのだそうで・・・心が折れてまた復活するのは若い世代の特権ということなんでしょうね。

                「目が点になる」は、ウッキーたち50代が一番使って、若い世代はあまり使わないとか。これからこの表現を使うと、どんどん年寄り扱いされそうですな、気を付けないといけません。

                 

                さて、『言語は生き物』とよく言われてきました。放っておいたら日本語がどんどん変化しゆく、、と言うよりも、どんどん変わってきて、それこそ加速度がついたように毎日毎日、進化or退化?!変動?変容??して行ってるのが日本語。それだけ世界でも図抜けて高度、“文明度”の高い言語と言えるでありましょう。

                 

                “国語に関する世論調査”の結果について、日大の社会言語学研究者の田中ゆかり教授が新聞紙上で、『若い人たちの間で誤用や新しい使い方が広がるのはやむをえない』が、調査結果を知って、『言葉に関心を持つ機会に』とコメントしておりますね。

                まあ確かにその通りではあるけれど、

                言葉に関心を深くして、その上で日本語にもっと関心を持って、美しい日本語を大事にするということを今一度考える機会となってもらいたいですよね。

                 

                小学生から英語教育が義務化されるというような馬鹿げたことがついに始まるとか・・・

                まったくね、クソ文部省は何を考えているのやら〜

                 

                9歳から12歳の三年間は、脳の完熟期と言われます。この三年間に脳が獲得する機能は、PCOS(基本ソフト)のようなものだそうで、12歳以降に脳が獲得するものは、単なるデータファイルなんだとか。その大事な三年間に、子供は創造力を養い、発想を豊かにし、思考力を高め、論理的に考える力をつけるわけです。

                英語なんてやってる場合じゃない、そんなデータファイルは‘あとづけ’で十分、

                それよりもっと“創造や思考のための言語”、母国語、日本語、国語力をつけさせろ、

                そして、美しい日本語を守れ!

                 

                ところで、日本語は、母音を主体に音声認識するということで、世界的に非常に珍しい言語なんですね。

                このことと、濁音と子音が少ない、

                これが日本語が美しく聞こえる理由である訳です。

                皮肉なことに、“美人(びじん)”は、中国語では『メイレン』とか『メェニイウ』とかって言うのですな、中国語の方が‘より美人’に感じます。

                そうですね、美人と言うよりも、“美しい人”と言った方が余ほど美しく感じるのは面白いことです。

                 

                誠に興味深いことに、

                カラーダイヤの美しさを表現する言葉も濁音が少ないですね、

                華麗、佳麗、端麗、淑麗、優婉、豊艶、妖艶、清楚、妙娟、、、等々。

                そしてこれらの言葉が“素直に乗る”ダイヤが本当に美しい色艶なのではないのかなと、今ふと感じました。

                 

                美しいカラーダイヤとの出会いがあった時、

                それを自分なりにどう表現して記憶に留めるか、皆さんが日常にやっておられることでありますけども、

                それは“非常に大事な作業”ではないかなと思います。

                単に美しいと言う以上の言葉、濁音のない美しい日本語をもってして美しいカラーダイヤを表現することによって、カラーダイヤと日本語がいっそう輝きを増す・・・

                そのように思いませんか。

                 

                どうかまた、秋の夜長、そんなことでも考えながら、カラーダイヤを眺めてみてください。

                 

                さてさて、清宮クンがプロ入りを表明しましたね。

                彼のような華がある選手がまた登場してきてくれたということ、これはホント嬉しいことです。数年後、彼の同級生たちは『清宮世代』と呼ばれるに違いないですな。松坂大輔が常に『松坂世代』の主役であったように、清宮クンもずっと彼の世代の中心的な存在であり続けていただきたいと思います。

                そして願わくは、

                この特大サイズのダイヤモンドの原石が、

                甲子園で美しく研磨されるますよう!!

                 

                 

                | ukitama | - | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                あいびき
                0

                  明治の小説家で、翻訳家でもあった二葉亭四迷(1864 – 1906)が、海外の小説を翻訳していた時、非常に困った女性のセリフに遭遇した・・・

                   

                  I love you!”

                   

                  当時の日本では、女がそういう言葉を口にすることはほぼ皆無だったのです。

                  彼は二日間に渡って悩み続けた後、以下のように訳(?)いたしました〜

                   

                  “死んでもいいわ”

                   

                  ・・ちょっと違うんじゃないですか、と言いたくなりますね。

                  そんなこと言われた日にゃ、‘どん引き’する男だっているはず。

                  たいていの野郎どもは‘いけいけ’だったはずなのに、、気持ちもあそこも‘萎え’てしまう?!

                   

                  まあそれは良いといたしまして、、

                  “死んでもいいわ”とは全く関係のない、ツルゲーネフの『あいびき』という小説を二葉亭四迷が訳しております。

                  これがまた珠玉の名文!

                   

                  「・・・何ン時ばかり眠っていたか、ハッキリしないが、とにかくしばらくして眼を覚ましてみると、林の中は日の光が到らぬ隈(くま)もなく、うれしそうに騒ぐ木の葉を離れて、はなやかに晴れた蒼天がまるで火花でも散らしたように、鮮やかに見わたされた。雲は狂い廻わる風に吹き払われて形を潜め、空には、繊雲(ちりくも)一ツだも留めず、大気中に含まれたる一種清涼の気は人の気を爽かにして、穏かな晴夜の来る前触れをするかと思われた・・・

                  ・・・・(中略)・・・自分はたちどまった、花束を拾い上げた、そして林を去ツてのらへ出た。日は青々とした空に低く漂ッて、射す影も蒼さめて冷かになり、照るとはなくてただジミな水色のぼかしを見るように四方に充ちわたツた。日没にはまだ半時間もあろうに、モウゆうやけがほの赤く天末を染め出した。黄ろくからびた刈科(かりかぶ)をわたツて烈しく吹き付ける野分に催されて、そりかえツた細かな落ち葉があわただしく起き上がり、林に沿うた往来を横ぎって、自分の側を駈け通ツた、のらに向いて壁のように立つ林の一面はすべてざわざわざわつき、細末の玉の屑を散らしたように、煌きはしないが、ちらついていた・・・・」

                   

                  ― この(中略)の間に、主人公は、目覚めた林の中で、農夫の娘らしい美少女と、身なりの良い傲慢そうな男が秘かに会っている現場を偶然に目撃してしまう訳なんですな、、、若い男女の言葉と気持ちは最後までかみあわず・・・―

                   

                  深まるにはまだ少し早いかもしれませんが、

                  秋が徐々に色濃くなってきましたね。

                  “死んでもいいわ”と思うのも、気持ちと言葉がかみあわないことも、また秋なのかもしれないと感じます。

                   

                  この逸品を手に入れたら“死んでもいい”、なんていうカラーダイヤに出会ってみたいですね。

                  まあでも、それを実際に手にしたら、、

                  直ぐに別の物を欲するに違いない、

                  とも思えてきます・・それが普通の人間。

                   

                  さて、秋の夜長にカラーダイヤとの密やかな『あいびき』をお楽しみいただいているでしょうか?

                  火花を散らしたような鮮やかな蒼天Blueも、気分次第では、ジミな水色のぼかしのように見えることもあるに違いないでしょうし、またその逆も当然あるのが秋。

                   

                  美しいカラーダイヤとの‘運命的な’出会い、夢のような“あいびき”は突然にやってきます。

                  それは、今日初めて出会うものかもしれないし、昨日まで見ていたのに全く気付かなかったものであるかもしれません。

                  出会った瞬間の気持ちがダイヤの輝きと見事にかみあったら、それ以上の素晴らしいことはないでしょうし、ふとした時空の気まぐれの狭間に、視線の先をかすめたダイヤの、年に一度の煌きに心奪われるということがあればまた幸せですね。

                   

                  しかし、気持ちを張りつめてカラーダイヤを観察いただく必要など全くありません。

                   

                  心の中を空っぽにしてボンヤリと大気の中に漂うようにしていることが一番理想的な姿なのでは。

                   

                  自信を持ってカラーダイヤと接してください、

                  あなたにしか見えていない美しさだと。

                   

                  | ukitama | - | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  Bravo Baseball
                  0

                    今日の朝刊のスポーツ欄は広島カープの緒方監督の胴上げの大きな写真で、、

                    ウッキーたち阪神ファン始め、鯉党以外のセリーグファンにとっては最悪の朝、三連休明けの重い体と気持ちがよけいに重く感じますな。

                    ホンマ強い、圧倒的な強さのカープと、カープファンの皆さんに素直に「おめでとう」と言いたいところですが・・・

                     

                    どうも気になるのが、カープファンのマナーでござますね。

                    甲子園の左半分を真赤に染めるのは仕方のないところながら、右側まで赤い色がパラパラといる、、あれはいけませんな。聞くところによると他の球場でも同じことらしいですな。また、マツダ・スタディアムのビジター応援席に空席が多いのは、カープファンがビジター席を買って、他の場所で立って見ているからなんだそうで〜・・・お金払ったら何やってもええの??

                    プロ野球を楽しむということにも当然ながら守るべき慣例と‘暗黙のルール’がある訳でね、犯罪行為をしなければ全てOKという考え方は改めないといけません。

                    甲子園に来る巨人ファンや中日ファンなんて、ホント大人ですよ〜彼らが阪神ファンのど真ん中に入って観戦するなんて有り得ませんし、甲子園に入るまで、阪神電車の中などでは、応援グッズやユニフォームの類は全てバッグの中、まるでどこに行くのか分からない格好してまっせ。自分の席に着いてから着替えたりしている。

                     

                    ネットで見ておりますと他にも色々とカープファンへの苦情が〜・・

                    他の野球ファンの反感とヒンシュク買って何も良いことはありませんよ、『アンチ広島』を増やすだけ。ウッキーも去年までは結構好意的にカープのことを眺めておりましたが、今年はもうファンが騒ぎ過ぎて鬱陶しいから、阪神とやってなくてもついつい『カープ負けろ!』と思ったりで。

                     

                    二連覇、今はセリーグの絶対的と言っても良い覇者、王者なんですからね、球団もファンの行動にはしっかりと留意と注意を怠らず、節度を持ったマナーをファンに呼びかけるべきでしょう。しかし現状は、球団は全く“我関せず”、ファンにやりたい放題やらせているって感じやね。そういうのが“広島流”なのでありましょうか?!

                     

                    今日、9月19日はBaseballをこよなく愛した正岡子規の命日。

                    子規さんは松山の出身、広島は指呼の距離、現代に生きていればカープファンだったでありましょうね〜・・今ごろ、草葉の陰でカープファンを憂いているに違いありませんな。

                     

                    さて、カープファンへの苦言はこのくらいにしまして、

                    やはり今日は、子規と野球にちなんで少々。

                     

                    子規の“野球短歌”〜

                     

                      久方の アメリカ人(びと)の はじめにし

                                ベースボールは 見れど飽かぬかも

                     

                    “久方”は、光とか天とかの枕詞と思っておりましたが、

                    アメ(天)とかっていう使い方もあるのですね、知らなかったな〜

                    しかし、野球に飽きてみたい。

                    野球がなければ、どんなにか“のどけからまし”だろうとね、いつも思いますよね、虎党の皆さん。

                     

                     

                      若人の すなる遊びは さはにあれど 

                            ベースボールに 如(し)くものはあらじ

                     

                    遊びといわれると、『違う!』と言いたくなりますね。

                    まあそれは良しとして、子規の時代にはサッカーやラグビーはなかったのかな?

                    それらに対して子規がどう考え、どう詠んだか、興味あるところですね。

                     

                     

                      九つの人 九つの あらそいに 

                              ベースボールの 今日も暮れけり

                     

                    野球がドキドキするのは、9人対9人のチームプレーなのに、

                    究極は、投と打、1対1の“タイマン”であることですね。

                    1試合に少なくとも60回、多ければ100回ほども“タイマン”が見られる。

                    ホント飽きもせず、今日も日が暮れるのは当たり前のこと?!

                     

                     

                       今やかの 三つのベースに 人満ちて

                                そぞろに胸の うちさわぐかな

                     

                    満塁のチャンス(ピンチ)は、どんな時でもワクワク(そわそわ)、

                    満塁がないゲームは、勝ってもなにかイマイチ興奮度が低いという気がしますね。

                    ところで、満塁時の“タイマン”に強い選手をご存知ですかな。

                    昨年、12球団で一番の満塁高打率は、楽天の茂木栄五郎。一番の満塁低被打率は、西武の牧田和久だったそうです。この二人に何か共通点があるのかなと、略歴等を見ておりましたが、全く重なるところがなく、何も発見できませんでした。こういうことも珍しい!

                     

                     

                      打ち揚ぐる ボールは高く 雲に入りて

                                また落ち来る(きたる) 人の手の中に

                     

                    『大きい、大きい、大きい、入るか、入るか入るかーーーーー取りました〜』というようなラジオの実況に、顔面に青筋立てながら聞き入った経験もおありでしょう、御同輩。

                    歓声と溜息が交差する悲喜こもごもの風景、嗚呼〜Baseball

                     

                     

                    ところで、

                    満塁に強い牧田投手の同僚の小石博孝投手がちょっと変わった“二刀流”というのをご存知でしょうか。大谷クンのような、投げて打って、ではなくて、、

                    投げて詠んで〜

                     

                    その小石クンのデビュー作、

                    この句で、高校生の時に有名な賞を貰ったとか・・・

                     

                       二人きり いつも以上の 心臓音

                     

                    いいねえ、彼女と二人っきり、さあ、抱きしめようか、『好きだ!』って叫ぼうか・・・ああ、もう、じれったい!

                    ・・・アホか、オッサン! と、小石クンからどつかれそうですな、

                    誰もが想像するシーンではない!

                     

                    な、なんと、これは、高校の野球部の監督室にひとり呼ばれた時のこと、なんだとか〜・・・怒鳴られるのか、、しばかれるのか、、、俺いったい何をした?!?

                    ホント良く分かります〜その気持ち。

                     

                    そう言えば、

                    かなり季節外れではありますが、思い出しました、

                    一昨年の春のセンバツ、

                    敦賀気比の篠原主将の選手宣誓には短歌が詠み込まれておりましたね。

                     

                       グラウンドに チームメートの 笑顔あり

                                   夢を追いかけ 命輝く

                     

                    これに対して、

                    同センバツに出場していた子規の母校・松山東(旧松山中)の俳句部の生徒が返句したのでございました〜

                     

                        春光(しゅんこう)や 命漲る(みなぎる)グラウンド

                     

                     

                     Bravo Baseball !!

                     

                     

                    誰か、

                    カラーダイヤの歌、詠んでくださ〜い

                     

                     

                     

                    | ukitama | - | 16:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    つらがまえ
                    0

                      今一番やりたいことは?

                      と聞かれたら何と答えますか。

                       

                      ウッキーは、『のんびり、のんきに過ごしたい』と言うのではないかなと、ぼんやり思っております。

                      きっと皆さんの中にも同様の方が多いに違いないと推測いたしますが、如何でしょうか。

                      金曜の午後ともなりますと、この傾向は大いに増大するに違いない!

                      明日からの3連休はどうやら台風によって滅茶苦茶なことになりそうですから、

                      どうか皆さん、のんきに過ごしてください、当店のカラーダイヤとともに・・・

                      ・・・・なんかもうエンディング、〆の言葉みたいやねぇ〜

                       

                      ところで、この「のんき」とは元々、中国語ということをご存知でしたか?

                      漢語調ではないですから、普通に日本語だと信じて疑っておりませんでしたね、非常に意外・・・

                      “暖気”と書くのだとか。「暖」をNonと発音するのは、中国語でも特殊な唐音(とうおん)なんですな。読んで字の如く、“気分の暖かいこと”〜

                       

                      のんき(暖気)、、

                      心身共に暖かく、尖った気持ち皆無で、完全にリラックス。

                      こういう時には、こんなダイヤ・・・

                       

                       

                      のんきに過ごして暖気Pink ハートを眺めたら、、

                      もう1段階も2段階もリラックスの度合いが上がるに違いありません。

                      そして、日ごろ見えてなかったものも見えて来て、

                      『そうや!』と新しい発見が!!

                      これまで気づかなかったカラーダイヤの美しさにも『ハッ!』と出来たり〜

                       

                      さあ、今日もまた美しい日本語とともにカラーダイヤをお楽しみください。

                       

                      ウッキーがこのところ気に入っている日本語のトップ3に『縹(はなだ)』という色名があります。青色のことですね。花田とも書くとか・・・

                      花は赤系というのが“花”と聞いた時のイメージですが、

                      それが何故に青色のことを指すようになったのか、これは誠に難解!

                      どこを探しても、満足できる回答が出てまいりません。

                       

                      まあ、なんであれ、縹は藍による単一染の純正な青を言ってきたのですな。

                      紛れもなくストレートBlue、本筋Blue!!

                       

                      中原中也の『朝の歌』の一部分、

                      「・・・

                       小鳥らの うたはきこえず

                       空は今日 はなだ色らし、

                       倦(う)んじてし 人のこころを

                       諌(いさ)めする なにものもなし。

                       ・・・・・

                       うしないし さまざまのゆめ、

                       森なみは 風に鳴るかな

                       ・・・・」

                       

                      白黒グレイの詩の中で、くっきりと“はなだ色”が見えますね。

                      もしこの詩の“はなだ色”の部分が‘青’とか‘青色’、あるいは‘ブルー’となっていたら、空の色の青、空の色のブルーだけを感じたに違いないでしょう。それが、色のない世界に様々な“はなだ色”が見え隠れ。

                      いわゆるブルーを、縹(はなだ)色ということによって、これだけイメージが拡がるのか。

                       

                       

                      あなたの縹色、

                      是非とも見つけてください。

                       

                      毎日、カラーダイヤと向き合っておりますと、

                      ホント様々な顔、表情、雰囲気と出会います。

                      同じダイヤでも、昨日と今日とはまるで違うこともよくあること、、

                      というのは常に申し上げている通りですね。

                      このカラーダイヤの顔、表情、雰囲気を、総称して、

                      『つらがまえ』と言ったらどうだろうかと、今ふと思いました。

                       

                      ちょっと違うだろう、

                      そんな武張った言葉がダイヤに合うだろうか、

                      なんてね、皆さんから言われそうですね、

                      LovelyFancy Pinkの色味を見て、「この“つらがまえ”は・・・」なんて言うのはちょっとどころか、かなり変!

                       

                      しかし、これならどうでしょう〜・・・

                       

                       

                      どうです、

                      この見事な“つらがまえ”、

                      当然ながら軟弱というような言葉は一切関係ないギラギラの輝き、

                      かと言って、武辺者一辺倒というのでもなく、優美な煌きと、

                      なんと言っても、圧倒的なオーラ、

                      人間に喩えるならば、パッと見で惹かれる澄んだ瞳を持っているという気がしませんか。

                      とてつもなく“力が籠っている”煌々なんですね。

                       

                      カラーダイヤの“つらがまえ”の中に本当の美しさを発見していただけることを祈っております。

                       

                       

                      若い男女が出会って結ばれる、、

                      この“むすばれる”は、「むす」が語源で、“生す”あるいは、“産す”という漢字が当てられてきたとか。

                      “むすばれた”結果が、‘むすこ’であり、‘むすめ’なのですね。

                      「むすぶ」ことによって新しい命が生まれ、そのサイクルが循環してゆきます。

                      「むすぶ」は、永遠への祈りを込めた特別のこと。

                       

                       

                      このような優れた色味で、極めて美しいCut & Polishのダイヤを見ておりますと、永遠のサイクルが見事に循環していると感じてしまいますね。

                       

                      皆さん方とのご縁も、

                      もっともっと、むすびたい!!

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      | ukitama | - | 17:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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