Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
Review of 平成−2
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    続きです・・

     

    平成のダイヤモンドを語る上で絶対に外せないのがイスラエル。

    1989年から1990年代、平成の最初の数年間、ダイヤモンドの世界は、イスラエルが“主戦場”であったと言えるのではないかと思います。平成元年、日本はバブル経済のピークを迎え、ダイヤモンドの輸入も最高潮に達しましたが、その約4割はイスラエル、Tel Avivからの商品。A社のバイヤーも誰かが常にTel Avivに滞在しているような状態でした。ウッキーも月日を経るごとにイスラエルという国自体に興味が増して、ベルギーと同程度に好きになっていったけど、平成元年に初めてTel Avivに行った時には、『な、な、なんちゅう無礼な国民や!』と、全く頭にきたものでございました。なんせ、ホテルにチェックインの際、フロントに誰もいない、ベルを鳴らして待つこと12分、やっと来たか〜と思ったら『What’s your name?』ですからね、しつこく何度も書いているけども。彼らの言語、ヘブライは元来そういう言葉遣いなんですな、日本人は敬語にうるさいから余計に腹立つのですね。まあそれでも、その種の“ぞんざい”な態度と言葉に慣れるまで非常に時間が掛かったのも事実で、どうもイスラエルに馴染めない時間が長くて、必然的にTel Avivに滞在する時間が短くなって、当時のバイヤーとしは珍しく、Antwerpでメインの買い付けを行っていたのがウッキーでございました。

     

    イスラエルの商品は確かに安かった、多くの日本人バイヤーが集結したのは当然。しかし、そのMade in Israelの特徴は、とにかく超歩留り重視、いわゆる場面が小さい、ということなんですね。例えば1crtのラウンドがあると、その直径は6mmを切ることも珍しくなくてね、さすがに6mm切れとなるとsize gaugeで測らなくてもパッと見で分かるくらいに小さな場面で、ルーペ使って更に見るなんて気には到底ならないし、見る1カラットがほとんど6mm切れか6mm近辺というボックスやパーセル(包み)も珍しくなくて、そんな中から、6.4mm以上とは言わないけど何とか使えそうな場面の物を見つけるのはホント忍耐でございましたよ。

     

    1crtでさえそのような商品なんだから、0.3crt0.5crtBridalアイテムも当然同じ状況。A社はそんな商品は絶対にやらないようにしていたけども、日本の一部悪徳輸入屋は結構な量を取り扱って、小売店や消費者を“だまくらかして”いたのが容易に想像できる、、そのために発展、進化したのが当時のGIA基準にはなかった日本の鑑定屋独自のCut総合評価でありますね。

     

    ちなみに、H&Q ,3EXなんていうUKI世代から上の者には空前絶後とも言えるCutグレードも、平成の初期に大いに改良が加えられたのですよ〜・・・・

    他に先駆けて中央宝石研究所がやり始めたのだけども、

    当初はシンプルなExcellentさえもなくてね、Very Goodが一番上だったですな。Very Goodの上にExcellentが登場したのは昭和の終わりか平成の最初か、微妙なところ。

    ですから、3EXH&Qなんてもっと後のことになります。それらが登場した頃にウッキーは既にドップリと“色の道”に浸っておりまして、そのような訳分からん物の買い付けで悩まずに済みました。

     

    イスラエルのダイヤモンド産業が順風満帆だったかというと、そうではなく、皆さんご存知の湾岸危機から湾岸戦争で、数か月間の“開店休業”という事態も、、・・・

    あの当時のことは良く覚えております、海外で見るCNNのニュースが映画を見るようでありましたからね。

    湾岸危機が起こるやいなや、A社の社員はイスラエル出張を全面的に取りやめ、他の3市場、AntwerpMumbaiNew Yorkへの依存度を高めました。他のダイヤモンド輸入屋はもう少し後までTel Avivに行っていたようだけど、12月になると『(多国籍軍の攻撃が)もう始まる』『イラクがイスラエルを攻撃する』というような状況になりましたから、この時点でイスラエルに行こうなんていうアホなバイヤーは皆無になり、それから恐らく5月ごろまではTel Aviv市場は閑散としていたのではないのかな。

     

    湾岸戦争が始まった日、ウッキーはMumbaiで買い付けしてましてね、インド人はもう大興奮でしたね。買い付けしていた事務所のマネージャー氏が、多国籍軍の空爆がどんな風に行われたのかCNNで見たいと言い出して、UKI氏が滞在していたホテルの部屋まで見に来たりで。UKI氏は、これ幸いとばかりにCNNのニュースの内容を簡単な英語に“変換”してもらった〜、ちょっと情けないけどね。CNNのニュースの中でちょっとショックだったのは、米軍攻撃機のパイロットが帰還して直ぐにインタビューに応じて、『これからまた出撃する』と、緊張するでもなく力むのでもなく不安がるのでもなく、淡々と述べていたこと。これを聞いて思わず『えっ!』と声を挙げてしまいましたよ。

    そう言えば、

    このMumbai入り直前にAntwerpで買い付けしていたのですけども、取引先の事務所で仕事しているUKI氏のところにイスラエル人が売り込みに来たのですね、イスラエルでは商売にならないからって商品持ってAntwerpにやってきた訳です。彼が持っていた物の中でウッキーが目に留めたボックスは、約100個の1crtの変形物、PS MQ OV PR等々、ウッキーが得意としたGHIカラーあたりのI1クラス、先方の言い値は$800/crtだったかな、合計で約1,000万円の商売。それを預かって、2日間かけて、ああでもない、こうでもないと、買おうか、やめようなと思案して、『よし、行ったれ!』と、$600から値段交渉を始めて、結局、$675でマザール(商談成立)いたしました。

    衝撃的だったのはそのマザールの直後、

    取引相手の男は、UKI氏と握手しながら言ったんです、

     

    『これから(対イラク戦に備えての)兵役だ』、

     

    『生きて帰ってこれたら再び会おう』と。

     

    イスラエルは国民皆兵制、有事には多くの者が徴兵される。

     

    その顔は笑っていたけど、こういうことは現代日本では経験できまへん、、

    ウッキーは、気の利いた言葉一つ言えず、

    出征兵士を送り出すのはかくの如きかと、彼の『Good bye』が胸にズンと重く響いたものでした。

     

    幸いにして、イスラエルは、イラクから大量のスカッド・ミサイルを撃ち込まれながらも、アメリカの強い要請によって反撃を自粛しましたから、兵役に行った彼も無事であったことと思われます。

     

    しかし、どういう訳か彼とは未だ“感動の再会”とはなっておりません。

     

    湾岸戦争後にイスラエルのダイヤモンド市場が活気を取り戻すまでそんなに時間は掛かってなかったような気がします。流石にユダヤ人たちの総合力、というところでありましょうね。

     

    むしろ、湾岸戦争の“戦前と戦後”で大きく変わってしまったのが日本の方。そうですね、バブル経済の崩壊。買い付けも、関西で言うところの“吝い(しわい)”ものとなり、大量買い付け&大量販売の時代は終わりを告げ、全てのダイヤモンド輸入屋は量から質への転換を図らねばならぬ時がやってきたのです。

     

    そんな環境の中で、UKI氏がカラーダイヤに視線を動かしたのは当然の成り行きだったのかもしれませんね〜

    、、とは言いながら、

    湾岸戦争後、1993年や1994年に買い付けた4個のピンクダイヤは、結局ひとつも自分で売ることが出来なかった・・・情けなーーーい。

    たったの4つですからね、全部しっかりと覚えておりますよ〜

    0.3crt Light Pink SI1 ラウンド

    0.5crt Light Pink VS2 ラウンド

    0.3crt Fancy Pink SI1 オーバル

    2.0crts Very Light Pink VS1 ラウンド

     

    2crtsのラウンドは、CutExcellentが出ました〜・・売れなかったら意味ない!

     

    当時は、無色の物のカラーを見るように、ダイヤをひっくり返して、パビリオン側の色を見ておりましたから、正確に判断できなかったのでした〜ど素人。

    でも、そのようにして見て、Light Pinkなどの淡い色味は綺麗だったなあ〜きっとひときわ生地が素晴らしい南アものだったに違いない。

     

    0.3crt Fancy Pinkは、AntwerpArgyle Officeで買いました。

    $12,000/crtくらいだった。相場を全く知らなかったから、お勉強のつもりで。

    多分それは今ならFancy Intense Pinkで間違いのないところ、非常に美しい薄紅だった。

     

    上記の物に反響がなかったものだから、23年はカラーダイヤを“封印”していたのですけどね、ある日、運命的な出会いが!

     

       ― 続く ―

     

     

     

    | ukitama | - | 16:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    Review of 平成
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      早や4月なかば、

      大阪の桜もほぼ終わりかけ、“なごり雪”ならぬ“なごり桜”?!

      正直なところ、あまり綺麗とは言えないけれど、

      まだわずかに残っている花びらが枝から離れて、ふわりふわりと漂うのを見るのは、胸が少しキュンと鳴りますね。桜のすぐそばではなくて、10メートル以上の距離があるのに、それが朝陽に輝いてハッキリと視認できる、、桜の木の下で見ているよりもFantastic、今朝のちょっと意外な発見です。

       

      平成も最終盤ですね。

      今年の51日から新元号、ということが決められた時には、元旦からではなく新年度と同時に41日から始まるのでもない、ということに何かちょっとした“心理的抵抗”があったものですが、直前になってみますと、桜とともに平成が終わり、初夏の萌える新緑とともに新元号が始まる・・・これはホント‘絶妙感’ですね〜・・特に計算されていた訳でもないでしょうけど。

       

      『平成最後』という表現には、「もういい加減にしてくれ」と言いたくなっておりますけども、テレビや新聞では相変わらずの『平成特集』ですな、、、

      ・・・というところで?!?

       

      なんやねん、ウッキー、お前もか!

      と言われることを覚悟の上で、

      平成ReviewUKI版〜・・

       

       

      ・・・・ウッキーが昭和の終焉と平成の最初の日を迎えたのは、千葉・幕張のマンションでした。当時は商社勤務のサラリーマン。大阪本社から転勤して約1年半。幕張から東京・丸の内、皇居が直ぐ目の前に見える東京海上ビル5階のオフィッスに通勤しておりました。しかしながら、社内のゴタゴタと言いますか、ウッキーが所属していたダイヤモンド輸入卸のセクションは、前年の1988年から大揺れ。問題山積で、12月中旬からほとんど仕事らしい仕事をしていなかった・・・・

      結局この騒動は、ダイヤモンド輸入卸のセクションの長が、ウッキーたち部下のほとんどの者を引き連れて退職、新会社を設立、というクーデターめいたものに発展したのでした、、

      皆、若かったねぇ〜ホント、今から考えると『ようやるわ』という感じ。若さと景気の良さ、それだけだったね、追い風は。

       

      とは言っても、商社の方も、『はい、そうですか、サイナラ』とはなりまへん、当たり前のことです。

      すったもんだして、ようやくウッキーたちが退職できたのが331日。

      前年の12月半ばから3か月半、ほとんど仕事してなかった!

      毎日いったい何して過ごしてたんやろね。ほとんど記憶にございません。給料だけは普通にもらえていた、これは良く覚えております、素晴らしい!

       

      ところで、この年は日本国民にとって、平成のスタートとともに、もう一つ大きな出来事がありましたね、

      消費税のスタート。

       

      税率わずか3%のことながら、ダイヤモンドを含む宝石貴金属業界にとっては画期的とも言える“事件”でございました、、

      ウッキーたちのようにゴタゴタなく全く普通に商売やってた業界の卸売の連中は皆この時期に、とんでもなく大儲けしたのでした〜

      なんでや??

      それまで、1989年の331日まで、消費税導入前は、ルースだろうが何だろうが宝飾品全てに“物品税”というものがあってね、これが税率15%で内税。消費者には税金額も税別売価も全く表示されてなくて、業者間取引においては適用されてなかったものだから、かなり脱税が多かったという欠陥税制。

      ということで、

      聞いた話だけですけども、

      消費税導入直前の業者間の“駆け込み売買”の凄まじかったこと・・・

      そりゃそうだろう、41日からは全ての商いに3%であるし、小売店にとってみれば15%⇒3%なんだから3月末日までは“ひたすら仕入れ”。

      ウッキーたちの新会社は全く蚊帳の外、儲け損ないました。

      もう少し早いめに動いていたらね、ホント残念ですな。

       

      消費税とともに!

      平成元年41日からウッキーたちは新会社(A社といたしましょう、実際に頭文字がAだったから。過去形〜)、ダイヤモンド輸入卸専門企業の社員となりました。ベンチャー企業と言えば少し違うのかもしれないけども、商社のダイヤモンド輸入卸部門を退職した“バイヤー集団”、ひとりひとりがダイヤモンドに関する特殊技能者、業界でも特異な存在でありましたね。A社の社長は商社時代の上司だけど、“金主”を見つけてきたから社長になったというだけで、ウッキーたち社員は、実際のところは自分たちが会社を動かしているという実感がありました。社員それぞれが独自の路線、各自好みのアイテムで、自身で開拓した市場、めいめいの卸売先を持って仕事していたという訳で。

       

      当時のウッキーは、何を、どんなアイテムをやっていたのか?

       

      今から考えるとホント不思議なことに、カラーダイヤ以外全部!

      全く皮肉なものですな、若かりし頃のUKI氏は“オールラウンダー”を誇っておりましたのに、カラーダイヤだけは知らなかった〜

      今は、カラーダイヤだけしか知らない!

       

      当時、オールラウンダーとは言え、やはり得意アイテムと不得意アイテムは厳然?!として存在いたします。

      自慢やないけども、Bridalアイテムは苦手でございました。

      VVS1と思って買ってきたのがソーティングに出したらVVS2となり、VVS2のつもりがVS1になり〜ということが少なからずあってね、極小のインクルージョンを見落としているのですな、『こんなアイテムは好かん、向かん!』と、そのうちに自粛。

      一方で、得意アイテムは、0.3crtから3crtsあたりまでの無色系のインクルージョンの比較的多い物。グレードで言いますと、GHIカラーのSI2, I1というレンジ。

      何故にこのアイテムがUKI氏の“得意種目”となったのか?

      自分でも良く分かってなくて、この文章を書くにあたってずっと考えておりましたら、カラーダイヤとの類似性があることに気が付きました。

      それは何ぞや?

      人によって評価が極端に別れるアイテムであるということ。

       

      Fancy Intense PinkFancy Pinkを見ても特に綺麗とは思わないと言う人もいるし、Fancy Pinkの色自体が分からないと言う人も珍しくはありません。

       

      また、テリの良い1crtのラウンドのGカラーのI1を見て、少しインクルージョンが見えるけど、大きいし迫力満点、価格を考えると非常に魅力的、と思う人もいれば、そんなキズが見えるダイヤなんて安くても絶対にイヤ!と言う人もいますね。

       

      Bridalアイテムを見て、『こんなの嫌い、綺麗じゃない!』と言う人は皆無。選択の基準は、高いか安いか。大きくてハイグレードで高くても良いのか、あるいは適度なところで大きさもそこそこが好みか、なんてことしかない。必然的に、輸入卸売価格はほぼ決まってくる。買い付けの結果の優劣は、グレードを正確に判断できるか否か、それだけのこと。だったら、極端な話、鑑定屋のグレーダー、AGTでも中央宝石研究所でもいいから、そこの信頼置けるグレーダーを買い付けに連れて行って判断させれば良いだけ、となる〜

       

      カラーダイヤが、ストレートで素直な色やグレードばかりではないのと同様に、

      UKI氏が得意としたアイテムは、誠に千差万別。同じSI2I1であっても、インクルージョンの位置によって、インクルージョンの種類によって見え方が凄く変わってくるのですね、だから全く同じグレードであっても価格は何割も違ってくることがよくある、これが楽しい、そして、『これで生きてこそトッププロ』と感じたのではないのかなと。

       

         ― 続く ―

       

       

       

      | ukitama | - | 17:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      大阪ダブル選
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        大阪の知事選、市長選も無事に終わり、ウッキーの期待通りに維新の2候補が自民系候補を圧倒。

        デメタシデメタシ!

        昨夜から大阪のニュースはこればかりという感じですな。

         

        このページで何度も述べてきたように、ウッキーは国政では自民党支持なのに、選挙で自民党候補の名前を書いたことがない!

        何でや?

        大阪の自民党はアホばかりやから。

        今回も、“反維新”ということだけで、国政で連立を組む公明党だけではなく、日ごろ相当にやり合っている立民の他、共産党まで輪の中に引きいれての選挙戦でしたな。こんなことを平気でやってるのが大阪自民。だから、自民党支持者の過半数が維新に投票する。

        こんなことも分からないからアホと言われる。

        しかしねぇ〜、前回、4年前に全く同じことをやっているのですよ。前回、惨敗した柳本がまた出馬して、前回と同じことを言っている。柳本は、この夏の参院選挙が本命レース、大阪市長選は“練習試合”のようなもの、「あわよくば」と思っての選挙戦。こんな奴を真面目に応援する方もどうかしていると思うけども、真剣に考えて柳本に投票した人には本当に失礼なことですな、ホンマにアホな話でございます。

         

        大阪府知事選、大阪市長選ともに、争点は『大阪都構想』。

        維新が住民投票までやって都構想を推し進めようとしていることに、大阪府議会と大阪市議会の他の会派は全部反対に回っております。

        これまた何でや??

         

        橋下徹が府知事になって維新を“創業”するまでの大阪は、自民と公明が他の会派を誘って好き勝手にやり放題。くだらんところに税金の垂れ流し、無駄使い。最たるものは公務員給与ですな。大阪府市の職員の給料は、UKI世代が20代の頃から『高額』で有名でございました、特に大阪市は凄かったね〜大学生の憧れの職場だった。なんせ、大阪市交通局のバスの運転手の給料は、南海や近鉄など私鉄系のバスの運転手の平均年収が400万円とかって言われていた時代に既に700万円だったとか。そしてそれは、橋下が大阪市長に就任する直前には、な、な、なんと、55歳で1,300万円!!

        バスの運転手は立派な職業、中小企業の経営者ほどの年収があったって不思議じゃない。しかし、相場があるだろうってね。ウッキーの息子の同級生の父親が大阪市交通局のバスの運転手だったそうだけど、橋下が大阪市長になって間もなく、そんな馬鹿な給与体系を改めることになって、さっさと希望退職に応じて楽隠居の生活を送るようになったのだとか。

        こんなことは氷山の一角。聞いて唖然とする話は山ほどありますな。市の交通局の一運転手がそのような厚遇だったのだから、市議会議員や市の幹部職員なんてどんなに手厚く“保護”されていたのか、容易に想像つくというもの。

         

        今回、自民党の大阪知事候補となった小西は、橋下のもとで副知事をやった男。なのに、あえて反維新で知事選挙に挑んだのは、かつて小西が、府市職員の給与を下げることに関して橋下に猛反発していたことを“抵抗勢力”が良く知っていて‘好感’を抱いていたことに他なりませんな。

         

        行政に何故お金が掛かるか?

        それは細かいところまで行き届く住民サービスを目指すからではなくて、不要な公務員にまで高給を支払っているから。維新の大阪市政になって、地下鉄のトイレなど街が劇的に綺麗になっているし、幼い子供を持つ母親たちが、『(議員や職員に支払っていた高額給料が減じられて)こちらに回って来て、生活に少しゆとりができてきた』と言っている。

        “大阪都構想”というのは、ウッキーも良く分かってないけども、本質的には上記のようなことの延長であるに違いありませんな、二重行政を無くすだけでまた職員の数も減らせる・・・小さな行政府へ。

         

        本来これ(大阪都構想)はね、自民党がやるべきことなんですよ。

        それを大阪自民党は長年“既得権”の上にあぐらをかいて、自分たちも甘い汁を吸ってきたのがやめられない。

        だからアホと言われて負ける。

        当たり前のことです。

        リベラルで生きようとする立民や、(ウッキーは決して合法とは認めないけども)共産党などの“左巻き”連中は元来が“組合選挙”、公務員が余剰だろうが全く意に介さないと言うか、彼らの力を借りて選挙しようとしているところが大きいですから、二重行政大歓迎、大阪府も大阪市ももっともっと組合員?職員を増やすべきと考えている。

        そんな“本来のアホ”に対して大きな声で『NO』と言わねばならなかったはずの自民党なのに、大阪自民や自民の候補はアホなリベラルや左巻きの陣営で良い気になって先頭立ってアホやっている、だから大阪自民党は許せない。

        今回、UKI的な考えの大阪府民市民が多かったことは本当に嬉しいこと。

         

        しかしですな、

        これだけハッキリと優劣の決着がついて、自民系候補の敗因も明明白白になっているというのにも関わらず、未だにマスコミのほぼ全社もまた“反維新”なんですな。

        これは如何なものでありましょう、彼らの良識を疑う。

        日頃、『民意、民意』と念仏のように唱えているのにね、

        自分たちの気に喰わない結果には『民意』の適用はないらしい。

        だからキミたちもアホと言われる。

         

        先週、業界の古くからの知人と大阪の法善寺横丁のあたりで呑んだのですけども、法善寺と水かけ不動の付近だけは非常に静かで人も少ないですね、その界隈だけちょっと異質な感じ。しかし、ほんのわずかな距離を歩いて路地を抜けただけでまた強烈な喧騒、、、人波と言うような言葉ではとても表現できない混雑、いえ、混乱!? まあホントにとんでもない人口密度ですな。周囲から聞こえてくる言語はほとんどが理解不能。New Yorkが人種の坩堝(るつぼ)なら、大阪・道頓堀はアジア人の寄せ鍋?! もうアジアの全部の国からこのエリアに来ているに違いないと確信できるほど。欧米人も多くなりましたね、東京ほどではないけど、英語もよく耳に飛び込んでくる。日本人はいるのか?!?ひょっとしたら、お店の従業員を除いたら我々だけちゃうの?なんて言っていたらいきなり近くから『なんでやね〜ん!』なんて聞こえてきてホッとしたり〜

        十数年前までのこの界隈は、なにやら怪しげな連中がたむろしていることも多かったし、季節が良ければ修学旅行の中高生たちが“たこ焼”食っているだけの場所だったのに、隔世の観があります。

         

        これほどまでに大阪がアジア人たちの熱狂的なまでの支持を受けるようになった原因はやはりその“食文化”、そしてそれを外国人に“衛生的で安全”と感じさせられることの出来る街の‘清潔さ’でありましょう。いわゆる“粉もん”、たこ焼、お好み焼き、焼きそばから始まって、いったい何種類のメニューを食することが出来るのか。ウッキーたち大阪人であっても、海外に大阪のような“綺麗な食の街”があるのなら絶対に行ってみたい。

         

        今月になって、日没がまた一段と遅くなった気がしますね。道頓堀川の橋の上から西の方を見ますと、6時半ごろだったかな、川の水路がほぼ真西に向いているものですから、誠に綺麗な夕焼けが見られて、それはもうFantastic

        春宵一刻値千金という言葉がピッタリ、

        そんな言葉を知らないであろう外国人たちにも絶好のインスタ映えスポット〜

        あまり気付かなかったけど、大阪って“夕陽が似合う街”なのかもしれませんな・・・,

        とにかく、何でも色濃い、淡さとは無縁、受けたらドーンという感じ、

        色々含めて、

        Fancy Deep Orangy Pinkが大阪のイメージ!?

         

         

         

         

        | ukitama | - | 16:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        令和
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          『令和』、

          248番目の元号なんですね。

          一番は『大化』、大化の改新の『大化』、中大兄皇子と中臣鎌足(後の天智天皇と藤原鎌足)が、当時、実権を握っていた蘇我氏を滅ぼし、天皇を中心とする律令国家を作ろうとした時、でございます。

          ご存知でしたか?

          ウッキーは、通常の会話で『昭和天皇』とか『明治天皇』などと言っておりますから、天皇と元号の多くは一致しているとばかり思っておりました。ですから、元号も神武が最初なのかなと。

          割りと新しい、と言うのも変ですけども、神話、神代の世界でなくなってのちに元号が制定された、、そのように考えると、元号ということの意味はもっと深くなってくる気がいたします。

           

          今朝のネットのニュースを見ておりますと、

          『令和』の他に5案があって、それらは、

          『英弘(えいこう)』、

          『久化(きゅうか)』、

          『広至(こうし)』、

          『万和(ばんな)』、

          『万保(ばんぽう)』

          だったのだとか・・・・

           

          なるほど、このように並べると、確かに、有識者懇談会のメンバーだった山中先生や宮崎緑が「一番人気だった」と言うのも分かりますな、ピリッとした緊張感と、キリリで凛とした響きがありますし、即位される皇太子の、英明な君主という雰囲気にピッタリとはまる、という気がいたします。

           

          ところで、今回の『令和』は初めて“日本国籍”、万葉集からの出典。これまでの247の元号が全て漢籍、中国の古典からの出典だったとはね、これも知らなかったし、意外。そして、この“漢籍から外れた”ということだけで直ぐに『右傾化』なんていう馬鹿が少なからず存在しているのは本当にもうウンザリ。日本にはまだまだ下らぬクソ左翼が多いのですな。外国はほとんど全てナショナリズムなのに、日本が世界に誇れる『元号』という文化を、自国の古典で彩っても右傾化と言われるなんてね、ホンマ割が合いませんな。彼ら馬鹿左翼にとっては、日本だけはナショナリズムがダメ、なのだそうです。またそれ以上に、共産党の志位なんていう時代錯誤の妖怪は、『元号は国民主権になじまない』とかって言ってね、我々ノーマルな日本人の頭が変になりそうですな、20世紀の遺物、いえ、“20世紀の汚物”とも言える共産党や共産主義は、日本どころが世界中になじまないのにね。自民党の石破茂もまた『令和』に批判的なコメントを述べて、ネットで叩かれまくっている、アホな野郎や、こんな時には静かに黙っているのが賢いのにね。

          元号発表でまた色んなことが見えてまいりました。

           

          思えば、『平成』という元号を小渕官房長官(当時)が発表したのは、昭和天皇が崩御された直後。日本国中、服喪一色。今回のように、盛り場や大きなターミナルの大スクリーンの前に陣取っての“パブリック・ビューイング”もなく、号外に皆が殺到してせっかくもらったのに千切れまくってボロボロ〜なんてこともなく、日本国中の『令和さん』を探してマスコミが向かうこともなく、至って地味な新元号の出発、という感じで、出典がどうのなんて考えたこともなかった。

           

          しかし驚きましたね〜・・今回の『令和』考案者とウワサされる中西進氏の万葉集の著書があればと、先ほどAmazonで『万葉集』のラインナップを見ましたが、ほとんどが“在庫切れ”状態!

          信じれん!!

          皆さん、日ごろからそんなに読書熱心でしたか?!?

           

          ウッキーは既に、斎藤茂吉著の『万葉秀歌』の上下巻を何年も前に買って“日々”愛読しておりますので、“万葉集もの”が在庫切れとなったところで特に残念とは思いませんけども、ロクでもない本が一杯並んでいる今日びの書店に行ってもなかなか売ってなさそうですな。

           

          さきほど、この『万葉秀歌』の序文に目を通しておりましたら、下記のような記述が〜・・・なんせ昭和138月の文章だ〜

          『・・・歌そのものが主眼、評釈はその従属ということにして、一首一首が大切なのだから飽くまで一首一首に執着して、若し大体の意味が呑みこめたら、しばらく私の評釈の文から離れ歌自身について反復熟読せられよ。』

          『・・いわゆる万葉の精神、万葉の日本的なもの、万葉の国民性などということは論じていない。これに反して一助詞がどう一動詞がどう第三句が奈何結句が奈何というようなことを繰り返している、読者諸君は此等の言に対してしばらく耐忍されんことをのぞむ。』

          『・・・行き当たりばったりという工合に貢を繰って出た歌だけを読まれても好し、忙しい諸氏は労働のあいま田畔汽車中電車中食後散策後架上就寝前等々に於て、一、二首或いは二、三首至十首ぐらいずつ読まれることもまた可能である。』

           

          斎藤茂吉、、若い世代は知らんやろね。医師にして歌人だ。

          ウキ世代には、北杜生の実父と言った方が分かりやすいかも。

          斎藤先生は、万葉集4,000あまりの歌の中から約400くらいを選んでおられます。先生の教え通りに“行き当たりばったり”ばかりの読み方をしていたウッキーは、先生の選んだ400の中に『令和』関連があったのかどうかしっかりと確認しておりません、もう〜ダメな奴!

           

          初春の月にして 

          気淑く風らぎ

          梅は鏡前の粉を披き

          蘭は珮後の香を薫す

           

          ―清らかで美しい初春の月、淑気ただよい、風和やか。梅は鏡前で装うように白く咲き、蘭は身に着けた芳香のように匂う―

           

          漢籍ではないけど、何となく漢詩っぽいですな。

          しかし、この歌の中の漢字を見ているだけで十分に“感じられる”のが嬉しい、という気がします。

           

          最後にめでたさを重ねる吉祥歌を。

          大伴家持作、万葉集を〆る最後の歌。

          彼は万葉集編纂の最大の功労者であるけども、斎藤先生は彼の歌をあまり評価してないのですな。それほどに万葉集の初期の作品は素晴らしかったと。

          そのへんのところは勉強不足で分からないですが、

          十分に祝賀の雰囲気は伝わってきます〜

           

             あたらしき 年の始めの 初春の

                     今日降る雪の いや重け吉事

           

           

           

          | ukitama | - | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          球春
          0

                 春の苑 紅にほう 桃の花・・・

             

            春が匂い立つような日もすぐそこ、という気がしますね。

             

            “匂い立つ春”の前、

            いよいよ“光のどけき桜花”の季節。

             

            桜が開花してのちにカラーダイヤの輝きを見ておりますと、

            気持ちがあちらへ飛び、こちらへ向かいして、なかなか集中できない、ということがよくあります。

            カラーダイヤの方もそれを良く知っていると言いましょうか、

            『まあ良かろう、勝手にしておれ』

            みたいな顔?で、時おりキラっと瞬いては、落ち着いた光沢に戻る。

            燃えるような焔色も、ハッとするほどの艶色も、影を潜めてしまって、

            閑雅とも言えないボンヤリとしてキレのない色味を見せております。

            3月末から4月初旬にかけての桜花の季節に独特のものと言えるかもしれません。

            人には、日本人にはと言うべきでしょうか、満開の桜を目の前にするよりも、開花して2日か3日経た頃、5分咲きあたりの時に満開の桜を思うことの方が幸せを感じるようなところがあるという気がいたします、、そんな時、人にはどうしてこんなに深い喜びが与えられているのだろう、なんてね、思ったりいたします。

            そして、いざ満開の桜を目の当りにいたしますと、かえって‘もの哀しい’・・・枝から離れた花びらが風の浪間に溶けていってしまいそうな情景に、自分もあのようでありたいという感傷に陥ったり。まあホント、『世の中に絶えて桜のなかりせば・・・』を実感しますね。

             

            滑るように過ぎてゆく時間のどこかを切り取って、傍らに置いておくことができるとしたら、桜花もそれほど美しいとは思わないに違いない、、

            桜の季節は、春を謳歌する前の“日本のための時間”ではないかと。

            今年も、静かに喜び哀しみいたしましょう。

             

            さて、『球春』、

            春はセンバツから。

            甲子園の選抜高校野球も今、酣(たけなわ)。

            そして、いよいよ明日はプロ野球の開幕!

            というところで?!?

             

            今年も“野球評論家・UKI氏”の登場です〜

            当たらぬ順位予想!!

            読者の皆さんの苦笑が目に浮かぶのを無視・・・

             

            虎党のUKI氏は、セリーグの予想を後ほどゆっくりとやることにいたしまして、、

            まずはパリーグから。

             

            昨年の順位は、

            1, 西武

            2, ソフトバンク

            3, 日ハム

            4, オリックス

            5, ロッテ

            6, 楽天

             

            でしたので、昨年の上から順に大まかに見てみましょう。

             

            西武は、

            浅村がFAで抜けたけど、打線は相変わらず脅威ですな。強打者の浅村は穴も多かったですから、逆にそんなに打線の穴も感じなくなった観がある。それよりも投手陣。昨年の稼ぎ頭の多和田の調子が上がらない。榎田と十亀、巨人か来た内海がオープン戦でほとんど投げられていない。期待のドラ1ルーキーの松本が使えそうにない、等など問題山積。

             

            ソフトバンクは、

            順位予想では評論家たちの人気を一身に集めておりますけどね、UKI氏は非常に懐疑的。ここ何年か打線の中核を担ってきた内川と松田が年齢からくる衰えが明らか。勝負強い職人技を見せてくれていた中村晃が自律神経失調症で復帰のメド立たず。上位打線に入るはずの上林も伸び悩み。デスパイネなんかはもうただの一発屋に過ぎず、頼りは柳田1人?! 先発陣は千賀頼みで、他は56勝レベルばかり。

             

            日ハム

            ここはプラス面が多いですな。もともと投手力と守備力のチームで、それを球界一番の頭脳派、智将の栗山が指揮しているということで、オーソドックスな強さがあったけども、それに加えて今年はオリックスから金子が加わり、オープン戦では往時を思わせる安定感。また、攻撃陣が充実。台湾の4割打者の王が入団、清宮の成長、横尾の長打にも期待。

             

            オリックス

            FAで西が去り、先発陣に少し不安があるが、中継ぎ抑えには人材が揃い、昨年のパリーグNo.1防御率に近い数字が期待できる。打線は、1番から4番までは見どころ多いものの、5番以下に人材少なく、得点力不足は解消されていないのではないかと思われる。

             

            ロッテ

            判断が難しいと言うか、ホント良く分からないと言った方が良いのだろう。石川は14勝した時に戻りそうな感じで、ボルシンガーも昨年並みの成績を残しそう。しかし、涌井や唐川に多くは期待できず、経験の浅い投手たちが多くて、なんとも評価のしようがない。打線も何とも迫力不足。

             

            楽天

            何と言ってもエース則本がいつ復帰できるのか分からないのが痛い。昨年の勝ち星が58。これにプラス10でも68にしかならず、相当に苦しいシーズンが予想される。

             

            ・・・とのUKI評価で、

            1, 日ハム

            2, 西武

            3, ソフトバンク

            4, オリックス

            5, ロッテ

            6, 楽天

             

             

            それでは、満を持して、セリーグを。

             

            昨年の順位は、

            1, 広島

            2, ヤクルト

            3, 巨人

            4, 横浜

            5, 中日

            6, 阪神

             

            プロの野球評論家たちの順位予想が出揃いまして、興味深く眺めております。相変わらずの“巨人偏重”と言いますか、毎年春の‘現象’に大いに笑えております。評論家諸君は、ありていに言えば『恥をかきたくない』、そのひと言なんでしょうな、ダントツに優勝回数の多い巨人ですから、巨人の優勝を言っておけば、巨人が下位に沈んだ折りには監督やコーチのせいに出来る。また、横眼で見て、他の評論家連中も巨人の優勝予想が多いから、自分が外しても特に目立ちはしない。そんなところかと思います。日本テレビ系列や報知、いわゆる“読売”で食ってる奴らも多いしね、『お前ら、いつまでナベツネの顔色うかがってるのや!』と言いたいところですが、まあ巨人OBを中心に仕方のないところでありましょうか。

            その巨人、今年は“丸の加入”という巨大な『慶事』があったものですから、いつにも増しての大人気、もう9割くらいの評論家が優勝予想ですな。ホンマ笑える。

            当然ながらUKI氏は異を唱える〜

            丸ひとりで“バラ色の人生”になれるのは素晴らしいことだけど、実際の勝負はそんなもんじゃないでしょう。いつぞや中日の監督を途中でクビになった谷繁は、『丸による相乗効果』を言う。これは確かに斬新な視点ながら、それを言い出したらキリがない。相乗効果なんてもんは後から『あった』と言うべきものであってね、事前に言うのは単なる期待、大いなる主観でしかない。ところが、ことが巨人になると、“なんでもあり”、‘事前の相乗効果’も十分に『戦力』となり、“誠に客観的”と認められるのですな、ホ〜ンと面白い。他の評論家も似たようなもの、やたら『丸、まる、マル、〇〜』、丸ひとりで問題全部解決か?!?

            昨年の巨人がダントツのVならこれも良いだろうけども、昨年は3位、しかも、わずかに67勝。広島とは15も差があって、最下位の阪神とは5勝の違いでしかない。丸が来て長野が出た。マギーも出た。ひょっとしたら、長野ロスよりもマギーの退団の方がマイナス面が大きいかもしれませんな、新外人の野手が働かない可能性もある。

             

            自己保身に走る評論家どもは、自分たちも野球ファンによって“論評”されていると気づくべきでしょう、アホなこと言うてると『あんな奴の解説聞いても仕方ない』と言われるようになりまっせ。

             

            前置きが長くなりましたが・・・・

             

            広島

            昨年、丸は怪我で約20試合を欠場していたけど、大きな戦力ダウンは生じなかった。西川、安部、野間、メヒア、バティスタ、etc,,代わりの戦力も質が高い。今年も攻撃力は健在と見る。広島は3連覇の最初の年から先発投手陣に難ありと言われてきたが、先発が5イニングを3点、6イニングを4点以内で何とか踏ん張っている間に攻撃陣が得点を重ねて勝ち越し、それをぶ厚い中継ぎ陣が守って中崎が抑える。この戦い方は今年も健在だろう。問題は、中継ぎ陣の勤続疲労か。

             

            ヤクルト

            チーム打率はセ界No.1、主砲のバレンティンに翳りが見えるものの、今年は村上という将来の侍Japan4番候補が衝撃的に登場しそうで、ますます打線に迫力が増しそう。昨年は、広島に水を開けられたが、3位にも大きく差をつけ、堂々の2位。ヤクルトの優勝という予想があっても良さそうなものなのに、皆無。ちょっとそれはないんじゃないの、とファンでなくとも言いたくなる。巨人のような絶対エースが不在なのがマイナスポイントではあるが、中継ぎ抑えはしっかりとしている。ただ、投手陣の駒不足。これが遺憾ともしがたい。

             

            巨人

            攻撃陣は、楽観的に見ても若干のプラスであろう。逆に、投手陣は若干のマイナスであろうと思われる。昨年の防御率はダントツでセ界No.1だったが、これは菅野というスーパーエースのおかげ。菅野の数字を引くと、誠に平凡な数字となる。実際、中継ぎ抑えが役目を果たせなかったゲームが目立った。問題点は昨年終了時でハッキリとしていたにも関わらず、シーズン開幕直前になっても中継ぎ抑えのメンバーが固まらず、しっかりと手を打って来たとは思えない。昨今のプロ野球は、いわゆる“ブルペン陣”がゲームを決める、と言われている。これは大きなマイナスポイントと言わざるをえない。

             

            横浜

            打撃のチームと思われがちだが、実は、チーム打率とチーム総得点はセ界最低。宮崎、ロペス、筒香、ソトという強力カルテットがいながらこの成績は恐らく、選手層の薄さということなのだろう。チーム防御率も下から2番目ながら、3位巨人と勝ち数が同じだったのは、巨人にはない中継ぎ抑えがあったからに他ならない。投打ともに優勝するための決め手に欠けるのが明らか。

             

            中日

            昨年の勝ち頭、13勝のガルシアが阪神へ。これを活きの良い若手で埋めてプラスを作っても、昨年は63勝。プラス10勝がせいぜいかなと。プラス15勝で優勝争いに食い込むには、かつての中継ぎエース・浅尾のような存在が不可欠であるが、なかなか見当たらない。

             

            阪神

            昨年62勝。これにFA10勝の西が加わり。中日からガルシアが加入。単純にはプラス23勝、85勝。完璧にVだ!

            しかし、評論家先生たちの厳しい予想はなんだ!

            良くて5位、最下位予想も多い。

            『野球は投手力』と言って憚らない評論家が、中継ぎ抑えにしっかりとメンツを揃えて巨人よりはるかに充実している阪神を最下位とするのは矛盾していないか?

            恐らくは、打線が相当に貧弱という評価なんだろう。

            まあ確かに、阪神の今年の戦い方をイメージすると、

            先発が崩れたらもう敗戦間違いなしというのが容易に想像できる。打線が逆転して、、という展開はあまりなさそう。となると、毎試合、強い緊張感を強いられる投手陣は、夏場のしんどい時に耐えられるのか??

            厳しいなぁ〜

             

            ・・・と感じながらも、

             

            1, 広島

            2, 阪神

            3, ヤクルト

            4, 巨人

            5, 横浜

            6, 中日

             

            巨人に対して厳しい?

            いえね、Yahoo JapanのスポーツNewsのプロ野球関連の記事を読んでおりますと、その下に読者のコメント欄がある、、巨人優勝予想が多いことに対してnegativeなコメントを書いてやると、G党が必ず興奮しきって反論してくるのですね、もうホンマに笑えるほどで。中には『お前なぁ!』みたいな汚い言葉の文章も珍しくはなくて、その唯我独尊とも言える反応がオモロイからまた別の巨人関連の記事にコメントを書く、また『なんだと!!』みたいな反応がある〜という訳で、G党を“おちょくる”ことが最近の日課でございます。

             

            しかし、ホンマにプロ野球ファンは色々で面白い。

            G党の異様なまでのテンションの高さね、“丸効果”なんでしょうな、“丸高価”とならんことを祈ってます。

            鯉党は、ホンマ余裕やね、何を言われても「それがどうした」って感じ。

            燕党の地味さ、夢追いのベイ党、自虐の竜党・・・

            虎党は?

            ホンマ大人しいですよ。ちょっと勝ったらまたやかましくなるから、覚悟のほどを。

             

              九つの 人九つの 場をしめて ベースボールの 始まらんとす

                        ― 正岡子規 ―

             

             

             

             

            | ukitama | - | 17:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            Ichiro!
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              イチロー引退!

               

              一昨年あたりから、もう遠くないと予測されてきたこととは言え、目の前で現実のものとなるとやはり衝撃的と言わざるをえないですね、、イチローも人間だったと。

               

              イチローが一躍スターとなったのは1994年。な、な、なんと、それからちょうど25年ですか、四半世紀に渡って多くの日本人の注目を集めてきた、、これから先いったい何時、そんなスポーツ選手が現れることか?!と考えると、我々がイチローと同時代に生きたということを本当に嬉しく思いますね。

               

              CoolStoic、というのがイチローの代名詞みたいなものでしたから、彼が喜怒哀楽を表に出した時はいっそう魅力的に見えました、、WBCで侍Japanが世界一に輝いた時の少年のような笑顔は忘れられないですし、メジャー1年目に、“大先輩の野茂”と対戦した時、いきなり背中に速球をぶつけられ、打席の中で倒れて苦悶の表情も、イチローには申し訳ないけども、非常に面白かった〜・・・なんせ、当時のマリナーズの監督のピネラが笑いを噛み殺している・・・まあ恐らくは、野茂が、イチローのことを『俺に挨拶もなしに、ホンマ生意気なやっちゃ!』ということだったのでありましょうし、それがピネラにも見えたのでありましょう、野茂の平然とした顔もまた見事!?でございましたね。そう言えば、イチローや松井ゴジラの少し後に阪神からNYメッツに行った新庄が、『松井君は好き』と言うてたのも面白かった、、それってどういうこと?と、わざわざ聞かなくとも誰にでも行間が読めることでございました。

               

              イチローの半端でない“Vivid度”というのでありましょうか、

              Vividなものには誰しも強く反応いたします、その反応のしかたで色んなものが見えてくる、、VividVividであるが所以のもの、反応した人間の器量や力量まで推し量ることが出来たのは本当に興味深かったですね〜・・・上記以外でも、さまざまなことが思い出されます、、

              イチローのプロ生活は、ご存知のようにオリックスから。1992年からですね。当時の監督は土井正三でした、巨人のV9に貢献した“いぶし銀”のプレーヤーだった人。しかし、全く監督には不向きでしたな、と言うか、この土井のせいでイチローが世に出るのが2年も遅れた、、

              何でや?

              イチローは“振り子打法”で世に出たけど、土井監督は『その下らん打撃フォームをやめん限り1軍で使わん』なんて言ったのですね、なんという見る目のなさよ。1992年、1993年とほぼ2軍暮らしで、そのまま“土井体制”が続いていたら現在のイチローはなかったかも?!?

              一生懸命の人には天も味方する―1994年に名将(いや名匠と呼ぶべきか?)・仰木彬がオリックスの監督に就任、仰木は『イチロー』の名付け親でもありますね、、、その年、イチローは一気に開花。いきなりシーズン210本というとんでもない安打日本記録を作ってしまう〜イチローの入団時から仰木監督だったら、イチローのメジャーデビューももう少し早くなって、メジャーの通算ヒット数は3,500くらいになっていたかもしれませんな。

               

              イチローがメジャーデビューした年、2001年には、NHKBSでマリナーズのゲームをたくさん見ましたが、日本の解説者たちの力量もしっかりと“計測”させていただきましたね。当時は、メジャーを経験した解説者が、もうかなり昔の村上雅則氏しかいなかったものだから、他の解説者たちはメジャーリーガーのプレーをやたら誉めてばかりで、全くつまらないというか下らない解説ばかりでございました。たまにメジャーのゲーム見て先入観で物を言っているし、イチローが日本にいた時にはあまり日の当たらないところ、オリックスの選手でしたから、ろくにLiveを見たことがなかったのでありましょう。イチローは、なんでもかんでもタイミングさえ合えば振りに行ってヒットにしておりました、ワンバウンドのボールさえ綺麗にライト前に弾き返していたのですから。そんなことを全く知らない解説者たちは、イチローが選球眼が良い、なんて平気で言っておりましたね。イチローの四球の数は、敬遠四球をのぞくとシーズンでだいたい平均30個。現在のセリーグ屈指の好打者の丸の昨年の四球数は、敬遠も含めてですけども、130個です、これが本当に選球眼が良いという数字。

              まあホント、あの当時から比べると、野球解説者の質も随分と上がりましたね・・・

               

              ・・・なんて言ってますけども、

              ウッキーも実はこのところホント偉そうに言えない!

              時おり先入観と偏見の塊になっております、、

              気を付けねばなりません・・・・

               

              東大医学部教授、矢作直樹氏の著書「世界一美しい日本のことば」に、以下のような文章がありました。

              『・・・医師本人が、自分たちの知っていることはわずかであることを知り、その外側にはたくさんの「未知」が存在していることに気づくこと。判断する際に決して予断を持たず、目の前の現象をしっかりと見すえて自分の頭で考える・・・』

               

              “定見”は直ぐに‘偏見’に化けてしまうのだと。

               

              イチローという“特大のFancy Vivid”の原石を‘イの一番’に手に取りながらも、土井正三はそれを磨きに掛けるどころか、一顧だにしなかった。まさに「未知」の存在に気が付かなかったのでありましょう、特大の原石を石ころだと見誤った。仰木彬は、その特大原石を見た時、さぞや興奮したことでありましょうね、まだこんなのがあったのかと。実は、イチローほどの大きさも彩度もないけど、当時のオリックスには田口壮という1カラットのFancy Intenseクラスの原石もすみに捨て置かれていたのです、これまた信じられない話・・・イチローと同期入団の田口は、関西学院大からの“ドラ1”、イチローの4つ年上。当初は遊撃手であったのですが、これまた土井監督の教えが合わず、“送球イップス”となって内野手として使い物にならなくなったのですな、しかし土井というのは一体何をしてたんだろうね。田口もまた仰木彬によって攻守走すべてに卓越した外野手に成長、素晴らしく高彩度のダイヤモンドとして生まれ変わったのは皆さんも良くご存知の通り(2006年にはフィラデルフィア・フィリーズのワールドシリーズ制覇に貢献)。

               

              さて、現実問題として、ウッキーのような‘しがない’ダイヤ業者が、原石を取り扱える訳もなく、Cut & Polishしてどうのというような世界に関わり合いを持てる可能性も非常に低く、イチローや田口のような存在を目のあたりにすることはちょっと難しいという気がしておりますが、皆さんを“イチロー級”や“田口クラス”に導く回廊の入り口付近までご案内することは可能なのではないかと思っております。

               

              綺麗なカラーダイヤが減ったと嘆いてばかりでは明日が見えてきませんし、

              そんな中でも別格の煌々を見せるカラーダイヤも確かに存在しております。

              最近は、“濁り系”をなるべく排除して本格的に美しいカラーダイヤを皆さんにご紹介するように努めております、お気付きならば嬉しいですけども。

               

              どうか注意深く当店の商品をご覧いただきますようお願いいたします。

               

               

               

              | ukitama | - | 17:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              ホワイトデー
              0

                今日はホワイトデー、

                先ほどネットのニュースを見ておりましたら、『駆け込み行列』というタイトルでオッサンたちが何やら品定めしている写真がある、何かと思いましたら、昨日のデパ地下のスウィーツ売り場なんですな、最近は“義理ごと”も大変や!

                ウッキーたちの若い頃、サラリーマンの時ですけども、社内でホワイトデーのお返しなんてやってませんでしたよ。親分連中と言うか、部長とかのクラスはやってたのかもしれないですけども、そんなに目立ってはいなかったです。いやはや面倒なことで。ご同輩のお偉いさんたち、ご苦労様。

                 

                今日のホワイトデー、ウッキーは?

                 

                はい、もちろん!

                家内から毎年、若かりし時と変わらぬ熱い心の籠った手造りチョコをもらっておりますので、、

                ウソウソ・・・今年はロッテのガーナと明治の板チョコの2枚セットだった〜〜

                ・・・にもかかわらず、5crtsFancy Intense Purplish Pinkのラウンドをリングにして贈りましたよ〜〜・・・

                はい、ピンクのウソならぬ真っ赤なウソ!

                 

                息子の嫁も毎年、神戸の元町あたりのお洒落な洋菓子店であろうと思われる高級感漂うベルギーチョコレートを送ってくれますので、これはホンマやでぇ〜、

                今年は、3crtsFancy Intense Green Blueのペアシェイプをペンダントにして贈りました〜・・はい、ウソ!

                 

                ウソと言わなくても、誰もホンマとは思わんやろって?

                と思うでしょ、

                ところがね、時々、信じてくださる素敵な大人がいらっしゃるのですよ、

                念のために“しっかりと”否定しておかないと。

                 

                冗談抜きで、ホワイトデーの“ホンマの”お返しっちゅうのは、どんなもんなんやろと、非常に気になりますな。カラーダイヤを加工して、、というような注文が来ないものか、加工は間に合わなくともルースだけでも等、ヴァレンタインデーの翌日あたりから先週くらいまで少し注目しておりましたけども、当店には“その種”であろうと思われる需要と供給は皆無。と言いますか、最近は女性のお客様ばかりで、男どもは全く静か、ホンマどないなってんねん。

                 

                ウッキーがもし、“業界人”ではなくて、そこそこお金持ってて、独身で、ベッピンさんの恋人がいるとしたら、、、有り得ない妄想に包まれておりますけども、ホワイトデーということでお許しください〜・・どんなジュエリーをプレゼントするのだろうってね、ちょっと考えてみますと、、

                確かに難しいですね、業界人であるのに簡単に思いつきません。

                それこそArgyleTender級の物でも簡単に買えるくらいのレベルであったなら何も悩む必要はないですけども、そんなSuperハイレベルのことを考えても仕方ないし、たとえ妄想であったとしても、ひょっとしたら何かの拍子に有り得たかも、、というようなStoryの方が面白いですしね。

                 

                ひとつ思いつきました―

                メチャクチャ高価ではないけど、恐らく世界中探しても直ぐに出てこないと思われる物〜

                0.3crt超で、Fancy Intense Greenish Blue VS1の、エメラルドカット。

                 

                エメラルドカット以外だったらいくつか集まるに違いないですね。しかし、エメラルドカットのカラーダイヤを見つけることは本当に難しいですし、高彩度の0.3crt超となると、ウッキーでもこれまで何個見たか、いえ、ひょっとしたらウッキーさえも見たことないのかも?!?

                記憶にないのです。

                Super Clear and Cleanのエメラルドカット、高彩度のBlue・・・と想像しただけで体が震えてきますよ、ホントに。

                 

                そう言えば、ありふれたということはないにしろ、まあ時おり目にするカラーグレードの物も、ペアシェイプやクッションというような研磨する側にとって“イージー”と思われる形以外のShapeになりますと、いきなり『えっ!? 見たことない』となりますね・・・

                純色ブルーの高彩度、Fancy Vivid BlueFancy Intense Blueのプリンセスカットなんていうのもありませんし、

                純色のグリーン、Fancy Greenのラウンドもないような。

                 

                恐らく、その種のカラーの原石を、そういう形にCut & Polishすると、そのようなカラーグレードにならない、ということではないかと。

                 

                またまた“Fancyな発見”。

                 

                Fancy Intense Greenish Blueのエメラルドカット、

                Fancy Intense Blueのプリンセスカット、

                Fancy Greenのラウンド、

                 

                これらを見つける旅に出たいと思います〜

                ウソやー

                 

                ホワイトデーの妄想でございました。

                 

                 

                 

                 

                | ukitama | - | 16:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                花より団子
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                  『一国の歴史を書こうとするとき、国によってはその国民の過去の芸術的成果にはただ一瞥(いちべつ)を与えるだけですむ場合もあるかもしれない。しかし、日本の場合はむしろ逆で、うっかりすると天皇の名前や内乱を記述し忘れてしまっても、美術や、詩歌や、美的生活をなおざりにすることはできない。日本に、「花より団子」という諺(ことわざ)があるのも確かで、それを聞くと、物質的な価値に重きを置く国民を思い浮かべるかもしれない。だが、花を団子より、つまり、花を政治や経済より重んずるのが日本人の特性である。』

                     ― ドナルド・キーン『果てしなく美しい日本』より ―

                   

                  『花より団子』は、実利を重んじるという意味もありますが、

                  どちらかと言うと、風流を解さない人への非難である、というのがキーン氏の解釈の要点ですね。確かに、、古代中世の日本においては、国を治めるべき者たちが“政(まつりごと)”をほったらかしにして花を愛で歌を詠むということが、何の疑い、憂いもなく行われておりました。平安王朝の幻想を描いた『源氏物語』は当然ながら、ほぼ同じ時代に生きた清少納言は、平安朝の“日常スケッチ”とも言える『枕草子』を記しながらも、御所の内部における政治に関する記述はほぼ皆無。任官できなかった貴族の様子を『すさまじきもの(興醒めなもの)』として書いているのが若干ながら“政治もの”っぽいかなと感じさせる程度ですね。

                   

                  遊蕩、放蕩の挙句に国を傾けた君主は世界中にごまんとおりますけども、都(みやこ)が大内乱(応仁の乱)で灰燼に帰するような壊滅的打撃を受けているにも関わらず、『われ関せず』、別荘(東山山荘、銀閣寺)を建て、ひたすら数奇者、芸事の道を歩んだ為政者(足利義政)も日本ならではと言えそうで非常に興味深いところ、ホント日本は『果てしなく』美しい!

                   

                  さて、皆さん方には、お家の家計が火の車になるほど没入いただく必要はありませんが、やはり『花より団子』、花を愛でるようにカラーダイヤを愛していただきたいものです。そう、風流に。

                   

                  最近のカラーダイヤは品薄で、高いのが当たり前。

                  ですから、いわゆるコストパフォーマンス重視、というような商品の選択をすると、あまり見るべき物はありません、もちろんたまにはあるけども、そういう商品は小粒であるか、または“やや難”、少し生地に劣るとか、インクルージョンが目立たぬもののちょっとその性質が・・とか、色が素直じゃない等など、ということがあります。もちろん、そういう若干の“難”なんて微々たることと全く気にしない姿勢も“カラーダイヤの長所を十分に理解している”という意味で、非常に評価、尊敬されるべきものです。

                  しかし、やはり皆さん方には、カラーダイヤをより深くご理解いただきたく、

                  そのためには、本当に優れた色味と生地を持った艶の優れた商品を選んでいただきたい。もはや存在しないのであればこんなことは言わないですけども、しっかりと“ここにある”のですから。

                   

                  例えばこれ。

                   

                  0.57crt Fancy Pink

                  IntenseVividでないが故に美しい、

                  端麗の極みを感じる美。

                  春の夕暮れどきに感応するかのようなPinkです。

                   

                  そしてこれ。

                   

                  0.09crt Fancy Bluish Violet

                  『春はあけぼの』の風情、

                  “やうやう白くなりゆく”少し前の時刻、

                  きっとこんな色なんじゃないのかなと思いますね。

                   

                  “ホンモノ”の風流がここにあります。

                   

                   

                   

                   

                  | ukitama | - | 17:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  less is more
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                    来週の火曜日、12日は奈良東大寺の『お水取り』、

                    これが終わりますと、関西では本格的に“春〜”、と言われております。

                    いやもう、そんな時期になってるのかと、改めて時間の経過の早さに驚いておりますけども、『二月は逃げる』の後、『三月は去る』と言う?!

                    年度末で、これまた多忙、アッと言う間に時間が過ぎると嘆くことも多いのではないかと思いますね。

                     

                    しかし、こういう時こそ『色の道』、

                    一瞬でも仕事や雑事から離れて、心の余裕を持ちましょう〜

                     

                    というところで??

                    まあ何でも良いのですけども、

                    今日の『誕生色』、

                    れいの『誕生色事典』を久しぶりに見てみましょうか・・・

                    3月の誕生色は、赤、ピンク、紫などが約7割、そして月の終盤の方は薄いめの青や緑など、ラインナップを見ておりますと誠にカラフル。当然と言えば当然のことかもしれませんが。

                     

                    今日、38日は、“紅梅色”でございますね。

                    2月になるかならないかのうちから咲き始めて、『まだ咲いてる!』という紅梅、色味もちょっとどころかかなり‘くすんで’きたように思うのは気のせいでありましょうか、、厳寒の折りには、ホント遠くに“紅一点”、紅梅の木だけがポツリ、孤独と寒風に耐えるように存在しておりましたが、その時にFancy Deep Purplish Pinkだった色が、昨日あたり見た感じではFancy Deep Grayish Pink!? ダイヤだったら『イマイチやな』ってね。

                     

                    その、旬を過ぎた観のある“紅梅色”ですが、、

                    38日生まれ、紅梅色の人は『愛に満ちあふれた人』なんだそうで。

                    素晴らしい!

                    人格のヒントとして以下のような記述が〜

                    『愛したい、愛されたいと願い、進んで人の世話をする人です。また、ストレス解消の術(すべ)を知っていて、常に意識をリラックスさせ精神を安定させています・・・』

                     

                    枕草子の第二十二段で、「すさまじきもの(興醒めするもの)」として、

                    『三月、四月の紅梅色の着物』という文章がありますね。紅梅は、冬からまだ二月中の春浅い折りの色。十分に暖かくなった頃には“しつこい、くどい”と清少納言は感じていたようですな。

                     

                    “愛に満ちあふれる”ことは、ひょっとしたら、、この『しつこい』ほどのこと、なのかもしれない、と思ったり・・・

                     

                    さて、紅梅色を見ていてふと感じたのですけども、

                    もちろん紅梅のような色濃いPinkは非常に魅力的で、強く刺激を受けると言いますか、実際にそのようなピンクダイヤを目にしましたら『ドキドキ』することは間違いないですね。ところが、ずっと見ていると逆に、

                    Less is more.

                    なんていう言葉も浮かんできたりする・・・

                     

                    Less is more・・・

                    ご存知の方も多いと思います、

                    直訳すれば、「少なければ多くなる」、

                    『簡素に美あり』

                    という日本語訳が一番優れているように思います。

                    要するに、

                    Simple is best

                     

                    また、物事を複雑にするのは簡単だが、シンプルにするのは難しい、ということでありましょうか。

                    華麗な装飾を取り去ったあとに見えるものこそ物事の本質であると。

                     

                    色濃いカラーダイヤ、高彩度のピンクダイヤを見ていると、多彩な魅力だけではなく色味もホント多彩と感じます。中には、『どうだ、どうだ』と迫ってくるような物もあります。そのような色味は、テンションの高い時、気分が乗っている時には確かに非常に心地良い刺激。しかし、静かにじっくりと余韻を楽しんだり、何か沈んだ気持ち、疲れた時にはもう『ご勘弁』となりますね。そして、多彩であるがゆえに、どこを見れば良いのか分からないと感じ、このダイヤの本当の魅力とは一体何なのだろうと、肝心なところを見失ってしまうことも。

                     

                    Less is more・・・

                    カラーダイヤのエッセンスに近づいてゆくことが出来るのは、決して高彩度の豊艶の方からではなく、シンプルな淡い光沢なのではないかとも思う三月です。

                     

                     

                     

                     

                    | ukitama | - | 15:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    大塚美術館
                    0

                      この前の“紅白”で米津玄師が歌った場所ということで、にわかに“全国区”になり、入場者数が5割増しになったという徳島の大塚美術館へ、行ってまいりましたよ〜

                       

                      米津玄師は今や若い世代の半端ない支持を集めているシンガーソングライターなんですな。ウッキーは全く知らなくて、『玄米みたいな名前やな。僧侶か?』と思ったのでした。

                       

                      紅白も見なかったし米津も知らん、

                      それがまたどうして?

                       

                      ウッキーを舐めたらアカンぜよ!

                       

                      こう見えても、現役バイヤー時代は、買い付けの休日を利用して、いくつかの美術館に行ったりして名画を見ておるのだ・・・Amsterdamの国立美術館では、レンブラントの『Night Watching(夜警)』を、そのすぐ近くのゴッホ美術館では『ひまわり』やゴッホの自画像も鑑賞いたしておるし、Antwerpの大聖堂では皆さん良くご存知の『フランダースの犬』に登場する名画も見ておるのじゃよ。

                       

                      有名な美術館に行かなくとも、欧州のちょっとした街に行きますと、必ずそこそこ大きな教会があって、その一部が美術品工芸品や絵画の展示場になってますからね、どこそことはしっかりと記憶してないけど、よく一人でフラリと入ったものでございました。

                       

                      今回の大塚美術館は、淡路島に来たついで。

                      淡路島には毎年この時期に必ずと言って良いほど行っているのです。一番の目的は温泉。そして、、温泉。また、、温泉〜という感じで、他に何も予定のない小旅行のつもりだったのだけど、1泊の予定が、何となく帰るのがイヤにやってきましてね、『しからば、もう1泊』となって、幸いにして部屋もあったものの、ずーっと湯に浸かっている訳にもゆかず、『どこか?』と聞いたところ、淡路島と徳島の間の“うず潮”で有名な鳴門海峡を渡って直ぐのところに“それ”があるということで足を運んだ次第。

                       

                      波打ち際の風光明媚なところに設けられた駐車場に車を停め、、既にほぼ満車状態だった、、送迎バスに乗り換えて美術館に。

                      山肌を“くりぬいて”造ったような感じ。ちょっと奇妙とも言うべき外観。

                       

                      さてさて、“玄米クン”のお蔭でご存知の方も少なくありますまい、、

                      ここは世界的名画の“複製館”なのですな。

                      紀元前、古代ローマのものやら、初期の教会の壁画、そして、中世の本格的宗教画を経て、ルネッサンス、近代まで、その数、1,075点の大コレクション?

                      コレクションと言うのが適当であるのかどうか、判断に迷うところでありますが。

                      “玄米クン”が歌ったのは、館内で一番広く大きなスペース、ミケランジェロの超大作『最後の審判』が壁と天井いっぱいに描かれているバチカンの『システィーナ礼拝堂』をほぼ実物大で再現した場所。ほとんどの来場者が入ってまずこの“超大作コピー”を目にするに違いないですな、、すごい人波。

                       

                      しかし、、この後からウッキーは、“苦行”を始めるのでございました〜〜

                      美術館好きの家内に引っ張られるように多数の名画を見て回りましたが、小一時間もしないうちに頭痛が・・・・いえ、体調は何ともありませんよ〜精神的にヘトヘト。『なんのこれしき!』と気力を奮い立たせてみたものの、、

                      ダヴィンチの『最後の晩餐』を見て、『モナリザ』を過ぎたあたりで、ついに“めまい”がーーー

                      ミレーの『晩鐘』をチラリと眺め、この農夫婦の気持ちがよく分かる・・・わしもお家に帰りたいと呟いて・・・

                       

                      しかしまあ、好きであるということは、とてつもないエネルギーなのですな、日ごろ虚弱な家内なのに、2時間以上休みなしに歩いては立ち止まり見上げ覗き込み、を繰り返しているのも関わらず、全く疲れた様子も見せずに嬉々として歩み続けている!

                       

                      ついに“もう限界”とUKI氏、

                      『お代官様〜、どうかお許しを・・・』とお願いしましたところ、

                      『ちょっと待たんかい! これからやないか!!』と叱られ、、

                      『えーーーっ、そ、そ、そんなーー』と涙声になってようやく怖〜い家内から“終了許可”を頂いたという・・・

                       

                      いやはや、冒頭では偉そうに『なめたらアカン』と言ったものの、

                      これまでかなり無理をして欧州の美術館に入っていたのだなということが判明いたしました。

                      “美術館はウッキーの苦手種目”。これが真実のようで。

                      ざ、ざ、残念!

                       

                      2時間あまりも“ほっつき歩いて”何も思わなかったのか?

                       

                      いえ、決してそのようなことは。

                       

                      小学生レベルの絵しか描けないのに、何をほざくと罵声を浴びそうですけども、

                      多くの絵画はそんなに上手と思わなかったですな、“ベタッとした感じ”がいたしました。

                      しかし、、

                      Storyが凄い!

                      『ピエタ』『ダヴィデ像』を代表作とするミケランジェロは本来、彫刻家。でありますから、絵そのものの描き方は大したことないですな。しかしその“上手でないリアル感”に心を打たれる。

                      ダヴィンチの『最後の晩餐』なんてね、ダヴィンチは約2,000年前の出来事を本当に見ていたのではないか?と感じさせますね。キリストと12人の弟子たちが長テーブルにズラリと横並びしているのは現実的じゃないけど、“その瞬間”の彼らの表情は絶対に絵の通りだったと思ってしまう。

                       

                      “最後の晩餐の間”には、修理修復される直前の物と、修復された直後の物、2枚が向き合って展示されておりまして、美術館員が『Before, After、両方が見られるのは世界で当館のみでございます。』と言って皆を笑わせておりましたけども、ウッキーは言われるまで、“どっちがどっち”なのか良く分からなかったのでした。それは知識がないせいもあるけど、どちらかと言われますと、“Before”の方に魅力を感じたのですね、より伝わってくるものがある。

                      これは何でしょうね、襲ねられた歴史の重みかな?

                      ダヴィンチのオリジナルは1490年代の作なのに、修復前“Before”の方は2,000年あまりの年月を経ているような・・・

                       

                      館内で、ヨレヨレになった頭で考えておりました〜

                      ダイヤモンドの本当の年齢は誰もわからない、、

                      何をもって“ダイヤモンドの生年”とするのかにもよりますけども。地中で生まれた時のことを考えてみてもあまり意味がないようですから、原石からCut & Polishされてルースになった時を生年とすることといたしましょうか、、

                      それがどうした?

                      現在ノーマルに流通しているカラーダイヤの年齢は、美術館の名画よりも

                      よほど“若い”と言える・・・

                      それなのに、

                      その“若いカラーダイヤ”の中にさまざまなStoryを感じてしまう、さまざまなStoryを感じさせるカラーダイヤが存在する、、

                      これは結構凄いことなのではないのか。

                       

                      誰がそんな小さな中に『魂』を呼び込んだのか吹き込んだのか?!

                       

                      そして、カラーダイヤを何時間も見ていても、体の芯から疲れることはない。

                       

                      カラーダイヤ全般に思いますが、

                      彼ら、生命はないけども『彼ら』と呼ばせていただきます、

                      彼らが輝き映し出しているのは、我々の思い、我々自身の記憶、そして夢、

                      なのではないでしょうかね。

                       

                      そんなことを考えながら、玄米クンの歌声が響き渡ったであろう大塚美術館を思い返しております。

                       

                       

                       

                       

                       

                      | ukitama | - | 16:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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