Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
愛逢月
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    7月の別名は、『文月』という良く知られたものとともに、

    こんなのもありますね・・

    『愛逢月(めであいづき)』

     

    七夕にちなんだ異称であることは言うまでもありませんが、

    漢字を見ているだけで、いやホント何かロマンティックな出逢いを予感させてくれるFancyな呼称、良い感じ〜

    人との出会いだけではなく、カラーダイヤとも“Nice 愛逢”があればと思いますね。

     

    さてまあ、コロナ戦時下どうので日々悶悶と過ごしているうちに早や文月、ってぇことで、ウッキーのようなオッサンたちは、まるで世の中の動きに付いて行けてないという気がしておりましてね、何か“取り残された観”が強いのですけども、そのコロナ最前線とも言える首都・東京では、今度の日曜日に都知事選挙の投開票があのですな。先ほど立候補者を確認しましたら、『えっ!?!』って感じ、一体何人出とんねん! 20人超えている!!

    そんなにオモロイEventなのか?

    当選する確率なんて完璧ゼロなのに。

    まあ何か、我々“よそ者”道府県民には測り知れない魅力“魔力”があるのでしょうな。

    確かに、今世紀に入ってからよく言われるのは、

    “東京都知事は、総理大臣に次いで、我が国第二の権力者である”

    ということ。

    今や『ボケ老人』と化している石原元知事も、その現役時代の言動は、内政外交ともに大いに国の政策を左右しましたからね、憎き中国に対してハッキリと物を言えるのは石原知事だけだったですな。

    今年に入ってからは、テレビで安倍総理の顔を見なくとも、ほぼ毎日、小池知事の顔が映っておりました。『どっちが総理やねん!』なんてね、言われていた時も。

    我らが“大阪の星”、吉村知事も、45月は毎晩のように関西のテレビに生出演して、全国的な知名度も好感度も急上昇でありましたが、彼を“日本で3番目の権力者”とは誰も言わない訳で、やはり都知事の地位とか“格”というのはまさに“別格”のようであります。

     

    しかし、この泡沫候補の多さには全く驚かされるというか、呆れると言うか、しつこいけど、一体何なの?!

    彼ら彼女らの肩書を見ますと、

    小説家、ミュージシャン、元朝日新聞社社員、元自衛官、歌手、薬剤師、元銀行員、ユーチューバー、会社員、介護施設職員、自営業、などなど、ホント多士多彩??!

    ひとこと差し上げましょう〜・・ホンマようやるわ。

    まあでも、立民と共産の統一候補の宇都宮某こそ、ホンマようやりまんな、賞味期限切れの共産主義者がねぇ、なんでまた都知事選の度に何度も何度も。外野席からウルサイと言われるかもしれんけども、岡目八目、離れて見ているからかえってよく分かる点もある、、宇都宮なんて“その他大勢”の泡沫たちと何ら変わらんだろうって。そりゃ何十万か知らんけど共産主義者たちの票、反小池票を集めるのだろうけども、それだけでしょ、ってね。

    小池知事はどれほど獲るのかな、250万、300、はたまた400? そこまでは無理か。獲得票数によって、今後の“第二権力者度”が判明するから、外野席としても見ものです。

     

     

    ダイヤのこと書けって?!

    はい、すいません、、

     

    ほぼ毎日、電話 or メールで海外勢と“接触”しておりますけども、

    最近は特に“当たりがきつい”と言いますか、お互いにですけども、

    いきなりもう『なんや、お前』みたいなね、感じになってます。

    今日も早朝からメールして、何個か買おうと思ってOfferしたのですけども、それに対する返事がね、もうホント“つれない”と言いますか、せっかく何個もまとめて、『さあ、どうや!』と、やってるのに、少ししか下がらない。そればかりか、また、れいによって、

    Mumbaiがどうの、、、香港の問題で、、、Argyleが云々、、』、

    そんなことは分かってるってね、イチイチ言うなって。

    『もうええわ』って、『送り返す』と言ってやったら、またれいの如くに電話が掛かって来てグダグダ・・・

    さすがに温厚な《ホトケのUKI氏》もムカっとなります。

    『お前なあ、毎度毎度、海外市場どうのと言うな。そんなことはワシのお客さんかてよう知っとる。ワシらよりも良くご存じかもしれん。俺には俺の顧客がいる、お前にはお前の顧客がいる。それぞれ状況がある、それぞれ事情があるのや。おのれの事情だけ立派なようにしゃべるな』とね、言ってやったらようやく黙りました、ホンマ難儀な奴らでございます〜

     

    これだけFightするのは、それだけ商品が少ないということであり、また“やりにくさ”が日々増しているってことでありまして、皆さんもどうかそのあたりのこと、ご斟酌いただけますと幸いでございます。

     

    HPの商品、ヤフオクの出品、こんな奴らとの激しいバトルの結果の、

    全て目一杯の格安価格、

    どうかご理解いただきましてご購入ください。

     

    なお、この場を借りましてのお知らせ・・・

     

    夏季バーゲンはいたしません、

    お気づきのように、既にバーゲン価格を超える大特価となっております。

     

     

    お知らせのふたつめ・・・

     

    『飽きた』、ということで、いくつかのアイテムを全く扱わなくなっております、、

    Yellow系、Orange系、Brown系など。

    しかし、これだけは“別格”と思って待っておりました・・・

     

    Fancy Vivid Orange GIA鑑定書付き

     

    当店にやってまいりますよ〜お楽しみに!

     

    先に鑑定書のコピーだけ、ご覧いただくことといたしましょう。

     

     

    ご存じのことと思いますが、GIA0.15crt以上の物でないとClarityを付けません。

    画像も海外から送ってもらっておりますので、ここに貼り付けたいところですが、それはやめときましょう〜楽しみが減る・・・

    その画像を見た限りでは恐らくSI以上と思います、拡大画像ではインクルージョンが見えないですから。

     

    さて、気になるお値段の方は?

    なんとまあ、これはもう“持った者勝ち”ということでありましょうねぇ、

    ドル建てのPrice/crtは、な、な、なんと『6桁!』、ワオ!!

     

    思い返せば、綺麗なOrangeには何度も泣かされてきました・・・

    買い付け行ってる頃にね、これは絶対にストレートOrangeだと確信して買ってもIntense以上のグレードが付くことは皆無でございました。

    一番良くてFancy Deep Orangeで、

    まあ大抵はFancy Intense Yellowish Orangeでね。

    そして、忘れもいたしません、UKI氏最後の買い付け〜の折り、

    その時は『これが最後だ』なんて全く思ってなかったのですけどね、結果的に最後の買い付けの最後のMazalが、

    『これや! これがストレートのIntense Orangeや!!』

    と確信したOrangeだったのです・・・0.7crt で、Price/crt2万ドルを超えておりました・・・・

    ところがですな、その後、ホテルに帰って夕食前にノンビリとしておりましたところに電話が鳴りまして、、、『売り手が値段間違えたからMazal取り消し』ってね、、『そんなアホな!』と言ってみても仕方ないところ、海外市場は“そういうルール”なんですな、売り手の都合で簡単に『覆る』という。

    全くもって不細工なことで、、最後を華々しく飾るどころか、とんだケチを付けられての帰国〜いつかはリベンジをとは思っておりますけども、そんな機会が巡ってくるなんてね、ちょっと想像できないですねぇ、残念ながら・・・

     

    そう、今回はそのリベンジの機会かもしれません!

     

     

    昨日は一日中、ホント深夜まで雨と台風のような暴風だったこの界隈、

    昼間、仕事中にサッシを開けておりましたら、突風で網戸が外れてね、取り付け直すのに難儀いたしました。家の裏で大きな音がしたから、『なんや!?』と思って行きますと、アウトドア用の折り畳みイスが、たたんであったのにも関わらず、5メートルほど吹っ飛んでおりましてね、そりゃまあ重い物ではないけども、一体どうやったらこんなことになるのかなと、唖然。家から10メートルほどのところにある神社の森の端っこの竹林が、『ゴー、ゴー』と凄い音で右に左に揺れておりましてね、左右に倒れる度に普段見えない“空間”が見えたりで興味をそそられましたが、時おり、“しなっている”はずの竹が『パキッ!』なんていう音を立てて折れるのですな、ホント“見ごたえ”も『聴きごたえ』もある荒天でございました。

    愛知や静岡では、ひと月分の雨を一日で記録したとか・・・最近はこんなことばかり、マイルドな日本の気候はもう昔のこととなってしまったようですね。

     

        日傘ごと ゆりの木陰へ 入りけり 

         ― 杉浦恵子(1939〜)―

     

    ゆりの木というのは、意識して見たことがないですね。どれが、というのは全く分かりません、明治時代に北アメリカから渡来したのだそうで、高さ30メートルにもなるのだとか・・・・

    花を終えたゆりの大きな木が涼しい影を作っているのでしょうね、日差しの強さを感じさせながらも、ちょっと優しい日本的な暑さの叙情を感じさせてくれます。

    日傘の白い布地に木漏れ日が見えそうな、“良い感じ”の、、

    これが本来の日本の夏〜

     

    | ukitama | - | 16:03 | comments(0) | - | - | - |
    Maximum Program
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      コロナ戦時下で明るい話題の少ない中、久しぶりに聞く『快挙』、

      “スパコン富岳”が世界1位を獲得!

       

      やりましたねえ、凄いですね、日本人として本当に誇りに思いますね。

      何が凄いのか、ほとんど理解できておりませんけども、、

       

      と、思い出すのが、民主党政権時代の蓮舫様のお言葉ですなあ〜

      2位じゃダメなんですか?!』と言い放った“仕分けの女王様”でございました・・・・当時のマスコミは民主党政権に甘くてね、今でも朝日や毎日は立民に“極甘”だけどね、、『どうして2番を目指さないといけないのか??』と、誰も突っ込まなかったですな、、、、

      それにしましても、11年前の女王様のお言葉は誠に秀逸にして非凡、

      政治業者の“名言”としては、まさに『特A級』、

      平成、令和の政治業者はかくも卓越した指導力を持ったハイレベルな存在だったと、

      日本政治史に長くその名が刻まれるに違いありません。

       

      ・・・というところで?!

      蓮舫さんの名言よりも少し劣るかもしれないけど、

      Hight Qualityの名言を思い出しましたよ〜

       

      「人生の最大限綱領は、

      ひとりの良い女、ひとりの良い友、一冊の良い書物、そして一個の良い思い出」

        G. K. Chesterton(チェスタトン、18741936、英国の作家)

       

      ロンドン生まれで、『ブラウン神父シリーズ』のミステリーで有名なチェスタトン氏、

      彼は最初、画家を志して美術学校に入ったらしいですね。

      ところが、絵を描かずにロンドンのパブに入り浸り〜、

      ついには絵描きを諦めて物書きの方に転向したのだとか、、絵の具やらを買うお金もビール代に消えてしまったのですな、恐らく。その点、文学はペンと紙がありさえすれば良い、ゼニは掛かりません。しかし、彼は美術と文学の両方の才能を持っていた訳で、ホント羨ましい限りでございます。

       

      彼は、上記の他にも色々と名言を残しておりまして、

      こんな感じ・・・

       

      『私の成功の秘訣は、敬意を持って最善のアドヴァイスを聞き、そのアドヴァイスの全く逆を行ったことである』

       

      ―これは、仕事の成功の秘訣ではなく、恋を成就させる秘訣についての名言。

      女っていうのは理解不能のところがあるからねぇ、恋のアプローチには“王道”はないってことでありましょうか。

       

      『それは失われるかもしれないのだ、と考えてみれば、どんなものでも愛することができる』

       

      ―“愛”について、ということでありますけども、、恋愛のことなのか、その他のことも含めてのことなのか、ちょっと分からないですね。「それ」を、ダイヤモンド、カラーダイヤとしてみると、ストンとはまる〜・・・どんどん品薄になって、もう見られなくなってしまうのではなかろうかと、そんなことを痛切に感じる日々。昨日まで平凡な色味としか思わなかった物が、なぜか急に愛おしくなってくるとかってね、ひょっとしたら皆さんも近い将来感じるかもしれませんよ。

       

      ところで最初の、人生の『最大限綱領』云々の名言ですが、

      『最大限綱領』という厳めしく難解な言葉は抜きにしまして、

      上記『4点セット』、諸兄はしっかりと獲得しておられますか?

       

      おもしろいもので、振り返ってみますと、結婚した当時、若い頃に聞かれたら、、

      『俺は完璧!』と思ったに違いないですね、

      そりゃ楽しかったから、当たり前ですけども。

      しかし、それから馬齢を重ねてしまって、今では『あまり確信がない』と言いましょうか、どうなんだろうってね、考えてしまう、、いえ、もちろん、家内や親友に大きな不満があるということではなくて、『ひとりの良い女、ひとりの良い友』、この『ひとりの』、という表現に対して少し“怯んで(ひるんで)”しまうところがあるということです。例えば、家内や親友から『死んでくれ』と言われて、「はい、わかりました」と言えるのかというような。

      また、良い本は読んだつもりでも、それって“絶対的”に良いと言えるものなのかと、良い思い出と言ってもね・・・同様ですよねぇ〜

       

      さて、この名言の本来的な意味っていうのは、“そういうこと”ではないのですね、、、もちろん、御同輩、諸兄がウッキーの若い頃と同様に現在『完璧!』と思っておればもう何も言うことはないのでありますけども。

       

      この名言の意味は、西部邁氏によると、

      20世紀初頭の社会主義者たちが、その言葉(最大限綱領)を頻用していて、

      「我々の最大限綱領は世界社会主義革命である」等と‘ほざいて’いたことに対する皮肉なのだと。

      つまり、身近なこと、女性、友人、書物、思い出において良いものを獲得するのがどれほど困難かということに思い致せば、世界革命のごときは、全く誇大妄想い過ぎないのだと。

       

      ちなみに、最大限綱領という日本語訳がついておりますけども、

      オリジナルの英語は、Maximum Program、なんだそうで・・・・

       

      The Maximum Program of Life・・・

      女性も含めたこのページの読者の皆さんに獲得してもらいたいもの、

      もう既に獲得済みの方も多いのではないかと思いますが、

      良い友人たち、数冊の良い書物、そして、、

      1個の、あるいは何個かの、綺麗なカラーダイヤ。

      これらなら、何も力む必要はありますまい。

       

       

      今日の大阪は、非常に日差しが強くて熱い暑い真夏日。

      なにか清涼感とFancyを、

      ということで、こんな句を見つけました―

       

          海にすむ魚の如身を月涼し

       

      空、浜、海の上に、いちめんに青く広がる月光の中にいて、

      我が身は海の中の魚のように青白く透明感を持った存在。

      幻想と現実がひとつになって、

      静婉と幻嫋。

      なにも纏ってない裸身に、

      Blueダイヤのペンダントをつけてみたいという気がします。

       

      この作者、どんな人だと思いますか?

      現代の俳人のような気がしますよね、

      シュールレアリストとも言えそうですから。

      それが、な、なんと、

      生没年を聞いてビックリ、

      17321815

      江戸時代に生きた女流俳人です、

      榎本星布女。

       

      彼女のような存在が、

      『ひとりの良い女』?!

       

       

       

       

       

       

      | ukitama | - | 16:26 | comments(0) | - | - | - |
      五月雨を
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                 五月雨をあつめて早し最上川

         

        昨夜の大阪はかなりの豪雨で、雨音で目が覚めてしまって寝られなくなった、という方も多かったのではないかと思います。

        山形県、最上川流域も、今日はさぞや篠突く雨ではなかったかと。

         

        上記の有名な句は、平泉を訪れたのちの芭蕉が、山形に入って最上川の川下りをしようと、天候の回復を待っていた折りに開いた地元の句会で詠んだものとされているようですが、、

        実は、最初に詠んだのは、

         

             五月雨をあつめて“涼し”最上川

         

        だったのだとか。

        ところが、

        句会の翌日だかに実際に川下りをしたところ、激流と難所続きで相当に怖いめに遭って、後に『早し』と書き換えた、、

        確かに、『あつめて早し』の方がよりリアルな感じがいたしますね〜

        最上川を見たことないくせに言うなってね。

         

         

        さて、欧米は『コロナ戦』よりも、『反人種差別戦線』の様相―

         

        先日、英国・Bristolで約300年前の奴隷商人、エドワード・コルストンの銅像が引き倒されて海に投げ捨てられたということを書いたばかりですが、

        同じ英国、オックスフォード大を構成する最古参カレッジの一つ、オリエルカレッジは、論争の的となってきた大学構内のセシル・ローズ像を『取り壊したい』と発表、とのニュースがBBCで流れておりました。

         

        セシル・ローズ(Cecil Rhodes)・・・

        皆さんもご存じのはず〜

        そうですね、読者の皆さんとUKI氏、共通の視点でもって一言で言えば、、

        De Beers創業者。

        過去のこのページにおいて2度や3度は書いているのではないかと。

        おさらいしますと、

        英国生まれの“ローズ少年”は、小さい頃は病弱で先行きを危ぶまれ、避寒地療養が良いだろうということで、英国のケープ植民地(現在の南アフリカ共和国)に渡ったのですな。何年かするうちに、しっかりと健康体となって元気が有り余るほどになったローズ少年、、彼はダイヤモンド鉱に挑んだのでした。運が良かったのか、賢かったのか、多分その両方だったのでありましょう、ダイヤ鉱脈を発見。その後も次々とダイヤモンドを掘り出しまして、どんどん大がかりな掘削に! ついにはキンバリー鉱山全体の主(あるじ)となり、最盛期には全世界のダイヤモンド生産の9割以上を支配。その富の恩恵でケープ植民地の首相に昇りつめた、という御方。

        彼の凄さは、決して富豪の息子ではなかったということ、、

        キンバリーで自らつるはし持ってドカチンやってダイヤを発見したのがDe Beersの第一歩目なのですから。

         

        何故に、そのDe Beers創業者が嫌われる?

         

        英国本国の4倍半にもなる広大なエリアを簒奪した強引な手法は、

        帝国主義と人種差別・植民地主義者の象徴であると、抗議行動を行っている人々は言っておりますね。

         

        何年も前から、“セシル・ローズ記念大学”である南アのケープタウン大学では、

        “Rhodes Must Fallキャンペーンが行われ、ケープタウン大のローズ像は既に撤去されていたのですな。これが最近における一連の出来事でついに本国まで飛び火したということなのですが、、、

         

        それにしましても、

        まあ恐らくは、そうに違いなかったと言えるのでしょうけども、

        客観的な『事実』としては、ローズに何もない訳です。彼は確かにケープ植民地の“王様”であったことは確かだけど、彼がそこに君臨したのは6年間で、その間にやったこととして史実に残っているのは専ら領土の拡大と鉱山の開発、でありまして、そこでは残虐な行為もあったに違いないのだろうけど、具体的にそれを記述したものは何一つない訳でね、ローズが英国植民地の首相だったということだけで人種差別主義者というレッテルを貼られ、没後100年以上経過して後に鞭打たれるというようなことは、果たして100%正義と言えるのかどうか。

         

        これらに関連して、

        オックスフォード大の女性副学長であるルイーズ・リチャードソン教授が、こんなことを言っております。

        "My own view on this is that hiding our history is not the route to enlightenment.

        "We need to understand this history and understand the context in which it was made and why it was that people believed then as they did.

        "This university has been around for 900 years. For 800 of those years the people who ran the university didn't think women were worthy of an education. Should we denounce those people?

        "Personally, no - I think they were wrong, but they have to be judged by the context of their time.”

         

        歴史を隠すことは、啓発への道のりではない。私たちは歴史を理解し、それが作られた背景と、何故人々が当時そう信じていたのかを理解する必要がある。この大学は900年前から存在しているが、そのうちの800年間は、女性が教育に値するとは考えない者たちによって運営されてきた。我々は彼らを強く糾弾すべきでしょうか? 個人的には、彼らは間違っているとは思うけど、彼らは彼らが生きた時、その前後関係によって判断されなければいけない

         

        これは極めて卓越した見解だと思いますね。

        現在の時流に乗って物事の善悪を判断することは正しいと言えるのか?

        現代の物差しでもって過去の事象を断罪することの危うさ、

        過去を今の正義をもってして語るということは、非常に危ういことであると思いますね。

         

        こういうこと、ローズ像をオックスフォードから撤去することは、単に英国の騒動ではありません。

        こんなことがシンプルに正義として行われるなら、我が国だって無事では済まない・・・

        19世紀半ばから20世紀半ばまでは世界は明らかに“帝国主義”全盛の時代、

        日本も欧米列強から狙われている存在でございました。それを跳ね返し、明治維新という革命を行って強靭な国造りを行い、ロシアの野望を退け、2度と列強のターゲットとならぬよう朝鮮半島に“緩衝地帯”を設けたのが1910年の『日韓併合』です。

        この行為は列強の全てから“認知”され、日本からすれば『絶対正義』であり、毎年毎年莫大な予算を投入して朝鮮半島を“文明化”することに努めたにも関わらず、未だ今日、半島の人たちからは大いなる怨嗟の的となっている、

        これは、真っ当な事実を知る大部分の日本人としては如何ともしがたいですね。

        しかしながら、これがローズが南アで行ったことと重なる部分がある・・・

        1910年から1945年までの間に日本が朝鮮半島へ投資した金額は、現在の価値にして数十兆円と言われ、それらのほとんどが持ち出し一方で、ほぼ回収されることなく終わってしまったにも関わらず。

         

        人の良い日本人の大半は、先月からのアメリカの暴動劇や欧米各地の抗議行動を海の向こうこと、まるで日本とは関係なしとして、黒人たちに単純に同情の気持ちを送っている、それはそれで当たり前のことなのかもしれません、

        しかし、

        “関連しそうな”全ての事象を人種差別に結び付けて『論じ下げて』しまうことは如何なものか、、

        『ローズ的』なものを弾劾し始めたら、もうキリはありません、

        Rhodes Must Fallキャンペーンをやっている者たちは、De Beersさえも攻撃対象にするのかもしれない、そして、ダイヤモンド不買運動をするのかもしれない、、と考えると、この一連の抗議行動のバカらしさがハッキリしてくる・・・彼らの行動を肯定すれば、最後には、自国の存在すら否定することになってしまう。

        どうかもっと冷静に物事を見つめてほしいと切に願います。

         

         

         

         

         

        | ukitama | - | 16:11 | comments(0) | - | - | - |
        甲子園の土
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          人種差別に対する抗議デモが東京でも行われている昨今、このようなことを書きますとウッキーまでやり玉に挙げられそうですけども、、

          今では、Mumbaiとなって、ダイヤモンド産業のかなりの部分が国際空港近くの新都心エリアに移転しているとのことで、

          かつてのBombayOpera House界隈にはもうバイヤーの姿はないのでありましょうが、

          往時を偲んでみまするに、映像画像が蘇ってくるのは鳥肌が立つようなものばかり〜

          大抵、どのオフィスでもドアマンがおりましたが、彼らはどう見ても拾ってこられたホームレスという感じでね、オフィスの一番表にあたる箇所のドアの内と外に二人ずつくらい配されておりまして、とは言っても立ってたり椅子に座ったりではないのでして、汚れた床の上にそのままだらしなく腰を下ろすか寝転んだりでね、我々が行って『ハロー!』なんて声を掛けるとようやく反応してくれるという訳ですな。ちなみに、彼らはそのまま夜勤もするってことで〜とにかく使い勝手の良い連中であったそうな。

          まあ、そのくらいでしたら何ともない、インドだからと、想定内。

          そのようなオフィスで買い付け始めて、かなりの数量をSuper Quickとも評されるUKI氏のピンセットさばき、他のバイヤーの3倍速ほどの仕事、、、時には勢い余ってダイヤもジャンプ!! デスクの下に落としてしまうことも。『あ〜、えらいこっちゃ』と、しゃがみ込むのでありますけども、目の前に座っているオフィスのマネージャー氏は「No problem」とデスクの横に取り付けてあるベルを鳴らすのですな。そうしますと、先ほどのドアマンたちとほぼ同類と感じさせるような男がやってきまして、まるでA4の用紙が床に落ちていたようにダイヤを瞬時に見つけて拾いあげてくれるという・・・おいおい、一体どんな視力しとんねん! とまあ、このくらいもインドやから当然なんかなと思ってまた仕事を続ける。

          ところがですな、ランチになって、なんとかあまり口に合わない食事を腹に詰め込みまして、コーヒータイム。ダイヤ拾ってくれた男がコーヒーと、パパイヤだのマンゴだのが盛られたお皿を持って来てくれるのですな、、若いベッピンさんに持って来させろとは言わんけども、せめてこの瞬間は女性でしょうと、ちょっとゲンナリ・・・あまり食指が動ないのではありますが、『これもお付き合いのうち、まあしゃーない』と、ひと切れは頂戴しまして〜・・・

          ・・・のような日々が続いておりまして、ある日、ランチの後にトイレに立った時にですな、綺麗とは到底言い難いオフィスのキッチンを覗いたのですな、、そうすると、、、いつもコーヒーや果物盛りを持って来てくれる男が自ら果物を皮を剥いて切っているーーーー、Oh My God

          キミ、手洗ってる??

          そんなこと聞いて、もし『No』と言われたらどうするの、って訳で、

          それ以来、全くオフィスの果物には手を出せなくなったUKI氏でございました〜お陰で、、鉄の胃腸ということは証明された?!

          恐らく多分、ウィルス全般にも強いはず!!

           

          今更そんな話してどうするの?

           

          いや、それがですな、インドのコロナ戦はかなり酷いことになってるようで、

          今朝、海外からメールが来てたのですが、以下のような文が・・・

           

          You saw in India what is happening now ?

          No space , no beds where to put the infected people .

           

          ―インドがどんな様子か見たか?

          空き空間がない。(ホテルに)ベッドがない。全て感染者を収容しているせいだ。―

           

          とまあ、えらいことです、冗談抜きで。

          インドのダイヤモンド産業は今年一杯機能しない、とも言われております。

          となりますと、世界中のダイヤ供給が逼迫いたしますし、

          カラーダイヤの綺麗なところはますます難しいアイテムとなることが必定。

          皆さんが信じる信じないはどうぞご勝手に、というところですが、

          いつもUKI氏の述べることを“指標”、あるいは“道標”、または“澪標(みおつくし)”としていただいている方々も少なくはないとお聞きしておりますゆえ、改めて申し上げます。

          Pink, Blue, GreenFancyクラス以上の物が今後値下がりすることは有り得ませんし、また、それらのどのような物が日本市場に入荷するか、全く予断を許しません。

           

           

          先ほど聞いた『ちょっと良い話』、

          阪神タイガースの矢野監督を始めコーチ、選手、スタッフ合計65名が今日の練習開始前、甲子園のグラウンドの“土”を集めたと。

          なんでまた?

          甲子園どころか、コロナ戦時下でロクに野球の練習もできなかった全国の現高3の野球部員全員にプレゼントするため。

          小さな瓶に詰めてキーホルダーにして配られるそうな。対象者は約5万人。男子だけではなく、女子マネや、女子野球の部員にも渡されるとか。

          阪神の選手たちは、高校野球でお馴染みのサイレンが鳴る中、約10分間に渡って土採取の“儀式”を行ったということですな、、

          泣かせるねぇ

           

           

           

           

           

          | ukitama | - | 16:38 | comments(0) | - | - | - |
          かきつばた
          0

                  かきつばた 衣に摺りつけ 丈夫(ますらお)の

                  きそひ猟(かり)する 月は来にけり

                       大伴家持 

             

            杜若(かきつばた)で染めた衣を纏い、狩りに興じる馬上の美丈夫たち。

            家持はこの時、27歳で、宮廷の中の内舎人、見習いのような存在だったのだとか。

            この狩りは、いわゆる『薬狩り』、

            男は鹿の若角を獲り、女は薬草を摘んだ・・・

            額田王の有名な歌、『あかねさす紫野ゆき・・・』も同じ年中行事で生まれたものですね。

            青年・家持は、それより数十年後の参加です。

             

            杜若の花の汁を擦り付け、紫色に染められた狩衣、

            狩りの途中で、汗をかいたり露に濡れたり、森の中の枝で擦ったりで、

            恐らくは“Even”ではなくて相当に“Uneven”、色ムラが激しかったことでありましょう、、しかし、その方が何か艶っぽいと言いますか、趣き深く、お洒落という気がしますね。色んなシーンが想像できそうで、なんとも楽しい〜

             

            ・・・このような楽しいStoryのみで綴りたいのでありますけども、、

            やはりコロナ戦時下、

            さまざまなニュースに心穏やかならぬ日々〜

             

            大正9年と言いますと、

            100年くらい前なのかな?

            と思って、対照表を引っ張り出して見てみれば・・

            大正9年=1920年、

            ちょうど100年でございますね〜

            もったいない・・・

             

            大阪のシンボルのひとつとも言える巨大ふぐのハリボテ

            「つぼらや」が店仕舞を決断したというニュースにショックを受けた府民も少なくはありますまい。

            大正9年の創業。

            ちょうど100歳ということで良い区切りとでも判断したのでありましょうかねぇ、『コロナだけではない』という店側のコメントですが、なんとも勿体ない・・・中身は全く違ったものになってもいいから、誰か表の顔だけでも受け継いで、お店を続けてくれないですかね〜大事な大阪文化のひとつでしょうに。

             

            海外では、

            中国との関係が悪化の一途のオーストラリア、

            モリソン首相は、『中国の脅しには屈しない』と発言。

            う〜ん、穏やかではないですな、お互いに刀の鯉口に親指を掛けたような状態。ことの発端は、豪政府が呼び掛けた『コロナウィルス発生源調査』。中国政府はこれに反発して、豪州産牛肉の輸入制限を発動し、また、豪州産大麦に追加関税を課することになったのだとか。

            だいたいいつも腰砕けと言いますか、腰が入ってないというか、まあ要するに軟弱極まりない日本政府。特に米中には異常なまでに気を使いますからね、豪州政府のような毅然とした態度を取れるのかどうか、非常に心配になりますね。

             

            欧州でもまた、人種差別反対の抗議デモが燃え盛っておりますね。

            英国南西部の港町、Bristolでは、

            Edward Colston16361721)の銅像が台座から引きずり降ろされ、人々に踏みつけられた挙句に海中に投げ捨てられました。

            Colston(コルストン)って、何者?

            奴隷商人だったのですな。

            Bristolの老舗?の商家に生まれて家業を継ぎ、当初はワインやら果物やら生地などの貿易をやっていたのが、いつの間にやら奴隷貿易に関与。それによって財を成し、BristolLondonでインフラ整備に多額の支援を行った、ということで銅像が建ったのですな。

            そりゃ黒人たちの標的にされても仕方ないところではありますけども、

            どうして21世紀の今日まで銅像がそのままになっていたのかと、、、

            確かに英米における人種差別の根は深い。

             

            何かもう心の中が殺伐としてまいりますね、

            気分を変えたい・・・・・

             

             

            『洗心』という言葉があります、

            禅語のひとつです。

            心を洗う、、心に溜まった疲労や良からぬ思いを洗い流して清らかで善なる心持ちになること・・、、、と思っておりましたが、そうではない〜

            「天の声を聞くのに邪魔になるようなことを心から洗い流してしまおう」

            ということなのだとか。

            つまり、予見や期待や固定概念を洗い流して真新(まっさら)な気持ちで物事と向かい合うこと。

             

            そうは言っても、なかなか難しいですね。人間は常に予見し期待し、何事にもイメージして臨むもの。意識せずとも、ずっとそのように生きてきている訳ですから、完璧に『洗心』が可能な人間なんて、ホント余ほど修行を積んだ者に違いない。我々凡人ではとても到達不可能な領域と感じられます。

             

            けれど、過去を振り返ってみてください、

            誰しも、全ての事象に対して『初めて』という時があったはずで、

            それらの中の取るに足らない多くの小さなことは覚えてないけど、その折りの気持ちを未だに忘れずに記憶していることも少なくはないはず・・・・

             

            ・・・ウッキーは、『洗心』という言葉の本当の意味を知った瞬間に、

            初めて高彩度の天然青緑ダイヤと出会った時のことを思い出しました。

            それは、0.6crtGIA付きFancy Deep Bluish Green

            超弩級のBeauty

            20世紀の終わり頃のAntwerpの出来事。

             

            それまで、Blue Green, Green Blue系の100%天然という物にほとんど出逢ったことがなく、あったとしても彩度の低いものでしかなく、青緑系ダイヤと言えば、トリート(放射線処理)のグロテスクとも言えそうな色味の、なんとも気味の悪い物の印象しかなかったものですから、それはもう「この世のものとは思えない」という表現がピッタリするような美しさと感じたのでした。

            そう、これがまさに『洗心』状態で臨んだ結果。

            恐らくは、ラッキーなことに洗心状態であったのは、誰もそのFancy Deep Bluish Greenを『はい、これがれいの・・・』と言わなかったこと。いきなり『まあ見てみろ』と言われてパーセルを開いたら『これ』だった、ということでありましょう。

             

            たいていの商品は見ないうちから予測可能で、何らかのイメージを持たずにはいられないですし、

            この品薄、

            今、予測不能な突拍子もないような希少品と出会えるなんてね、ほぼ有り得ないことでございましょう。

            出会いの感動がどんどん薄くなっていってる日々。

            でも、もし『洗心』状態でカラーダイヤと接することが出来たならば、

            それはまた新たな素晴らしい出逢いになることに違いありませんね。

             

            どうやったらそうなれる??

            『洗心』への手法

            それを考えるだけで、十分に充実した時間を送ることが出来そう!?

             

            『洗心』を考えるうえで重要な言葉はこれかもしれません、、

            『愛心』。

            これまた禅語。

            物、人、地位、名声、etc,,,人間の欲望は一杯あって様々、

            それらに強く惹かれ、それらを強く求める心を『愛心』と言うのですけども、

            仏教の世界では、これを雑念のひとつとして、捨てよと。

            人は、誰かを、何かを、愛さずにはいられない存在でありながら、

            愛は苦しみのもととなるもの。

            だから手放せと。

             

            であれば、、苦しみのもととならない愛なら良いのではないのかと。

             

            ところが、仏教では、『愛』とは、執着することを言うのであると。

             

            執着のない状態で事象を見ること物事を見ること、

            それが『洗心』なのでありましょう。

             

            ウッキーは思います、、

            『愛』の中にある『邪(よこしま)』な部分が、

            我々を『洗心』状態になることを邪魔していると。

            そして、それ(『邪』)が人を苦しめている要因であると。

            しかし、『愛』には必ず『邪』がくっついてくる、『邪』なしには『愛』とは言えない。

            ならば、

            『愛』することなしに接する。

            『愛すること』は、いつでも可能なのではないかなと思います。

            たまには、『愛』なしで、カラーダイヤに接してみるのも良いのではないのかと今ふと思いました・・・

            そう、皆さんもウッキーも、カラーダイヤを愛しすぎているのかもしれません。

             

             

             

             

            | ukitama | - | 14:15 | comments(0) | - | - | - |
            ヤブコウジ
            0

              どんな街にも、早朝から通りや公園のゴミ拾いや掃除する人がいるのではないかと思いますが、

              それはもちろん、当番であったり誰かに命じられてのことではなく、自ら進んで見返りを全く望まずにやってる訳ですね、、

              うちの近所にも、ほぼ毎朝なんでしょうな、大きな交差点から駅のロータリーまで片道約1.5キロの歩道や道路脇のゴミを拾ってくれている初老の男性がおりましてね、今朝もまたジョギングに行く際に出会いました。

              面白いことに、そのような人たちに向かって、『いつもお疲れ様です』なんていう言葉を掛けますと、全く無反応か、あるいは、

              『好きでやっとんねん、アンタのためちゃう、ほっといてくれ』、

              みたいなね、ちょっとすねたような表情になるのですな、

              ほんのちょっとでもニコっとするなりしてくれたって、、、とも感じますけども、ひょっとしたら、この無反応や不愛想の方が自然で好感度が高いのかもしれない、なんてね、思ったりもいたします。

              これがまあ、いわゆる『民度の高さ』と呼ばれるものなんじゃないのか、という気も・・・

               

              麻生大臣が、海外から日本のコロナ戦死者の少ない原因を問われ、

              『民度の違いやでぇ』みたいなことを言ってやった、

              と発言したことに対して、野党や馬鹿マスコミは早速噛みついておりますけども、

              麻生発言の何がアカンのやろね、

              ウッキーには非難の理由がサッパリ分かりまへん。

              蓮舫はまたいつもの調子で、『麻生大臣、貴方はそんなに偉いのですか!』なんて喚いているけど、麻生大臣が偉いのではなくて、麻生大臣よりも数段賢い国民大多数のことを麻生大臣は誇っているのであってね、

              それを貶す蓮舫さん、アンタこそ一体何様なんやと、

              改めて問いたいですな、

              蓮舫さんよ、あんたこそ、そんなに偉いのか??

              また、この麻生発言は、コロナ禍が初期の折りにG7G20かの閣僚会議があって、それに出席したイタリアの大臣が『コロナちゅうのはな、黄色人種の病気やねん。わしら白人には関係ないでぇ』と、ぼざきよったことに対する意趣返し的な発言ではないのかなという読みが専らなのに、それを言うことなく、政権にダメージを与え得ることが出来るのならなんでもありとばかりに、いつもの如くショート・メッセージだけを切り取って発信するメディアにはホントうんざりいたします。

               

              いずれにしましても、『ロックダウン』という法律が存在しないにも関わらず、ほとんどの者が自粛要請に素直に従ってStay Home、緊急事態宣言が解除されて後にもまだまだ慎重な行動を守っている人も決して少なくはない、という事実は、高い民度の一端を表していると十分に言える訳でしてね、それを誇る閣僚に対して大きな声で非難するという行為は、ちょっと理解しがたいですな。あんた方の立ち位置は一体どこなんだと、一体どこ向いて仕事してるんだと、大きな声で逆に非難したいと思いますね。

               

              しかしまあ、蓮舫や左翼メディアっていうのは、肝心の問題はいつも置き去りだ、

              このような下らんことに常に一生懸命でね、

              全く野良犬の如くでありますな、

              蓮舫の頭の中はかなりオカシイに違いないけど顔はベッピンさんやな、と思っていたけど、

              最近の蓮舫の顔ね、、政府関係者を非難する時の顔はついに、ハイエナ並みの醜さやなと、思うようになってきました。

               

              戦時下は平時には見えない人間の本性だとか、本来の姿、本当の実力がハッキリと見えてくるものでありますけども、

              立民の幹部諸君は、本当に素晴らしい姿で、目を見張りますね〜

              「諮問委員会」の尾身会長に対する口汚い攻撃で炎上した幹事長の福山、

              ハンマー持って壁を壊したり、新聞各社に花丸付けたり『論外』『クズ』なんていう採点してはしゃぎまわる国対委員長の安住は、4月初旬に『初動の遅れが感染者を拡大させた。国と都の責任を厳しく追及していく』と言いながら、やってることは相変わらずのスキャンダルに吠えることと政府のあら探し、いったい何時、首相や関係閣僚が安住のコロナ関連の追及に厳しく晒されたのか、寡聞にして存じ上げませんな、、、これではちびっこギャングという愛称そのまま。中学の生徒会のなんとか委員長の方が余ほどマシだろうってね。

              極めつけはやはり党首の枝野ですな。

              彼は毎年、531日の誕生日に番記者やシンパなど約50人を招待して誕生パーティーを開くのだとか。しかし、誕生パーティーとは名ばかり、枝野が単独で歌いまくる歌謡ショー。ほぼ2時間半、枝野はマイクを握りっぱなして歌い続ける。その曲と曲順は前もって決められているのですな。歌は上手。とは言っても、素人の歌を2時間半も続けて聞かされる方にしてみれば、ホンマたまったものではありませんな、苦痛でしかない2時間半でありましょうね〜〜今年は戦時下でこれが中止となって、取り巻き連中は皆安堵の溜息だったそうだが、政府の緊急事態宣言が延長となった時、国会内で枝野は、

              『今年はカラオケなしだな、残念』

              と、のたまうたと。

               

              収まったかと思ったらまた発生するコロナ・クラスターにはホント溜息ですが、これはワクチンが出来上がればどうということはなくなります。しかし、、

              立民の『馬鹿のクラスター』は、党が終息するまで収まりそうにありませんな。

               

              若干ながら呼吸できるようになってきた気もいたしますが、まだまだ息が詰まると言いましょうか、どこに行くのにもマスクが外せない日々。

              空気が綺麗で景色が良くて風通しの良いところで、目いっぱい深呼吸したいですね、、、とは言っても、そういう場所は近くにないし・・・

              せめて『頭にちょっと風穴を』〜

              これは、廣淵升彦という国際ジャーナリストの2008年の著書なんですけども、

              この中に、英国の『ハイウェイマン』の話が出て来る〜

              ・・・高速道路をスポーツカーでぶっ飛ばすStory、、、

              ではございません、

              ハイウェイというのは大きな街道のこと、

              お話はちょうど日本の江戸時代と重なりますので、東海道とか中山道とかと思っていただければ良いですかな、

              そこに出没する盗賊、追い剥ぎのことを『ハイウェイマン』と言ったのだとか。ハイウェイマンが興隆を極めたのが1650年頃から1720頃だそうで、

              中でも有名だったのが元軍人親子のハイウェイメン

              何故か?

              襲った旅人に実に丁寧な口をきいた、、

              If you don’t mind, would you raise both hands and turn the back?

              (もし、お気になされなければ、両手を挙げて後ろを向いていただけますか)

              気にする! 大いに気にします!!

              しかし、丁寧な言葉には全く似つかわしくない銃が顔に突きつけられている

              さあ、どうする?!

              ってね、選択肢はおまへんな、

              あとは、身ぐるみはがされるのを大人しく黙ってガマンしているだけ〜

              そしてハイウェイメンは、十分にゼニや金目の物を巻き上げて言ったのだそうで、、

              I think that we may cause you something inconvenience.

              (何かご不便をおかけしているのではないかと思います)

               

              文化、文明というのは、偽善の要素がないと成り立たない、偽善もまた文明、文化の重要な一部であり、また、美辞麗句を用いることが決して褒められたものではないにしろ、より洗練された言葉の選択、豊富な語彙が現代日本人に求められることであり、政治家やマスメディア関係者諸君にはますます必要不可欠なことになってくる、ということは言うまでもありません、現実には全く反対方向に進んでいて、ますます野暮ボキャ貧が増殖している気がしますけどね。

               

              日本人が世界の荒波にもまれながら、しっかりと生き残ってゆくには、

              賢さとともに、洗練も偽善も必要。

              枝野よ、本気で政権を獲る気があるのなら、

              AKB48の歌を覚えるヒマがあるのなら、

              洗練されたボキャの一つでも頭に入れろ!

               

              さて、海外から商品が入り難くなって三か月ほどになりますでしょうか、

              もうそろそろという気もしますけども、

              Reopenともなればまたバイヤーが殺到となることは必至、

              いずれにしても、商品調達に厳しい状況が続くことに変わりはありません。

              一昨日、海外のサプライヤーから次のようなメールが来ました〜

               

              As you can see even with the lockdown I can still collect nice stones and hopefully you will buy them but sometimes you must help me with the prices !

               

              Now the supply is very limited and therefore prices are stiff .

               

              最後の単語、“stiff”っていうのは、固いという意味ですね、

              肩凝りを、stiff shoulderなんて言います。

              価格的なことに関しては、『べらぼう』という意味になります。

               

              キミも知っているように、ロックダウンの最中でも俺は良い物を集めることが出来ている。どうかそれらを買ってほしいし、時には価格的な面で助けてくれ。供給される商品は非常に限定的で、価格はベラボウだ

               

              国の内外とも事情はほぼ同じ、現在、どこにいようが楽なポジションは皆無です、言うまでもないことです。上記のこと、そのまま皆さんにもお願いしたいと思います。

               

              ジュエリーとは言えないけども、

              古代のファッションを彷彿とさせる万葉集の歌をひとつ・・・

               

                   紫の糸をそ我が搓るあしひきの

                   山橘を貫かむと思ひて

              心をこめて紫の糸を私は縒っている。

              ヤブコウジ(山橘)の実を摘んで来て通したいなと思うので

               

              縒る(よる)紫が何か非常にリアルに感じられますね。

              そして、ヤブコウジの鮮烈な赤がまた強烈に!

               

               

               

               

               

              | ukitama | - | 10:35 | comments(0) | - | - | - |
              虫歯予防デー
              0

                どこそこの家のフェンス越しに、色を付ける前の紫陽花の姿が垣間見えるようになってまいりましたね。

                梅雨は紫陽花とともに・・・

                紫陽花が鮮やかな色になり始めますと、雨の日が多くなります。

                 

                コロナ戦時下、

                ただでさえ大変なのに、アメリカではとんでもないことになってますね、

                単なる抗議デモでは収まらず、暴動、略奪、

                頭では理解しても、やはり『どうして、あそこまで??』と思わずにはいられませんね、日本人には到底真似出来ない行為です。警官たちの激しさにも驚かされますね、マイク持って実況しているCNNのレポーターをいきなり逮捕したり、テレビカメラで撮影している海外のメディア関係者を盾でしばきまわしたりで、もう滅茶苦茶、これぞカオスが全米各地で起こっております。

                しかしまあ、、、

                あれだけ超密の状態でマスクなしで体ぶつけあって激しく罵声を飛ばして荒い息を続けているのですからね、これから一体どうなるのか、お日様が東から昇ることと同様ですな、今後のコロナ感染拡大は必至、

                太平洋の向こう、遠く離れたところのことながら、どうなるのだろうとホント心配です。

                 

                昨今は、ニュースの9割以上に『コロナ』の文字が含まれておりますから、読まなくても見出しを見れば凡そのことは分かるのですけどもついつい読んでしまう、、、欧州のニュースは特にそうですね。

                何日か前には、ベルギーの国王の甥にあたる28歳のプリンスが感染、なんていうのもありましたな・・・・・こんな時期にスペインに行ってね、恋人がスペイン人なんだとかで、、15人以上のパーティーは禁止されているにも関わらず、二十数名でワイワイやってたという・・・このプリンスの反省文か何かが載ってたけど、当然ながら『懺悔』一色で、さぞや今頃は心身ともに落ち込んでいることに違いないだろうと推測いたしますけども、馬鹿はどこにでもいるのですな。

                わが国では、天皇陛下の甥にあたるプリンスはまだ幼いですから、このような心配はありませんし、プリンセスたちもストレスが溜まるほど厳重にガードされていることでしょうから、何の不安もありますまい。

                改元以来、ご多忙を極めたに違いない陛下も今は、海外からの賓客も絶え、新任大使の信任状捧呈式もなく、地方へのご訪問も不可ということで、結構お時間がおありなんでしょうな、昨日の朝刊だったかな、上皇后から受け継がれた養蚕のお仕事に向かわれる雅子皇后にご同行されて手伝われた、、というような記事がありましたね。コロナ戦時下でほとんどのニュースが白黒で色彩に欠けているという折りに、このような両陛下の日常のご動向を見るでも何かホッとしたもの、明るい色あいを感じます。マスコミもコロナ一辺倒ではなくて、こういう折りであるが故に一層そのあたりを意識して報道すべきでありましょう。

                 

                アメリカの暴動で消息が途絶えてしまっている観のあるイタリアの現在は?

                イタリアの野党党首が『中国に激怒』なんていう見出しが躍っておりましたが、

                そんなもん自業自得やろってね、

                イタリアの経済は実質的に破綻してたのに、チャイナマネーをふんだんに供給してもらったお陰で何とか国民を食わせておったという現実があります。春節明けて、里帰りしていた中国人のビジネスマンや技術者、労働者たちが大挙してコロナ抱えてイタリアの職場に復帰したところからイタリアの悲劇は始まったのですけども、、、チャイナ憎しでマネーも止まる、、一体この先どうするのでありましょう。

                他の欧州主要国も似たようなもの、、ドイツは、主要産業の自動車の販売台数の半分近くが中国ですから、中国との関係を見直すとなれば、これまた死活問題。

                英仏もまた、コロナ直前には、中国との関係強化に前のめりでね、マクロンもジョンソンも、もう習近平の胸の中に飛び込まんばかり〜〜でございましたが、ジョンソンなんて“ICU入りしまして生死の境を彷徨ったこともあって、『憎さ100倍』、中国に対して放送禁止用語がポンポン飛びまくる勢いでありますけども、『脱China』がそんなに簡単に行くのかどうか、、ホンマ見ものというものであります。

                 

                そういう欧州にあって独自の道を歩んでいるとも言えるのがスウェーデン、

                軽度の感染者を増やして抗体を持つ人を増やして集団免疫の形成、

                という政策を採ったのが功を奏しているのでありましょうか、

                大いに評価が分かれているようですが、

                スウェーデン国内ではマスク着用者がほとんど見られないそうですな。

                現地在住の日本人は、『ずっと同じ、年明けから現在まで例年通りの生活が続けられている』、『先日は、友人知人30人ほどでバーベキューパーティーだった』とかってね、、全く羨ましい話です、国民にそのようなコンセンサスが出来ているからコロナに罹っても抹消されない、ということでね。

                日本もスウェーデンのような方向、コロナを普通の病気と同じ扱いにするというようなことにならないのだろうか、、、、と思っていたところに・・

                巨人の2選手が陽性との報道、

                『おいおい、せっかくの開幕がーーー』と暗澹たる気分に陥った野球ファンも多かったことでありましょうね〜・・・阪神の次は巨人かよ、

                コロナ伝統の一戦!

                なんてバカを言うてる場合ではありませんな。

                幸いにして、陽性と判定された坂本クンも大城クンも、全く症状がなくて至って健康体ということで、プロ野球開幕も予定通りとなりそうで安堵いたしましたが、、、この巨人の選手たちのように、抗体がある、陽性でも症状がない、感染させる確率は極めて低い、というような者が既に全国に溢れんばかりに存在しているに違いない、、日本の対コロナ政策は他国から『やいのやいの』言われておりましたけども、この若干きついめのスウェーデン版がある程度の成功を収めていると言えそうですね。

                そう、何もしない、というのはちょっとどうかと思うけども、

                やれPCR検査が少ないだの、保健所がどうの、厚生省が、、、等これまで必要以上にキャンキャン喚いてきたコメンテイターたちも、いい加減にこれらスウェーデン版日本型対処に対してある程度の評価を与えるべきなんじゃないのかなと思わずにはいられませんな。

                 

                さて、ウッキーもまた色彩のない白黒の文章を書いていてはいけませんね、

                というところで、

                昔も今も、江戸を詠んでこの人の右に出る者はいないと言われる、

                其角(16611707)の句を〜

                 

                     越後屋に 衣さく音や 衣更

                 

                ウッキー世代が中高生の頃っていうのは、かなり厳格にと言いましょうか、

                まだまだしっかりと衣替え(衣更)の習慣が残っておりましたね。学生服を脱ぐことが出来るようになってヤレヤレという気持ちと、女子の白い制服にいきなり眩しさを感じた思い出が、、、、であろう、ご同輩。

                『越後屋、おぬしも相当のワルよのう〜』の越後屋ではありません、

                三越の前身、江戸・日本橋にあった呉服屋の越後屋、

                夏物の布地を裁つ音が涼しげに響いている、

                カラフルで清涼感の反物の生地も見えるようですね。

                 

                     夏酔いや 暁ごとの 柄杓水

                 

                勉強不足で申し訳ないのですが、これはひょっとしたら晩夏の句なのかな、

                季節違いだったらゴメンナサイ、、、

                暖房やエアコンがまだまだ不十分であった頃、ぬくぬくとした布団の中からなかなか出られない冬、そして冬が終わっても春眠暁を覚えず〜いずれにしても朝起きられなかったのが、夏になると早起きになるという人も珍しくはなかったですね、日が昇ってくると日差しが熱くて、って訳で誰しも日の出前には起き出しておりました、そして井戸端で水を飲む、その冷たさ心地良さ。スキっとして、しっかり目が覚めて、体中に生気が蘇る瞬間、、、そのような情景を想像いたしますと、その当時の方が何か人間らしいと言いますか、精神的に豊かであったような気がいたします。

                『夏酔い』っていうのは、飲みすぎて二日酔いのことなのか、

                それとも、さんざん夏の暑さを経て来て、やっと夏の果ても見えてきた、ってことなのでありましょうか、、

                何となく朝顔の爽快な青が井戸の近くに見えるような気もしますね。

                 

                今日は何の日?

                虫歯予防デー、くらいは誰でもご存じのことでありましょう。

                1928年の制定ということでから、もう100年近くになりますね、これは意外。

                 

                ところで、

                610日は何の日?

                 

                そこの時計コレクターの社長、

                あんたなら知ってるやろ、

                そうですな、『時の記念日』。

                 

                なんで610日なんや??

                 

                な、なんと、これがですな、

                天智天皇10425日、グレゴリオ暦671610日に、

                置漏尅於新臺。始打候時動鐘鼓。始用漏尅。此漏尅者天皇爲皇太子時始親所製造也

                と、日本書紀に記述があるのですな

                漏尅を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。始めて漏剋を用いる。此の漏剋は、天皇皇太子に爲(ましま)す時に、始めて親(みづか)ら製造(つく)りたまふ所なり』

                 

                とまあ、要するに、

                『天智天皇が、皇太子時代に日本で初めて作った水時計が、このほど新たに整備されて、初めて時間を打った、時を知らせる鐘を鳴らした』と、

                1349年前の記念すべき出来事。

                 

                古代に、正確な時間は不要やろと思いますけどね。

                ところが、文書の重要性が増すとともに、その文書に記す時間もまた重要となったのですな、、『〇年〇月〇日、正午をもって・・・・とする』とかっていうような発布があるとすると、公正を期するために正確な正午が必要とされたと、太陽が見えない時でも時間が分かる物を導入されるべき、となったということです。

                 

                当時よりも圧倒的に現代日本人は正確な時間を知ることが可能となりはしましたが、

                はたして現代人は、古代人よりも時間を大事に使っているのかどうか、

                と問われますと、かなりクエスチョンマークでございますね、

                ここ何か月では、手洗いと消毒でかなりの無駄な時間を消費しておりますしね。

                これが文明なのかと、改めて、文明とは何なのかというようなことまで考えてしまいます・・・

                また無粋な方へ話が。

                 

                 

                あなたが、カラーダイヤと接する時、

                それは非常に有益な時、

                自分自身を見つめなおす時でもあります。

                思うがままに、色艶と光沢の中に、

                ご自身の気持ちを投影いただければと思っております。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                | ukitama | - | 15:58 | comments(0) | - | - | - |
                走り梅雨
                0

                  皆さんから聞かれることで一番多いのは、

                  『ラウンドと変形と、どちらが良いのでしょう?』

                  というお問い合わせ。

                  なかなかお答えしにくいですね。

                  それは各々の好みの問題、我々業者がコメントすることではない、

                  というのは分かり切ったことではあるのですけども、

                  カラーダイヤ・コレクションという遠大とも言える構想の起点に立たれた人も少なからず存在しているに違いない、そんな人に対して『それは個人の好みで・・・』なんて言うのはあまりに木で鼻を括ることでありましょう、やはり何か具体例を出して言ってあげるべきですね。

                   

                  ウッキーの答えは様々、

                  と言うのは、アドヴァイスする相手の人が、本当に何も知らないに近い状態なのか、それとも背中を押してもらいたいのか、また何かと何か二者択一、具体的に検討中なのかなど等、事情は色々。ですから、その状況を読んで、推測いたしまして、ご回答申し上げているわけなんですね。

                   

                  そもそも、無色透明で石性質優れたダイヤモンドの反射が一番効率良くなる形状として開発されたラウンド・ブリリアントでございますから、これをカラーダイヤに適用するということ自体、少し矛盾を含んでいるということになります。しかし、同時に、ダイヤモンドがからテリというものを除去して彩度だけを追い掛けるということはそれ以上におかしなこと。テリがなくなればそれはもうダイヤモンドでなくなりますからね、ダイヤであってもテリがなければ全然美しくないし、それだったらカラーダイヤではなくてルビーだのサファイアだのというカラーストーンを選択する方が余ほど賢いというもの。

                   

                  このダイヤの『テリ』というのは、カラーダイヤにとって永遠の課題、

                  テリが増せば彩度が落ちる、テリを落として彩度を意識すればダイヤの価値が下がる、

                  このあたりの匙加減、なんとも微妙、

                  これを絶妙に調整した物がやはり誰が見ても美しい、と言うことになるわけです。

                   

                  ウッキーの長年の経験で申し上げますと、

                  肉眼によるところの実際の色味の見え方は、

                  『ハートが一番綺麗』と思っております。

                   

                  妙艶とも言える色溜まりが多くのハートには存在します。

                  これは、綿密に計算されて出て来た(Cut & Polishされた)という訳ではなさそうで、もちろん歩留まり重視の上での産物ということでもなく、

                  まあ恐らくは偶然の賜物、

                  消費者と直に接することの多い我々業者からの『ハートを研磨してほしい』という熱心な働きかけが研磨業者になされたからであればこそ。

                  ですから、少し無理が生じる、

                  ひとつ大きな欠点、短所が発生してしまう・・・

                  影が目立ちます。

                   

                  写真撮影するとホント一目瞭然、

                  時には、ベッタリと黒いインクルージョンがあるのではなかろうかと思われるほどの影。

                  ですから、ハートの画像には全く困ってしまうことが多いし、

                  皆さん方も、ハートのPink等をネットで見て、『メチャ綺麗』と感じて、同時に『う〜ん、、?!』と唸る場合も多いのではないのかなと推測いたします。

                   

                  カラーダイヤにはいくつかの『法則』が存在いたします。

                  ピンクダイヤの彩度が優れた物にはインクルージョンの多い物が多い、というのもそうですし、

                  そのインクルージョンに色が貯まってファンタスティックな光沢になる、というケースも少なくありませんね。

                  彩度や影ということでは、

                  彩度が上がるほど影も濃くなると言えますし、

                  テリが良いほど影の箇所が多くなる、とも言えます。

                   

                  ラウンド・ブリリアントは、影が出来にくい分やはり、変形ものよりも彩度が落ちてします、これはもう如何ともしがたいですね。

                   

                  そして、変形ものの影、これは高彩度であることの証(あかし)、

                  決して疎ましく感じることなく、愛でていただきたいと思います。

                   

                  さてまあ、5月も今日で終わり、

                  お天気だけは良かったですね、

                  せっかくの好天が戦時下で台無しに・・・

                  思い返せばホント酷いひと月、、多くの人にとって史上最悪とも言えそうな。

                   

                  水無月を前にしまして、大阪は雨模様、

                  天気図を見ておりますと、6月になって直ぐにでも梅雨入りなんじゃないのかという気がいたしますが、、

                  気を取り直して〜

                  ・・・夏至まで約3週間、大阪でも午前4時半にはかなり明るいですから、東の方の皆さんはさぞや早朝から明るい光でお目覚めなんじゃないかと、、ホントしっかりとカーテン閉めとかないと、おちおち寝てられないでありましょうね、、

                  夜の明け易き、、

                   

                      霍公鳥来鳴く五月の短夜も

                      独りし寝れば明かしかねつも

                        作者不詳(万葉集)

                   

                  旧暦五月は夏至の頃。霍公鳥(ほととぎす)がやってきて鳴く短夜も、妻も恋人もおらず、ひとり寝だから、どうってことない、夜が早く明けてほしい・・・

                  とまあ、ちょっと寂しい歌、ですが、

                  本来、短夜は、日が暮れたと思ったらアッと言う間に明けている、ともに過ごした男女が早朝の別れをしなければいけない、ということで、何とも切ない思いの情景の季語なんですね。現代人の我々は単純に、そんなに別れ難いと言うのなら、お昼ごろまで一緒にいたら良いのに、と思うのでありますが、それはルール違反だったのでありましょうか?! 少し勉強の余地がありそうですね。

                   

                  万葉集や古今集の時代から千年以上経過して、短夜の光景なんてあるのかないのか、定かではありませんけども、

                  短夜だろうか何だろうが、

                  真夜中に目が覚めて、なかなか眠れないというような折り、皆さんはどんなことを思っているのでしょうか? 

                  以前は眠れなくなると焦ってしまってね、余計に眠れなくなって、、となっておりましたが、今では少し賢くなって、『まあこれは、体が疲れてない証拠、あと30分眠れなかったら起き上がって、PCでニュースでも見ることにしよう』なんて考えると、不思議なことに何時の間にやら眠ってしまっている、なんてことはよくあります。

                  ウッキーは昨夜また、深夜に目が覚め眠れなくなりましてね、起きようかと思いつつもボンヤリと物思い・・・思考というような大そうなものではなくて、意識が色んなところに飛んで行って、高校時代のクラスメイトの女子のことを思い出して、『ああ、あの時、、何か言うべきだったかな』とかってね、まあこれもよくあることでしょうが、、、、、ちょっと待てよと、『そう言えば彼女の名前は何やったかな?』となりまして、名字はちゃんと覚えているのに、ファーストネームが出てこない・・・・・、・・・我々の世代っておもしろいですよね、小中学校の時には女子とお互いにファーストネームで呼び合っていたケースが多かったのに、高校になると途端に名字で呼ぶ、お互いに初対面のケースがほとんどだから仕方ないのでしょうけども。中学の時に、『真由美〜』と呼んでいた同じ子に、高校になって『おい、黒田』なんて言って、『なによ! えらそうに!!』とかって言われてね、『ごめん、黒田さん』と言って、非常な違和感で、、今さら『真由美』とも呼べないし、困ったなと、、呼び掛ける時には、小さな声で『――』とかってね、、、、、ちなみに黒田真由美はウッキーの従姉妹(いとこ)でございます・・・ってなことで、高校時代にちょっと好きだった女子のファーストネームが思い出せない、、ファーストネームで呼んでなかったから仕方ない、、何となく、「けいこ」だったような気がして、、、どんな漢字? 恵子、敬子、慶子、、違う、桂子、景子、どんどん離れて行くような気がする、、そう言えば、「けいこ」なのに佳子という漢字を充てていた中学のクラスメイトもいたなと、また思考が飛んで、それって正しいのかなんて言ったら失礼だけど、漢和辞典に載っているのかな??とかってまた気になってきて、『いや、ないやろ、佳子は「よしこ」か「かこ」、そうや、プリンセスの名前やったな〜』というところまで行って、ようやくまた高校のクラスメイトの女子の顔が戻ってきました、、、、、高校3年生の今ごろ、ウッキーは教室の一番左の列の前から2番目で、その女子は右端の一番後ろで、休み時間に端と端、対角線でよく視線を合わせていたなと、、全然ベッピンさんというようなタイプではないのに、何故か気になる存在で、、なんでや? 授業が終わる度に『起立! 礼!』、先生が教室の戸をガラっと開けた瞬間にまた机の上の教科書やらを片付けるために座る、片付け終わって、その度に右斜め後ろを振り返って見てしまうのでありましたが、そういう時に彼女はスッと椅子から立ち上がる、その折りの身のこなしにアクセントがあって姿勢が綺麗で、『見逃せない』とかって感じておったのですな〜。

                  彼女と視線を合わせるようになったのは、どうしてなんだろう、、

                  これが所謂、『魚心あれば水心有り』、『落花流水の情』というものであったのか?

                  ほんの2秒か3秒の間、視線を合わせたくらいではそこまで言わないだろうって?

                  確かに。

                  『落花流水の情』というのは、水の流れの中に落ちた花は流れのままに流されたい、水は落ちた花を浮かべて流れてゆきたい、お互いの心が通い合っていること。相思相愛とまでは行かないのかもしれないけども、その途中という感じ。

                  何秒間かのアイコンタクトは、何と表現すれば?

                  これかな、、

                  『憎からず思っている』、

                  これかな、、そう、これでしょう、、、

                  好きと言うことは何となく憚られる、でも、心にポッと灯りが点ったような思い、なんですな。そうです、全く自惚れながら、彼女もきっと同じの同じ感情を持っていたに違いない、と確信しております、今でも。

                  そして今から思うに、彼女とのアイコンタクト、極めてスリリングでありましたな、、

                  そうりゃそうです、授業がひとつ終わった直ぐあとのざわめきの中、お互いに無表情、唇さえも頬さえも全く動かすことなく視線だけをロックダウン、いや違った、『ロックオン』。クラスメイトが皆好き勝手に過ごしている時間に、ほんの23秒とは言え二人だけ凍結した瞬間を持っている。もしこれが5秒以上となったら、さすがに誰かに気付かれたことでしょうし、そんなことは小説やドラマの世界だけでしょうけど、万一、10秒以上となったら・・・徐々に周囲が静まり返って、シーンとなって、それこそクラスメイト全員の注目を浴びることになる・・・それはまたそれで非常に面白い展開になるに違いないですけどね、、、周囲は一体どんな反応になるんでしょう? 多分、『おい、大丈夫か、お前ら』と男子の誰かが言うに違いない、『付き合ってたの? 知らんかった』と、ある女子は言うのだろうし、また別の女子は『喧嘩してんの? どうしたん??』とクエスチョンマークを飛び散らして不審に感じるだろうし、ひょっとしたら、お節介焼きが二人三人いて、ウッキーと彼女を教室の真ん中まで移動させてくれるのかもしれない、、そこまで行ったら異常やろってね。現実には有り得ないことでございましょう。

                   

                  さてまあ、現実というか、本当の展開はどんなだったのか?

                  そのような日々の中、彼女から電話が掛かってきたのでした〜、

                  そうです、これが『お互いに憎からず・・・』の根拠。

                  3になって初対面、転校生のようにいきなり目の前に出現したような感じだったですな、そして、電話掛かってくるまであまり話した記憶もなかったのでした。

                  電話はどんな会話だったのかって?

                  ただ、会うことを約束しましたー

                  その翌日か翌々日、

                  昼休みの図書室、座って待っていたウッキー、

                  高校の図書室は何故か非常に古い建物だったですな、どうしてなんだろう、

                  校舎は普通の鉄筋3階建てだったのに、その中にはなかったのでしょうな、、あまり勉強した記憶がないのでね、自慢じゃないけど、ホント良く覚えておりません、、、図書室の手前の老化が、、失礼、廊下です、そう廊下が激しく老化しておりましたな、、ナチュラル鴬張り〜って、そんなええもんかよ、ギシギシ鳴っておったのでした、、しかし広かった、本もたくさんあったけど、椅子やデスク、テーブルがあちこちに置いてあってね、150人分くらいの座席はあったのではないのかな、、、

                  彼女はどうしたのか遅れて、頭かきかきやってきまして、丸いテーブルだったですな、ウッキーの右手そばに座りました。その時、ウッキーの心臓がドックンと鳴ったのがまだ先ほどのことのように思えます。それを誤魔化そうと、両手を頭の後ろで組んで、両足と背を伸ばして、だらしないとも言える姿勢に。彼女は、おもむろに現国の教科書を取り出してテーブルの上に置きました、そして、シャーペンを持って、その右手をこめかみのあたりにつけておりました・・・・

                  ちなみに、おもむろにというのは『ゆっくりと落ち着いて』という意味らしいですな、ウッキーは最近まで、『不意に』と思っておりました〜約40%の人がそう思っていたのだとか、、、れいの「国語に関する世論調査」です、今年じゃないけどね、

                  ・・・そんな彼女はまた別の魅力で、ああ、ええ感じ、、と思ったのですけども、、、そこで突然、頭の中のビデオが終了しております〜ざ、残念。リプレイ検証も不可能。

                   

                  なんとなく今思いまするに、ひょっとしたら、、ウッキーは彼女にロクに言葉を発してないのかもしれない、、、アホやねぇ〜。

                   

                  しかしやっと、、ウッキーは思い出したのでした、彼女のファーストネームを。

                  Fancy Vivid Green Blueをふたたび三たび見た瞬間に。

                   

                  ひらがな三文字でございました。

                  指一本触れてないからこそ今なお“Vivid”

                  そんなような気がしております。

                   

                  | ukitama | - | 09:21 | comments(0) | - | - | - |
                  Lift
                  0

                    コロナ禍の折り、いやこれはもう“禍”(災い)と表現するようなものではないですね、『コロナ戦時下』と呼ぶことにいたしましょうか、、、

                    コロナ戦時下、如何お過ごしでしょう。

                     

                    小さい頃に、おじいちゃん、おばあちゃんから聞いた戦時下の標語を思い出してしまいますなぁ〜

                     

                    『欲しがりません、勝つまでは!』

                     

                    それでもまあ、大阪、京都、兵庫では、緊急事態宣言が解除ということになりまして、

                    何か一応、ひと区切りという感じが“しないこともない”のではありますけども、

                    イマイチどころか、全くスッキリとしません。

                    そんなに簡単に去年までのような日常が戻るとも考えられませんしね、

                    首都圏もまだまだ少なくない感染者がいて、さまざまな“数値”が徐々に改善はされているとは言え、テレビの画面から判断する様子は先月末とほぼ同じ、と言いますか、『当分こんな感じやろなぁ』と思えるもの、、

                    人の気分はそう簡単には元に戻らないのでありましょう。

                    気分も含めた“かなりの改善”というのは、約1ヵ月後くらいなのかもしれません。

                     

                    昨日、近所の小さな食品スーパーに遅いランチを買いに行きましたところ、

                    マスクがですな、かなりたくさん積まれてましてね、箱入りのやら、“バラの5枚セット”とか。ウッキーなんて、電車乗ったりしないのですけども、思わず5枚セットを一つ買ってしまいましたよ。家に帰って“検品”しましたところ、まあノーマルと言いますか、特に普通で安堵いたしました・・・・

                    というところに、郵便配達のバイクが来ましてね、いつもは午前中なのに、午後の3時過ぎ、、、『今ごろ何を?』と訝しく思って、バイクが走り去った後に郵便受けを開けますと、、

                    『アベノマスク』のご到着〜〜〜

                    今頃なんやねん、ってね、

                    もういらんわ、ホンマに! 怒、怒、怒怒怒!!

                    しかもですな、たったの1パック、2枚のみ。

                    てっきり一人2枚ずつと思っておりましたら、ひとつの住所に2枚ずつということで、、、、アホくさ。

                    これが海外でよく言われていたところの、

                    『Better than nothing』やおまへんかー

                     

                    買い付けの折りにね、ブローカーが持ってきた商品をチェックして指値する、その値段が非常にキツイと思われる場合、彼らは当然ながら文句言う。そんな時、周囲で順番待ちしている売り手の奴らが声をそろえて言うておりました。また、逆に、こちらが買いたいと思って一生懸命になっているのに、思いのほか価格が下がらない、ほんの少ししか下げてくれない、という時に文句を言いますと、

                    『Better than nothingだろ』ってね、必ず言われる・・・・

                    安倍総理もきっと投げやりな気持ち、同じことを思っているのでありましょう。

                     

                    ちなみに、大きさに関してはそんなに不満はありませんね、これは意外。

                    安倍総理は、ひょっとしたら顔デカい!?

                     

                    ところで、夏の甲子園もやはり中止が決まりまして、ン十年前の高校球児としてはもう、現高3の球児たちが可哀想で可哀想で、彼らの心情を察することもしたくないほど。自分がもしそうだったら・・・なんて考えるともう涙が止まらなくなるだろうと思いますので、考えないようにしております・・・・こんなことを言っても全く慰めにも何もならないけど、人生っていうのは良いことと悪いことは同じ量だけやってくる・・・現高3の球児たちには、きっと大きな幸せが廻り来ると思いますね・・・・、、、高校球児たちのことを考えると、去年まであれだけ熱心に見ておりましたプロ野球なんてね、ホントどうでも良くなってきておりますが、、、今更ながら、これまで毎年毎年、3月末から10月まで、飽きもせずにテレビの前に座り込んでね、『嗚呼、打てない、守れない、勝てない・・』と弱いチームを応援して、激しい時間の浪費。

                    『やっと分かったか!』

                    と神様からのお達しかもしれませんな。

                     

                    それでですな、この1週間10日ほど、夕刻から寝るまでの時間、UKI氏は一体何をしておるかと申しますと、

                    数独なんですな、半分腐りかけの脳ミソを一生懸命絞り尽しましてね、ウンウン唸りながら、鉛筆と消しゴム持って81のマス目に向かっておるのです、、、多少は進歩したのか?! 恥ずかしくて言えません、この頭の悪さ、もう死にたいくらい!?!

                     

                    源氏物語はどうした??

                     

                    お笑いくださいますな、

                    世の中には『明石源氏』『須磨源氏』なる言葉があると伺っておりましたが、

                    そう、まさに『明石源氏』状態!

                    今の神戸市の西、須磨、明石の地に“流刑”となっていた光源氏が、都(みやこ)に戻って参りました途端にまた繰り返される“色ごと”に、いささかウンザリ〜

                    そんなもん、読む前から分かってたやろが、ってね。

                    いったん休止と思って、『アカン、アカン』と思い直して、休止したところを再び開いて読み始めると、5分もしないうちに激しい睡魔が・・・・

                    月が替わったらまた興味わいてくる!

                    ホンマか??

                     

                    『怪我の功名』という表現が正しいのかどうか少し疑問ではありますが、

                    読書に飽きて、数独も思うように完成できないウッキーが、疲れた頭でぼんやりとテレビのチャンネルをクルクルと、『あれでもない、これでもない』と、やっておりましたら、NHKのBSだったかな、去年か一昨年の番組の再放送で、どこかの禅僧が外国人相手に、座禅を英語でレクチャーしている番組に遭遇、、、思わず真剣に見てしまって、終わった途端にウッキー自身も座禅を始めてしまったという・・・・なんて単純と、お笑いでありましょうが、

                    これがですな、座禅がですな、デタラメな座禅なのですけどもね、凄く体に良いのですよ、ホントに。どこに効いているかと言いますと、腰と背中なんです。

                    ウッキーはどうも生まれつき姿勢が良くないようで、知らず知らずのうちに猫背になっているのですね。PCの前に座っている時間も長いですから、ますます気づかぬうちに背が丸まって、背の真ん中に痛みが走るようになってきたのですね。高校時代に腰を痛めておりましたのが、10年くらい前からまた再発しておりましたから、ひと月ほど前から、腰&背が寝ている時に酷く心地悪くて、これはアカンと、なってきたのですけども、このコロナ戦時下、医者や鍼灸院に行くのはどうも気が進みません、、、というところで、運動してもジョギングしても何とも良くならずに、これは・・・と悩んでおったところだったのです。

                    それが、座禅を始めた途端に、劇的に改善してきましてね、

                    最初は、『たまたまこんな日もあるのだろう』くらいに思っておりましたが、

                    そうではないと。これは完全に座禅のお陰だなと、しっかりと認識いたしました。

                    どのくらいやっているのかって?

                    知れた時間ですよ、5分から長い時で15分くらい。それ以上は無理なのです。正座ではないのに、いやまだ正座の方がはるかに長い時間辛抱できますよ、多分、小一時間は大丈夫。でも、この座禅、、、畳かカーペットの上で胡坐かいて、尻をふたつ折りにした座布団に乗せて、両手を軽く組んで、という姿勢は、ことのほかシンドイもの。結跏趺坐なんてね、あんなの出来る人はウッキーからすればもう化け物。もし将来、自分が出来たら奇跡ですよ。

                    ホント大したことやってないのに、この効果。

                    ウッキーと同じ症状の方、是非ともお試しあれ。

                     

                    さて、以前のような“カラーダイヤの日常”が帰ってくるのかどうか。

                     

                    インドがまだ完全にLockdown中ですから、

                    これは相当に時間を要しそうです。

                    Reopenとなった際、皆がどのような反応になるのか?

                    インドが正常化されるのは恐らく、世界の主な国の中では一番遅いのではないかと思われますから、市場の再開を皆が相当に注目しているはず。『再開!』となったらもう異常なまでの“密”になることは間違いなさそうで、アッと言う間に価格が高みに駆け上るに違いない、、いわゆるSkyrocketというやつですな。“出し渋る者”は完全に取り残されてしまう状況がやってまいります。

                    『今のうち』、

                    ホント、これこそ『鬼の居ぬ間に・・』というやつ、

                    英語では次のように言うそうですな、

                    『When the cat is away, the mice will play.』

                    『The mouse goes abroad where the cat is not lord.』

                     

                    怖い猫がいないうちに、皆さま、どうかenjoyくださいますよう。

                     

                    蛇足ながら、、

                    今日はまた“海外勢”と電話で話しておりました。

                    『どうだ?』と聞かれましたので、

                    『The emergency of Osaka is finished.』と言いましたら、

                    『ウッキー、それはな、

                    The emergency is lifted.

                    と言うのやでぇ』とお教えいただきました。

                    辞書で調べますと確かに、

                    『lift』には、持ち上げる、などの他に、

                    (禁止令などを)解除する、という意味もあります。

                     

                    そうですね、重い物を持ち上げるように《解除》された緊急事態、

                    色んな意味で、“大事に”しないといけませんね。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    | ukitama | - | 16:05 | comments(0) | - | - | - |
                    ダイヤモンド今昔物語ーその20
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                      1995年5月7日午前8時過ぎ、東京、御徒町、オフィスビルの一室、ミカエルは目の前の高速道路を車が行き来する光景にチラリと視線を投げかけ、独りつぶやいた。

                      「早いなあ、もう4年か」

                       

                      Antwerpから東京に移り住んで丸4年が経過していた。当初、アルノンから、『最低でも2,3年』と言われ、その言葉をどう解釈すれば良いのか分からなかった。3年くらい経ったらベルギーに戻っても良い、という意味だったのか、それとも、数年になるかもしれないから覚悟しておけということだったのか。今から思うと、後者の方に違いなかった。しかし、ミカエルに全く不満はなかった。東京に設立した“A&M Diamonds Co.”の売り上げは順調に推移し、来日前に掲げた目標を大幅に上回る業績を上げていた。バブル経済崩壊の後、日本のダイヤモンド輸入量は減少の一途をたどっていたから、A&M Diamond社の売り上げが年々増加していることは少し訝しいことのように思われたが、ある面で当然、いや、必然と言っても良いものであった。日本のダイヤモンド需要の大きな落ち込みと、収益率の悪化により、ダイヤ輸入卸会社経営者はバイヤーの海外出張の回数と日数の両方を減らさざるを得なくなり、ほとんどのダイヤモンド・バイヤーの買い付け額が著しく減少することとなったのであった。その結果、顧客からの注文や引き合いに対して、ダイヤモンド輸入卸業各社は瞬時に応えられないことが多くなり、ますます売り上げを減少させることなるという悪循環に陥っていた。この間隙を突いて商機を逃さず商いを拡大させたのが“A&M社”だったという訳である。しかし、A&M社の在庫が豊富で何でも揃っているという訳ではなかった。客から注文があれば即座にAntwerpの親会社に発注し、通常の商品なら1週間以内で納品することが可能なことが大きかった。このスピード感、優れた機動性は海外買い付け額を大幅に減らしたダイヤモンド輸入屋からも大いに重宝がられることになったのであった。そしてやはり、ミカエルをサポートする川島の存在が大きかった。日本市場を知り尽くす川島は、顧客からの軽い引き合いに対しても、それが将来的に有望なアイテムに成り得ると判断すれば、注文と同様の扱いで本社に発注をかけ、それが本当に“有望株”へと成長することも珍しくはなかった。また、時勢に合わせて、決して大きな受注を狙わず、細かいケアに徹することで顧客の信頼をより大きく強くして行ったのであった。

                       

                      川島が大阪の幸田トレーディングを、“形として円満に退職”したのは4年前の5月末だった。アルノンから初めてアプローチがあったのは、その前年の秋、Antwerpに出張した折りだった。その数年前、川島はAntwerpで、エリ・リップワース氏の仲介によって、当時としては破格とも言える大きなロットをアルノンから買っていたが、その後はお互いのタイミングが合わなかったのか、2度目の取引の機会はなかった。二人を結び付けたのはやはりリップワース氏であった。アルノンから、日本人のパートナーを探している旨を聞き、適任者がいたら是非とも紹介して欲しいと言われていたリップワース氏は、人間観察に優れた“ダイヤモンド街の心理学者”と評判の男だった。彼は、かなり早い時期から川島が幸田社長とうまく行ってないことを見てとり、川島が幸田から去るのは時間の問題だと判断し、アルノンに連絡したのだった。

                       

                      アルノンは、川島に対して最初からダイレクトな表現で誘った訳ではなかった。川島にもまた同様に、『日本人のパートナーを探している。適任者がいたら紹介してもらいたい』と伝えたのであった。直接会ったのではなく、ホテルの部屋に夕刻、電話が掛かってきたのであった。アルノンの言葉を聞いた瞬間、川島は自分が狙いなのだろうと敏感に悟ったのであったが、『アッ、そうなんや、覚えてたらな』と言っただけだった。アルノンやミカエルのパートナーになるなんて、まるで現実味がなかったからだ。翌年の最初のAntwerpの買い付けの時にまたアルノンから電話が掛かってきた。これは、幸田トレーディングと密な取引のあるディアマンタル社の社長、リップワース氏直々の推薦がアルノンに対してあったのだろうということをハッキリと認識させたのであった。仕事が終わって直ぐの頃、もし時間があれば川島の滞在しているホテルのバーで一緒にビールを飲まないかい、と誘われた。特に断る理由もなかったから、その翌日の時間を指定してアルノンと会った。この時も、川島に直接の勧誘はなかった。日本に現地法人を設立したいと思っていること。これは遅くとも半年先には実現したいこと。アルノンの会社の人間をトップに据えて、日本人のパートナーを付け、卸屋、小売店問わず、多数の顧客を獲得し、日本市場に広くダイヤを販売したいということ。そのためのダイヤをせっせとAntwerpから日本に送りたいということ等等を熱心にアルノンは喋ったのであった。3度目はその2か月後だった。ついにダイレクトに“ヘッド・ハンティング”に来たのであった。『是非、私のパートナーになって欲しい』というアルノンの申し出に対して川島は、『なんとも直ぐにはお答えしかねる』と返事したものの、かなり心が傾いていることを自覚した。そして、日を重ねるごとに気持ちは、幸田からアルノンへと重心が移動していることが明白になって行ったのだった。川島の問題は、住居と家族であった。妻と3人の子供たちと一緒に東京界隈に移住することにはかなりの面倒を伴うことが明らかだった。小中学生の子らを新しい環境に強いることは可哀想だったし、家族全員が快適に過ごせる住居がそう簡単に見つかるとも思えなかったからだ。一人暮らしに慣れている自分が単身赴任するのが現実的であるという結論に至るまであまり時間は掛からなかった。幸いにして、地元の関西エリアでの営業活動も重要ということで、月に2度は自宅に戻ることが出来たから、海外買い付けで多忙にしていた時とそんなに違いはなかった。海外出張がほとんどなくなり、国内にいて、『亭主元気で留守が良い』、、川島は、妻が以前よりもも溌剌としているような気がしていたのであった。

                       

                      ミカエルは29歳になっていた。4年前、一緒に東京にやってきたエンケは、あまり日本に馴染むことが出来ずに3か月も経たないうちにベルギーに帰って行った。日本の厳しい夏が耐えられなかったのかもしれなかった。ストイックに自分を処することに慣れていたミカエルにとっても、やはり異国での単身は堪えた。東京には外国人が多数住んでいるから、遊び相手には事欠かなかったが、心の空虚は癒されなかった。結果として仕事に没入してしまうことになり、A&M社の評判はますます高まることとなった。プライベートとは裏腹に、仕事ではまさに旬を迎えようとしていた。周囲の者は、大きく繁る大樹へと成長して行くことが目に見えるような思いでミカエルと接していたのであった。

                       

                      ミカエルが初夏の新樹なら、かたや晩秋の老大樹、原田健太郎は73歳になっていた。

                      「『月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり・・・』か、、、難しい言葉は何もないけど、、何とも奥行きの深い一文だなぁ、、、、なあ、おい、松岡、聞いてるのか!」

                      「なんですか、もう、さっきからウルサイですねぇ、ゆっくり新聞も読めやしない」

                       

                      お馴染みの朝の光景だった。原田商事の始業時間は9時半であったが、原田と松岡は8時前に出勤して来て二人だけでミーティングを行うのが常であった。しかし、特に話し合う問題がない日も多く、そんな時はただノンビリと過ごしていたのであった。だったら、ミーティングは問題のある時にだけすれば良いではないのかとも思われたが、会社のトップ二人が朝早くから雁首揃えているとなると、社員たちが『何事!?』と気が気ではないだろうからという理由で、二人の朝の会合が日課になったのであった。

                       

                      「まったく、お前って野郎には古典の情緒もまるで意味なしだからな」

                      「はい、はい、すいませんでした、どうせ私は『奥の細道』も“田んぼのあぜ道”も区別が付かないアホですから」

                      「おっと、お前、『奥の細道』知ってたんだ、これは大変失礼いたしました」

                      「全くもう、人を馬鹿にして。それで、何が言いたいんですか」

                      「あ、いや、さっき言った『奥の細道』の冒頭の部分だが、意味は分かってるのか」

                      「いえ、正確には」

                      「『月日は永遠の旅人であり、過ぎてはやってくる年もまた旅人である』というのが現代語訳だ」

                      「要するに、人生は旅である、ということでしょ」

                      「まあそういうことなんだが、、、人生はマラソンだ、長い航海だ、旅だ、なんて言うのは下手くそスピーチの見本だ。そんなことはガキの頃から耳にタコが出来るほど聞いてるから誰も感動しないけど、時間もまた常に旅をしている、時間そのものもまた旅人であるという表現、これにはちょっと驚かないか」

                      「時間でさえ旅人なんだから、人の一生が旅であるのは当然のことだと言ってるんじゃないんですか」

                      「いや、当然と言うか、実は時間が我々を旅人にさせていると言いたいのだろうよ」

                      「う〜ん、分からない、、、社長、熱出そうですよ」

                      「だろうな、お前の頭じゃな」

                      「ムカつきますね、相変わらずホント上品な口だ」

                       

                      「しかし、社長、時間が旅人だったら、その旅人であるところの時間のですね、旅館とかホテルとかはどういう表現になるんですかね??」

                      「そうだよな、、誰でもそう思うよな。実はな、芭蕉のこの文章は“パクリ”と言われてる」

                      「な、なんですか、そりゃ」

                      「いやまあ、パクリとは言い過ぎだな、引用と言うべきか、、、、李白の漢詩にこんなのがあるんだよな・・・・

                       

                      天地は万物の逆旅にして、

                      光陰は百代の過客なり。

                      浮世は夢の若し。

                      歓をなすこと幾何ぞ。

                      古人燭をとりて夜遊ぶ。

                      まことに以有るなり。

                      況や陽春我を召すに煙景を以てし、

                      大塊我に仮すに文章を以てするをや。

                       

                      “逆旅”っていうのが旅籠屋(旅館)のことだ。天地が全てのものを送り迎える宿である、と」

                      「壮大ですね」

                      「そうだろ、まるで旧約聖書の世界じゃないか。神は天地創造の折りに時間も創ったということを古代中国でも言ってたみたいだな」

                      「それで、、結局、社長は何を仰りたいので?」

                      「天地が旅籠であり、時間は旅人、人生は短い。幸いにして創造主は詩歌の才能を人に与えてくれた。李白は、宴席を設けて詩を吟じながら酒を飲むことを無上の喜びと言った訳だが、芭蕉は旅をしながら句会を催したいと宣言したんだよ」

                      「するってぇと、なんですかい、社長は引退して芭蕉や李白になりたいと」

                      「おおっ、松岡、今日は冴えてるな、その通りだ」

                      「いきなりですねぇ、一体どうしたってんで」

                      「どうしたもこうしたも、もういい加減に潮時だろうが」

                       

                      松岡は、突然、原田と初めて出会った時のことを思い出していた。四十数年前のことだった。夜の新宿の裏通りで数人のチンピラに絡まれ、殴られ蹴られ散々な目に遭っている時、助けてくれたのが原田だったのだ。

                      『もうそのくらいにしておけ、死んじまうぞ』

                      と、静かな声で言った原田に対して、チンピラたちは、

                      『なんだ、てめえは!』

                      と、原田にも殴り掛かろうとしたのであったが、原田と視線を合わせたリーダー格の男が“たじろいだ”のであった。本物ヤクザの威圧だった。その場が一瞬でフリーズした。時間も止まったかのようだった。そして、原田がチンピラたちの方へ一歩踏み出した瞬間、皆あとずさりして走り去った。助けられた松岡もまた茫然としていた。ゆっくりと歩き去って行く原田の姿に気がついて、慌てて立ち上がった。追いすがってお礼を言った。それを無視して歩き去る原田にまた追いすがり、必死で懇願した、、

                      『子分にしてください、なんでもしますから』

                      『俺はヤクザじゃねえんだよ』

                      『だったら、社員にしてください、社長!』

                      『社長かぁ、そりゃいいなあ、面白い』

                      足を止めることなく歩き続ける原田の後を松岡は一生懸命について行った。到底綺麗とは言えない商店が軒を並べている路地を少し入って行ったところに、塀と垣根で囲まれ、小さくて目立たぬが場違いのような瀟洒な家があった。家の中には灯りが点っているのが見えた。原田は門扉を開けて敷地に入り、またしっかりと閂を掛けて玄関の中に姿を消した。明るい女の声が聞こえ、灯りがもう一つ点ったようだった。松岡は、門の外の脇に座り込んだ。いつまでも待つつもりだった。翌朝、何か気合を発するような声と風を切るような鋭い音で目が覚めた。松岡が門扉の外から覗くと、上半身裸の原田が庭で竹刀の素振りを繰り返していた。無駄のない筋肉が躍動していた。何か所かの傷跡が赤く火照っているのもハッキリと見えた。思わず『おっ』と小さな声をあげてしまった。原田が素振りをやめた。鋭い視線に射すくめられて身動きできなくなった。昨夜のチンピラたちと同じだと思った。

                      『弱っちい馬鹿がまだいたのか。俺の竹刀の方が余ほど恐ろしいぞ、さっさとどっかへ行っちまいな』

                      『お願いです、社長、雇ってください、小間使いでもなんでもいいです、行くところがないんです』

                       

                      それから先、数週間の記憶が途切れていた。気が付いたら、念願叶って原田商事の最初の社員になっていたのであった。とは言っても実際のところは“一の子分”だった。調子に乗って時おり原田に『親分』と呼びかけると決まって平手でビンタを喰らった。『馬鹿野郎、俺はヤクザじゃねえんだ』と言うのが原田の口癖だった。お互いの過去については全くと言って良いほど話さなかったが、松岡はかなり正確に原田の“履歴”が見えている自信があった。まだまだ関西アクセントが残っていた原田に、江戸っ子の松岡は“正しい”東京アクセントを教えた。また、算盤の得意な松岡は、頭の中に算盤が入っていて、商売で使うくらいの加減乗除なら全て暗算でやってのけた。それは原田にとっても大きなツールであり武器であった。そんな日々から瞬く間に四十数年、原田は松岡のほぼ全て、と言っても良かったから、原田の引退は松岡の引退でもあった。瞬く間の四十数年がまた瞬間で終わろうとしていることに気がついたのであった。

                       

                      「松岡、おい、松岡」

                      原田の呼びかけに松岡はようやく現実の世界に戻った。

                      「なんだ、お前、どこまで“飛んで”たんだよ」

                      「ああ、すいません、回想録でも書こうかと考えてたんですよ、『原田健太郎の生涯』とかってね」

                      「馬鹿野郎、久しぶりにビンタしてやろうか」

                       

                      ミカエルは、昨日のアルノンとの電話の会話を反芻していた。何とも衝撃的なことに、川島のヘッドハンティングに大きな力を貸してくれたリップワース氏が逮捕されたとのことだった。

                      「もちろん、殺人とか強盗とかの刑事事件ではない。容疑は脱税だ」

                      「脱税って、、ダイヤモンド街のユダヤ人で税金払っている人いないじゃないですか」

                      「そりゃまあそうなんだけど、ダイヤで儲けた金をまたダイヤの商売に投資している分にはお目こぼししてもらえるんだがな、他の商品を扱うとなると当局も黙ってはいない、『舐めんなよ』ってなるわけだ」

                      「と言いますと?」

                      「噂によると、リップワース氏はどうやら絵画を買ってたみたいなんだな」

                      「なるほどね、でもそれだったら、他の人も何人もいるでしょう」

                      「そうなんだよ、実はな、他の者も、脱税以外にも、色々と立件されているみたいで・・・エリックのオフィスも家宅捜索されたとかって・・・・」

                      「えーーっ、エリックさんまで・・・・どうして?」

                      「エリックの場合は恐らく、illegal shipment(違法な出荷)だろう。お前も知っているように、うちとかエリックの会社はPolish(研磨済みダイヤルース)しか海外に発送できないんだけど、エリックはダイヤ原石かカラーストーンか、何か他の物もPolishと一緒に送り出したんだよな、きっと」

                      「でも、それって、大した金額にはならないでしょうに」

                      「そう。多分、はめられた、チクられた、ということなんだろう」

                      「怖いですね、一体何が起こってるんですか、Antwerpでは」

                      「要するに今回のは、ダイヤモンド街の凋落の象徴なんだろうな。落ち目になると当局の締め付けと“見せしめ”が起こる、、、歴史の中で何度も繰り返されてきたことだ」

                      「Antwerp市場はどうやらもうPolishの本場ではなくなったということなんですね」

                      「残念ながらその通りだ。主要国のダイヤ需給統計を見ていたんだが、日本のダイヤ輸入はイスラエルとインドからが合わせて約85%、ベルギーは10%程度しかないんだよ、今年に入って」

                      「A&M社がベルギーから入れている商品も実際のところは9割以上がイスラエルとインドの物ですからね」

                      「それとなあ、ミカエル、東京にまたインドとイスラエルの大手が支店を開設することになるらしいぞ」

                      「ライバルが増えますね」

                      「形としてはライバルだが、相乗効果となるだろう。日本のダイヤ業者が買い付けに行く必要がなくなる流れだな。これから日々、増々、日本人バイヤーの海外買い付けが減ってゆくだろうから、先に日本に来た我々には大いに順風だ」

                      「ああ、そうかもしれませんね、『海外駐在員なんて数年後には全く不要になる』と言うのが東京の大手輸入屋の間で主流になっているのだとか」

                      「そうだろうな、それはホント間違いないところだろう」

                       

                      「ところで、叔父さん、カラーダイヤは、Antwerpではどうなってますか?」

                      「面白そうだがな、まだ皆が素人だ。GIAのカラーグレーディングさえキッチリと定まってないようだな」

                      「昨日、大阪のある業者がやってきましてね、1crtのDカラーExcellentのシリーズを買って行ったのですけども、ついでに、カラーダイヤあったら見せてくれって」

                      「何か在庫あったのか?」

                      「いえ、何も。原田商事の東京本社にはいくつかあると言ってましたよ」

                      「そうか、流石に原田だな、うちもウカウカしておれんな」

                       

                      平成の世の中になって数年、ダイヤモンド市場は小さくなるパイの奪い合いの様相を呈していた。ブライダル市場は、カットExcellentの物が主流になり、海外のダイヤ輸出業者は、ラウンドブリリアントのカットグレードの総合評価を極めて短い時間で判断することの可能な機械、Diamensionを導入する動きが加速されていた。Diamensionの価格は、1台4万ドルとか5万ドルと高級車並みであったが、背に腹は代えられないとばかりに購入を決めた業者が多かった。これにかけると、従来ではプロの間で『良いプロポーション』とされてきた物も容赦なく『Cut: Fair』とされるケースも珍しくなく、業界の古い人間たちからは洋の東西を問わず、『The machine is killing our business!』、『こんな下らない機械のせいで、従来の商売が壊されてしまう』等などと、不評であったが、それらの声はほとんど無視されることとなったのであった。ダイヤモンドバイヤーの大きな仕事の一つは、『使えるプロポーションの選別』ということであったから、無色透明の商品のColorとClarityとともに、Cutも客観性の高い判断がなされることなって、ますます仕事が減るということになり、バイヤー不在でも全く問題なく日本にダイヤが入ってくるという状況がどんどんと加速されることになったのである。

                       

                      「社長、ホントに芭蕉みたいに俳句ひねりながら旅するんですか」

                      「ああ、もちろんだ、松岡。今日からは俳句の旅のためのレッスンだぞ。お前と一緒に俳句教室だ」

                      「ちょ、ちょっと、それは勘弁して下さい、行くのならお一人でどうぞ」

                      「冗談だよ。しかし、引退して旅に出ることは真剣と言うか、もう決めた。カミさん連れて、四人で世界旅行だ」

                      「我々は遠慮しておきますよ、奥方とお二人でどうぞ」

                      「そんなこと言わないでくれよ。俺はな、お前がいないと本当に飛行機にも乗れねぇんだよ」

                      「ま、マジっすか。冗談で言ったつもりだったのに」

                      「なあ、頼むよ」

                      「船にすればいいじゃないですか。豪華客船の旅。ダイヤモンドプリンス号とか、社長にピッタリの良い名前」

                      「駄目だって。あんな中に閉じ籠ってみろ、2日で息がつまるぞ、想像するだけでゾッとする。訳の分からん疫病が船内に蔓延でもしたら大ごとだしな」

                      「あ〜もう、仕方ないですね、最後の御奉公だ。で、社長のことだから、もう行先も決まってるんだって言うのでしょうね、きっと」

                      「流石に俺の副官だ。そこまで分かってるんだったら、俺のプランを言ってみてくれ」

                      「世界のパワースポット巡りでしょ。カンボジアのアンコールワット、オーストラリアのエアーズロック、ペルーのマチュピチュ、英国のストーンヘンジ、フランスのルルド、チベットのラサ・ポタラ宮、メキシコのテオティワカン、ミクロネシアのジープ島、、、、」

                      屋久島の縄文杉を忘れてるぞ」

                      「まさか、屋久島からスタートして、全てを1度で巡ってしまう、なんて言わないでしょうね」

                      「そう、そのまさかだ。足慣らしに奈良の三輪山からにしてもいいかな」

                       

                      壁の時計が9時になろうとしていた。

                      「あ、そうだ、松岡、9時に来客があったのをウッカリと忘れていたよ」

                      「なんですか、こんな朝っぱらから」

                      「すまん、すまん、始業前なのにな。ほれ、れいのベルギーの会社、A&Mか何か知らないけども、そこの新進気鋭の経営者がだな、一度ご挨拶にって」

                      言い終わらないうちにデスクの電話が鳴った。

                      「社長、A&M Diamond社のミカエル・ゴルゴフスキーさんがお見えです」

                      「はい、わかった。応接室にお通しして、この前、京都のお客さんから貰った宇治の新茶を出してくれないか」

                      「承知しました」

                       

                      ミカエルは一人で来たのだった。日本語はまだ上手ではなかったが、これまで日本でやってきたように、ハートがあれば何とかなると思っていた。しかし、いつもよりも相当に緊張していた。原田商事は、将来の販売先としては申し分ないどころか、これまでの日本の取引先では原田より大きなところはなかったし、川島から原田社長のウワサを色々と聞かされて、正直ビビッていたのであった。応接室のドアがノックされた時、ミカエルの緊張はマックスに達した。原田社長とおぼしき男が少し小柄な細身の男を伴って入ってきた。ミカエルは立ち上がって日本式のお辞儀をし、自己紹介をして二人と名刺を交換した。二人からは裏側のアルファベットで書いてある方を表にして貰い、ミカエルは日本で使う表側、カタカナで名前が書かれている方を表にして渡した。

                      「私、まだ、日本語が上手にしゃべれないものですから、それはどうかお許しください」

                      「No problem、実は俺たちだって上手じゃないんだから」

                      いきなり笑わせてくれて、ミカエルは気が楽になった。

                       

                      汗をかきかき、ミカエルは一生懸命にしゃべり続けた。こんなに日本語が喋れるとは自分でも驚きだった。『まあ、飲みなさい』と言われた日本茶が滅茶苦茶ファンタスティックで絶妙な味わいに感じた。恐らく、通常の場であれば、苦手な味に閉口したであろうと思われた。川島からは、原田社長はマフィアのボス並みの貫録で、昔の侍並みの剣の達人だぞ、と聞かされていたが、実際に会って話をすると、原田社長の見た目も人あたりもそんなに怖いとは思わなかった。自分の誠実さが受け入れられなければ、それはそれで仕方ないことだと割り切って話を続けた。

                      「・・・これが当社と私の、えーっと、なんですか、、」

                      「Profileだな」

                      「そ、そ、そうです」

                      「それで?」

                      「是非とも当社の商品を見ていただければと」

                      「見るだけでいいのか?」

                      「いえ、if possible、買ってください」

                      ミカエルは原田の視線を受けとめていた。強いともsharpとも思わなかったし、威圧的とも感じなかった。いや、その逆だった、柔らかい春の陽ざしをイメージするような、包み込まれる気持ちになって、ほんの一瞬だが恍惚となりかけ、そんな自分に恥じ入った。

                       

                      原田が横の松岡に語りかけた。

                      「なあ、松岡、ホント気持ちの良い青年だよなぁ。気概があって気骨もある、男気もありそうじゃないか」

                      「“粋”だって言いたいのですか」

                      「そうだ、俺にはもちろんそんな気はねえが、艶っぽさもある」

                      「社長、ベタ惚れですね」

                      「その通りだ」

                       

                      ミカエルは、目の前の二人の会話のほとんどを理解できなかったが、恐らく自分を誉めてくれているのだろうと推測していた。

                       

                               《了》

                       

                       

                       

                       

                      | ukitama | - | 16:28 | comments(0) | - | - | - |
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