Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
Argyle Tender 2017
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    今年のArgyle Tenderに関してのの記事が、119日付のRapaport Newsに載っておりましたので、ご紹介いたしましょう。

     

    Rio Tinto reported “double-digit” price growth at this year’s Argyle Pink Diamonds Tender, with Graff Diamonds among the companies putting in winning bids.

     

    Rio TintoArgyle鉱山を経営する会社ですね)の発表によりますと、

    今年のTenderの売り上げは二桁増(10%以上)で、

    それは、英国の有名ジュエリー・ブランド、Graff Diamondsが、他の入札者との競合で競り勝ったことが大きい、ということなのでしょうね。

     

    Collectors and jewelers from 11 countries bought the 58 pink, red and violet diamonds originating from the mine in Australia, Rio Tinto said Thursday. These included the radiant-cut, 2.11-carat, fancy red Argyle Everglow, which sold to New York-based Optimum Diamonds for the highest price in the annual tender’s 33-year history. 
     

    今回のTenderでは、11か国のコレクターや宝石屋が、58個のピンクダイヤや、レッドダイヤ、ヴァイオレットダイヤを買ったということですね。その中に日本企業は含まれているのか、非常に興味があるところですが、こういう極上品はとてもじゃないけど日本人はお呼びではない?!?

    例えば、2.11 caratFancy Red、ラディアント・カット。

    これは、New YorkOptimum Diamondsという会社に販売されたとのこと。

    その金額は、Tender33年の歴史の中で最高額ということです、凄い!

    でもまあ、これから毎年のように最高額が更新されてゆくのではないのかという気がいたしますね。

     

    Rio Tinto did not disclose the exact sum, as it does not share financial details of its annual tenders. 
     

    しかしながら、Rio Tinto社は、その正確な金額を明らかにしておりませんし、また、Tenderの年間の詳細もまた公表を控えているようですね。Mysteriousにしておく方がメリットがあるという考えかたなのでありましょう。

     

    Optimum also won the radiant-cut, 0.91-carat, fancy deep grey-violet Argyle Liberté.

     

    Optimum社は、2.11 caratRed以外にも、0.91 caratFancy Deep Gray Violetを競り勝って獲ったということですね。

    いつも申し上げておりますが、Violetは、かなり綺麗であってもGay Violetとなることが圧倒的に多いですから、これもまた凄い色味であったことでしょう。それに、Purpleもそうなのですが、紫系はどういう訳か、あまり大きい物がありません。せいぜい0.3crtですからね、0.9crtなんて、ホント稀有! 将来、とんでもない価格が付きそうです。

     

    Meanwhile, Graff snatched up the cushion-shaped, 2.42-carat, fancy purple-pink Argyle Avaline  — the largest pink in this year’s collection.

     

    一方でGraffは、2.42 caratFancy Purple Pinkかっさらって行ったと。これは、今年の最大のピンクダイヤだったとのことです・・・しかしまあ、表現が尋常ではないですな、相当に常識外れとも言うべき入札価格だったのか?!

     

    “We will take great care to respect the delicate beauty of Argyle Avaline as we craft a setting for this exquisite and exceptionally rare diamond,” said Laurence Graff, founder and chairman of Graff Diamonds. 

     

    Graffの創業者であり会長のLaurence Graffが、落札した2.42 caratFancy Purple Pink (これにはArgyle Avalineという愛称が与えられているようですね、意味は分かりません)について述べております ― この洗練され、例外的に稀少で、優雅な美しさのAbalineを、最大級の尊敬の念をもってsetting (ジェリー加工)したいと思います。

     

    The tender achieved a “record result,” reflecting strong global demand for Argyle’s rare colored diamonds, Rio Tinto said. 


    Argyleの稀少なカラーダイヤに対する世界的な強い需要を反映して、Tenderは記録的なものとなった、とRio Tinto社は言う。

     

    “The market fundamentals for pink diamonds — strong demand for a product that is both limited and finite — continue to support their significant value appreciation,” said Alan Chirgwin, the miner’s vice president of sales and marketing for copper and diamonds. 

     

    『ピンクダイヤモンドの市場ファンダメンタルズは、資源が有限であり、また生産が非常に制限されたものであるので、価値ある重要な物として支持され続けるであろう。』というようなことを、Rio Tintoの副社長が述べておりますね。

     

    Tender関連のニュースは以上ですが、

    まあ、ホント、常に海外の有名オークションやらArgyle Tenderやらで、高値を更新する度に、一般市場でも“連れ高”となるのが常識。Argyle Tenderは、一部がVioletで、ほとんどPinkダイヤなのに、BlueGreenまで“連れ高”になる傾向です。

    ますますIntense Vividというようなところが買いにくくなって、我々の周囲に来るカラーダイヤの重量がどんどん小さくなる〜・・・

     

    さあ皆さん、

    思い立ったら吉日、

    いつも申し上げていることではございますが、、

    いつであっても“遅すぎる”ということはありません。しかし、

    一本調子で、どんどん稀少に、そして高値になってゆくカラーダイヤ、

    『今買うこと』が一番安い!!

     

     

     

    | ukitama | - | 15:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    秋は夕ぐれ
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      NHKBS1の番組のみならず、“Cool Japan論”全盛という観のある今日この頃ですね。外国人が描く『日本論』は最近どうなのでありましょう、そう目立つ著書は思いつきませんが、やはり以前よりも多いのでしょうね。ウッキーも常に何かそのような書を読んでおります。しかし、これがまた結構難解でね、翻訳の程度が良くないのか、ウッキーの頭が良くないのか、恐らく両方なんだろうけども、この種の物を一冊読むのにほぼ1年がかり〜・・半分以上読んだところで前半の内容をほとんど忘れている?!

       

      そのような一冊、と言いますか、19889月の新刊でございますから、もう30年前近く前、最近とは言い難い評論、フランス人の文学博士、オギュスタイン・ベルク氏の書いた『風土の日本』を現在進行中〜ようやく3分の1ほどのとろにやってまいりまして、少しは理解できているかなと自己満足!?!

       

      実際のところは、どうってことない内容でね、「当たり前やろ」とか、「それがどうした!」なんて、いちいち突っ込みを入れながらの読書、、

      であったのですが、

      ちょっと衝撃的な記述に出会いました ―

      ・・・(ウッキーの大好きな)清少納言は(枕草子の中で)、

      “楓(かえで)については語っていない”、

      “秋という季節をあまり評価していない”、

      とベルク氏は言っているのです。

       

      「そんなはずないやろ」と、あわてて「枕草子」の上下巻を引っくり返して目次やら現代語訳やらを目で追ってゆきますと、

      全くおっしゃる通り!

      紅葉に関する記述は皆無!!

       

      清少納言が「枕草子」を執筆している頃より遡ること約100年、10世紀初頭に編集されている「古今和歌集」において既に紅葉を詠み込んだ歌がいくつもあります。平安貴族の文化として秋の題材として、当然の如く紅葉が出てこないといけないでしょうし、また、紅葉の季節ともなれば、宮中からも“名所”に出掛けたことは絶対にあるはずで、清少納言が紅葉を全く記述していないのは不思議と言うよりも何か意図的なものを感じ、誠に不自然に思いますね。

       

      そう言えば、ひょっとしたら、、枕草子には春の桜花の記述もないのでは?!

      面倒なんで、もう上下巻を引っくり返しませんけども、そんな気がしております。清少納言はきっと、散るものが嫌いだったのでしょう・・・というようなつまらぬことは言いませんが、

      皆さんよくご存知のように、

      『春はあけぼの・・・・・秋は夕ぐれ・・・』と書いて、

      『春は花(桜)・・・・秋は楓・・・・』とは言ってないですよね。

      また、彼女は“移ろいゆく季節”を語ることをしていない。シンプルに「現在」を淡々と記述している。ですから、花や植物に季節を求めることなく、“ちりゆくもの”や“ふりゆくもの”を「我が身」に置き換えたりもせず、色褪せてゆくものに対して嘆き悲しんではおりません。ただ、極々シンプルに、と言うべきでありましょうか、光や空や大気や気温などの、いわば“客観性の高い”描写して季節を描いているわけですね。

      ですから、清少納言にとっては、“変わる”ことは全く重要でなく、変わっても変わらなくても“今”だけが大事。“今”がどうなのか、「をかし」なのか、それとも「すさまじきもの(興醒め)」なのか、「心ときめきするもの」であるのか、または「にくきもの」であるのか、、ということなのですね。

       

      しかしながら、誠に面白いとも言うべきか、日本人の自然に対する感情はたえず変化してやむことがないですね。ベルク氏は、これに関して、『中国のモデルを採り入れてから日本の歴史が経験したあらゆる変化を、(明治以降の日本は)拡がりにおいても速度においてもはるかに凌駕』してきて、国木田独歩の『武蔵野』のように、それまで日本の至る所に見られた植生、野の風景が、美的なものとしてテーマになるようになりました。

       

      我々日本人の、自然に対するスタンス、自然に対する感性、そして、美的感覚は、今も優れたものであるということは疑いのないところでありますけども、

      日本ならではとも言うべき“移ろいゆく美”、また、外国から入ってくる様々な文化や様式によって新たに発見されてきた、あるいは発見されてくるであろう“美的テーマ”、この二つの美の間で、決して変わらないものの見方があるのではないでしょうか・・・

      枕草子的、清少納言的な「をかし」の感性。

       

      そんなことを‘ゆるり’と思いつつ、

      “変わらぬ”、“今そこにある美”カラーダイヤをお楽しみいただければと思っております。

       

       

       

       

      | ukitama | - | 17:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      いにしへの奈良の都の
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        先週、連休前日に『正倉院展』に行ってまいりました。

         

         チケット実物大

         

        相変わらずの賑わいで、今回の“目玉”の前には黒山の人だかり。

        おかげでウッキーは、このチケットの絵柄になっている“ろうけつ染めの屏風”をウッカリとパスして出てしまいましたよ〜

         

        この獣は、奈良公園の象徴である鹿ではなくて、羊なんですな。

        また、絵そのものも東アジア風ではなくて、もっと西のエリアのものという感じでありますが、中国の西のずっと向こうからやって来た絵を真似て描かれたMade in Japanなんだとか・・・・ということを、出品目録ガイドブックで知りました。

         

        もう一つの目玉である『緑瑠璃十二曲長坏』、Fancy Vivid Greenのガラス製の酒杯はしっかりと見てまいりました。楕円形のちょうど半カットという感じの杯、口縁に12箇所の屈曲があることからこのような名が付いたのだとか。両手で持って飲むのに良いかなという大きさ、結構な量の酒が注げそうで、これ一杯を一気飲みしたら相当に酔いも回るだろうという気がいたします、ウッキーには到底無理〜・・でも、これで飲んでみたいですね。何年か前の‘超目玉’の『瑠璃の坏』の美しさには負けるかもしれないですけど、ウキ的にはこちらのFancy Vivid Greenの方がお気に入り。『どちらかでどうぞ』と言われたら、絶対にこちらを取ります・・・

        言ってくれる訳ないだろ!

         

        それにしても、これはどこから来たのか??

        そういうことを考え出しますと、もうきりがないですな。思考があちらに飛びこちらに戻り、、またあちらに、そしてとんでもなく飛躍して〜・・しばし、夢想に耽るという。

        原型は、ササン朝ペルシャか東欧、あるいはウクライナか、と言われております。

        よくまあホント残っていたものですよね。

         

        ほぼ毎回、出品されていて、見る度に感動するのは“小刀”類なのですけども、

        今回もまた逸品が、、

        ホント可愛いと言いますか、小さな美術品。全長十数センチしかないし、刀身なんて僅か数センチですよ、小刀と言うよりも‘古代カッターナイフ’。これを役人たちが腰にぶら下げて、事務?の折りに紙を切って用紙を作っていたのでありましょうが、恐らくは、腰のあたり、帯に付ける飾りという意味の方が大きかったのではと感じます。と言いますのは、柄(把、つか)の部分が、代表的な香木である“沈香”!

        織田信長や明治天皇が切り取ったと言われている“蘭奢待”に匹敵するような物かもしれず、まあ何とも贅沢な装飾品。

         

        しかし、毎度のことでありますが、こういう人の多いところは苦手でホント疲れます。足早に一巡りして館内の出口へと向かう階段の近くに出てきたのは、入ってわずかに30分後。早い、早過ぎる! それから延々と家内を待ち続け・・・待っている間に国立博物館から出てゆく人波をボンヤリと眺めておりますと、やたら修学旅行の小学生が多いのにビックリ。服装の違いやら言葉やらで判断するに、恐らく関東、東海、中国四国あたりから10校程度が来ていたのではないかなと。でも、なんぼ最近の子達は早熟と言ってもね、まだ小学生ですよ、展示物の価値が分かるかなという気がしますね。女子大のゼミの授業であろうというグループもおりました。女の先生に引率されてね。こちらの会話はアカデミックそのもので、逆にウッキーが聞いても分からないという、、、ウッキーもひょっとしたら価値が分かっていないのかも?!!

         

        待つこと40分、ようやく家内の姿が怪談の上、ではなかった階段の上に現れまして、やれやれ。

        『遅いなあ、40分も待ったぞ』と言ったら、

        『ちゃんと見たの?』と問われ、

        『いや、実は、、羊さんを見落とした』と正直に告白いたしまして、

        さんざん、アホ扱いされたのでございました。

         

        さてその後でございますが、まだ11時前、どこへ?となりまして、

        久しぶりに春日大社の赤い回廊が見たくなりましてね、

         

        これでございます、

         

        いやまあ、いつ来ても、この場所、赤い回廊の中はパワーを感じます。何とも全身に何かを放ってくれているようで、大好きなところです。最近は、外国人観光客が多いせいなのでしょうか、この赤い回廊の裏側まで『順路』となっております。以前よりも歩ける範囲が増えて嬉しいことです。

         

        春日大社は、赤い回廊とともに、ぶら下げる灯篭も有名ですね。その数、3,000とか。ちょうど、藤堂高虎、直江兼続、宇喜多秀家らの寄贈した灯篭が本殿前に掛けられておりましたが、ウッキーはこれも見落とした!

        家内が、『ふじどうたかとらの〜・・・』と言うものですから、『アホか、お前は。とうどう(藤堂)やろ!』と、えらそうに言ったら、ムクれまして、そのあとの重要なことを言ってくれなくて。これもまた毎度のことながら、ウッキーの“口は災いの元”!

        気を付けてください、ご同輩。

         

        家内に蹴り飛ばされるように春日大社の参道をあとにしまして〜、しかしまあ、春日大社の敷地と言うのかな、領地?の広いこと広いこと。そこから脱して、また奈良公園から出て、駐車場までの遠いことと言ったら、ホント地下鉄二駅分くらいは十分にありそうな距離。車を停めている志賀直哉の旧宅近く、高畑駐車場にたどり着いたのはお昼過ぎ、

        そこから向かったのは、、

        お決まりの談山神社・・・・

         

         

        紅葉の名所ながら、見頃はまだ23週間あとのこと。

        参詣する人も少なく、10人もいない。外国人や修学旅行の児童生徒であふれかえっている東大寺や春日大社界隈とは雲泥の差。

        でも、これがいいのですよね。

        変わらぬ風景の静けさが。

         

        毎年、秋には必ず奈良で一日遊んでいます。本当は京都に行きたいのですけどね、なんせ遠い。奈良の名所は、車で45分から1時間ちょっと。手軽なのです。

        と言いつつも、奈良に来ると必ず京都と比べてしまいます。

        奈良に来ると、京都の良さがまた一段と良く分かります。京都の侘び寂び、独特の風情と趣きは、生きて呼吸しております。生きているから、さりげなく洗練された雰囲気が漂う美しさ。時間が途切れることなく、ゆっくりと確かに流れてゆくのを感じることがまた何とも妙艶と言えるのではないかと。

        これに対して、奈良は時間が止まっております。

        美しい季節の移ろいはもちろんあるのだけれども、四季折々の風景は、奈良の寺社の姿には何ら影響してないように感じます、寺社と季節はまるで別の存在。春だからどうの、秋だからどうの、まるで関係なく、寺社と巡る季節の二つを別々に楽しんでいるという気がします。ですから、談山神社もまた紅葉に関係なく楽しめる。紅葉は紅葉として楽しみ、また、談山神社の談山神社として動かぬ時間、大化の改新の頃から何ら変わってないのではないかと感じさせるような止まった時間、静止画像を楽しんでいるという気がしております。

         

        皆さんも恐らく、同じことをカラーダイヤに感じているにちがいないでありましょう。

        カラーダイヤには二通りありますね、“京都タイプ”と“奈良タイプ”、

        どう違うのか?

        先ほど述べた通りです。

        確かな時間の移ろいを感じさせる洗練された美しさ、妙艶な“京都タイプ”、

        そして、常に静止画像を見るような、季節に関係なく常に同じ雰囲気と美しさの“奈良タイプ”。

         

        “京都タイプ”で、しっかりと愁思するのも良いでしょうし、

        そんな疲れるのは嫌だと思ったら、

        “奈良タイプ”で、安堵感と安らぎを感じていただくこともまた良いでありましょう。

         

        深まる秋、

        古都の風情を思いつつ、カラーダイヤにまた思いを重ねてみてください。

         

         

         

        | ukitama | - | 16:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        木枯らし
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          今回の“野分のまたの日”は、『木枯らし1号』だったようですね。

          時間の流れの速いこと速いこと、、残暑が一服、‘一陣の風’にサッと心まで洗われるような気持ちになり、涼風に汗も引き、気が付いたら“秋の風”〜・・であったと言うのに、いつの間にかもう木枯らしですか・・・嗚呼〜

          「木枯らし」とは読んで字の如く、‘木を吹き枯らすもの’というのが本来の意味。先ほど、『美しい日本語の辞典』で調べました。ちょっと早過ぎますね、西日本はまだ紅葉さえしてないのに。

           

          ところで、

          その辞書で「木枯らし」を見て、何気にその前後の言葉を見ますと、「光風」や「香風」、「谷風(こくふう)」、「東風」など等、『風の名前』ばかりが並んでいる、しかも半端な数ではないのですな。一体いくつ『風の名前』があるのだろうと、ひとつふたつ、、と数えて行ったら、、、な、な、なんと、500近くもある!

           

          そのような中には、「東風」を「あいの風」と言ったり、東風と書いて「あゆ」と読ませたり、、というような物もありますから、実際の感じ方の同じ「風」も多いのでありましょうが、微妙な感覚の差を500もの言葉で表してきた人たちに改めて感動いたしますね。

           

          そのような「風の名」の中から、ファンタスティックな物を拾ってみますと、

          流風 ― 流れ伝わってくる風。そよそよと吹いてくる風。

          楡風(ゆふう) ― 楡は星のこと。星の出ている空を吹く風。

          瑞風(みずかぜ) ― みずみずしい風。うるわしい風。

          裾風(すそかぜ) ― 立ち居振る舞いで、着物の裾が動いて起こる風。

          祥風(しょうふう) ― 吉兆をあらわす風。めでたい風。

          佐保風(さほかぜ) ― 桜の名所の奈良の佐保あたりを吹く風。

          沖つ潮風 ― 沖の方から吹いてくる風。

          よく聞くところでは、

          天つ風、花信風、青嵐、なんていうホント色がついてそうなのもありますね。

          和風と書いて、「やわかぜ」というのも・・・和風(わふう)、日本風はやはり“柔らかさ”と“穏やかさ”なのでありましょう。

           

          さて、Fantasticこのうえないのはやはり、Argyleの風、そして、Antwerpの風、

          当店ならではの冴えた光風、香風、

          しっかりと“感じ分けて”いただけましたら幸いです。

           

          あっと言う間の10月でしたね。

          来月もまた皆さんとenjoyできることを楽しみにしておりますよ〜

           

           

           

           

          | ukitama | - | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          Serious Price !?
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            もう長いこと海外買い付けに行ってなくて、今さら海外出張なんてとても考えられなくなっておりますが、どこに行って買い付けしたいかと問われれば、どういう訳か、インド・Mumbaiが一番懐かしく、行きたいところ。

             

            ウッキーはがよく行ってた頃は、Mumbaiとは言わずにBombayと言っておりました、UKI世代の皆さんもこの方が馴染みではないかなと思います。Bombayには30回以上行きました。最初の頃は嫌でね、と言いますか、一番最初は経験豊かな他社の人に頼み込んで同じフライトで行きましたから何ともなかったのですけども、2度目は当然ながら一人ですから、そりゃもう不安で不安で。過去に何度も書いております通り、Bombay国際空港にtouchdownするなり、異臭に襲われ、人波に襲われ、両サイドに貧民街、どこから湧いて来るのかと言うほど圧倒的な“量”の人人人・・・が、どこまでも続いている大通りを、取引先の迎えの車で走り抜け、ようやくBombay市街に入ったと思ったら信号待ちの車の窓から物乞いの腕がニュッと入って来て『ギャッ!』と叫び、やっとホテルに到着して、『Good evening, Sir』とドアマンに迎えられて安堵の溜息〜・・みたいなスリルはなかなか味わえるものではございません。現在では、Mumbaiのダイヤモンド街は国際空港近くに移転しているということで、バイヤーの移動も以前とは比べものにならないほど快適になっているとのこと、昔語りできるのはもうUKI世代のバイヤーくらいのものかもしれませんな。

             

            ところで、Bombayの何に懐かしさを感じているのかと申しますと、

            それはもう何と言っても値段交渉に他なりません。

            ブローカーが仲介する値段交渉は、それはもうタフ極まりない戦い。ダイヤモンドのブローカーは、世界中どこでも同じなのですけども、本来の価格交渉には一切タッチせず、商品の所有者(社長やマネージャーなど、いわゆる親分)から与えられている言い値(asking price)をバイヤーに伝え、それに対してのバイヤーからの希望価格を聞いてまた親分に伝えるということの繰り返し。結構面倒と言いますか、時間の掛かる形態。この‘まどろっこしい’とも言えるシステムがずっと続いているのは、買い手がより多くの商品を見ることが出来ると同時に、売り手もより多くの買い手と取引できる等の他に、買い手と売り手、お互い顔の見えない相手とブローカーを介してやり合う方が、Dry & Coolに出来るということと、相手の出方、相手の言う価格によって、どのあたりなら売買成立するのかの読み、価格交渉に時間を掛けることによって、1ドルでも有利な価格で買ったり売ったりを実現しようとするために有益と考えられている、ということかと。

             

            しかし、それにしましても、Bombayでのブローカーを挟んでの遣り取りほどasking pricefinal priceの差が激しい(大きい)ものはなかったですな。

             

            全く偶然なことながら、ウッキーが初めてBombayに買い付けに行ったのは、サラリーマン・UKI氏が東京転勤になってわずか1週間後。宝石関連企業、ウッキーは、宝石店相手に卸販売する会社に直輸入販売しておったのでけども、その当時の東京のダイヤ関連業者は、現在もそういう傾向があるのかもしれませんが、ほとんど値段交渉しないのですね、こちらの言い値が良ければ買う、気に入らなければ買わない、もうハッキリしておりました。駆け引きがほとんどないという、大阪で大いに鍛えられた者にとってはホンマつまらない商談。たまに値段交渉がある会社の仕入れ担当は、あまりにアホな値段ばかり言っているものですから、それこそ維新の会の創業者の橋下氏のように『ボケ!!』を連発して、さっさと引き上げてきたという〜・・・

            強烈な価格交渉の都市と、全くその対照的な都市、二つの大都市をほぼ同時に“初体験”したというウッキーは、全く唖然とする日々であったこと、お察しいただけますでしょうか。

             

            “強烈Bombay”は、どれほど激しい値段交渉だったのか、、、

            ダイヤモンドの買い付けは世界共通です、どこで買うにも全てドル建て価格で、

            値段の呈示はPrice/crt、どれだけ個数が多くとも、どれだけ大きな商品であってもPrice/crtなのですね、、

            例えば、インクルージョンが多少ある2crtsの若干ながら黄色かなと思うような商品をブローカーが持って来て、平気で『$5,000』とかって言う訳です。もちろん、この価格は親分から渡されているものですから、文句を言っても始まらない、『おいおい、(本当の価格の)Price/pcよりも高いがな〜』とかってブツくさ言いながら、バイヤーは『$300でお願い。』なんて言う・・・

            $5,000$300!!

            倍どころか、20倍近い開きがある言い値と指値。

            本来、全く商売にならないはずなのに、これがどういう訳か、1時間か2時間後にはMazal(ヘブライ語で『契約』を意味する)となって、ブローカーとバイヤーは握手しているという〜・・・

            これがBombayの商取引!

             

            どういうこと??!?

            どちらかが『間違いました、すいません』と言って、$5,000、あるいは、$300Mazalするのか?? 

            そんなことは絶対にありません。

             

            バイヤーが『$300』と言った時、たいていのブローカーは『そんなアホな!』と言います、当たり前の話。するとバイヤーは『真面目な価格(Serious Price)を聞いてこい。』と返事します。10分後か20分後、ブローカーが戻って来て、

            『親分は$2,500と言っている』と伝えます。全然Seriousじゃない! ここで、バイヤーには少し演技が必要・・『そうか、いらんわ、持って帰れ』と冷たく突き放すのです。ブローカーは、バイヤーに販売した金額(Price/crt × ダイヤの重量)の1%〜2%(人によって違う)を親分から貰える決まりになっておりますから、たとえPrice/crtが小さくとも、大きな重量、合計重量の大きなロットであれば目の色が変わってきます。『いらん、帰れ』と言われて、『はい、どうも』と引き下がっているヘナチョコはおりません。とことん食い下がってくる。『それなら、逆にアンタのSerious Priceを聞かせろ』と迫ってくるのです。

            このあたりからやっと本当のNegotiation(値段交渉)の始まり始まり〜〜・・

             

            モノの‘顔’や市場相場から、まあ恐らく、$1,000あたりがFinalだろうなと推測して、いきなり『$800』とかって言うのはバイヤー失格。でも、『$500』とかって言って逃げられる(本当に帰ってしまう)のも避けないといけない、、ってことで、微妙な価格、『$600』とかって言う。これを聞いたブローカーは、喜んで親分に報告に上がり、また新たな価格を貰って戻って来て、『これがファイナル、$1,800』なんて言ってくるのです。何がファイナルなものか、、Negotiationはまだまだ中盤戦!

             

            ここから、100ドル刻み、50ドル刻み、25ドル刻み、10ドル刻み、最後は5ドル刻みの値段の言い合いをして、

            ようやく$1,000近辺でデメタシデメタシとなるのであります・・・

            どうですか、皆さん、バイヤーっていうのは結構大変でしょ、忍耐でしょ、

            馬鹿なこと、とお笑いになるかもしれませんが、これが世界の現実、

            中国人とインド人だったら、もっと激しくやりあっているかもしれませんね。

            日本人のバイヤーはひょっとしたらまだまだ甘いかも?!

            しかし少しは、大変だと、ご理解いただけたことと思います。

             

            さて、今日、何故にこんな話を始めたのか・・

            今月当初からスタートして昨日の正午に終了した“別館展示場”における催事、『値切って下さい、ふれあい広場』、

            何人かの方に買っていただきましたが、ウッキーの当初の目論見を大きく下回り、また、最初に期待していたお問い合わせ件数に全く満たない結果でございました。

             

            不首尾の原因を色々と考えてみたのですけども、

            どうやら、『値切りの文化』というものが、いまだに大阪以外の都道府県にはあまりないのだろう、という結論に至った次第で。

             

            もちろん、一部の方とは(大阪府民以外の人でも)一所懸命に値段交渉させていただきまして、お互い何とか折り合えるところを見つけ、めでたく決着させていただきましたが、お問い合わせいただいた多くの方と値段交渉が不首尾に。

             

            交渉決裂ではないのですね、ホント不首尾としか言いようがないのです。

            “不首尾パターン”の最多は、

            非常にキツイ価格を頂戴いたしまして、『おっ! これはBombay並みや!!』と喜んだのも束の間。ウッキーからの“Serious Price”呈示に全く反応なく終わってしまったというもの。

            2度目の指値さえないのです。

            ちょっと、ちょっと、ちょっと待ってくれよ〜・・という感じ。

            そりゃ、おっしゃる価格が『Not Serious』とは言いませんが、相当に低い希望価格でMazalとなるなんて思っておられるのなら、本当に皆さんは育ちの良い人ばかり、苦労知らずでございます、全く結構なことと言うしかございません。

            でもね、ちょっと考えてもみて下さい、

            100万円というような  asking price(ウッキーの言い値、表示価格)があって、それに対して、7万だとか8万だとかの希望価格を書いてこられてウッキーが即座にMazal、『この度は誠にありがとうございます。』と返事したら、、あなた方はウッキーを信じられるか?? 

            逆に心配になるでしょ。

            なんぼなんでも、そこまではいたしません。ある程度、“節度ある”と思われるasking priceを付けているつもりです。

             

            まあでも、100万円の言い値に対して7万だの8万だのという希望価格を指値することによってウッキーに、ある程度真面目な価格を言わせて、‘本当に欲しい別の商品’の価格のFinal Priceを推し量ることが出来ますから、そのように一見馬鹿げた指値も有効であることは事実。ですから、今回においてもウッキーは、そのような指値に対しても大真面目にご対応させていただいたのでございますが、残念ながら‘本当に欲しい商品’へのSeriousな指値はございませんでした。

             

            結局のところ、何度も言いますが、大多数の皆さんは“値切り”を知らないということに他なりません。

            『値段交渉は下賤の者のやること』

            『正直じゃない、そんなことは嫌い!』

            等等と仰る方も多いのでありましょう。それも理解できます。

             

            しかし、ですから、だからこそ、“ふれあい広場”、

            わいわいガヤガヤ、ああでもない、こうでもないと言って値段交渉をやっているのか、世間話しているのか、訳のわからない状態になって、ついでに『ほな、これナンボにしまひょ』となるのが物を買う時の面白さ、楽しさ。

             

            売り手にとって一番辛いのが、全く何も反応がないこと。

             

            とにかく、出している商品に対して、何か言ってもらいたいのです。

            『高い』でも『クソ高い』でも『話にならんくらい高い』でも構いませんし、

            極端な話、『アホか〜』と言われても真面目に商品の事を言ってくれるのなら感謝いたしますし、真剣にお相手させていただきます。

             

            どうか皆さん、

            もっとお気軽に、

            遊び心を持っていただいて、

            気楽に、

            価格交渉いたしませんか。

             

            HPの《特価商品》とて、値切っていただいて一向に構いませんし、

            次回また『値切って下さい、ふれあい広場』を開催した折に、きつ〜い一撃をウッキーに放っていただくことはもちろん大歓迎です。

            (ただし、ヤフオクの商品は既にSuper Seriousですから、その点どうかご了解ください)

             

            まあ、なんのかのと楽しんでいただけたら幸いなんですけどね、

            『値切り』の楽しさを覚えていただきましたら、今よりもっともっと楽しいお買いものになるということ、多くの皆さんに実感いただきたいと、切にねがっております。

             

             

             

             

            | ukitama | - | 16:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            CS考
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              さぞや今日は、横浜界隈が盛り上がっていることでありましょうね。

              セリーグで見事、“下剋上”を達成、

              横浜ベイスターズにはホント脱帽でございます。

               

              虎党のウッキーではありますけども、

              CSのファイナルも全試合しっかりとテレビ観戦させていただきましたよ。

              ベイファンの方から怒られるかもしれませんが、

              ベイの勝因は、もう何と言っても“雨”!

              これに尽きるのではないかと。

              CS・ファーストステージの第2戦、降りしきる雨の中、“田んぼ”と化した甲子園、

              泥の中で躍動していたのはベイの選手ばかりでしたね。きっと、どこかの田んぼを借りて秘密の練習をしていたに違いない! 阪神の選手たちの‘うらめしげ’な表情だけがやたら目立っておりました。

              あんな戦いを征すると、もう怖いものなし、という気持ちになるのでありましょうね、恐らく。カープとのファイナル、ベイ連勝の後、台風で水入りとなったものの、2日間の中断は、投手起用の幅、選択肢が増え、休息を得たベイに有利になっただけでしたな。

               

              カープの敗因は、全く皮肉なことに、ほぼ独走状態で優勝を決めたこと。

              9月の半ばから1か月以上も真剣勝負から遠ざかったことによる試合勘の欠如。

              これが何と言っても一番大きかったと思います。

              十数年前、まずパリーグから始まった“プレーオフ”システム。10年前まではセリーグにはなかったのですけどね。2005年に、セリーグVの我がタイガースが、パリーグの厳しいプレーオフを勝ち抜いたロッテに日本シリーズでまさかの4連敗してしまって、翌々年の2007年からセリーグにも導入されました。現行のシステムになったのは数年前からでしょうか。ファイナル・ステージは、リーグ優勝チームに1勝のアドヴァンテージ、6戦で打ち切り、その時点で勝利数の多い方が勝ち上がる等などのルールですな。

               

              CSの是非を含めて、今日は色んな“CS見直し論”がニュースサイトに溢れておりますね。

              ウッキーは、CSがあることは本当に良いことだと思っております。以前なら、今年のように1位チームが独走になった場合は、8月末で実質的にレギュラー・シーズン終了ですよ。どの球場にも閑古鳥が鳴いて、厳しい残暑なのに球場には虚しく秋風が吹いて早やストーブ・リーグの開始。今年はカープVの後、阪神とベイと巨人が最後の最後まで激しく2位3位を争って、そりゃもう3球団のファンは熱くなっておりましたね、優勝しなかったら最下位でも同じと思っている巨人ファンはそうでもなかったのかもしれないけども、少なくとも大阪・神戸と横浜は熱かったですな。

               

              しかし、CSは絶対に現行ルールを大きく改善すべきと強く主張したいですな。

              まず、日程。

              泥の中でのゲームにならないように、もっと余裕を持ってと言いますか、万全の状態で本当のプロの技を100%見せられるように取り計らうべきですし、完全に全試合消化できるように、雨天中止になったら後に繰り延べにしないといけませんよね。

              ファイナルは、レギュラー・シーズン優勝チームのアドヴァンテージ1勝を無くして、どちらかが4勝するまでやるのがどう考えてもベストでしょう。全試合をレギュラー・シーズン優勝チームのホームで戦うことで、十分すぎるほどのアドヴァンテージですから。

               

              米メジャー・リーグでは、わずか1試合のワイルドカードを勝ち抜いたレギュラー・シーズン2位のチームでも、プレーオフに出れば戦いはホーム&アウェイです。日本のCSも、23位のチームがもっと簡単に日本シリーズに出られるようにすれば、もっともっとレギュラー・シーズンが緊迫して盛り上がるに違いないと思いますが、如何でしょうか。

               

              どうせCSやるのだったら、現在よりも“下剋上”が増えないとワクワクいたしません。それで、レギュラー・シーズン優勝チームが日本シリーズ行けずに可哀想と言うのなら、CSなんて無意味、やめてしまった方が良い。

               

              ウッキーは、リーグ4位までCSに出場すれば良いと思っております。ファースト・ステージは5回戦制で、1位と4位がやる、2位と3位がやる、勝ち上がった2チームがファイナルへ。これをセとパ、たすき掛けにしたらもっと愉快?!!・・・すなわち、セの1位とパの4位が対戦する、パの2位とセの3位が対戦する、とかってやるわけです。毎年でなくても良い、隔年でも良いから、このようにやればホント楽しいと思いますね。

               

              こんなこと考えて、一人楽しんでいるのはウッキーくらいのものでありましょうか?!

               

               

              さて、CS論はこのくらいにしまして、

              肝心のカラーダイヤ、

              ではありますが、

              何か今日は“蛇足”気味ですなあ。

               

              皆さんに、品薄だとか、価格高騰だとか、毎度の如く申し上げて、

              皆さんは『ホントかよ?!?』なんて思っている人も多いに違いありませんね。

              まあしかし、遺憾ともしがたい現実。

              最近は、付き合いのある海外輸出業者もかなり仕入れに苦労しておりまして、『高いからいらない』、なんて言うものなら、こちらが怒鳴られるほどでしてね。

              『おいおい、ちょっと待ってくれよ』と、

              『全部買える訳ないやろ。これはええけども、あれはアカン。それが普通の商売ちゃうの。』と申し上げても、なかなか納得ゆかない様子で。まあホント、どっちを向いても困ったことでございます。

               

              今日も、GIA付きの0.05crt Fancy Intense Pink のペアシェイプ、Clarityは恐らくSI1という商品がいくつかあって、まとめて$9,500/crtでどうだと、言ってきたのですね。税込の原価が1個あたり6万円近くになります。ここで『高い!』と言いたのを何とかこらえ、、

              『残念やけど、最近、こういうのがあって・・・

               

              6万でも売れん。全くアキマヘン。』

              と丁重にお断りしたウッキーでございました。

               

              しかし、このマーキース、

              本当に綺麗。

              どなたともご縁がないのは全く勿体無いと思います。

              小さいからダメなのでしょうか?!?

              5万円を超えてるからダメ??!

              どうも最近、皆さんの選択の基準と言いますか、

              何をもってGood or No Goodを判断しておられるのか、サッパリ分からない時が多いです。

               

              つまるところは、結局のところ、“安い”ということだけなら、安くない美しいカラーダイヤに生まれたら“悲運”なの?!

               

              まあ、ここでぼやいても仕方ないですな。

              一人でも多くの方が、価値ある色味、美しい色味のカラーダイヤにご注目くださることを祈るだけです。

               

               

               

              | ukitama | - | 17:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              選挙のまたの日こそ・・
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                野分のまたの日こそ、いみじう、あはれに、をかしけれ〜・・

                 

                野分のまたの日、皆さん、今日は如何お過ごしでしょうか?

                またの日ではなくて、さっき台風が過ぎて行ったばかり?!

                関東や東北では朝の通勤に酷く困難を生じていたところも多かったでしょうね、失礼しました〜

                大阪は、一部の鉄道が運休になっていたようですけども、ほぼ通常通りのようですね。雨も朝のうちに少し残っていた程度で。それでも聞くところによりますと、今日は、府内の小中学校は休校のところが多かったとか〜・・もう何ともないやろ! 最近の学校はまあ何と甘い!! こんなことでは勉強する時間がますます減ってしまいますぞ。

                 

                選挙のまたの日〜

                毎度の如く、明と暗が際立つ投票日の翌日です。

                現在の選挙制度になって、大勝と大敗がハッキリと出るようになったことは、良いことなのか、悪いことなのか、よく判断できないのではありますが、そんなに差がないと思っていたのに、ここまで結果に差が付くというのは、誠に残酷なことであるなと、“戦い”というものの本質を見たような気がいたしましたね。

                 

                大勝の大将、安倍総理も呵呵大笑ではなく、破顔一笑という程度。喜びと言うよりも安堵でしょうか。それよりも気になるのは、希望の党の今後ですね。皆さん同様、ウッキーもまた、大敗した希望の代表・小池氏の数々の“何故?”、そして“次の一手”に興味があるところですが、小池氏は現在、海外出張中、諸々お聞かせいただけるのは数日後になりそうですな。

                ところで、去年の12このページでウッキーは小池氏についてこんなことを書いているのですね〜

                 

                小池氏は、まあ何となく紫系かなと思っておりまして、

                彼女の誕生日を調べましたら7月15日。早速に、れいの『誕生色辞典』で見ますと、

                7月15日は「Pale Mauvette (ペールモーベット)」。

                やはり当りですね、Fancy Pink Purple

                “かわいいものに引かれる優美な人”

                なんだそうで。

                本日登場のお三方の中では一番“政治家”らしい人物なのに、向いている職業は、画家や建築家なんだとか。

                なるほど、そう思ってまた小池氏の都知事選とか、当選後の言動を思い返してみますと、なんとなく腑に落ちると言いましょうか、やはりなと感じますね。

                Fancy Pink Purpleという色は、高彩度でなくとも、孤高の存在。地金の存在を無視するようなところがあって、もちろん脇石なんて“脇目も振らず〜”って感じで、装飾が少ないほど際立つのではないかという気がしております。画家や建築家の仕事を知っている訳ではないですけども、チームでやることよりも個人の才能とかによって個人プレーが多いのではないのですかね。

                そういう性質が政治家にとって良いことなのか否か、ウッキーには判断しかねますが、小池氏がそういう人なんだということは認識しておくべきなのでしょうね、これからの日本の国政にも大いに関わって来る人でありましょうから。』

                 

                これは、昨年誕生した新しいリーダー3人、トランプ米大統領、小池都知事、蓮舫民進党代表に、それぞれカラーダイヤのカラーグレードを付けてみた、というわけなのですが、、

                今回の選挙戦が始まってからの彼女の言動が十分に予測されるような記述ではなかったかと、今日もまた自画自賛!

                 

                小池氏のイメージカラーであると同時に希望の党のイメージであるFancy Yellow Greenは、本来、マイナスイメージゼロ、プラスイメージ200%の明るく活気のある色であるのに、選挙終盤、劣勢が大きく伝えられると、天気の影響もあって、何とはなしに弱々しく感じ、インパクトに欠けるように感じたのは、ウッキーばかりではありますまい。

                 

                総選挙の結果について書くことはウッキーが本来、意図するところではありませんが、ひとつ、『誕生色』という観点から言わせてもらうならば、小池氏はどうして、彼女自身が生まれもった、“かわいいものに引かれる優美な人”という特徴を生かさなかったのか、Fancy Pink Purpleという本当の“小池カラー”を全面に押し出して選挙戦をすればまた別の結果になったのでは、という気がしております。

                 

                小池氏とは対照的に、“男を上げた”枝野氏、

                彼の誕生日は5月31日ということで、

                誕生色は“薄紅色”。

                護憲、共産党(赤、紅)や社民党より少し“右”と思われる彼のイデオロギーそのものの!

                ウキ的には、やたら“反対”やら“凍結”の多い選挙公約は全く好きではありませんし、明らかに“左”の立憲民主党はちょっと前の民主党よりも、かつての日本社会党との類似性を感じ、現実的ではない政党と評価いたしません。

                しかし、この枝野氏には非常に興味がある。

                誕生色事典の5月31日の項はもうホント“立派”だらけ〜

                『ものごとをテキパキとこなす敏腕家』

                『教養が深く、気高く高貴な人柄で才人と呼ばれます。』

                『むずかしいと分かっていても崇高な理想に向かって進んでいきます。』

                等々の記述が〜

                 

                さあ、これから、“薄紅色”と枝野氏には大いに注目ですな。

                 

                 

                | ukitama | - | 17:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                プレイボーイ!?
                0

                  『世界で四つ存在しないものがある。アメリカ人の哲学者、英国人の作曲家、ドイツ人のコメディアン、日本人のプレイボーイ。』

                   

                  これは、国際政治学者の永井陽之助(1924 – 2008)がアメリカで聞いたジョークということなんですが、さもありなん、言い得て妙と感じますね。「キャッツ」や「オペラ座の怪人」等など数々のヒット作を生み出してきた英国人のアンドリュー・ロイド・ウェーバーが聞いたら怒るでしょうけども、永井氏の言葉は恐らく40年も50年も前のこと。またこれは、比喩であって、言っているのはそれぞれの国の外交官、外務大臣等の外交責任者のことであるのだとか。そう聞かされますと、ますます上記の言葉に大きく頷いてしまうと言いますか、これはマジやなと、ジョークではなくなってくる〜・・・・超大国のアメリカの外交が哲学的であるはずはなく、かつて7つの海を制覇した英国の外交は作曲家と言うよりも指揮者であろうし、いまだ日本同様に第二次大戦の負の遺産を背負うドイツ外交に笑いがあるのは不謹慎で、常に他国から多額の金銭を‘むしり取られる’ように支払わされている日本はプレイボーイとは真逆の存在!

                   

                  ・・・ところで、(ところが?)

                  日本の外交官には哲学者や作曲家やコメディアンがいるのか?!

                  と問われますと、これまた返答に困りますな。

                  日本にはシビアな意味での外交は存在するのでありましょうか?

                   

                  大多数の日本人は、

                  外交とは外国語(英語)を喋って友好的に接することである、

                  と、考えているのではと感じますが、如何でしょうか。

                   

                  そりゃもう、英語はしゃべれないより喋れる方が良いに決まっておりますけども、日本の外務省の人間は“単なる英語屋”が多いと聞きますし、チャイナ・スクールというような言葉もあるほど中国ベッタリの奴も少なくないそうで、そんな奴らに外交を任せたって日本の国益に適うはずはありませんな。

                   

                  韓国は、慰安婦の問題やらで言いたい放題やりたい放題、竹島の要塞化はどんどん進んでいるというのに、日本はこれらに対して“犬の遠吠え”で応じているだけ。尖閣諸島には、中国の顔色を窺って未だに灯台すら設置せず、毎日のように中国の艦船に領海侵犯されているというのにも関わらず、守備隊を置くなんてとんでもない、という雰囲気が大勢を占めている・・・

                  ・・・塩野七生氏が言うてました、守備隊を置けぬのなら巨大なガンダムの像を置いとけと。ガンダムに守ってもらえと。そして、島にすくっと立つガンダムの姿の映像を世界に発信しろと。もし中国軍が上陸してガンダムを破壊したならば、世界中の物笑いの種になるから、中国も簡単には手が出せなくなる〜・・

                  まあこれこそ彼女独特のジョークでありますけども、これくらい柔軟性ある、ユーモアある思考こそが本当の意味での外交である、という訳ですな。

                   

                  さて、ダイヤモンドのバイヤーが、哲学者であったり作曲家であったりコメディアンであったりプレイボーイであったりする必要性は全くないのではありますけども、時にはこれらの才能が大きく‘モノを言う’というケースがあるように感じております。ウッキーが頻繁に海外買い付けに出掛けていた頃は、『俺だってちょっとした外交官、日本の良さを外国人に分かってもらえるよう努力している』とかっていうような気概があったのも事実。そのためには、もう少し英語が上手ければ良かったのでしょうけども、先ほど申し上げたように、単に英語が上手であってもそれだけでは大した武器にはなりません、日本の歴史や文化、渡航した国の歴史や文化、これらの知識の程度が本当の武器。つまらぬ自慢をするようですけども、、まだ30歳にもならない頃、日本を良く知るインド人のダイヤモンド輸出業者から『神道とは何ぞや?』と問われた折り、拙い英語でもって『神道は、日本特有の宗教であり、同時に、日本の国体(国の体制、成り立ち)そのものである。天皇は、いわばその“日本教”のトップであり、キリスト教のローマ法王のような存在なのだ。』というようなことを一所懸命に言ったら、『凄く良く分かった。長年の疑問が解けた。』と言ってもらったことは、今でも自画自賛できる(小さな)誇りであります。

                   

                  何にしろ、日本人は、外国、外国人との付き合いにおいて、外国語(英語)偏重、英語さえ喋っておけばという意識が強過ぎると思いますね。それは大きな間違い。我々の世界、肝心のダイヤの買い付けにさえ、英語は全く武器とはなっておりません。極端な話、欲しい物の望ましい価格を電卓で叩いて見せれば話は済むこと。実際、ホントnativeかと思うほど英語が上手だったバイヤーほど“短命”でね。英語のレベルと買い付けのレベルは、ひょっとしたら負の相関関係があるのでは?! ― それは有り得ますね〜、、英語が上手だと哲学者や作曲家やコメディアンやプレイボーイになる必要は全くないと勘違いしてしまう傾向にあるのではないでしょうか。

                   

                  もう10年以上、海外買い付けには行っておりませんが、海外業者との付き合いは欠かさず続け、3日空けずに電話やメールで海外とコンタクトしております。我々の仕事は、単に海外勢と友好的にすれば済むという話ではないことは皆さん方にも十分にお分かりのことでしょうし、良い物を安く買うために、それこそ様々な戦術を駆使していることも事実。ダイヤモンドのバイヤーっていうのは、ある意味ホント有能な外交官なのではないのかなと、誠に手前味噌ながら思うこともあります。

                   

                  1970年代や80年代は、輸入品を取り扱っておれば問題なく売り上げと利益が上がった順風満帆の時代でした。今は輸入商にとっては嵐と言うよりも“無風”の状態。港に入って“風待ち”していたら、ずっと動けぬまま朽ちてしまうやもしれません。風を感じぬまま、なんとか漕ぎ出してこの手で獲得してきた商品の数々。

                  どうか皆さん、今一度、しっかりとご覧になって“感じて”いただけましたら幸いです。

                   

                   

                   

                  | ukitama | - | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  あさのあつこ
                  0

                    先週、二人の女流作家の“時代物”を読み比べました。

                    一つは‘女優ではない’あさのあつこの『冬天の昴』。これは彼女のヒット作、『弥勒シリーズ』、ウッキーが最近で最も“はまっている”と言えるシリーズの4作目か5作目、作者がもうノリノリの作品。八丁堀同心の木暮信次郎、信次郎に仕える岡っ引きの伊佐治、元武士で商人の遠野屋清之介、、この三人の男が、懐(ふところ)に刃(やいば)を飲んだまま火花を散らし激しく対峙するさまには、読む側も強い緊張を強いられながらも、ある種の小気味良さと、時には爽快感を感じるという、なんとも鮮、これまでほとんど感じたことのなかった自分の内面のある部分が激しく動揺しているのを自覚してしまうほどの秀作です。

                     

                    もう一つは、松井今朝子の『家、家にあらず』、

                    これは、大名の江戸屋敷の内側を描く“御殿もの”とでも言いましょうか、、

                    江戸時代には、参勤交代があって、大名は江戸と国元を12年おきに行き来しておりましたね。国元には大名の正妻は連れてゆけませんでしたから、江戸に上屋敷があって奥方はそこに何人もの側室とともに“常駐”、また別邸である下屋敷には大名が生母を住まわせるというようなことをどの藩でもやっておったそうで、まあ言ってみれば、各藩の“上下屋敷”は、江戸城大奥の縮小版、多数の御殿女中が仕える‘女の苑’。彼女たちは幾派にも派閥を作って日々、権力闘争に忙しかったという訳ですな。そういう世界に八丁堀同心の娘、瑞江が嫁ぐまでの行儀見習いということで女中奉公し、ほどなく始まる血なまぐさい事件の数々・・・

                    ホント怖いですね、恐ろしいですね、気味悪いですね、、嗚呼〜〜

                     

                    これら二つの作品は、登場人物は決して少なくないのに、何故か狭いエリアでの話の展開で、そのあたりが誠に女流作家らしいと言えると思いますが、それだけに、各(書く)人物の内面の描写が凄い!

                     

                    あさのあつこは女性でありながらどうしてここまで男の内側を鋭く描写出来るのか?? 不思議という思いを通り越して、極めて不可思議?! 男性作家ですら書けない男のある種“美しい部分”と“汚れた暗い部分”を激しく顕著なまでに浮き彫りにしている文章のなんと凄絶なこと・・・

                    ・・・・Fancy Vivid BlueFancy Vivid PinkFancy Vivid Greenが同時に揃っているとも言えるし、極めて闇のFancy Blackと、曖昧模糊としたFancy Gray、そして白濁不透明のFancy White3つが並んでいるとも言えそうで、また、それぞれが誰なのかと言うと、誰とも決められず、燃えるように凍っているFancy Vivid Blueが次の瞬間にはFancy Blackになり、また、次の場面ではそれがFancy Whiteになり、また瞬時にFancy Vivid Pinkの如くの華麗な姿を見せるという、、さまざまなカラーダイヤが競演して織りなすようなStoryは、ホント秋の夜長に相応しい読み物と感動しております。

                     

                    これに対して、松井今朝子の文章は、ちょっとしたミステリー仕立てになってはいるものの、読みどころは、“母娘もの”と言いましょうか、、娘から大人への道を歩む瑞江が、自分の本当の母親が誰なのか、母の姿を追いながらも、それを知った瞬間、実の母に対して強い嫌悪を感じ、いっそうの孤独感にさいなまれる中、最後は“血は水よりも濃い”という真実、母の愛によって命を救われ、やはり自分は母の娘であったという誇りを感じるという・・・・広い江戸の中でありながら、極端なまでに隔絶され、華麗な色艶に隠されたドロドロした腐臭、御殿の中であるが故の独特のStory、本来は現代の我々には想像もできない世界のことでありながらも、現代の女性たちにも十分に通ずる見事な描写。

                     

                    女が男の心理を洞察する、これはもっともっとやってもらいたいですね。是非とも他の女流作家の方にもお願いしたい。案外、皆さん方の中には、我々男の心理が手に取るように分かるという“ツワモノ”がいらっしゃるのかも、とかって思ってもおります。

                     

                    女が女の気持ちを描く、これは当たり前のことであって、日常的にそのような文章に接しているに違いありませんし、男が父親に対して抱く感情と、女が母親に対して持つ気持ちは、やはり似て非なるものと推測しておりました。しかし、松井今朝子の書く“母と娘”は、かなり特殊な事情とは言うものの、“父と息子”の間の感情とはかなり別次元と言いましょうか、まさに現代の一般企業と江戸の大名屋敷ほどの違いがあるのかなと。これも新しい発見。

                     

                    ところで、

                    女がダイヤモンドを文章で描写する、、

                    これはあまり見ませんね〜

                    ダイヤモンドやジュエリーに関しては、女は女性自身が思っている以上に受け身ではないかという気がしております。人類の長い歴史、人類が誕生して一番最初に始まった“商売”は、娼婦と宝石屋だった、と言われております、恐らくその頃から、女は宝石に関しては『私買う人、あなた(男は)売る人』と決めてきたのではないのかなと。

                     

                    紫式部の名を出すまでもなく、日本は女流文学者の宝庫。世界に冠たる優れた作家や歌人は両手にあまるほどおります。そんな中で、ウッキーが、あさのあつこや松井今朝子の存在を知るようになったのは遅きに失している観もあるやもしれません。しかし、ここにおいて、このようなことを書こうと思ったのは、これだけ優れた女流作家がいるのにも関わらず、ダイヤモンドに関する女性による著書はほぼ皆無。これはホント面白い現象と言えるのではないかと。

                     

                    色んな方がこのようなページ、ブログ等でもって色々と書いておられることであろうことは容易に想像できるけども、ちゃんとした本になっているダイヤモンドを扱った女性の手による物が見当たりませんね。一つは、ダイヤモンドの業界には女性バイヤーや仕入れ担当者は本当に稀という現実があるからなのでしょう。これは遺憾ともしがたいし、数年のうちに大きく“改善”される見通しもなく、二十年経ってもどうかなと思いますね。

                     

                    さてまあ、そのような中で、本として出版はしなくとも、女性の皆さんの鋭い感性でもってカラーダイヤを是非とも美しく描写いただければと常に思っております・・・単に『可愛い!』とか、『なんだかとっても心地良い』とかっていうような、ありきたりの表現ではなく、貴女自身が感じて自然に紡がれたような表現を、たとえ一文でも、コレクション一つずつに与えてあげてくださることを期待しております。

                     

                    たまには、ウッキーの描写に対して、『それは違うんじゃないの、・・・・でありましょう〜』なんてね、言っていただけたら超嬉しい!

                    売買、値段が高い安い、綺麗イマイチ、、、それだけではなく、もっと皆さんと言葉で遊びたい、、

                    常にそんな風に思っております、

                    言葉の遊びを馬鹿にせず、ウッキーとキャッチボールを楽しみましょう〜

                    お便りはいつも大歓迎です。

                     

                     

                    | ukitama | - | 17:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    奇貨おくべし
                    0

                      先月の残暑が全くウソのように、朝夕の気温が下がり、寒さを感じるほどになりましたね。

                      さあ、いよいよ、天高く馬肥える秋〜・・・

                      ということで、、えらいこっちゃ、また体重が気になると若干憂鬱になっている方もいらっしゃるのではないかと。

                       

                      ところで、この‘天高く馬肥える秋’という言葉、

                      食欲の秋で、日ごろ走り回っている馬でさえ食べ過ぎて太ってしまうほどだから、人は言うまでもないこと・・・と、単純に思っておりましたが、実は、中国の故事名言のひとつなんですな、、ご存知でした?

                       

                      ・・・紀元前3世紀ごろから紀元後2世紀ごろまで、頻繁に中国に侵入して荒らしまわったのが騎馬民族の匈奴。秦の始皇帝が万里の長城を築いたのも匈奴の侵略を防ぐためですね。その遊牧民の匈奴の生活圏は広大なモンゴルの草原。厳しい冬を越えて、モンゴル大平原に春がやってきますと、一面の草地に。その大原野で、春から夏にお腹一杯に食した馬は、秋になって肥え太り動けなくなる〜、、ではなくて、その反対なんですな、秋になって肥え太った時に、しっかりと乗り回すことによって、ほど良く調子が上がって来る〜。ということで、匈奴がまた万里の長城を越えて中国に侵攻を始める季節がやってきたと。また難儀なこっちゃ、準備しろよ、警戒しろよと、いうのが本来の意味なんだそうで。

                       

                      総選挙の公示が近づいて来まして、連日連夜の報道に目が離せませんな。小池代表がどうするのか、希望の勢いはどれほどなのか、立憲民主党のあり方は、迎え撃つ自民党の態勢は、、etc・・・もうホント、政策論争は二の次三の次、国民不在、人間の本能を剥き出しにした戦いが切って落とされて、目まぐるしく変わる戦局(選挙区)の様相、見ているこちらもあまりレベルが高くなさそうで、お恥ずかしい限りではありますが、まあホンマに下らぬドラマよりも選挙関連の報道の方が格段に面白いと感じる日々ですな。

                       

                      こういう折りに、興味深いのは、選挙関連の報道の中で、誰ともなく、中国古代からの故事成語や故事名言が盛んに口にされること。そう難しいことは言ってないけども、そう言えば、、まだまだそういうのがあったよなと、その種の成語や言葉を集めた本を開いて見ていると、こんなに色々あったのだなと、改めて驚かされますし、‘天高く・・・’のように、オリジナルの意味を初めて知ったという言葉も。

                       

                      ・・・というところで、ちょっと二つ三つ並べてみましょうか〜

                       

                      『嚢中の錐(のうちゅうのきり)』

                      “春秋戦国時代、趙の国の宰相・平原君(へいげんくん)は、食客1,000人を養っていた。強国の秦が趙に攻め込んで来るというので、平原君は楚に援軍を頼みにゆくことになり、食客の中から文武両道に優れた者を20人選抜することになった。19人まではすんなりと選べたが、あと一人がなかなかいない。その時、毛遂(もうつい)という男が「是非とも自分を」を名乗り出た。それに対して平原君は「役に立つ男は、ちょうど錐(きり)が袋の中にあるようなもので、その先が直ぐに現れるものだ。キミは私のところに三年もいながら、何の評判にもならなかったではないか」と問うた。毛は、「自分を袋の中に入れてくれないからですよ。入れてくれたら、先が出るどころか、全部突き出てご覧いただけるでしょう」と豪語した。平原君は、頼もしく思って毛を加えた。毛は、言葉通りに、楚国で大功をたて、平原君は彼を上客にランクした。”

                       

                      日本に内戦がなくなって150年ですか、代わりに選挙がある。

                      嚢中の錐と感じるような者が今回登場するのかどうか、それもまた見ものという気がしますね。まあでもそれは、立憲民主党を含めた“左側”からは絶対に出現しませんな。“左”というのは、それ自体が宗教やからね、行動に制約が付く、端から範囲が限定される、ですから、有能な錐は左側の袋から飛び出して二度と帰ってこないとなりますな。左の袋の中にあるのは、小さな穴も開けられない錆びた物だけ〜

                       

                       

                      『奇貨居(お)くべし』

                      “戦国時代末期、趙の都・邯鄲(かんたん)に立ち寄った商人の呂不韋(りょふい)は、秦の太子・安国君の庶子の子楚が人質としてこの都に住んでいることを知った。全く不遇をかこっている子楚を見て、呂不韋は、「これはBig Chance!!」と感じた。自分が子楚を支援することによって、子楚が太子となり王となることも可能。そうなれば、自身も大きな出世が出来ると、子楚にお金を掛けることを厭わなかった。後に、秦に戻って王位に昇った子楚によって呂不韋は宰相に取り立てられ、見事にその野望が達成された。

                      呂不韋が子楚を見つけた時に発した言葉が『奇貨居くべし』“

                      ‘な、な、なんと、こんなところに掘り出し物が!’

                      とかっていうことでありましょう〜

                       

                      さ〜て、皆さん、

                      日ごろ、カラーダイヤの数々を単に、綺麗か、イマイチか、高いか、安いか、それだけのことを考えて見ておられませんか?!?

                       

                      たまには呂不韋のように、

                      『奇貨居くべし』、

                      将来、“大化け”の可能性に賭けても面白いかと。

                      いえ、高彩度の物、色香優れた物は、その可能性が非常に大きいと思いますよ。

                       

                      当店の逸品ラインナップ、

                      “子楚”のオンパレード、と言っても過言ではありません!!

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      | ukitama | - | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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