Uki Dialy

「カラーダイヤモンド専門店 コズミック」店主によるカラーダイヤモンドブログ
どろぼう?!
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    もう3週間くらい前のことながら未だに不快感の強い人も多いのではないかと思います、隣国の反日大統領の『盗人猛々しい』発言。オリジナルの表現は、『賊反荷杖』ということで、直訳すると“盗みに入った賊が棒を持った”とかいうことらしいですな。“盗人猛々しい”の方がまだマシと言うか、穏やかなんじゃないのという感じ。ところが、れいによって日本のクソなマスメディアの一部はこの『賊・・・』を『開き直った』なんていう“超意訳”しているわけで、反日に肩入れする馬鹿もここまで来るともうほとんど犯罪という気がいたします。

     

    ところで、この『盗人』表現、既に1,300年ほど前に“堂々と”万葉集に登場しているというから驚きですな。人間、はじめに盗人ありき?!

     

    我々の日常の会話では、盗人(ぬすっと)とは言わないですね、『どろぼう』と言うのが普通ではないかと思います。この『どろぼう』の“起源”もまたちょっと面白いですな、、、、、『どろぼう』は昔、関西の方言で、放蕩者のことを指したのだとか。ところが、この関西の『どろぼう(放蕩者)』が関東に“移住?移動”して盗人になったということで、いつの間にやら“盗人=どろぼう”となった・・・・

     

    『どろぼう』は泥棒と書かれることが多いようですが、本来は『泥坊』です、、、関東に移動した頃は泥をくっ付けたような汚い顔して僧形だったのかもしれませんな。初期においては、なにか憎めないユーモラスな存在?!

     

    ウッキーは盗人にも泥坊にもなるつもりはありませんけども、

    日本の古典にはお洒落と言いますか、粋な盗人Storyが〜・・・

    ご存知ですか?

    花盗人の狂言、、野村万作の演じものとして有名なんですな〜

    とある屋敷に入った花盗人が、家の主人に見つかり捕えられ、桜の木に縛りつけられたのですが、花の歌を詠んだら助けてやろうと言われ、、

     

         この春は花の下にて縄つきぬ

         烏帽子桜と人や言うらん

     

    と即興でやって、主人を大いに喜ばせ、縄を解かれ、桜花の下で二人酒を酌み交わしたというお話。

     

    『新古今和歌集』の選者として有名な藤原定家の花泥坊のお話もありましたね〜

    1210年正月という記述がありますから、これは史実に違いない!

    御所の紫宸殿の両脇にある左近の桜、右近の橘、これらは帝(みかど)の象徴でもありますね。この左近の桜が蕾を付けた頃、藤原定家がコレクションの‘接ぎ木’するためにその枝を切り取ったのだとか、、

    たまたま、その一切合財を、紫宸殿に勤務する高級官僚に見られておったのですな、

    えらいこっちゃ、抹茶に紅茶!

    定家は今では教科書にも載るような人ですけども、当時は単なる下級役人でして、これはもう首を刎ねられても仕方のない行為。

    泥坊行為は当然ながら帝にも伝わりました・・・当時は土御門天皇の御代。

    優しい帝、そして、帝も定家の歌の才能を良く知っており、彼を失うことは避けたかった〜・・・

    帝自ら歌を詠み、それを書かせて定家のところに持たせたそうです〜

     

           無き名ぞと後に咎むな八重桜

           移さむ宿は隠れしもせじ

     

    Yellow Cardであることは間違いのないところですが、ホント優しい帝の心遣い。これぞ君主のあるべき姿でありますし、時は鎌倉時代に移っておりますけども、平安朝から受け継いだ微妙な日本ならではの心を感じるではありませんか。

     

    さて、冒頭の『盗人発言』を聞いた時に、ほとんどの日本人は、『おいおい、盗人はキミらやろ』と思ったに違いないですね、そんなこと公には言わないけども。不粋丸出し、野暮というのも憚られるほどの品格の無さ、低レベルの隣国の大統領に、憐みさえ感じます。

     

    彼らを罵倒することは簡単なことですけども、それはあまりに日本的ではないですね。

    花盗人を許した屋敷の主人や、藤原定家の罪を問わなかった土御門天皇の心に思いが及びます。

     

    ひょっとしたら、、

    そういう心がよりいっそうの深い味わいを知る根本なのかもしれないと思う昨今です。

     

     

     

     

     

    | ukitama | - | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    UKI氏のお盆
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             月の夜の蓮のおばしま君うつくし

             うら葉の御歌わすれはせずよ

                ―与謝野晶子―

       

      ―あの月夜の蓮(はす)の池の欄干にたたずんでいた貴女は美しかった。蓮の裏葉に書き残した歌を私は忘れたりしない―

       

      君(貴女)と呼んでいるのは、晶子さんの友でありライバルの山川登美子。八月の満月の夜なのでありましょうか、立秋を過ぎて、夜風に涼を感じているような雰囲気が伝わってくる気がいたします。晶子さんの歌のイメージは、熱い血潮、豊艶、迸る若さ、一途な気持ち、など等で、何か切羽詰まった観のあるものが多いですが、これは初涼の心地良さを感じますね〜

      Fancy Light Bluish Green?!

       

      しかしその、蓮の葉の裏に歌を書くってね、どうやるのだろうって思いますよね。まさか油性のペンやマジックってことはないやろし、鉛筆では書けんやろし、、となると、やはり筆と墨、でしょうね。

      字体は? 漢字は無理かな、やはり仮名文字ばかりで? 字の大きさは?

      色んなことを思ってしまうFantasticな歌でございます。

       

      夏季休暇は楽しく有意義に過ごされましたか?

      国内? それとも海外?

      いずれにしても、多くの人が夏休み明け、今日から出勤ということで、身体は重いし気分は乗らないし電車は混雑しているし暑いし、ホンマにあ〜眠い、というBlue Mondayでありましょう、、皆さんの一刻も早い“社会復帰”をお祈りしております。

       

      UKI氏は?

      早朝からバリバリやっておりますよ。

      メチャ元気です。

      何故なら、しっかりと海外で休んだから〜

      家内と、イングランド、スコットランドの湖水地方で、10日間ほど。

      英国を代表する詩人、ワーズワースの愛した田舎町や、『ピーターラビット』の作品が生まれたヒルトップ農場など等、自然と文化が静かに生きる村に滞在して・・・・・〜

       

      はい、ウソです、

      あ〜しんど。

       

      真実を語るのじゃ・・・

       

      ほとんど大阪、一時三重という、全くつまらぬもので〜

      おまけに子供たちは仕事等で帰省してこないしね、

      仕方ないから仕事でも、って、、

      ほぼ毎日のようにヤフオク出品して、皆さんからのメールにご回答申しあげ、ご入金、ご決済いただいた方には商品を発送し・・・・

      それでもやはり、お盆は墓参と、郷里の三重に行ったら台風に遭遇、、外出もままならず、ひたすら実家で酒と読書。

      どうだ!

       

      ちょっと待って、超大型の台風がゆっくりゆっくりやって来るのが、まるで見えるようだったのに、そんな中に三重まで行ったの?

      アホちゃうかって??

      いやまあ、おっしゃる通りで。

      そこがまた能天気のバカップルなんですな。

      14日の午前9時半ごろに大阪の自宅を出まして、西名阪道に入ったあたりで既に不穏な空模様。奈良に入って天理の急な登り坂を越えたら雨が降り出したものの、そんな大したことはなくて、『まあ、台風言うてもなぁ、全然やでぇ』なんて増々の能天気ぶり。しかし、昼前に松阪で高速を降りてIC近くでランチして店出て車に向かおうとしましたら、いきなりの強風で傘が飛ばされそうになり、若干ながら不安な面持ち・・・再び高速に乗って約20分、実家近くまで来てみれば、な、な、なんと、横殴りの風雨! 

      『おおっ! 流石に日本有数の多雨地帯!!』

      なんて、バカな感動してる場合じゃないってね。

      15日は、早朝から強い風雨が十数分続いたと思ったら小康状態、そしてまた強い風雨という繰り返し、お昼ごろにはもう夕方のような暗さでね、そこから風雨がまた一段と“ギアを上げた”ような感じで、南側の縁側から外を見ておりますと、強烈な東からの風で緑滴る山をバックに“雨のカーテン”が綺麗に左手の方から右手の方へ(東から西へと)動いて行くのがクッキリと見えるのですね、、久しぶりに見る郷里独特の暴風雨の風景にまたまた感動!

      そう言えば、、三重の田舎家は東西に玄関とか窓の類はなかったなと、妙なところに気が付いて感心した次第でございました。

       

              昨日こそ早苗とりしかいつのまに

              稲葉そよぎて秋風の吹く

                ―読み人知らず(古今集)―

       

      ―早苗をとって田植えしたのはつい昨日のことだったような気がするのに、いつの間にやら稲穂がそよそよと秋風に鳴るような時になった―

       

      初秋の田園風景を詠んだもの。

      西日本では、残念ながら今年もまた8月の台風が来て、収穫直前の稲が倒れてしまったというところも少なくはないようですけども、東日本の実りはまだひと月ほど先のことでありましょうか、現在はさぞや美しい稲穂が拡がる光景ではないかと推測いたします。

       

      農耕民族の遺伝子を受け継ぐ者の一人といたしまして、やはりこの初秋には何か違ったものを感ぜずにはいられません。

      風の温度であったり強さと方向であったり、光の角度であったり、朝の明るさであったり、夕の匂いであったり、そういったものが『少し変わった』と感じる瞬間ですね、それがあるとカラーダイヤの見え方にかなりの変化を感じます。UKI氏の場合は、昨日の夕であったような気がします。庭の雑草が気になって少し抜き始めまして、気温がまだまだ30℃以上ありますしね、少し取ったら終わりにしようと思って始めたのに、暑さがそれほど気にならない。それは何故なんだろうと思ったら、ホント微妙な風がサーッと流れているのですね。何か得した気分になりました。

       

      今朝、いつものようにダイヤを眺めておりましたら、このところは専らBlueGreen系が映えていたのに、どういう訳か、やけにPink系が綺麗!

      これは嬉しいですね。

      待ちに待った瞬間?!

      全てのPinkダイヤの色味がワンランクアップした感じ!?!

      ウソやろ!?

       

      騙されたと思ってご自身のコレクションをご覧あれ。

       

       

       

       

       

      | ukitama | - | 16:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      立秋?!
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        “夏の甲子園”開幕!

        今年もさまざまなドラマが起こることでありましょうね。

         

        去年は“金足旋風”、

        男前で真っ直ぐのキレが抜群の吉田君の投球が注目を浴びましたね。

        大阪桐蔭との決勝では大阪府民でさえ判官びいき、『大阪桐蔭はもうええやろ』と、金足を応援する人が圧倒的に多かったようです。

        去年の吉田君のような爽快感あふれるスターが現れることを期待したいですな。

         

        しかしこの暑さ。

        ウッキーも元高校球児の一人でありますけども、残念ながら甲子園の土は踏んでおりませんし、ン十年前は猛暑日なんてほぼ皆無でありましたし、夏の甲子園が終わらないうちに秋が来た〜なんていう年も珍しくはなく、昨今の暑さは甲子園のグランドレベルでどんなものなのか皆目見当もつきません。さすがに、何年か前まで流行したハイネックのアンダーシャツを着用している選手は極少数になって安堵しておりますけども、午後の熱い太陽が燦々と照りつける甲子園の映像を見ているだけで恐怖感!ホンマようやってるなと。早朝5時くらいからスタートして、午前11時で一度中断、続きは夕方6時から〜なんていうようなことにできないのかな、なんて思ったりしております。

        しかし・・・

         

              今やかの三つのベースに人満ちて

              そぞろに胸のうちさわぐかな

                 ―正岡子規―

         

        ですよね〜、

        9回裏、11の同点、2死満塁』、なんてところで、

        「はい、11時。続きは午後6時から〜」

        となると、相当に白けることでありましょうから、

        ちょっとUKI案は難しいのかもしれませんな。せめて、毎日2試合くらいは午後5時くらいの開始にしてあげられないのかなぁ〜

         

        高校野球が始まると、UKI氏は自動的に、正岡子規、

        野球をこよなく愛した子規の短歌や俳句を読み返したくなり、このページで何度も子規を取り上げておりますけども、今日はやめときます〜・・

        な〜ンじゃそりゃ?!

         

        最近知ったのですけども、子規はこんな大胆なことを述べているのですね・・・・

        『古今和歌集は“くだらぬ集”だ』

         

        その理由は、

        古今集が、文学としての真実性と直観性が乏しく、調べの上で欠くことの出来ない荘重さも雄大さもない、、。

         

        難しいですね、どういうことなのか良く理解できませんな。

        そもそも文学に真実性は必要不可欠なものなのか??

        ほとんどの文学が虚構とは言わないですけども、虚構こそが戯作者、文人の生きる道だと思いますけどね。

        『直観性が乏しい』に至っては、そんなことないやろ、と。

         

        古今集に収められている歌の多くが、科学的根拠によるものであり感覚を排除して推測や考察によるものであったら、全く感動もないし、共感もありません。また、荘重さと雄大さを求めたら、日本的な繊細で微妙な美しさが損なわれることは間違いのないところ。

        子規は一体何を言いたかったのか??

        相当に“へんこ(偏固)”、偏屈、頑固であったに違いない子規の何を、古今集は刺激してしまったのか、ちょっと理解不能です・・

        というところで??

        子規ほどではないけど“へんこ”なUKI氏は、古今集の成り立ちを調べてみたのですね・・・・お疲れ様〜

         

        これですけども、

         

               茜草指 武良前野逝 標野行

               野守者不見哉 君之袖布流

         

        何か分かりますか?

        ヒントは、万葉秀歌のひとつ。

        ここで、ピーンと来る人も多いかと。

        そうですね、

        額田王の歌のオリジナルです・・・

        ウッキーも長いこと、以下のものをオリジナルと思っておりました〜

         

            あかねさす紫野行き標野行き

            野守は見ずや君が袖振る

         

        古代においては、万葉集の歌のみならず多くの文書が漢字のみの記述、しかも“当て字”。平仮名はほとんど使用されてはおりません。

        皆さんよく読めてたね、と感心いたしますね。

        実のところ、現代中国でも同じ悩み?!欧米の地名などの表記に非常に苦労しているとか、、、

        パリ(里棃)、ベルリン(伯林)、リスボン(里斯本)あたりは我々日本人でも大丈夫ですけどね、

        しかし、、これ分かりますか?

        莫斯科

        維也納

        比律悉

        士篤恒

        雅典

         

        中国語を知らない日本人は多分わからないでしょう。

        5つ全て欧州の国の首都。

        さあ、どうだ!

         

        正解は、上から、

        Moscow

        Vienna(ウィーン)

        Brussels

        Stockholm

        Athens (アテネ)

         

        ちなみに、Antwerpは“安土府なんですな、これはまだ難易度低いですが、『アンドフ』かよってね、言いたくなりますな、ちょっと変。

         

        ほぼ毎年、正倉院展に行っておりますが、展示されている古文書ね、綺麗な漢字で感動するけどまるで読めませんな、漢字only、難しい漢字も一杯!

        奈良時代に字書いてた人たちってどんだけ賢いねん!

        平安時代になりますと、“漢字文化”は男性社会専用のものとなって女性が漢字を書くことはタブーとなったのですな。なんでやねん、ようわからん。

        しかし、皇族や貴族に連なる女性たちは御殿の奥に引っ込んで何をしていたかと言うと、それはもう歌を詠んだり手紙を書いたり。自然な流れとして“仮名文字”に心情を託するようになります。

         

           《男・漢字・漢詩》 VS 《女・仮名文字・和歌和文

         

        という構図に。

         

        平安朝の都(みやこ)に似合うのは上記のどちらだと言えば、、

        もう決まっておりますね、硬く武骨な漢字、漢詩よりも、柔らかくやさしい仮名文字と和文和歌。

         

        でありますから、そうこうしているうちに、野郎どもの中に軟弱と言っては語弊があるけもしれませんけども、“秘かに”仮名文字の魅力に取りつかれて習う者が出てきた・・・

        誰や!

        紀貫之、紀友則、壬生忠岑たち。

        ・・・こやつらが中心になって仮名文字の和歌が相当数詠まれることになって、『これは行ける!』と、調子に乗って?編集されたのが古今集なんですな。

         

        古今集に収められた短歌は1,111首。

        作者は約130人なんですけどね、そのうちの約100人が男という・・・

        紀貫之の歌は100首あまりも、ホンマ軟弱お調子者。

         

        さて、UKI氏はこのページで非常に多くの短歌をご紹介というか、カラーダイヤにシンクロさせようと使っておりますね。中でも多いのが与謝野晶子と古今集でしょうか。

        どうしてか?

        “乗りやすい”

        これに尽きると思います。

         

        なぜ乗りやすいのか?

        美しいカラーダイヤは、その色味が仮名文字的であり、その光沢は漢字的であるから、ではないかと。

         

        例えばこの歌、皆さん良くご存じ、古今集を代表するような美しい調べ・・・

         

              天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ

              をとめの姿しばしとどめむ

                ―僧正遍照―

         

        この歌は、天武天皇が吉野山で天女の舞いを見たという伝説に基づいて詠まれているのですね。幻想的、劇的、そして妖艶。カラーダイヤと重ねあわせることが誠に自然とも言えそうな優美。仮名文字がこれほどまでに活きるのかというほどに。

        古今集のオリジナルは、ほぼ全て仮名文字の記述、我々が知るところの漢字交じりではないのですが、そのオリジナルの流麗な筆の運びによる仮名もまた格別の味わいがあるに違いありません・・・やさしく、まろやかな光沢が全面に現れているようなカラーダイヤを想像いたします。

         

        古今集は『やまとうたは、人の心を種として、よろず(万)の言の葉とぞなれりける。』という文章で始まり、この序文がまた長ったらしい! こんなものを全部読む現代の一般人はいないでしょうね。

        でも、以下のような『オッ!』と思わせる文章もある〜(現代語訳)・・・

         

        『花間にさえずる鶯、清流に住む河鹿の声を聞いてください・・・・・・力ひとつ入れないで、天地の神々の心を動かし、目に見えないあの世の人の霊魂を感激させ、男女の間に親密の度を加え、いかつい武人の心さえも和やかにするのが歌なのであります・・・』

         

        文中の“歌”を‘カラーダイヤ’と置き換えても十分に、すんなりスッキリとゆきそうです。

         

         

         

         

        | ukitama | - | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        八朔、2019
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                 夏来れば君が瞳に解きがたき

                 謎のやうなる光さへ見ゆ

                   ―吉井 勇―

           

          さあ、8月、

          今日は、八朔ですね。

          吉井勇が大好きだった京都祇園では今日、芸舞妓らが黒紋付きの礼装で、踊りの師匠の井上八千代さん宅などを訪問して、「おめでとうさんどす」「おたのもうします」と挨拶をしたのだとか・・・古都の長く続くならわしとは言え、この暑いさ中にね、ホンマお疲れ様どす。

           

          八朔と言いますと、徳川家康がゲンを担いで、旧暦81日(1590年)に江戸城に入城というのが有名でありますが、元はと言えば収穫祭の一種なのですね。旧暦81日は新暦の9月初旬、早いところで稲刈りの頃、その年の初穂を感謝して、お世話になった人に収穫を贈った、というところから始まっているのだとか。その習慣がいつの間にか武家にも広まって・・・

          今では花街の行事!

          何とも面白いこと、どすな。

           

          冒頭の吉井の短歌は八朔とは全く関係ありませんけども、

          “夏来れば”の“夏”は何となく、“八月”という気がするのですよ、UKI的にはね。そう、81日が来ると、高校生の時に失恋した思い出が・・・〜という訳でして・・・そう、女の子の瞳の中にmysteriousな光が宿るのが8月、そんな気がしておりました、ホント理解不能の光。

          折りに触れて、ビビーンと響いてくる吉井の歌です。

           

          さて、1週間ほど前に比喩表現でほんの少しだけ引用しました、森田たまの『続もめん随筆』、これは絶対に読まないといけないと、Amazonで古本を買いましてね、ざっと目を通したところです。この古本、ちょっとしたものですよ、1円プラス配送料250円ということで、どんな物がやってくるのか、かなり不安だったですね。パックを開けた瞬間は、『まあ、1円やから、、、』と思ったものの、よく見れば、ハードカバーで、和紙で装丁されて、凄く丁寧な作り。『これは一体??』と後ろの方の出版記録を見れば、な、な、なんと、初版が昭和124月で、現物は昭和176月の第14刷の5,000部の中の1冊!

          凄いですよ、当時でこれほど売れたら超ベストセラーでしょう、戦争の色が濃くなるどころか、激戦真っ只中の頃なのにね。相当に黄ばんで、ところどころ字も読みにくくなっておりますし、最初の方のページが本から離れかけ〜要修復なんですけどね、不思議なことに手ざわりが良いし、ちょっとした古美術のようにも感じてまいりましたよ。

          最後のページに、最初の持ち主の署名が・・・・こういうこと書くのは非常に昔の人らしいですな、以下のような記述です。

           

             十八年十一月十日

                奈良にて求む

                     むつを

           

          さらさらっと縦に書いた女文字です。

          ‘むつを’さんがどんな女性だったのか、戦中戦後をどう生きたのか、なんてね、ちょっと考えてしまいました。

           

          作者の森田女史は、1896年生まれ、1962年には参院選挙の全国区で当選して1期務めておられます。1970年に鬼籍入り。

          著書のリストを見ておりますと、小説家と言うよりもエッセイストですな。戦時中は、中央公論社の特派員で中国に滞在したり東南アジアに行ったりと、従軍記者のようなことをおやりになっていた非常に逞しい女性。

           

          この著書は、中国に赴任する直前のもので、硝煙の臭いのするような文章はなさそうで、なんとも独特な香りが漂っております、、、

          その中の一節をご紹介いたしましょう〜(旧かなづかいと旧漢字は、読みやすいように改めました)

           

          『・・・・以前にある雑誌社から美人の標準回答をもとめられ、私が書いて出したのは、

            きめの細かい美人、―おもわずさわってみたいと思うほどに。

            声音の美しい人、―くどかれてみたいとおもうほどに。

           

          この眼はもはや女が女を見る眼ではないかもしれないが、美人にむかうとどうしても私の感情はこのように動くのである。美人はいつも所有欲と征服欲をおこさせる・・・・・私は、翡翠の玉などの、よくすきとおる青さを陽に透かしてながめていると、不意にいきがつまって、掌の中のそのちいさな玉をつかみつぶしてしまいたくなる・・・・。日本の文章は簡素でうつくしくて、ただ一句でどんな美人をでも描き出せる。源氏物語を読んでいると、そこにもここにもしっとりうるおいのある美人が出てきて、どの人も手をふれてさわってみたい欲望をおこさせる。』

           

          どうですか、これまであまり出会ったことのないタイプの文章ですね、“昭和の清少納言”と言いたくなるような。

           

          森田女史に美しいBlue Green系のダイヤを見せたら、一体どういうことになるのか、ちょっと怖いですな、つかんで潰そうと思ってもダイヤは簡単には壊れませんけど、いきなり庭石に叩きつけたりとかされたら大変! 

          『あら、金剛石って、やっぱり硬いのね』、なんて言うのを聞くのもねぇ〜って言うか、叩きつけられてジャンプして、『どこ行った、どこ行った!』と周囲が大騒ぎ、ではないかと、、、なんぼなんでも、そこまでしないか。

           

          森田女史が言うところの“見た目に”美しい女性は、きめ細かくて“しっとりと瑞々しい”ということ。これが彼女のジュエリーの好みでもある、かどうかは分からないけど、なんとなく同様の輝きを好みそうな気がしますね。そして、彼女の究極の愛で方は『つかんで、つぶす』、ここまで強く思いを籠めることが出来るというのは何とも素晴らしいとしか言いようがないと思います、、なかなかそこまで感じられないのでは。

          皆さん、如何でしょうか、

          大好きなカラーダイヤを『つかんで、つぶしたい』と思う?

           

          つぶしたいと思う気持ちは、そこに生命を感じているからなのかもしれませんね。宝石に対して、そこまで感じたくないから、つぶしたくなるのかも。

           

          ウッキーは、ダイヤモンドを生業としておりますから、そこまで感じることはありません。皆さん方がどのような“距離感”でもってダイヤとお付き合いしておられるのか、少し興味あります。森田氏のように感じておられる方もいるに違いない。けれど、どういうの理想かとか、どんな愛で方が良いと言うつもりは全くありません。

           

          しかし確かに、源氏物語を現代語訳ではなく原文で読んで、その中の“ベッピンさん”たちについて触れて触ってみたくなるほどに感じたら、カラーダイヤの奥底にひそんでいる美しさも鮮明に感じられるのかもしれませんね。

           

          森田氏のエッセイの、この章の最後の部分もまたちょっと興味深いです〜

           

          『東京の町を歩いていると、目鼻立のととのった美人はよく見かけるけれど、おもわず手をさしのべてみたくなるようなひとには、まだ会ったことがない。町を歩く女の人は、しらずしらず展覧会むきに武装しているのかもしれなかった。』

           

          21世紀の、東京だけではなくて、現代日本の多くの女性にあてはまりそうな気がします。

           

           

           

           

           

          | ukitama | - | 16:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          とかく外国人との付き合いは・・
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            今年は冷夏なのではと案じるほど涼しい日々で始まった7月なのに、、

            何のことはございませんな、梅雨明け発表の直前から酷暑のスタート!

            日中ちょっと外に出ただけで、脳みそまで燃え上がりそうですよ、

            ただでさえ貧弱な脳なのに。

            来週に巡り来る立秋あたりは、全く皮肉なことに暑さのピークではないかと思われますね。

             

            ところでこの7月は最初からもう、韓国が騒いでウルサイというか鬱陶しいというか、まあホント上から下まで賑やかなことで。

            『考え得る全ての行動を起こす用意がある』、なんてね、まるで開戦前夜、宣戦布告か、みたいな勇ましいことを言うだけの大統領がいるかと思えば、日本製品を壊したり焼いたりという不毛なことやってる民衆まで、日本に抗議のつもりなんだろうけど、屁の突っ張りにもなってないということ、彼らは分かってないのですな、可哀想に。大半の日本人の心境を率直に表現すれば、、『うんざり、勝手にやってろ、韓国や韓国人とはホント関わりたくない』、『ホンマどうでもええわ』・・・

            なんですけど〜

             

            国と国との約束を守らず、優遇措置を受けて輸入した物資を他国に密輸、果ては戦時下のような敵対行動まで、あらゆる無法を犯してまだ懲りずに『非は日本にある』と国を挙げての大合唱。こんなことが普通に罷り通るのだったら世の中終わる、お日様が西から昇るってもんじゃない、お天道様が消滅しまっせ。

             

            まあしかし、現在の韓国の騒ぎは滑稽極まりないですな、、

            『輸出規制するな!』と叫びながらの不買運動は大きな違和感、買いたいのか買いたくないのか、ハッキリしろと言いたくなるし、

            それ以上に、日本製品を壊すようなパフォーマンスするのだったら、アンタたちの使ってるサムソン製スマホね、その主要部分の何割かは日本製の部品と物資で出来上がっているのですけどね、壊さないのはどうしてと問いたくなるし、

            また、反日デモやってる人たちを熱心に撮影するテレビカメラはほとんどがソニー製。ユニクロ等の日本製品を取り扱っている店が韓国にはいっぱいあるし、そこに勤めている韓国人は多数。不買運動やって損するのは結局のところ韓国人でしょ。

             

            我々が若い頃にも韓国で日本製品不買運動が起こっていたけど、その時に標的になって焼かれていたのは専らマイルドセブンだったですな、当時の方がまだ彼らには多少の“良識”があったようです。韓国人はどんどん退歩して醜くなってゆくばかり。

             

            現在のような韓国人にしてしまったのには、もちろん日本人の責任も大きいですな、日本人と言うより日本の馬鹿な政治家・・・とりあえず謝っとけと、韓国に対して意味不明の謝罪を繰り返して現在に大きな禍根を残した宮澤喜一や河野洋平、村山富一。それに、『貴方は大統領、私は首相だから』と馬鹿な遜りして臣下の礼を取って金泳三をつけ上がらせた橋本龍太郎。彼らは日韓関係にとってホント不要な存在でしかなかったですな。彼らがいたからこそ日韓の現在の問題が発生したと言っても過言ではないでしょう。

             

            そういう意味からも、今回の日本政府の措置は今後の日韓関係にとって必要欠くべからざるもの、、日韓関係に未来があればの話ですけどね。

             

            それにしても、一般の韓国人は、何故に日本が今回の措置に至ったか、考えてもみないのですかね、非常に不可思議でございますな。何もなしでこんなことになる訳ないのにね。原因を少しでも推測すれば良いのに、先頭切って過激な不買運動やったり、暴力的に日本の領事館に侵入して抗議したりというのは大学生たち。日頃の反日教育の賜物とさぞや文大統領は喜んでいるだろうけど、様ざまな事実や世の中の多様性を学ぶべき若者たちが、外交や貿易の問題点の根本を綿密に検証することもなく、幼稚で短絡的で衝動的な行動をするということは、誠に悲しむべきことであり国の将来に大きな不安を残すことであると、どうして韓国の“大人”たちは憂慮しないのですかね。

            こんなことが続くのは亡国の予兆でしかないですよ、、、

            と、こんなところで一生懸命に言っていても、『もっともなご意見』と言ってくれる韓国人はおりませんな。

             

            恐らく文政権は自らの過ちを認めることなく、日本に相変わらず謝罪を求め続け、今回の措置の撤回を求め続け、日本人を一段とウンザリさせるような反日を続けて、政権が終焉を迎えるまで一連の馬鹿騒ぎを継続することでありましょう・・・

            そしてどうなる??

            文大統領の思惑通り行けば、韓国は北に吸収合併され、韓国民は北の人たちのように貧しい生活を送るようになる。

            そうなってしまって後に文大統領を支持していたことを大きく後悔しても遅いのにね。反日をやればやるほど政権の支持率が上がるという現象。救い難いですな。歴史ではメシは食えんというのが分からんのかなぁ〜。俺たちはもうどうでもよろしい、勝手にやってなさい。

             

            さて、ホンマに日本人というのはお人好しが多いですからね、外国人との関係において不要な問題を抱えることがしばしば。それに、とかく日本人は、外国人に甘いし、語学が苦手ですから、外国人に対して言いたいことの3分の1も言えてないのではないですかな。我らがダイヤモンドの世界も例外ではないけど、UKI氏は日頃どんな風に外国人たちと付き合っているか、、ちょうど良い機会ですので、ご覧いただきたいと思います・・・

             

             

            先週の土曜の夕刻でございました。

            休みなしとは言え、土曜の午後はやはりノンビリと過ごしているUKI氏、そんな折に海外から電話が掛かってきたら、やはり『あ〜、もう面倒な』となる気持ちは抑えられません。なかなか『ハイ!』と元気良くとは行きませんな、『ファい〜』という感じ。

            用件は、先日届いた商品について。まだ買うかどうか決めてないけど、ちょっと高い物、かなり高い物、メチャクチャ高い物、という構成でね、これは価格帯のことではなくて、相場から考えて高いという意味です、念のため。

            それで、まるで気合いが入らないし、あまり買う気になれない。メチャクチャ高い商品を例に挙げて、『お前なあ、仕入れ原価の3倍の値段付けて送って来るなよ』と文句を言ってやったのですね。

            もちろん、相手は大きく反発する。声もお互いに大きくなってくる。

            『とにかく信じれんわ!』と言ってやったら、

            いつもの調子で相手の弁解が始まったのでした〜

             

            『海外相場は高騰している、安い物はない、、云々、俺は毎日一生懸命に働き続けている、、云々、俺には体は二つない、、云々、、、』・・・

             

            これまで皆さん方、多くの方から“仏のUKI”と言われてきましたが、

            いくら“生き仏様”と言われましてもね、

            仏の顔も三度まで、なんていう諺がありますからね、

            何度も何度も同じことを聞かされて“耳タコ”や!

            ええ加減にせんかい!!

             となりまして、

            Don’t say stupid things!』と言ってやったのですね。

            Stupidの訳語は、「愚かな」「くだらん」「つまらん」とかってことでありましょうか、いずれにしても、かなりnegativeな英単語。

            仏のUKIとて、こんな単語使って強く言われたら相当怒るだろうと、容易に想像つきます、、

            でも、言ってしまった〜

            相手は当然怒る、また何やら叫んでいる・・・

            こうなってきますとね、相手が何を言ってるのかなんてお互いどうでも良い訳で、適当にがなり立てているだけ。しかし、ウッキーの場合、残念ながらボキャが不足。こうなったらも手段は一つしかない。

            ガシャーン!と受話器を叩きつけてFinish

             

            あ〜あ、って感じ。

            もちろん後悔しましたよ、これで取引終わるかも、とも考えましたしね、まあそれならそれで、そこまでの関係やった訳やらから、、しかし、ウッキーとは取引続けた方が相手にとってもメリットが多いと思うし、、etc・・・

             

            考えても仕方ない、

            とりあえず寝まして、翌日曜日、一昨日の朝のこと。

            メールを見ましたら、やはり来てる来てる、喧嘩相手から。

            以下が、その主要部分・・・

             

            Thank you for being so kind and helpful when I am just trying to get some prices information From you and , at which prices that you can sell the goods but instead of that you were just insulting me , which is completely disrespectful and besides you hang up the phone , what kind of behavior is this !! 

             

            ―大変ご親切にありがとう。俺は、うちの商品が売れるかどうかとか、お前から価格の情報を得ようとしているだけなのに、お前は俺を侮辱した上に、無礼極まりなく電話を切った。なんという行為だ!!

             

            I will not tolerate this and I think an apologie From your side will not be too much to ask .

            ―お前から謝罪がなくば、絶対に許さん!

             

            To make a long story short since you were complaining and shouting to me like I killed 10 people.

             

            ―かいつまんで言えば、お前は、あたかも俺が10人殺したように俺を怒鳴りつけ、文句を言った。

             

            How can I ask you 3 times the price From my cost and hoping that you can sell with a profit , I don’t believe in miracles !!

             

            ―仕入れ原価の3倍の価格を付けて、お前が利益を取って売れると期待していると言うのか、そんなの奇跡でも有り得ない(そんな値段付ける訳ないやろ)!!』

             

             

             

            どうですか、かなり激しいでしょ、笑うでしょ。

            こんなこと初めてではないですよ、しょっちゅうではないけどね。

            その度に、UKI氏は素直に謝ってきました、“英語で戦う”のは面倒やからね、語学はあまり得意じゃないし。

             

            しかし、今回は無性に腹が立ってね、

            日本人が外国人に気使っているという“和の心”、優しい気持ちも分からずに、好きなことばかり言いおってからに、なんていう気持ちもしっかりで・・・

             

            月曜の朝に送ったUKI氏の返信メール〜

             

            I’m sorry for hanging up the phone.

            ―急に電話切ってごめんなさい。

             

            I know well that you are working very hard every day, you don’t have two bodies, prices of the goods of overseas market are not cheap, etc.

            ―アンタが毎日ハードワークしていて、身体を二つ持ってなくて、海外市場の価格が安くないこと等等は、よく分かっている。

             

            I understand those things even if you do not say.

            I’m getting tired of hearing those stories.

            ―そんなことアンタが言わなくても理解しているし、もうそんな話は聞き飽きた。

             

            We Japanese don’t like those stories so much and Japanese businessmen do not respect the people who say those stories ‘persistently’.

            ―我々日本人は、そんな話は好きじゃないし、日本のビジネスマンはそんなことを‘くどくど、しつこく’言う奴をレスペクトしない。

             

            As for the prices, I’m sometimes feeling too much although 3 times of your cost prices is not right.

            Anyway, please be more careful to put the prices.

             ―価格に関しては、(原価の3倍は言い過ぎで)正しくないけど、わしは時々非常に高いと感じている。もう少し気を付けて値段を付けてくれ。』

             

            如何でございましょう、

            感情的にならず、端的で、分かりやすい!

            と、自画自賛!

             

            ・・・・・皆さんの信頼を得るべく、UKI氏も一生懸命やってまっせ。こんなバトルを繰り返しながら。

            どうかご理解を。

             

            そしてどうなった?

            バトルに関しては、以下の返事です。

             

            『Thanks for your mail , don’t worry about it.

             

            でございました、

            今日からまた具体的な商品のお話になっております。

            デメタシ、デメタシ

             

            相手が、どんな国の人であっても同じと考えます、ユダヤ人であろうが、中国人であろうが。

            外国人に対して、気を使い過ぎるのが一番アカンね。

            言うべき時にはしっかりと言わないと。

             

            皆さんから同意いただけることと思います。

             

             

             

             

             

             

            | ukitama | - | 17:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            比喩表現
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              カラーダイヤの美しさを語る時に欠かせないのが比喩表現。

               

              比喩は、読み手に必要な情報を正確に伝達して理解を助けるためのもの、

              でありますから比喩表現は、

              “出来るだけ多くの人とイメージの共有を図りやすいもの”、

              でないといけませんね。

               

              カラーダイヤ(Colored Diamond)は別名、Fancy Color Diamondと呼ばれ、その多くの商品には、鑑定屋の『Fancy・・・・・』というグレードが付けられております。この《fancy》という英単語の意味、皆さんの耳にタコがいっぱい出来るくらいに何度も何度も申し上げてきましたから良くご存知のことと思います、、、辞書を引きますと、、

              空想、想像、夢想、根拠のない考え、気まぐれ、思いつき、好み、愛好、嗜好、etc・・・

              ・・・の訳語が出てまいります。

              であります故、カラーダイヤの比喩表現は、

              UKI氏のような書き手(売り手)個人の“気儘(きまま)で、思いつくままの、好き勝手な”もの、であって、その表現がたまたま、読み手(消費者)の共感を呼ぶようなことが起きた時に限って、商品のイメージと特性を伝達することが可能になります。

               

              そうですね、小説家と同様に、UKI氏は、対象(商品)を‘どのようなイメージで伝えたいか’ということに主眼を置きますから、必ずしも多数の支持を受けているということはないし、多くの人たちと感覚の一致があるわけではありません。それでも比喩表現は欠かせない。“美”を誰かと共有したいし、共感できる人が必ず存在すると信じているから。

               

              さて、カラーダイヤの比喩表現は、本来その色味に関してあるべきなのですけども、どうも最近、“そうではない”という気もしております。

               

              カラーダイヤの美しさは“トータルなもの”であって、

              4Cよりも、

              4Cで表現できないsomethingの方がより重要なのではと感じております。

               

              そのような思いから、カラーダイヤを喩えるとしたら、花や木々や海や空などの自然よりも、都市の姿や街の風景の方がしっくりと来るのでは、と最近感じるようになりました。

               

              日本文学にある豊潤で渋い味わいのある都市の描写を、是非ともカラーダイヤに重ねていただければと思います・・・・

               

               

              『西陣の機屋町(はたやまち)、ことに横町を、一見しただけでも、わかる通りに、零細な家庭しごとの多い機屋・・・・・・古びた瓦屋根の、深いひさしの、小家が、伏しならんでいる。二階があっても、低い。露地のような横町は、さらにごたごたして、機(はた)の音まで、薄くらがりから、聞こえるようだ。自機ではなく、賃機屋もあるのだろう。』

                   ―川端康成『古都』より―

               

              昭和30年代の京都を描いたであろう『古都』。美しい反物が織られてゆく西陣の、本当の姿なのか、それとも裏の姿なのか。昔ながらの機(はた)が織り成す見事な模様が、古びた露地の薄くらがりの中でいっそう多彩な艶を放っているような気がしますね。最初は仄かに見えて、徐々に彩度をましてゆく光沢は、その一瞬一瞬が貴重な時間に感じられます。“零細な家庭しごと”、“賃機屋もある”、というような表現からは、決して裕福ではない織り手の姿が思い浮かび、同時にそこから織られた高価な着物や帯を身に着ける華やかな女性たちの姿も。人によって“紡がれる美”のStoryを今更ながらに感じますね。

               

               

              『街は紫色の幕に覆われて冷たく静まり返っていた・・・・うなだれたまま夜明けの歓楽街を歩き始めた。』

                   ―宮本輝『道頓堀川』より―

               

              東の空が明るくなってきたものの、太陽が昇り始めるにはまだ少し間があるような時なのでしょうね。夜を染めていた様々な色あいがほぼ消えかかって、何種類かの明暗があるだけの世界、紫の幕というのはエンディングのテーマみたいなものでありましょうか。多くの男たちが経験しているであろう‘うなだれた夜明けの歓楽街’。爽快な空気や芳しい香りとは全く無縁の場末。昨夜の出来事は一体何だったのだろう、きっと夢。いや、現実のこと。

              こんなに落ち込んでいるのに、酒が抜けてしっかりと目が覚めたらまたきっと同じところに向かいたくなるに違いない、、それが自分にとって一番のFancyなのだから。

               

               

              『角々の料理屋では、植木鉢を置いた戸口から、往来傍までテーブルを据え並べ、明るい電燈の光の中をば、黒い衣服を着た給仕人が皿を持って飛廻っている、と、其処此処(そこここ)のカフェからは、ビオロンの調べや、女の歌う声が聞こえ、往来の人の雑沓に交っては、目のさめるような装いをして、媚(こび)を売る女の行きつ戻りつしている有様・・・』

                   ―永井荷風『ふらんす物語』より―

               

              レストランの外にテーブルが並んでいる風景があるのは西ヨーロッパでは5月くらいから9月くらいまでの間でしょうか、現代ではSummer Time(夏時間)の時。明るい電燈の光、という描写がありますから、夜も相当に遅い時間でありましょうね、ひょっとしたら深夜近く。

              そんな時間にウェイターが皿を持って飛びまわっている?

              もちろん。

              欧州人に現地で夕食に誘われると大変。大たいが9時ごろのスタートで、メインディッシュが出て来る頃には腹が減って会話もままならないし、既に一度は白川夜船になりかけ。『コーヒーでも』と言われてハッと気が付けば日付が変わってる!ということも珍しくなかったですな。

              『こいつら、なんでこんなに元気やねん!?』

              早寝早起きの農耕民族には全く理解不能の奴ら。

              しかし、あの妖しげな色艶、媚を売る女の姿がなければ、欧州の夏の夜はさぞやつまらないだろうと思えてくるのですね。

               

               

              『輪郭のはっきりしない、何となくわんわん吠えている様な大阪駅』

                   ―内田百痢愼段粍に捨鷦屐戮茲蝓

               

              内田百里蓮⌒石門下の作家。ですが、百里鰺名にしたのは恐らく、彼が日本で最初の“鉄道オタク”であること。『特別阿房列車』は、昭和25年に百里東京から大阪まで列車に乗るだけのための旅をした、という時の作品。新幹線で2時間半じゃないですよ、特急や急行なんて東海道には走ってないだろうし、片道十数時間でしょうか、それを単に行って帰ってきただけという。この時が初めてだったのかどうか知らないけど、とにかく、やっと着いた大阪駅が犬のようだったと。大好きな鉄道でも、長い時間乗り続けてちょっと嫌になりかけたのか?それとも、列車から降りて大阪駅の喧騒が我慢ならなかったのか?しかし“輪郭のはっきりしない”とは面白い表現ですよね。人間だろうが犬だろうが駅だろうが列車だろうが、そこにあるのに輪郭がはっきりしないなんて有り得るのか?きっと‘とらえどころのない’ということだろうと思いますね。そう、鳴くも吠えもしないのに、わんわん言ってる声が聞こえてくるような気がする、、きっと都市の喧騒のことではないのでしょう。そう言えば、そう、確かに感じることがあります、自分の中でどうにもイメージがキッチリと確定しないダイヤがある、、『キミは何や?』と問うたところで返事が戻ってくることはないし、ホント『わんわん』言うてるのですけどね、何を言ってるのだか理解不能。日本語が“乗らない”カラーダイヤと言えるのかもしれませんね。ところで、ウッキーは大阪駅が非常に苦手。行く度に迷って、ダイレクトに目的のところに行きついたことがありません。東京駅の方がまだ数段分かりやすく思います。東京の人、是非とも新大阪で降りた後は大阪駅まで来てぶらついてみて下さい、大阪人の案内なしで。きっと良い体験ができるはずですし、何か得体のしれないものに出くわすかも?!大阪駅が犬に思えたら最高??

               

               

              『あまりに整いすぎたあたりの美しさに、何かお菓子の中にでも住んでいるような、迂闊に身動きもできぬようなあやうさを感ずるのである。』

                   ―森田たま『続もめん随筆』より―

               

              この著書は読んだ訳ではなくて、この部分が取り上げられているのを見かけただけなのですが、たったこれだけの文章でありながら強く惹かれるものがあります。これはとある街の描写、その街は関西ということです。それがどこなのかはサッパリ分かりません。そんな綺麗に整ったところがあるのかな?ほんの一角、ワンブロックなのでしょうけど、ちょっと想像がつきません。また、どうして‘お菓子’なんだろうってね、思いませんか?ダイヤではダメなのか??整い過ぎて美しいのはジュエリーでしょう、ってね、言いたくなりますね。まあでも、著者の言わんとすることは分かりますね、身動きできぬような“あやうさ”、これは白眉の表現。ウッキーも時おり感じておりましたが、このような表現で“それ”を言い表すことが出来てなかったと言う。整い過ぎた美しさ、そして、あやうさ、それはラウンドよりも、変形物の世界という気がしております。そんなダイヤと出会ったならば、、お菓子の中に住んでいる気分になるのか?いや、有り得ない!

               

               

              『線路の沿うて売貸地の札を立てた広い草原が鉄橋のかかった土手際に達している。去年頃まで京成電車の往復していた線路の跡で、崩れかかった石段の上には取り払われた玉の井停車場の跡が雑草に蔽われて、此方から見ると城址のような趣をなしている。』

                   ―永井荷風『墨東奇譚』より―

               

              これは間違いなく東京か、その周辺なんでしょうね、関西人のウッキーにはまるで見当もつかんけどね。墨東ですから、隅田川の東側。これだけは分かります。荷風の戦前の作。今の東京とその周辺は大きく様変わりしていることでしょうから、このような跡を探しても恐らくは見つからないのではと推測いたしますが、ふとした誘いと言いましょうか、もののはずみで、こんなような場所に“出てしまった”という経験は誰しもお持ちではないかと。遺物を見ているのに、ひょっとしたら自分が遺物なのかもしれない、なんてね、思ったりもする。こういう場所で長く立ち止まると、色んな事が頭の中を駆け巡りますね。そんなこと今さら考えてもどうなるものでもない、ということが分かっていながらまた考える。こんな時に、カラーダイヤの一つでも手元にあれば・・・と思える瞬間ですね。過去と未来と現在のどこにも帰属していない空間のような場所、そういうところでカラーダイヤの輝きを見てみたいものですね。

               

               

               

              | ukitama | - | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              参院選
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                参院選挙、皆さんは投票に行きましたか?

                投票率5割切れ!

                何ということでありましょうね、異常だ。

                これは何とかしないといけません、消費増税よりも酷い。

                しつこく何度も書きますけども、ベルギー等は投票に行かないと罰金です、日本円にして3,000円とか4,000円取られる。こういうのも一つの方法だけど、ウッキーは、あまり選挙に行かない奴の参政権を剥奪する法律を作れば良いと思いますけどね。例えば、1回パスで『注意』、2回パスで『Yellow カード』、3回パスで『Red カード』、10年間参政権なし、というようなね。

                投票行動は権利であるけども義務、中学生や高校生にしっかりと叩き込め!と言いたい。

                 

                それにしましても盛り上がりに欠いた選挙戦でございました。この大阪の辺地には選挙カーさえも回って来ませんでしたよ〜そういうのは今日び流行らないのかもしれんけどね。

                盛り上がらなかった理由はいくつかある。第一に野党が情けないから。情けなさの上塗りで、統一候補なんぞ出すから政策に無理がある。共産党まで一緒になってやることと言ったら『反安倍、反自民』、これしかない。馬鹿なマスメディアも、統一候補の政策の無さを指摘しないし、『反安倍、反自民』だけで良いと思っている。キミたちの馬鹿さ加減にはもうウンザリ。

                流石に若い世代は鋭いですな。このあたりのことを良く分かっている。政策のない者に未来は託せない。10代から30代までの有権者は格段に野党支持が少ない。けれど、立民始め野党の馬鹿どもやクソなマスメディアは、いつまでも若者たちを『教育すべき者たち』という上から目線で、『彼らは間違っている』としか考えない。だからキミたちは若者から『保守』と言われる。日本のリベラルや社会主義共産主義では国を守れないし、メシさえも食えない。これをハッキリと認識しているのが若者たちであること、キミたち認識しなさい。

                 

                ところで、今回の選挙公示の少し前、2週間くらいの間であったでしょうか、

                ウッキーは3度も世論調査の電話を受けましたよ〜こんなことも珍しいでしょう、人によっては1度もなくて、『世論調査なんて嘘や』と言う知人もおりますから。ウッキーはこれまで合計5回の世論調査に参加しております、このうちの1度は帰省している時でね、『三重の候補者のことはよう分からん』と直ぐに電話を切りましたが。

                今年は色んな当りが・・・

                『これなら!』と、TOTO?トイレみたいやな、ちょっと違った、

                totoですな、これに何度もゼニ使っているけど、1度だけ1,500円当たっただけ。これこそ言いたい、『totoの何億ってウソやろ!』、、

                そろそろ、大金になる当りがくる頃かな??

                 

                しかし、世論調査もね、もう少し質問の仕方を練らないと。『立候補が予定されている〇〇氏の顔や人柄が思い浮かびますか?』なんて聞かれてもね、顔を知ってても人柄を知ってるなんて有り得ない。もちろん、これまでの実績から『あいつは許せん』と思っている奴はおるし、、、大阪選挙区の太田房江元知事とかね、このオバハンの顔は以前に28年も見てきたから、もうウンザリで、思い浮かぶなんて生易しいもんではない、人柄は知らんけども、大阪府の財政をメチャクチャにして10兆円からの巨額借金作った張本人んのくせに知らんふりしてまた参議院選挙に出て『インフラ重視で』なんて言うてる能天気。世論調査に『人柄』は要らんやろ。支持か不支持、強い支持か強い不支持があるだけや。

                先に行われた大阪府市長ダブル選挙では、大阪自民が自陣の選挙戦を有利に運ぶための世論調査を実施し、その出た結果に満足して自らその陥穽に嵌りこんで大敗いたしましたけども、ホンマにアホ丸出しだ、、大手マスコミの世論調査も変わらんね。もっと有権者の投票行動が素直に読み取れそうな質問事項を考えないといけません。

                 

                さて、週間予報を見ておりますと、そろそろ梅雨明けなのかなと感じるのですが、如何でありましょう〜

                 

                723日は『大暑』、

                例年は大汗かいている頃ですが、今年はまだ少し余裕があるようです。

                しかし、温室効果と言うのでしょうか、毎日曇天なのに結構暑いですね、ホントむしむし。板の間をスリッパで歩きますと、『ペタペタ』と音がしてあまり気分良くないですな。脹脛(ふくらはぎ)や膝の裏側はいつも“ネトッ”としている感じがいたしますしね、不快な毎日です、、、とは言っても、梅雨明けしたら〜・・・と考えると、もう今からウンザリ。

                 

                       夏はきぬ 相模の海の 南風に

                      わが瞳燃ゆ わがこころ燃ゆ

                         ― 吉井 勇 ―

                 

                どのあたりが相模の海なのか、厳密には分かってないのですけども、太平洋への入り口(出口?)とでも言いましょうか、広大で荒々しい大洋の始まり、みたいな印象であるのがウッキーにとっての相模の海。

                あれはもう10年以上前のことでしょうか、、小田原城の天守閣から見た海は凄い色で、

                『えっ、ホンマに?!』と感じるほどで、強く感動した覚えが・・・季節を感じたり寒暖の記憶がまるでないにも関わらず、思い返すにそれは、夏のようであり、また冬のような気もします。

                あのようなFancy Vivid Blue、群青色をもうひとつ色濃くしたような“Strong 群青”がもし、真夏に見えたとしたら、、、それはもうFantastic極まりないであろうし、また同時に大きな“怖さ”とか“畏れ”に近いものを感じるに違いない、、美しさに惹かれ誘われ、ハッと気が付けば、もう後戻りも難しいようなところまで来ている、と思うような。

                 

                この歌の作者の吉井勇(1886~1960)は、歌人であり脚本家、戦前は伯爵であったそうな。

                尤も、勇氏の爵位は彼のお祖父さん(吉井友実)から引き継いでいたもの。友実氏は薩摩藩士で、幕末維新のいくつもの激戦を先頭に立って戦い抜いた文字通り歴戦の勇士。維新の功によって伯爵になった訳です。勇氏の父親も海軍軍人。

                ところがですな、全く皮肉なことに、勇氏は病弱の劣等生。(多分、親のコネで)東京府立第一中学校(現在の都立日比谷高校)に入学したものの落第、私立校に転校しております。その後なんとか早稲田に入れてもらったのに、中退、、おいおい〜、って感じ。ほとんど取り柄のない青春時代を送ったようですが、感性だけは鋭かったのですな、学業を放り出して後、『放蕩文学』と批判を受けながらも、脚本家として脚光を浴びるようになり、耽美派の歌人、劇作家としての地位を築いたということですね。吉井の芸術家仲間は、森鴎外から石川啄木、坪内逍遥、竹久夢二、久米正雄、谷崎潤一郎、中山晋平、etc・・・と多彩。吉井は随分と長く多岐に渡って活躍したのですね〜全然知らなかった。

                 

                吉井は、早くから京都に移住して『色街への造詣』も深かったようです。

                京都市東山区には下記の歌碑があって、今でも毎年、祇園の芸舞妓たちがその歌碑に白菊を手向けて吉井を偲ぶ『かにかくに祭』が行われている・・・・・

                 

                     かにかくに祇園はこひし寝るときも

                     枕のしたを水のながるる

                 

                “かにかくに”は、とにかく何かにつけて、という意味でしょうね。

                いわゆる‘お大尽’、相当に遊んだに違いないけど、年中行事となるほどのイベントが今でも残っているほど祇園の芸舞妓に愛されたということですな、羨ましい限り〜

                 

                しかし、熱い夏の太陽がカッと刺す紺碧の海、雄大な情景の『相模の海』の歌と、おぼろ月夜に三味線の音色が聞こえてきそうな『祇園』の歌、

                どう見ても同一人物の作とは思えまへんな。

                Fancy Vivid Blueから、Fancy Purplish Pinkまで、吉井氏の魅力は変幻自在か!?

                 

                      白き手がつと現れて蝋燭(らふそく)の

                      心(しん)を切るこそ艶めかしけれ

                 

                このような耽美の世界、ベッピンさんがすぐそばにいるような気がする歌があり、また酒の歌があり、吉井勇の歌は多彩なカラーダイヤのラインナップを見ているような喜びがありますね。

                また折りを見てここで楽しんでみたいと思います。

                 

                 

                 

                 

                | ukitama | - | 16:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                Argyle, July 2019 - 4
                0

                  LIFE AFTER ARGYLE

                  Argyleの後の人生)

                   

                  The future of the mine site is still up in the air with a closure feasibility study currently under way, but Soirat has revealed people are interested and he suggested the camp and airport facilities were attractive prospects in such a beautiful part of the country.

                   

                  Argyle鉱山用地の将来は宙に浮いたままで、現在のところ閉鎖事前調査中であるが、Soirat氏は、人々がそこに興味を持っていることを明らかにし、基地や空港施設がそのような美しいところにあるということで非常に魅力的であると示唆した。

                   

                  "Look at this pristine environment, it's an incredibly beautiful environment, there is an airport and there is a good camp so maybe some people want to do something with this," he said.

                   "We're looking at different options.

                   

                  ―『この無垢の環境。信じられないほど美しい環境だ。ここには空港があり、良い基地があるから、人々はここで何かをしたくなるし、我々には様々な選択肢がある。』と彼は述べた。

                   

                  "The whole process of dismantling the equipment and cleaning it will take time.

                  "It's years before that can happen but already some people have expressed interest in using the site for other purposes."

                   

                  ―『不要な建築物や物の解体や撤去、環境の清掃や整備の工程には時間が掛かり、まだそれを始める何年も前という段階ではあるが、既に幾人かの人が鉱山用地を他の何かの目的のために使用することに興味があると表明している。』

                   

                  Soirat said rehabilitation could take from five to 10 years and while they didn't have a dollar figure yet, it would be paid for out of Rio Tinto's A$10 billion (NZ$10.5 billion) rehabilitation fund.

                   

                  Soirat氏によると、鉱山用地の復興、再建には5年から10年掛かり、まだ予算も決まってはいないが、それには、Rio Tinto の復興再建基金から100億オーストラリアドル(105NZドル、約7,600億円)が支払われることになっている。

                   

                  Rio Tinto Australia managing director Joanne Farrell said there were two big stakeholders at the table in the closure discussions, traditional owners and regulators.

                   

                  Rio Tinto Australiaの社長Joanne Farrell氏は、Argyle閉鎖会議のテーブルには、伝統的な所有者と監査機関という二つの大きな利害関係者が出席したと語った。

                   

                  "Traditional owners are firmly at the table in terms of what some of the decisions to be put forward to the regulator are in terms of final land form and final land use," she said.

                   

                  ―『監査機関に出されるといういくつかの決定は、最終的な土地形態と最終的な土地利用に関してであるが、それらについては伝統的な所有者たちはしっかりとテーブルに着いている。』と彼女は言う。

                   

                  "They've got some ideas of what they might do in terms of the pastoral lease or the like."

                   

                  ―『彼らは、牧歌的な賃貸契約等をするかもしれないというような考えを持っている。』

                   

                   

                  Many employees of Rio Tinto's 450-strong Argyle workforce will likely find their way into Rio Tinto's iron ore business, but the company is also offering to pay for training for career changes and is offering redundancies.

                   

                  Rio TintoArgyleに従事する450名を超える従業員の多くは、Rio Tintoの鉄鉱石部門に新たな働き場所を見つけることになるであろうが、同社はまた、従業員に対して転職のための訓練に掛かる費用を負担することを提案して余剰人員を解雇しようとしている。

                   

                      ― 了 ―

                   

                   

                  ・・・・・・・・

                   

                  いよいよ最終盤のArgyle、鉱山跡地の利用についてやら、従業員の今後まで話が及んできましたね。

                  投資家、株主というような観点から見ても、Argyleはその役割を終え、既に歴史となりつつあります。

                  Argyleに代わるところもなさそうで、ピンクダイヤを始めとするカラーダイヤ全般は今後ますます貴重品となるに違いありません。

                   

                  過去の“お買い物”はもちろんのこと、今後に購入する商品に関してもその価値は・・・・・

                   

                  Go up and up』間違いありません!!

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  | ukitama | - | 13:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  Argyle, July 2019 - 3
                  0

                    Kimberley Fine Diamonds is based in Kununrra and has featured Argyle diamonds in its shops since opening in 1991.

                     

                    Owner Frauke Bolten-Boshammer said she saw the potential in the pink diamonds from the beginning and has a ring featuring two small specimens valued at A$10,000 10 years ago that recently hit A$50,000.

                     

                    ―Kununrraを拠点とするKimberley Fine Diamonds社は、1991年のオープン以来、Argyle産のダイヤモンドを販売している。

                    オーナーのFrauke Bolten-Boshammer氏は、最初からピンクダイヤの大いなる可能性を見ていたと言う。彼女は、10年前に10,000オーストラリアドルと評価された小さなピンクダイヤのサンプル・リングを保有しているが、それは最近、50,000オーストラリアドルの値を付けた。

                     

                    "[After the mine closes] the value maybe won't skyrocket but they will go up and up," she said.

                     

                    ―Argyle鉱山の閉鎖の後、ピンクダイヤの価値は、打ち上げ花火のようにとは行かないかもしれないが、

                    『Go up and up』と彼女は言った。

                     

                     

                    DIAMONDS NOT BRIGHT IN OZ

                    (オーストラリアでは、ダイヤモンドは明るくない)

                     

                    The possibility of a new Argyle in Australia is unlikely.

                     

                    Soirat said there was lots of activity in Canada, but they were not exploring in Australia and hadn't found any acquisition opportunities.

                     

                    ―オーストラリアでの新しいArgyleの可能性は低い。Soirat氏は、カナダでは多くの活発な動きがあったが、オーストラリアでは調査しておらず、また、利権獲得の機会もなかったと述べた。

                     

                    "No exploration in Australia, not for diamonds. Our team doesn't think it's the highest priority," he said.

                     

                    オーストラリアでのダイヤモンドの探査はないし、我々のチームはそれが最優先とは考えてはいないと彼は言う。

                     

                    "We are always looking actively all over the world but ultimately the rationale in diamonds is exactly the same as any other commodity, it's value over volume so if you're thinking in terms of potential mergers and acquisitions, ultimately Rio Tinto [will explore that] if it will create value for the shareholders."

                     

                    ―我々は世界中で積極的に活動を行っているが、結局、ダイヤモンドの理論的解釈は他の商品と全く同じだ。量を上回る価値だ、もし貴方が将来的に大きな可能性を秘めた企業の吸収や買収に関して考えているならば。

                    究極的にRio Tintoということになれば、それは株主の利益を創造できるという意味である。

                     

                    Rio Tinto isn't afraid of divestment, as it demonstrated last year by offloading its coal arm, but diamonds look to have some staying power.

                     

                    ―Rio Tintoは昨年、石炭部門の負担を軽減したことから、投資の引き上げを恐れてはいない。ダイヤモンドにはある程度の持続力があるようだ。

                     

                    Soirat said while diamonds weren't a big part of the company's portfolio it was very profitable and mining techniques were similar to copper, which allowed them to experiment.

                    "If you think value over volume it's a big tick," he said.

                     

                    ―『ダイヤモンドは、Rio Tinto社のポートフォリオの大きな部分ではないが、非常に収益性が高く、掘削技術が銅に似ていたため、実験が可能であったのだ。量よりも価値が大きいと考えるなら、それは大きなチェックポイントである。』とSoirat氏は語った。

                     

                      ― 続く ―

                     

                     

                     

                     

                     

                    | ukitama | - | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    Argyle, July 2019 - 2
                    0

                      Rio Tinto Copper and Diamonds chief executive Arnaud Soirat said typically pink diamonds of the best quality such as Argyle's would fetch several million dollars per carat and the commodity, while notoriously hard to pin down on price, had fared better than the stock market.

                       

                      ―Rio Tinto Copper and Diamonds社のCEOであるArnaud Soirat氏は言う、『Argyleもの最高品質のピンクダイヤは、価格を決めるのは非常に難しいが、1カラットあたり数百万ドル稼ぐ。これは株式市場より悪くない。』

                       

                      "If you look at the evolution of the price over the past 20 years the price has increased by 500 per cent.

                       

                      ―『過去20年間の価格の推移を見ると、500%の上昇である。』

                       

                      "Every year the price increases by a double digit number, if you compare that to the stock market that's significantly higher."

                       

                      ―『ピンクダイヤは、毎年2桁の数字で表される価格の上昇であり、株式市場の上昇を大幅に上回っている。』

                       

                      Anna Cisecki is the executive director at diamond investment firm Australian Diamond Portfolio and said coloured diamonds were the ultimate needles in the haystack yielding long-term returns in excess of 10 per cent per annum.

                       

                      ―ダイヤモンド投資会社の専務取締役であるAnna Ciseckiは、カラーダイヤモンドは、長期にわたって年率10%の収益を上げた“大きな干し草の中の究極の針”であると言った。

                       

                      "As the haystack shuts down, so too will the supply of new rare coloured diamonds to the market; specifically the pink, red, and violet diamonds," she said.

                       

                      ―『大きな干し草の山が閉じられることになり、希少なカラーダイヤの新たな供給も閉じられることになる。Pink, Red, Violetは特に。』

                       

                      "The implications for investment are significant.”

                      "Our expectation is that the closure of the Argyle Mine will add upside pressure to the prices of existing rare pink diamonds.

                       

                      Argyle鉱山の閉山による我々の投資への影響は甚大である。閉山によって、既存のピンクダイヤの価格が大きく上昇することが予想されている。

                       

                      "Nowhere else in the world can you find pink diamonds with such character, depth of colour, and vibrance of tone as those from the Argyle mine.

                       

                      Argyleもののような特性を持つピンクダイヤ、即ち、色の濃さや鮮やかさをもつ物は他では見られない。

                       

                      "Even if a significant new mine were to be discovered in the near future, it would still take a minimum 10 to 15 years from the discovery phase to reach the commercial stage of selling diamonds to consumers."

                       

                      たとえ近い将来、新たに大きな鉱山が発見されたとしても、発見から商業化にこぎ着け、消費者に販売に至るまでは最低でも10年から15年は要する。

                       

                            ― 続く ―

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      | ukitama | - | 05:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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